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2010/03/08
On | シリコンバレーで働いて最もメリットある日本人の職種
まぁ、いまさら言うまでもないと思いますが、それはソフトウェアエンジニアです。コードが書ける人。日米の給与格差も大きいし、お金以外での尊敬・尊重のされ方もまったく違う。ソフトウェアエンジニア様のために会社の福利厚生・人事制度ができている会社がいかにたくさんあることか。
しかも、「スーパーな人」である必要はまったくなし。「日本で普通に通用してる人」だったらOK。
一方、外資系コンサルとか投資銀行とかで働いているようなタイプの人や、「ハイエンド手に職系」な弁護士・会計士などといった人たちは、アメリカに来ると給料も下がり、希少性も下がり、やりがいのある仕事に就ける確率が下がる、といったことも多々あり。もちろん、トライするのを止めないし、その中でも成功してる人もたくさんいますが。
しかし、しつこいようですが、「日本で普通のソフトウェアエンジニア」がもっともシリコンバレーのメリットを享受できると思います。シリコンバレー給与相場暴騰中というエントリーには「自分はシリコンバレーにいるが、そんなに給料もらっていない」的コメントもいただきましたが、「みんなが一律に著しく高給」なのではないのです。平均は高いけど、プログラムがバリバリ書ける人はもっと高いのだ。
なお、今シリコンバレーでプログラムを書くお仕事をしている日本人の多くはハイスペック過ぎ。知り合いがシリコンバレーで働いていて「ああ、あんなすごいレベルじゃないとダメなんだ」と思っているあなた。そんなことはありません。
ただし、文系大学卒の人は厳しい。ソフトウェアに関係ある専攻の大学を4年修了しているのが就業ビザが出るほぼ最低条件。できれば、大学院まで行っている、というのが基本なので。プログラマ暦3年で、大学1年分に換算してくれるので、12年経験があれば、一応大卒とみなされますが、ひじょーに厳しい門です。
そういう人は、このビザの裏道を探すのも乙なものですが、それより、さくさくとそれ系のアメリカの大学院に行くのが一番手っ取り早いと思います。
いや、しかし、アメリカでもほんの4-5年前まで「プログラムを書く仕事なんてどんどん安いオフショアに行ってしまうから将来性はない」と、大学のコンピュータサイエンス系の学科の人気ががっくり落ちていたわけです。あれはなんだったんでしょうか。
10:24 午後 Onアーカイブ | 固定リンク | コメント (16) | トラックバック(1)
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日本人が内向きになっていて、海外にチャレンジしなくなった、と言われます。
以前は、ハーバード、スタンフォードなどで、日本人留学生がかたまって、つるんでいる、と揶揄されたものですが、
最近はつるむほどの人数がいない。
つるんでいるアジアからの留学生は、韓国....... [Read More]
Tracked on 2010/03/12 6:38:46
コメント
はじめてコメントさせていただきます。
いつも楽しく拝見させていただいております。
アメリカのソフトウェアエンジニアの給与が高い一方で、日本のソフトウェアエンジニアの給与はドンドン下がる一方です。
なんでこんなに日米で差があるのか疑問を感じてしまう次第であります。
Posted by: maito at 2010/03/08 23:12:49
なんだろう、プログラマ歴 小学生からでおよそ30年 DOSの頃からやっているせいで、30代でアセンブラ・デバドラ・カーネルまで触れて、OpenGLなどのグラヒクス系 PHPなどのサーバ系でも可。というレアな経歴でCS系の修士卒な僕が通れば良いですか?
あぁ、ごめんなさい。英語がダメでしたw。
英語のマニュアルは読めるのですが、英語の会話ができません。www。
スカウトの電話に、スカウトしたいなら日本語で話せやゴラって英語で言ったら、キレられました。
日本の職人さんなんて、そんなもんです。
Posted by: 心は萌え at 2010/03/09 1:03:38
ベイエリアで「ハイエンド手に職系」の仕事をしています。
同業でアメリカ移住を目指されている方がもしいたら… と思って書きますが、日本の日系事務所に比べたら、ベイエリアの米系事務所のほうがずっとペイは良いと思います。さらに、日本で実務経験があるとそれなりのプレミアムがつきます。日本の商習慣はいまだにかなり独特なので。
個人的には、ベイエリアの暮らしやすさはペイの良し悪しをはるかに上回るメリットだと思っているので、移住した結果ペイが下がるとしてもぜひおすすめしたいところです。(…って書くとエントリの趣旨からそれちゃいますね。)
Posted by: まる at 2010/03/09 2:00:33
プログラマの仕事はどんどんオフショアに流れて給与は下がると私も思っていました。
なぜこのような現象が起きているのでしょうか。
オフショアが使いにくくて結局活用していないのか。
オフショアと現地開発の切り分けがしっかりされていて、現地開発のニーズが結構大きいのか。
ちなみに渡辺さんは、オフショア開発の流れは今後もう伸びないと思いますか?オフショアと現地開発の両方が伸びると思いますが。
またシリコンバレーでのオフショア開発についての現状などをブログで書いていただけると嬉しいです。
今後もブログ更新頑張ってください。応援しています。
Posted by: rekis at 2010/03/09 2:00:54
なぜそうなっているのでしょうか?
