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11 月 11, 2011

スタートアップからのシリコンバレー進出 4:現地での優秀な人材の雇用

一昨日、大統領候補のRick Perryがテレビの公開討論で「大統領になったら3つの政府機関を廃止する」と言いながら、3つ目がなんだか忘れて言えなかった、、、という気の毒な出来事があったのだが、それではっと思い出したのが自分のブログ。シリコンバレーで成功するために鍵となることは3つある、と書いてこれこれのまだ二つしか書いてませんでした。すみません。

というわけで、今回は「現地での優秀な人材の雇用」について。

よい人材を採ろうと思ったら、極論すると二つしか方法はない。

一つは、未上場の状態でストックオプションを出すこと。

もう一つは、既にそれなりの規模になっている会社を買うこと。

後者はそれなりに自分の会社の規模が大きくなってからでないとできないので、「スタートアップからのシリコンバレー進出」というテーマとはちょっとずれる。なので、今回はストックオプションの重要性について。

シリコンバレーで働くテクノロジー系人材は、ほとんどが「一山あてたい」と思っている。

「ひとやま」の目標額は人それぞれだと思うが、「それで裕福な引退生活が送れるくらい」というのが最低限の夢では。

そういう額を「あてる」ためには、基本は未上場企業の株が必要。

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日本から来る経営側/人材を採る側の方々と話すと、いつもここの認識がずれてるなぁ、と思う。

シリコンバレーのアントレプレナーたちが「世界を変える夢が大事」的なステキなことをナイスな説得力をもって語りまくるから、「夢があれば、ひとやまはなくてもいいのね」と思ってしまう気持ちはわかる。

が、しかし、「ひとやま」は「世界を変える夢についてくる」のが大前提なのであった。

もちろん、中には「貨幣経済は汚い」みたいな発想のアナーキーな人たちもいる。が、そういう人たちはそういう人たちで、普通に社員として雇うのは大変です。

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じゃぁ、たくさん給料を出せばいいのか、というと、一概にそういうものでもないんですよねぇ・・・・。

まず、ストックオプションというアップサイドがないことが前提の給料を本当に出せる会社は少ないと思う。トップの一人には年俸で2−3000万円出す覚悟をしている、という方には時々会うのだが、その下で働く人たちにも高給を出さないといけない覚悟までしてることは少ない。

特に最初の数名は鍵なので、その人たちはかなーり優秀でないと組織が立ち上がらない。全員にキャッシュで高給を払っていくのは結構体力がいります。

・・・だし、ストックオプションは、「将来大きく成功する可能性がある」という可能性を体現したもの、なのだ。「会社の人材/事業には魅力を感じないが、ストックオプションくれるから就職する」という人はいない。(そのストックオプションは紙切れでしかない。)

「将来性」が感じられ、しかも、その夢が実現したときに自分も富をシェアできる、と感じられるのが「ストックオプション」。ストックオプションがある、しかもそれに魅力がある、というのは「その会社に魅力がある」ということと同義でもある。

  • 注:なのでエグジットするつもりもないのにオプションを出すのは意味がないし、説得力がありません。日本の親会社の100%子会社をアメリカに作って、子会社のストックオプションを出すとかも意味なし。

で、そのオプションですが、社員から見ると、できればアメリカで登記した会社のものであって欲しい・・・・というか、最終的に上場する市場がアメリカだった方が、将来行使する際に楽だしわかりやすい。が、しかし、日本登記の会社のものでは全然ダメか、というとそうでもなく、日本で上場するストーリーを熱く語れれば、日本の会社のストックオプションでもそれなりに通用するかと。(通用しない、と多くの人に言われると思うが、実際それなりに通用した経験あり。)

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ちなみに、日米のストックオプションの違いの一部:

1)日本では、ストックオプションは登記事項(ゆえ、オプションを出すのはかなり大事)だが、アメリカは社内できちんと書類を作れば出せる(州によっては違うこともあるかもしれないが)

2)アメリカでは、社員が会社を辞めるときには、たとえそれがベンチャーであってもオプションを行使して株を購入することが可能。(日本では、上場前に会社を辞めたら行使できないことにしておくのが普通、、、と聞きました。個人株主がワラワラ増えるのは困るから、と。ただし、アメリカでも、税金問題があるので行使しない人も多い。)

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11 月 01, 2011

Yahooの社員が社長の社内メールより信頼するAll Things D

ちょっと古い話ですが、Yahooの元CEO、Carol Bartzが電話一本で首になったのは9月のこと。その後、Yahooで働く複数の知人が口々に言っていたのが

「Carol Bartzからの『首になった。サヨナラ』というメールを見ても、ハックされたのか?何かの間違い?と思った。でも、直後にKara Swisherが書いた『Carol Bartzが首』という記事を読んで、『Karaが言うなら本当だ!大変だ』と驚いた。」

社員が社長からのメールより信じるKara Swisher。All Things DというWall Street Journal系のサイトです。情報が早く、かつページビュー稼ぎのゴミ記事が少なく、ちょっと毒のあるKara Swisherの書きぶりが人気。(彼女以外にも記者はいますが。)コンファレンスも開催してて、こちらも人気。Bill GatesとSteve Jobsの対談(2007年)なんていうすごい出し物もあった。(リンク先の記事の最後にビデオがある。観客にLotusファウンダのMitch Kaporがw)。

TechCrunch等と比べると、一日あたりの記事も少ないです。よろしかったら。

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