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2 月 08, 2009

○×△の起源情報・とりあえずの結果発表

海外で通じない○×△という記号の起源を問うエントリーにはいろいろな御意見をいただきました。ありがとうございます。そして、コメント欄とはてなブックマークと合体させた結果、○×△の由来は:

  • 明快にはわからない

です。ははは。一応もしかしたら、、という意見としてはこちらのページ

>昔あるテレビ番組で○×の使用は、福沢諭吉が慶応義塾で使い出したのが始まりであると言っていたように思います。

ありえる。でも、同じくらい「最初は栃木県のとある小学校の先生が使い始めた」っていうのもあり得る気がしますが。

ちなみに、日本以外で ○ × が通じるのは韓国だけの模様。以下>はコメント等からの抜粋です。

>韓国人留学生と話をしていて、韓国でも良いを○、悪いを×で表現すると聞いて、韓国でも同じなんだ!とびっくりしました。

他の国は、コメントを総合して、ヨーロッパ、中国もダメ、と。

  • ×は「だめ」という意味で通じるのではないか、というコメントもちらほら

日本に関しては、古く江戸時代に賀茂真淵が×をいれまくった源氏物語の注釈本というのもあり。

海外は、

>ヨーロッパでは、少なくとも車社会では、たとえば、高速道路の車線で × →ダメ というのはきちんと通じますよ。

アメリカでも、テストの採点でOKは ✔ で、ダメなのに × をつける、というのは確かにやります。ブラウザのタブにもクローズするための × がついていることからもわかる通り、イメージ的にネガティブな感じはあります。

ですが、海外の × に、日本の × に相応するほどの「圧倒的なダメ感」があるかというと、それはちょっと違うんですよね。プレゼンで × を入れまくっても、「それはどういう意味か」と聞かれる可能性が高いのでは、と思うんですが。誰かやってみて。

(なお、結婚式の招待状を出したとき、参加と不参加のどちらかにチェックして返送してもらったんですが、参加に( × )と書いた返事もちらほらあって、日本的にはありえない、と思ったものでした。) 

  • ○ は相当日本特有の模様

大団円とか、丸く収まるとか、「丸いもの」にいいイメージがあること自体が日本文化的なのでありましょう。禅を日本に伝えた中国でも ○ =よいという連想はない模様

>以前中国に検査装置を納品したとき、国内向け”○:×”だった表示器が、”合格:不合格”、”○”1個だけの場合は”✔(チェックマーク)”になっていました。現地で聞いたら、やはり”○”はGoodを表さないとのことでした。

  • △は不明

禅オリジンでは、ということに関しては

>仙がい和尚の書に『○△□』があります。

>禅僧・仙「」 義梵(「」の中は涯のさんずいの無い字)が「○△□」という書を書いているのでこれから思いついたのでしょうか。残念ながら、×ではなく□でした。意味するところは良、否とは違うようです。 「○△□」は、密教での地水火風空識の□→地、○→水、△→火を表しているらしく、世界を作っている根源(要素)だそう

ということで、意味は違うようですが、何となくこの書を見て「△ が真ん中」という概念は湧いてくるかも。

なお、スバラシイコメントがこちら。

>昔の拷問に用いた木馬の三角を表していて、「○」と「×」の中間を表す

・・・・痛そうなんですけど・・・。

  • ◎○△×については、

>競馬新聞では◎○▲△×注が一般的ですが
競輪新聞では◎○△×▲が一般的です

おおお。競馬する人は競輪もすることが多いのになんと不親切な・・・・。

>日本企業へのプレゼンになれてる会社は◎○△×を使うこともあるようです

なるほど。日本から学ぶ記号化、って感じでしょうか。

  • ○×△に代わって海外でも利用可能なマークはあるか

>ebay の出品者評価などで A++++++++++ みたいなのを見ますがどうでしょう?

