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2 月 16, 2012

Ooyalaが日本語のできるテクニカルサポート募集中

Ooyalaの人からLinkedInで依頼が来たので掲載します。勤務地Mountain View。

Technical Support Specialists are the face of Ooyala. They are the first people our customers turn to when things are not going as well as they should. The way we handle these calls for help is the most important factor in helping our customers be successful, satisfied, and happy. Being a great support specialist is about realizing the critical importance of the act of helping customers. It’s about navigating our systems and databases and finding a solution that works. It’s about knowing how to isolate issues and engage the right engineering team. It’s about working with engineers and account managers to create a great customer experience that sets us apart. As a Technical Support Specialist for Japan you will be serving our partners and customers in Japan. 

If you're interested in learning more about this opportunity, please send me a copy of your resume toangela.dibono@ooyala.com 

Thank you in advance for your time and consideration. 

Angela DiBono 
angela.dibono@ooyala.com

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2 月 14, 2012

Linsanityと宗教とNBA給料

ここ1週間ほどの大きな話題はJeremy Lin。

シリコンバレーはPalo Alto出身で、ハーバード大学卒、台湾系NBA選手。ハーバード出身のNBA選手は60年ぶり、アジア系選手はNBA史上数名しかいない、というだけでも珍しい。

その上、大学進学時にはバスケ奨学金はもらえず、プロになるときはドラフトされず、やっと入ったチームもすぐにクビ、次のチームもクビ、なんと1年で2チームを首になり、3つ目もあと数日でクビになりそうだった、という見事な下積みキャリアであった。

ところが、先週になって突然大活躍しだし、連日NBAの記録に残る実績をあげ、Kobe Bryant属するLakersとの試合でも、Kobe Bryantより点を入れてチームを勝利に導く。NBA史上、ここまで無名な人がここまで急激に活躍することはかつてないっ、ありえないっ、ということで、ラストネームのLinとinsanityを掛けて、Linsanityという造語ができた。

insanityは狂気という意味ですが、insane=良い意味でスゴイ、とスラング的に使われることもある。「ちょースゲー」みたいな。

所属先のチームがあるニューヨークは大興奮、出身地のシリコンバレーも大興奮、全米のアジア系コミュニティも大興奮・・・・である。

テクノロジーメディアのAllThingsDも、「スポーツになんかカケラも興味ない読者用、3分でわかるJeremy Lin(とは言っていないが)」的な記事を出すほど。

一応、ハーバードのバスケチームでは、「大学の歴史上No.1の選手」とまで言われてたらしいですけど、ハーバードじゃねぇ・・・・・(すまん、ハーバード)。当時のコーチすら「まさかNBAで活躍するレベルだったとは」と唖然としているらしい。

というわけで、一躍ヒーローになったJeremy Lin。New York Timesの日曜版など、2面の殆どを彼に割くほどの入れ込みよう。しかし、何分にもこれまで誰にも注目されていなかったので、ニュースネタがないらしく、紙面を埋めるために、「ハーバード出身の中国系ライター」とかが駆り出されておりました。きっと「お前、似たバックグランドじゃん。なんか書け」とか言われたのではないかと妄想。

そして、そのニュースを読んで、ふむ、と思ったことの一つが、Jeremy Linが敬虔なクリスチャンであること。高校生の時も、友達が遊んでる金曜の夜、彼は子供たちに聖書を教えてたそうです。偉すぎ。

大学進学時にはスカウトから見放され、プロになっても数カ月ごとにクビになり続けるという辛いバスケ人生も、聖書の言葉を心でつぶやいてがんばった、と。

最後は、「誰かに自分を認めさせよう」と思うことをやめ、出来る限りの努力をしたら、そのあとは神のおぼしめすままにプレーすることにした・・・そうです。宗教ってこういう時強いですよね。残念ながら私は神を信じることはできないのだが、神様抜きでこういう心境にはなれるよう日々是精進。

あと、もうひとつ、ニュースを読んで、ふむ、と思ったのが、NBAの給料って高いんだなぁ、ということ。クビになり続けるレベルでも、年俸50~80万ドルくらいだったらしい。(4~6千万円)。スポーツ選手ってトップ選手以外は薄給なのかと思ってました。こんなにもらえるんだったら、数年トライして、だめだったらビジネススクールでもいけば、その後のキャリアはとりあえずよりどりみどりだし、あまり失うもの無いですねぇ。ハーバード卒のNBA選手が入れないビジネススクールはないと思われ。