Posted by: R at 2010/03/09 3:24:48
ちかさんこんにちは。
CS以外のエンジニア、例えばマテリアルサイエンス系の職は得にくいのでしょうか?
燃料電池、太陽電池、リチウムイオン電池等、バイオマス等のクリーンテック業界に興味があって、ph.D取りに行ってあわよくばそのまま就職とか考えているのですが。。。
Posted by: なか at 2010/03/09 4:37:23
日本で残業禁止に苦しむハード系エンジニアとしてはうらやましい限りですが、育てるのそんなにお金がかからないCS系の人材の方が価値が有るというのは興味深いですね。
通信機器を開発するには何千万円もする測定器を使いこなせなければならないので、それに携わるエンジニアを育てるにはお金がいるはずなのに給料はソフトウェアプログラマーより安いなんて。。。
まあ、株価みたいに将来高い価値を生み出すと期待されているのでしょうか。
Posted by: Ryo at 2010/03/09 7:00:24
>アメリカのソフトウェアエンジニアの給与が高い一方で、日本のソフトウェアエンジニアの給与はドンドン下がる一方です。
シリコンバレーの一人勝ち。
シリコンバレーにあらずばコンピューターエンジニアにあらず。
しょせん日本は敗戦国。ITのまねごとをやってればジリ貧にもなるでしょ
>通信機器を開発するには何千万円もする測定器を使いこなせなければならないので、それに携わるエンジニアを育てるにはお金がいるはずなのに
どうも自分の価値を過大評価しているようだけど、その場合に価値があるのは測定機器であって、それを使うエンジニアのスキルではない。極論するなら高級なバットを持った三流野球選手のようなもの。
その比喩でいけばシリコンバレーが一流プロ野球選手とすれば、日本は草野球の選手。一流選手なら草野球で玉遊びをするより、大リーグを目指したほうが幸せだよね。
Posted by: とおりすがり at 2010/03/09 8:51:05
実務経験は10年、プログラム暦は小3からですが、大学が電子工学科(Electronic Engineering)なんですよね。。。学部(4年)だし。C評価ばっかだしw
入ってから取ってた単位は主に情報系で、研究室も通信で情報系なんですが。
visa申請厳しいかな? ま、実績作ってがんばります。
Posted by: prf at 2010/03/09 14:56:38
私は半導体エンジニアもベイエリアに行った方がいいと思います。
4年前までベイエリアにある米国半導体会社で働いていましたが、待遇は日本企業と比べられないくらい良くプロジェクトでも好きなように仕事できたのはエンジニア冥利に尽きました。
日本国内の市場が縮小していく中で外資&国内半導体会社が日本のリソースを絞ってきていますのでベイエリアに移ったほうが今後のキャリアも安定する気がします。
英語がカタコトでも、経験がある程度あって外人と話すのに慣れていれば問題なかったです。
ちなみに給料は当時でざっくり NCG/Junior $50-80M, Senior $10M, Staff/Manager $12M, Principal $15Mぐらい。
これだけでも行く価値ありだと思います。
Posted by: babi at 2010/03/09 20:17:44
日米でこれほど格差があるとは知りませんでした。
日本では、IT企業でも、何もしない文系の給料が相対的に高いですよね。
米国の学会に出ても、専門分野の英語は通じるなというのが正直な印象です。
ITエンジニアはどんどん世界へ出て行くべきだと、感じました。
Posted by: name at 2010/03/09 23:19:11
バカバカしいが一応反論しておくか。
>価値があるのは測定機器であって、それを使うエンジニアのスキルではない。
だったらエンジニアいらないだろ(笑)。測定できるだけのテクニシャンだけで顧客に価値を提供できると思ってんのか(笑)。
Posted by: Ryo at 2010/03/10 2:35:06
何日か前のCNNで、電子工学、コンピュータサイエンス、化学といった理系の学部を卒業した人たちのうち、中堅のキャリアで全米での年収の平均値を報道していたのですが、どれも10万から11万ドルの間でした。こちらのほうがシリコンバーレでの一流大学卒の初任給という数値より参考になると思います。
Posted by: T.H. at 2010/03/10 6:41:32
お気づきだと思いますが、昨日の書き込み単位・桁間違えだらけです。正しくは、、、
"ちなみに給料は当時でざっくりNCG/Junior $50-80K, Senior $100K, Staff/Manager $120K, Principal $150Kぐらい。"
申し訳ありません。
Posted by: babi at 2010/03/10 19:01:38
ハイスペックな人間じゃなくてもOKとのことですが、
ローパフォーマーの仕事そのものは少ない現状なわけですよね?
Posted by: Ai at 2010/08/04 7:10:20
chikaです
ハイスペックでない=ローパフォーマー
ではありません。本文で書いたとおり「日本で普通に通用してる人」でいいということです。。。。
Posted by: chika at 2010/08/09 17:35:47