確かにレーティングではA B C Dを使いますね。

>英語の資料で○×△の代わりといえば、Harvey Ballsでしょ

Harvey Ballsは、○◔◑◕● と月の満ち欠け風のマル。

確かConsumer Reportsが使ってたかと思うんですが。マッキンゼーのレポートなんかでも、時々見かけました。が、これに○×△ほどの汎用性があるかと言うと、やっぱりないと思います。一応注釈をつけないと、「どういう意味か」と質問される可能性大。

ちなみに、ソフトウェアのプロダクトマーケティングをしてるダンナいわく

「これまでいろいろなマークをプレゼンに使ってみたが、注釈をつけないと、必ず『それは何だ』と質問する人がいる。Harvey Ballsも使ってみたが案の定質問が出た。「ある」に ✔ 、「ない」がブランク、という『アメリカ人的には常識』と思われるのもトライしたが、『 ✔ はなんだ、ブランクは何だ』と質問が入った。とにかく必ず凡例を入れるべし」

とのことでありました。

  • 電源が ○ と | な理由は都市伝説化

>パイプの弁から来ているのではなかったでしたっけ。パイプの内径にぴったりはまる、回転する円盤を考えて、パイプの断面方向からみて'○'になってると水は流れず、'|'になっていると流れる、という

>outとinの頭文字だと思ってました

>0と1でないかと思っています

>押し込むと|形、離れると○形になる電流スイッチがあって、それが元になった、という話を聞いた気が

といったコメントをいただきました。

Wikipediaによれば、IECという団体の規定で決まっているそうですが、じゃぁそれはどうしてそう決まったのか?元々 ○ と | があるところで決まりができたのか、それともこの団体が決めたのか?いずれにせよ、「なぜ」そうしたのか、ということは不明です。

アメリカ人も悩むらしくこちらのブログのように

>The | means “on” (as in 1 for one). The O means off (as in zero for off).

こちらのThe evolution of the On/Off  power switch symbolには

>Then, as switches became smaller and more globalized, the two words were replaced with 1 and 0

と、1、0説を唱える人もいますが、昔「1・0か、電気が通っている・通っていないか」といった議論をしている英語の掲示板を見た気もします。ちょっと今回見つけられなかったんですが。

多分、日本人が「○×△の起源は?」と聞かれても答えられないのと一緒で、いやそんなこと言われてもオンは | で、オフは ○ でしょう、という感じなのかも。

[ 追記:思いがけない案が登場したので追加エントリ書きました ]

○×△の起源に関する意外な情報

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2 月 06, 2009

○×△の起源は?

日本人としては、

 ○=よい、Yes   ×=だめ、No

というのは水や空気のように自然な事実。そして

 △=○と×の中間

というのも当然のことと考えがち。つまり、いい順に○→△→×ですね。

しかし、これ全くアメリカを初めとした英語圏では通用しないんですよねぇ。それ以外の国はよく知らないが、まず通じないのではないかと。どれくらい通用しないかと言って、たとえば日本人が

「★ ※ ♪ の3つをいい順に並べろ」

と聞かれても呆然とすると思うが、それくらい通じない。つまり、○=よい、×=だめ、も通じなければ、△がその間に位置するということも通じないのでした。

当地(やオーストラリア)では、テストの「マルをつける」時も、Vの右側が長めの「チェック」をするだけ。日本風にマルをつけると何のことかわからないか、または

「えっ、零点?」

と思われる可能性あり。

同じ流れで、電化製品のスイッチはマルと縦棒、つまり

 ○ |

と書かれていることが多く、○ はオフ、| はオンである。 ○ =ゼロという連想ではないかと思われる。慣れるまでどうしても、「 ○ =いい方=オン」という気がしてしまって間違えた。

日本では、プレゼン資料で、性能比較等を ◎ ○ △ × と4段階表示することも多いが、これも、全く通じませんのお気をつけあれ。じゃぁどうかけばいいの、というと、日本のマルバツに対応する「誰でもわかる記号」は存在しないので、凡例をつけたり、言葉でYes Noと書いたりとなる。

しかし、よく考えると、○ × もさることながら、なぜ△がその間のレベルなんでしょうか。

今日、この辺りに住む日本人の人たちと話していて、この話しで盛り上がったのでした。果たしていつから日本でこの表記が定着したのか、元はどこから始まったのか、と話題に。

「もしかしたら、禅の教えかなにかでは?」

という案も出ましたが不明。軽くグーグル検索したけれど何も見つからず。

ご存知の方がいたら教えてください。

あと、他の国で日本の ○ △ × に対応する記号があるところがあったら、これも是非知りたいのでよろしくお願いします。

[ 追記:下記エントリーを追加で書きました]

○×△の起源情報・とりあえずの結果発表
○×△の起源に関する意外な情報

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2 月 05, 2009

パーソナルサウンドトラックTシャツ


ちょっと前に、友達のAndreyから「ついにアメリカから日本に負けないトンデもグッズが!」と教えてもらったもの。その時の気分にあわせていろいろなBGMや効果音をプレーできる「パーソナルサウンドトラックTシャツ」でございます。