・・・もちろん、これまで中々バスケで認めてもらえなかった本人は極めて辛かったと思うし、その中で黙々と努力してきたのは偉い。その辛さ・偉さを割り引くわけではありません。そもそも、NBA入れないですよね、普通。

私は自分が運動ダメなんで、運動神経ある人は無条件に尊敬しております。はい。

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2 月 09, 2012

ベンチャー投資におけるバリュエーションの隠し玉:ストックオプションプール

Facebook上場で1000人超のミリオネアが誕生するかも、、、と書きましたが、それはもちろん、みんなストックオプションをもらっているから。

(最近新しく雇用した人については、Facebookは、オプションではなくrestricted stock=制限付き生株を出しているらしいですが)。

して、このストックオプションが、ベンチャー増資において、正味のバリュエーションを引き下げる方向に働くというお話です。ものすごくテクニカルな話なので、興味のある方だけ読んで下さい。

ベンチャー投資におけるバリュエーションと株数計算の基本

オプションの話の前に、まず、ベンチャー投資においてバリュエーションがどう使われるか簡単におさらい。

バリュエーションは、

「pre-money $8M、post-money $10M」

といった言い方をする。(M=million)。

これは、

「投資前の会社の価値が8百万ドルで、(それに2百万ドルの"money"を投資する結果)、投資直後の会社の価値は1000万ドル」

ということ。

投資家に渡す株の数を計算する時大事なのは、pre-money $8Mの方。まず、投資を受ける前に発行していた株式数とpre-moneyで一株の値段を計算する。800万(8M)株を既に発行していたとしたら、それが$8Mの価値があるということになるので、

会社の価値$8M÷8M株=$1/株

で、一株の価値は$1。

ということは、$2Mの投資は

$2M ÷ $1/株 =2M株

ということで、投資家に2M株を渡すことになる。

ここまではえらくシンプルですね。

ストックオプションプールが入る場合のバリュエーション

投資を受ける場合は、まずterm sheetというのをもらうことになる。本チャンの契約書は付随契約や添付書類なども含めると100枚近い(もっとあるかも)長大なものなので、まずは骨子となる事項だけ合意するためのものがterm sheet。通常数枚。

で、そこに、pre-money valuation $8Mと書いてある。

簡易化のためファウンダーは一人で、その人が持っている8M株がこれまでに発行した株の全てだとすると、800万株が800万ドルで

「なるほど、一株1ドルか」

と思うわけです。

しかし、よーく見ると、term sheetに

「一株の値段は$0.875」

との爆弾発言が。

目を皿のようにして読むと、

「$8Mのpre-money valutaionは、投資後の総株式の10%をストックオプションプールとして設定するとして、そのオプションプールを含んだものが対象となる」

と書いてある。

ややこしいのだが、つまり、

「投資を受けたんだから、この先たくさん雇うでしょ?その人たちに出すオプションの分の株は、オプションプールという名前で先に確保した上で、うちらの投資を受けてね」

と投資家が言っているのである。

「それがどうした」

と思うかもしれないが、これが結構バリュエーションに効いてくるのです。

上の例で言うと、post-money 1000万ドルの価値のうち、10%分はストックオプションプール分に割り当てられることになるので、ファウンダーの持分800万株のトータルの価値は、実質、pre-moneyの800万ドルから100万ドル引いた700万ドルしかない。すると、一株の価値は

700万ドル ÷ 800万株 = $0.875/株

200万ドル投資を受けるとなると

200万ドル ÷ $0.875 = 2,285,714株

となって、ストックオプションプールがない場合より、30万株近く余計に渡すことになる。

汎用性のある式にすると、ストックオプションを含まない実質のpre-money valuationは

post-money valuation × ((pre-money valuation)/(post-money valuation)-stock option pool %)

となるわけですね。(めんどくさ)。

昨今は、こういう「ストックオプションプールをpre-moneyの計算に入れるので、実質のpre-moneyは下がっちゃう」という投資契約が普通になってしまったので仕方ないのだが、なんとなく

「えー、でもpre-money $8Mって言ったじゃん」

という文句の一つも言いたくなるところ。月々30ドルポッキリだと思って電話の契約をしたのに、最初の請求書を見たら、いろいろな諸経費が乗って40ドルになっていた的な騙された感がなきにしもあらず。

ですので、term sheetをもらったら、option poolがpre-moneyの計算に入っているのか、入っている場合、指定されたoption poolは、10%なのか15%なのか20%なのか、よーく見て、頑張って下げるべくネゴしましょう。(10%以下にするのは難しいと思いますが)。

