話の途中でもいきなりキャンセルになるアメリカテレビドラマ

昔からなんですけど、先週攻撃にあったので。

Happy Townというテレビドラマがいきなり話半ばで打ち切り。ABC放送という、全国ネットの大テレビ局の番組でありながら・・・・。

「閉鎖的な田舎町で、10年以上の間、何人もの人たちがかき消すように突然姿を消し、さらに猟奇的殺人事件が起こり、謎のよそ者が街に入り込み、警察署長は突然発狂し自分の手を切断・・・・」

というおはなし。(昔懐かしDavid LynchのTwin Peaks風)。しかし、始まるやいなや不人気で、2回放送したところで打ち切りが決まり、8回目で終了。

通常アメリカのドラマは22回でワンシーズン。(「24」は2回多めってことです)。それが8回で終わってしまったので、話は全く解決していない。病死したと思われていた人が、実は殺されたのでは、と話が進んだところで、実はその人が真犯人かも!とほのめかしつつ登場する衝撃のシーンで8回目は終了。プロットの5W1H中、明らかなのはWhere(この街)だけだ。

なぜ、どうやって、だれが、いつ、なにをしたのか。

何もわからないまま、唐突に終了。最初の4回くらい超つまらなかったががんばって見て、ついに面白くなり始めたところだったのに・・・・。

(2回目で打ち切りが決まった、というのは、6回目以降録画が起こらん・・と思ってオンラインサーチして見つけた。7回目と8回目はABCのサイト上でしか見られませぬ。)

ちなみに、アメリカのドラマは、このような「突然、途中で打ち切り」というのに加え、何の予告もなくお休みしたり、過去の再放送を流したり、ということが頻繁に起こる(毎週月曜日、と楽しみにしてテレビをつけたら、何の前触れもなく数年前の再放送だったりする)。

・・・想像してみてください。

(見たことないんですが)大河ドラマの「龍馬伝」が、日曜の予定放映時間に前触れ無く再放送を流したり、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺されたところで制作打ち止めになったらどう思いますか。(孫正義さんが暴動を起こしそうで怖い)。

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・・・とはいえ、日本のいろんなことも、こういう風に、さっさと損は切り捨てて新しい事を始められると、いろいろ楽になると思うんですけどね。

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話の途中でもいきなりキャンセルになるアメリカテレビドラマ」への2件のフィードバック

  1. アメリカでは良くあることですね。個人的には主人公が好きだったのでTrue Callingの打ち切りが悲しかったです。

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  2. 日本は評判がものを言う評判社会((c)マーケットの馬車馬)だからなのかもしれませんが、突然打ち切りとかを繰り返したら、局の評判ガタ落ちになるでしょう(週刊誌とか他局とか大喜びで取り上げそう)から、損得勘定の中に、当然打ち切りによる不利益が入ってくるのではないかと

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