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12 月 10, 2008
見間違い(とクリスマスのチップ)
超くだらない話なのだが、1年位前に郵便局の前を車で走っていたら、郵便局の入り口に大きなポスターが張ってあって
「SEND PANCAKES 24 HOURS」
と書いてある。「えっ!?パンケーキを送るの?どうして?」とものすごく驚いた。
背景を説明するとだな、外国暮らしというのはいつまでたっても
「思いがけない知らない習慣」
というのが発掘されるものなのである。
クリスマス時期には、FEDEXの配達、新聞配達、ゴミ集配の人、ガーデナー、美容師などなど、お世話になっている思いつく限りのサービスプロバイダにキャッシュをプレゼントとして渡す、とか。それも数百円みたいなお駄賃みたいな額じゃない。こちらのスレッドを見ると、元新聞配達をしていた人は「毎月5ドル、クリスマス時に25ドル」とのこと。「特に個人的なサービスを受けていない人」には20ドルくらい、パーソナルな感じだったらもっと、という感じのようだが、いまいちわからない。
こちらのサイトの下のほうにサービスプロバイダ別「2008年標準金額」リストがあるので参考に見てみると、美容師とかパーソナルトレーナーとかマッサージとかは、「一回のセッション分」だそうな。うーん、かなりな金額である。
・・・・と毎年悩むんですよね。そもそも、サイトで出てくる金額は全国標準のはずなので、物価の高いべエエリアだったら倍くらい?とか。
しかし悩むのはまだ良いほうで、アメリカに来て最初の1-2年、こんな習慣があることなぞ露ほども知らずに過ごしてしまい、気が付いたときには愕然とした。
というわけで、これ以外にもいろいろと
「え、なにそれ?!」
ということがあるんですわい。
大昔に「トイレ逆座り問題」について書いた人生相談というエントリーがありますが、そういう感じでしょうか?抜粋すると
その昔、日本の雑誌でとある有名人が
「20過ぎまで洋式トイレはフタを抱くように座るものだと信じていた。(つまり普通と逆向き)ところがある日、他人がトイレに走りこんで、座りなが らドアを閉めるを目撃、『あ、あの人逆向き』と思ったのだが、ふと、『もしかして逆なのは自分?』と思ってこっそり調べたら、間違っていたのは自分だっ た」
というようなことを書いていたことがあった。 他人の国の常識には、この「トイレ」に似たようなものがたくさんある。つまり、全く間違ったことをしていても、他人がどうするかを見ることはないので、いつまでたっても気が付かない、ということ。
ね、こういうことありませんか?外国住まいの皆さん?
というわけで、話を
「SEND PANCAKES 24 HOURS (パンケーキが24時間いつでも送れる)」
に戻すと、見た瞬間に私の中で
「えっ?アメリカでは、互いにパンケーキを送りあう風習があるの?何味?凍らせるの?いや、冷凍配送車はないからフリーズドライ?それともパンケーキの粉?」
などとさまざまな想念が走馬灯のようによぎったのだが、目を凝らしてもう一回よく見たら
「SEND PACKAGES 24 HOURS」
でした。ふー、「パッケージが24時間いつでも送れる」か。それだったらわかる。(郵便局内に、無人で箱を送れる自販機みたいなものを設置した、という広告だったのだ。)
いやいや、楽しいですなぁ。
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12 月 09, 2008
書評:ロボトミーとアメリカの黄金期
同時期にアメリカに生まれた、ADHD気味な二人の男性の180度異なる半生記。一人は12歳でロボトミー手術を受け、もう一人は黄金の50年代を謳歌する。
偶然最近二冊とも読んだのだが先に「黄金期」の方を読んで、その後ロボトミーの方を読み、途中で
「あれ、この人って、もう一冊に出てきた人と同世代じゃないの?」
と思って確認したら、ロボトミーの人が1948年生まれ、もう一人が1951年とたった3年違いだった。
「黄金期」のほうはユーモアたっぷりのエッセー、紀行文、科学関係の本の著者として知られるBill Brysonのもの。
(Bill Brysonは、A Short History of Nearly Everythingという本の著者でもある。これ、出色のできです。変な科学者・偉大な科学者・とんでもない科学者、そしてその人たちの発見がこれでもか、というばかり出てくる。以前、枕の10分の一は垢とダニというエントリーを書きましたが、この元本がこれ。)
中流階級がものすごく豊かになって、生活がどんどん向上する黄金のアメリカの50年代を少年として過ごした著者の話。お父さんはものすごくケチなのだが、そのお父さんが遠路はるばるなんと夢のディズニーランドに連れて行ってくれる、という話があって、これは笑える。「ここがディズニーランドだよ」と入り口まで連れて行ってもらっても、「入り口を見にきたんだな」としか思わない少年。ディズニーランドはお金持ちだけが行くところだと信じ込んでいたから。しかし、なんと入場券を買って中に入れる、ということがわかって、心配になった少年は母親に聞く
「僕、白血病か何かで死ぬの?」
そんなことないわよ、と母親に言われ、次の質問が
「お父さんが白血病で死ぬの?」
それくらいの重大事でなければ、ディズニーランドになどいけないと思ったわけです。
で、この人、全く落ち着きなく、あちこちでいたずらをしまくるのだが、尋常でなくうっかりモノで、かつ暢気な母親におおらかに育てられ、伸びやかな大人になり、人気作家として成功するのであった。