先々オプションが余計に必要になったら結局オプションプールを積み増すことになるが、その場合は投資家も痛み分けとなります。(もう投資しちゃった分に関しては株価を下げられないので)。

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2 月 08, 2012

シリコンバレーのITセクターは去年1年で5.9%雇用増

だそうです。サンノゼマーキュリーの朝刊より。

この記事、オンラインバージョンのタイトルは

Silicon Valley job growth sizzles in 2011, but new report also issues warnings

「シリコンバレーの2011年雇用拡大は好調、しかし調査レポートは問題点も指摘」

で、紙バージョンは

Silicon Valley job growth saw fivefold surge in 2011

「シリコンバレーの2011年の雇用増は5倍に」

がメインタイトルで、サブが

But tech recoverty is leaving broad sectors of the economy far behind

「リカバリーはテクノロジーセクターのみで、残りの産業は低迷」

オンラインのタイトルはは、紙バージョンのタイトル+サブタイトルのサマリーになってますね。IT系が5.9%雇用増した一方で、non technology manufacturingは13.1%雇用減。(非技術製造業?多分、高度な技術がいらない製造業、ということかと思うのですがご存知の方がいたら教えて下さい。)

いずれにせよ、景気がいいのか悪いかわからないシリコンバレーで書いた「吹雪の中で露天風呂」状態は数字にも現れているということで。

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2 月 02, 2012

景気がいいのか悪いのかわからないシリコンバレーの今日この頃

シリコンバレーのITベンチャーとばかり話していると、なんだかとっても景気が良い感じ。

周りのニュースも、FacebookがIPOとか、そのおまけでFacebookのオフィスの壁に絵を描いたグラフィティアーティストもストックオプションで2億ドル超すかもとか、ベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitzのファンドに15億ドル集まったとか。

(Andreessenは、ネットスケープファウンダーのMarc Andreessen。2009年からVC業に。既に12億ドル集めてるので、今回でファンド総額は27億ドルに到達。27億ドルって、2000億円。それって日本の海苔産業の3年分(生産者ベース)。しかも、「これまでに調達した12億ドルはほとんど使っちゃった」そうです by Wall Street Journal。)

FacebookのIPOでは、千人近いミリオネアが新たに誕生すると推定され、東海岸の富裕層向け資産管理会社がシリコンバレー支店を設立、常時破産中のカリフォルニア州の財政も相当潤うとトラタヌ状態。FacebookのIPOを見越して、住宅の相場まであがってきている。(これは、実はプライベート市場で既にストックオプションをキャッシュアウトしてお金持ちになっているFacebookやらTwitterやらの従業員が結構いるからとも思われますが。)

しかし、その一方で、先週末、Palo Altoのお隣にあるStanford Shopping Centerに行ったら、閉店してしまったお店の多いこと・・・(注:当社比。Stanford Shopping Centerは非常に活気あり、空室率は低いのが通常なので、あちこちに空き店舗があると目立つだけで、「がらんどう」という感じでは全くありません)。「素敵なお店がComing Soon」みたいな看板で囲ってあるけど、どのテナントが入るかわかっていたら、そのテナントの名前を書くはず。Stanford Shopping Center的にはかなり厳しい状況と思われ。長らく店を構えていたカルチェまで退居していたのには驚いたですよ。まぁ、Facebookの社員は、たとえお金持ちになってもカルチェ買わなそうだけど。

閉店したお店の一つはHlaskaYouTubeファウンダーのChad Hurleyが始めた鞄と洋服のお店。結構素敵なんだけど、イマイチ買うものがない・・・という微妙な感じで、先々を危ぶむこと幾星霜、ついに、3店舗あったうち、サンフランシスコ本店のみ残して閉鎖に。

うーむ、外の世界は不景気なんだなぁ。なんだかとても不思議な感じ。例えて言えば、吹雪の中で露天風呂に浸かっているイメージでしょうか。

一応、Stanford Shopping Centerで巨大な店舗を準備中な会社もあって、それは、マイクロソフトなり。 こじんまりしたApple Storeのすぐ横に開店準備中でございました。

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2 月 01, 2012

起業のバイブルThe Lean Startupの要点だけを英語のまま3時間で読む

ご無沙汰しております。いやー、書き癖を失ってしまいました。が、ここ数ヶ月、自分の書く日本語が目に見えて衰えている(後で読み返すと、誤字脱字、論旨の飛躍が多い)ので、ここは奮起してブログ復活です。