ステキな女性にであったら、ヒューと口笛音、スパイ気分を味わいたい時はスパイ風音楽、などなど。リモコンで20の違うBGM・効果音をプレー可能。もっとオリジナルなBGMをつけたい人は、MP3をダウンロードして利用可能。インプットジャックにMP3プレーヤーをつなげば普通のスピーカーとしても使える。

最初から入っている10種類の音楽と10種類の効果音はこちら。

Included Musical Themes
Royal Entrance
Sexy Time Theme
Disco Floor
Silent Movie Chase Theme
True Love
Scary Movie
Spy Mission
Super Hero Rescue
Western Showdown
Game Show

Included Sound Effects
Cheering
Drum Roll
Cat Call Whistle
Laugh Track
Booing
Crying
"Wrong Answer" Buzzer
Rim Shot
Metal Air Guitar
Police Siren

スピーカーを取り外して洗濯もできる。39ドル99セントなり。

自分に自分で声援を送りたいあなたも、スーパーヒーロー風BGMを流したいあなたもどうぞ。
ThinkGeek Personal Soundtrack Shirts

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2 月 03, 2009

不景気を追い風に絶好調なNetflix

不景気と言えば娯楽!とはいえ、過去どんな不況でも頑強に好調だったラスベガスは初の不振に苦しんでいるらしい。(カジノ&ホテルを建てすぎて供給過多だから、という説もあるが)。

でも、定説通り絶好調なのがNetflix。業績も上方修正。DVDをオンライン+郵送でレンタル、最近はインターネットでオンデマンドストリーミングもやっているシリコンバレーの会社。定額料金でレンタルし放題なのが時流にぴったりなわけです。

2008年10-12月期は、売上は前年同期の19%増で$360 million(約330億円)、 利益は45%増で$22.7 million、会員も718,000人増えてトータル940万人になった。2008年通年だと、売上げ$1.36 billion(約1200億円)、利益 $83 millionなり。

一方で、インターネットでのマーケティングの有効性が増してきて、顧客一人当たりの獲得コストは対前年比23%減で$26.67になった。

(この辺は、「広告費のパイ全体が、テレビ等からインターネットに移ることで、少なくとも短期的には減少する」という見通し通り。やがては需要と供給が均衡してある程度元通りになっちゃうと思うけど、今はまだインターネットの有効性をわかってない広告主が多いから、インターネットをわかってる広告主にとっては、インターネットは他のメディアに比べて安上がりになっちゃってる訳ですな。)

2009年第一四半期も会員が70−90万人増えるという強気な予想を会社側が発表している。

2007年からはじめたインターネットストリーミングも好評。XBoxとか、Blue-rayBlu-rayプレーヤー等々で直接Netflixからストリーミングでき、既に数百万人が利用中とのこと。

Netflixがどういう仕組みで、どういう風にDVDが郵送されてくるかは2005年に書いたエントリーがあるので参照ください。

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2 月 02, 2009

なぜ日本経済が諸悪の根源のアメリカより痛い思いをしているのか


最近日本に行くと、なんだかすごく暗い。一方、震源地のアメリカは意外に元気。ニューヨークに行ったら「この世の終わり」みたいな顔をした人がぞろぞろ歩いているのかもしれないのだが、それ以外は別に・・・・。いや、もちろん大変なんですが、日本のような暗さは全然ない。

「何事も悪くとりがちな日本の国民性と、能天気なアメリカの国民性の違いがでてるなぁ」

と思っていたのだが、そうじゃなくて、本当に日本の方が悪いんですね、びっくり、というのがEconomistの冒頭のグラフが載った記事。工業生産の対前年比です。

日本は、金融も企業も欧米ほど財務体質的に痛んでないし、消費者のバランスシートも健全なのに、近年にない最悪の落ち込みなのは、輸出依存で内需が弱いから、そしてそれは政治がぼろぼろだから、という記事でございます。

「国家財政が借金に喘いでいるのはわかるが、金利は低いし、どうせ日本国内から借りてるだけなんだから、もっとがんがん使えばいいのに」と。日銀もどうしちゃったの?と。

締めは、

So here is the irony: whereas the rest of the rich world, starting with America, desperately seeks to avoid Japan’s experience in the post-bubble years, Japan today is condemned by its own dismal politics to drag along behind everyone else.