さて、The Lean Startup、知っていますか。Eric Riesという人が書いた本ですが、最近の起業のエッセンスが詰まっていて、これからIT系で起業する人、今まさに起業中の人は、絶対読むべき。「不確実な状況の中で事業を始める際に、いかに科学的に成功確率を上げるか」という方法論です。

「シリコンバレーで最近流行っているのは何ですか」とよく日本の人に聞かれるのですが、ここ半年くらいは、「lean startupの考え方」と答えたりしてます。(本当は、「日本みたいに何かが流行ったりしない」と答えたいところですが、そう言ったらかわいげがないので・・・w)。

今のところ英語版しかなく、日本語版は、5月ごろ出る予定らしいのですが、それまで待てない、「ただいま起業中」という人用に、以下「3時間で、IT系で起業する人にとって大事なことだけを読む方法」です。

1.準備

1)The Lean Startupを買う。Kindleでダウンロードしても良いし、Amazonでオーダーしても可。

2)audible.comで、オーディオブック版をダウンロード。(Kindleでダウンロードすると、読み上げ機能もあるが、やはりロボットぼくて、やや聞きにくいので、実際に人間が読んでいるaudibleの音声をお勧め。Audibleのは、筆者のEric Ries本人が朗読しているし。)

なぜ音声版が必要かというと言うと、普通の日本人の英語力だと、文字を追って読むより、音声で聞くスピードの方が早いから。強制的に耳から音を入れながら、目で文字面を追っていくことで読むスピードが上げられます。「英語の長い文章が読めない」という人には、飽きにくい、という効果も。なお、Eric Ries、結構ゆっくり目に読んでいるので、速度を上げて聞いてもOK。

2.「起業の初期」に重要な章だけを読む

以下で指定する章を読む(+audibleで聞く)。それぞれ質問を書いたので、これの答えを探しながら読む(聞く)。

3. Learn(必読)

概要:

ベンチャーは「勉強になった」「いい経験だった」などといって自己満足していてはダメ。きちんとビジネスの次の展開につながる「ラーニング」が必要。

質問:
- validated learningとは何か?
- value-creatingとwasteなeffortは何が違うのか?

4. Experiment(特に最初の2ページは必読)

概要:

仮説なき試行は愚行。

質問:
- Just Do Itはどうしてダメか?
- break it downとは?

5. Leap

概要:

初期のベンチャーは最重要仮説の検証にフォーカスせよ。

質問:

- assumptionとは?
- get out of the buildingとは?
- customer archetype とは?
- just-do-itとparalysisとは?

6. Test(必読)

概要:

検証はMVPで行う。

質問:
- MVPとは
- なぜ「とりあえず製品開発」してはいけないのか
- Aardvarkがしたこととは?

8. Pivot

概要:

うまく行かないときは素早く方向転換を。

質問:
- @2govはどういう頻度でpivotしていったか
- 以下それぞれのpivotはどういうものか
-- zoom-in pivot
-- zoom-out pivot
-- customer segment pivot
-- customer need pivot
-- platform pivot
-- business architecture pivot
-- value capture pivot
-- engine of growth pivot
-- channel pivot
-- technology pivot

(上記のpivotの種類が、「方向転換=pivot」をしなければならない時に、「こういう変え方もある、ああいう変え方もある」というアイデアのネタ出しに役立つと思われ。)

+++

これだけだったら、3時間くらいで聞き終わるんじゃないかと思います。これでもつらい人は、上記で「必読」と書かれている所だけでもどうぞ

また、もうちょっと読みたい人は、以下も読むとよろしいかと思います。

7章 Measure

- innovation accountingとは?
- ビジネスプランに仮定がたくさんあるとき、どの仮定から検証すべきか?
- cohort analysisとは?

9章 Batch

- small batchのメリットは何か?
- 起業におけるsmall batchとは?

10章 Grow

- paid, viral, stickyの3つのengine of growthは、それぞれどんなものか

+++

いや、しかし、この本すごく濃い。雑誌の記事一本の内容を薄くのばして一冊にしたような本とは大違いですので、もちろん、上記の章以外も全部読めるなら、是非読まれるのがよいと思います。それなりのサイズになったビジネスをさらに大きくするとか、大企業の中のプロジェクトを発足させるなど、てんこ盛りなり。例で出てくる話も面白いですよ。

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