訳そうかと思ったけど、暗いから、読みたい人だけ英語で読んでください。

なお、Economistの次の号(今出ているもの)の特集はアジア経済。「欧米みたいにじゃぶじゃぶな貸し出ししたわけでもないアジアが一番痛んでいるのはなぜ?」というもの。台湾、シンガポール、韓国、中国などなどのお話。

それは日本以上に輸出依存だから、ということで、内需拡大のために、企業ばかりに儲けさせないで一般家庭の収入を上げる、資本集約的な産業を保護しない、などなどといった当然のお勧め策が出とります。

たとえば、「資本集約型」の究極として無人工場などあり。こういうのがいくら増えても労働者が増えない→一般家庭の収入が増えない→内需拡大につながらない。

「低付加価値の仕事はどうせ海外に出て行ったり、機械に置き換えられる」という人がいますが、それは「仕事=製造業」という固定概念があるから。床屋とか、看護師とか、ベビーシッターとか、ペットシッターとか、電気工事の人とか、水道屋さんとか、そこにいる人にしかできないサービス業は一杯ある訳で。

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2 月 01, 2009

マイクロソフトSongsmithによる経済崩壊メドレー

先日、身悶えするほど恥ずかしいソフトとしてご紹介したSongsmithだが、その後も全米に衝撃を巻き起こし続けている。中でも個性的なのが冒頭のYouTube。(via Mashable)「Charts Music: Crisis Sounds So Cool!」と称して、様々な株価のチャートの折れ線グラフ上の点に音符を当てはめて曲にし、それをメドレーにしてありまする。リーマンブラザーズに始まり、GMなどいろいろ。日経平均もある。どれもこれも、だんだん音が下がって行くばかりだが、途中、だんだん音が上がって行くのもあって、「イラク戦争戦死者数」とか「イラク戦争の武器を供給するドイツ企業の株価」とか。ブラック。

Songsmithの発売以降、過去の名作のボーカル部分だけ残してSongsmithで伴奏をつけたものが続々とYouTubeにアップされているのだが、経済崩壊グラフを音楽にする、というのは新しいアイデアです。もっと画期的なのも出てくるか、と、楽しみ。

ちなみに、世のコメントは、

Gawker ー 製品もそのCMも、家族を皆殺しにしたくなるレベル

Valleywag ー 最低のCMの最低の製品で最低の音楽ができる

TechCrunch ー あまりにもひどくてイタイ:王道ヒット曲Songsmithバージョンの数々

Crunchgear ー Songsmithで、心安らぎ健康で生産的なヒトにあなたもなれる(元歌のメランコリックさがSongsmithバージョンでは全く消え去ることを指して)

などなど。過去のヒットシリーズは、上記リンク先にYouTubeへのリンクがあるが、たとえばPoliceの名作Roxanneは、短調な曲が長調になってしまってて朗らか感がにじみ出る。が、どれも元歌を知らないとイマイチ面白さの爆発が感じられないと思うので、「あ、コレは知ってる」という曲を聞くのがコツです。どれも知らない、という方は、Obamaの演説バージョンなどもあり。(YouTubeのこちらにあります)。

そして極めつけは、あのLinus TorvaldにまでブログでFantastic!と揶揄されていること。エントリーの出だしは

This may be a shock to everybody, but I have to admit that I'm not generally a huge fan of most Microsoft software ("No, really, Linus? Tell us more!").

「みんな驚くかもしれないけど、僕はあんまりマイクロソフトの大ファンではないことを白状しないとならない。(『エー、まじで?Linus?それどういうこと!』)」

とジョークで始まるtongue-in-cheekな文章。(tongue-in-cheekは、日本語にするのが難しいので、別サイトListen-ITの方で解説しておきました。興味のある方はそちらを見てください。)

The thing that convinced me was hearing Billy Idol's "White Wedding" as re-interpreted through Songsmith. Nobody will ever convince me that that isn't just impossibly brilliant. Sheer genius on just an incredible scale. I'm getting carpal tunnel syndrome from just clicking "Replay" over and over again.

いわく、Billy IdolのWhite WeddingのSongsmithバージョンを聞いて、もうこれは不可能なくらい素晴らしく、信じられないレベルの純然たる天才的作品だと納得。YouTubeのReplayボタンをクリックしすぎて腱鞘炎にかかりつつある、と。

しかし、Songsmith、多分もっとグレードアップした音源を使っていたら、ここまでの衝撃を世に与えることはなかったと思うのだが、そうなったらそうなったでただの微妙なソフトで終わってしまったことでしょう。難しい。とりあえず私は十二分に楽しんだので、ありがとうマイクロソフトという感じですが。

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