そして、同じ時期に同じアメリカに生まれたもう一人の少年は、同じく落ち着きなくあちこちでいたずらをしまくって、それがゆえにたった12歳でロボトミー手術を受けることになる。
ロボトミー、若い人は知らないかも。「スケバン刑事」で麻宮サキのお母さんが受けて廃人になる手術がこれ。麻宮サキは、母親を人質に取られているがゆえに逃げられないのだ。前頭葉を切り離す、というとんでもない手術で、凶暴性の高い人、強度の鬱などの画期的な治療法として一時期脚光を浴びたが、その後デメリットのほうが大きいということで行われなくなった。
さて、この本の著者がロボトミー手術を受けるに至ったのは、父親の再婚相手である継母に著しく嫌われたため。ヒステリックな継母は、あることないこと医者に告げる。それにしたって、内容は「乱暴だ」とか「嘘つきだ」とかそういう、子供だったらありがちなこと。しかし、運悪いことに、この医者はロボトミー手術の普及に狂気ともいえる情熱を傾けたマッドサイエンティスト、Walter Freemanだったのだ。で、Freemanは継母の話を真に受けて、では、とばかりにロボトミー手術をしてしまう。
(その前に継母は何人もの精神科医に相談するが、そのほとんどが「治療が必要なのは、子供ではなくあなただ」と告げたにも関わらず。)
Freemanのマッドサイエンティストぶりはすごい。生涯で5000人にロボトミー手術を行い、さらに彼が教えた医師が行ったものも含めると、4万人がこの人の間違った情熱による啓蒙でロボトミー手術を受けたことになる、と本にはある。(こちらでは、Freemanがロボトミー手術をしたのは2500人。いずれにせよ数千人単位なことに間違いはないようだ。)
「手術室を使わずに、普通の診療室で簡単にできる」
ということで、途中からはなんとアイスピックで執刀。(やがては「アイスピック風」のデバイスとなったが、最初は本物のアイスピック。)麻酔科医を使わなくてもできるように、となんと電気ショックを与えて患者を昏倒させ、その間に目玉とまぶたの間にアイスピックを入れて、ぐいっと前頭葉を切り離したのであります。Freemanは手術の記録を取るのに熱心な人で、「手術中」の写真もご丁寧に全員分撮っており、アイスピックを突っ込んだままで撮影、この間にアイスピックが脳のほうに落ち込んで死亡した患者もいたのにもかかわらず、その後もずっと「アイスピック入れたまま撮影」を続けるという狂人ぶりを発揮する。
(全く余談だが、アメリカでは、「医者」と「病院」は別のもので、「病院」は手術室や入院病棟を提供する「ハコモノ」の性格が強い。医師は別の場所で開業しており、手術が必要になると、病院の手術室、付随する看護婦、麻酔医などを手配し、そこに訪れて執刀する。なので、手術室をどれほど使っても本人の収入にはならないこともあり、自分の診療室だけで済ませられると便利なのであった。)
ちなみに、このMy Lobotomy、舞台は私も住んでるLos Altosという町なのだった。ダウンタウンの一角にFreemanが開業していたオフィスがあり、そのすぐ近くに著者の家族も住んでいた、とある。本を読んだ後、住所を頼りに見に行ってみたが、Freemanのオフィスは今はもう道路となってしまっており、筆者の住んでいた家も建替えられて新しくなっていた。それにしても、こんな身近でこのようなことがあったとは・・・
なお、手術の後に、筆者を連れたFreemanがサンフランシスコの学会に行くという記述がある。ここでFreemanが、手術を受けた少年は12歳だ、と言うと、聴衆の医師たちは衝撃を受け、口々にFreemanを非難、罵声が飛び交う混乱の場になってしまった、とある。ちゃんとしたお医者さんたちもたくさんいたのね、とちょっと胸が熱くなりました。(当たり前か)。
少年は、手術直後はゾンビのようだったが、数ヶ月で復活、また普通に学校に通えるまでに復活する。
しかしその後、やはり継母との仲は悪く、少年院、精神病院へと送られ、そのまま社会には出たものの、ドラッグ中毒のならずものとして40台半ばまでを過ごす。その頃になってようやくまともな職を得て、今では長距離トラックの運転手をしながら家族を養っている。
そして2005年に、NPRのラジオ番組でロボトミー特集があり、その語り手として著者が起用される。この番組は大きな反響を呼び、この結果、本の出版にも至ることとなった。実は私もこの番組をリアルタイムで聴いたのだが、衝撃を受けました。いろいろなラジオ番組制作で賞を取っているプロデューサーの手によるもので、センセーショナルさはなく、静かで深い悲しみに震撼させられるもの。本人が父親にインタビューするシーンもある。
実はFreemanの手術の記録は全てアーカイブとして残っており、実際に手術を受けた人が行けばいつでも見せてもらえるのだが、この本の筆者以外には行った人はいない、とある。ロボトミー手術を受けた人の多くが廃人、または廃人同然となってしまったから、行きたくても行けなかったのでありましょう。
著者は最近になってMRIを受け、普通だったら廃人になるレベルの傷を脳に受けていることが証明される。12歳という発達期に手術を受けたため、損傷を受けた部位を補うように脳が発達し、普通の人と変わらない行動ができるまでに復活したらしい。上述したとおり、その「復活」は数ヶ月で起こっており、子供の力を感じます。
で、多分、My Lobotomyの著者とThe Life and..のBill Brysonは、どちらも今だったらADHDと診断されるような子供。いずれも手に負えないが、頭の回転は速い。しかし、一方はロボトミー手術を受け、もう一方は楽しく少年時代をすごす。この比較はなかなか恐ろしいものです。
ちなみに、ロボトミーのラジオ番組はこちらで聴けます。リンク先には著者が手術を受けているときの写真、執刀に使われたアイスピックを持って写っている現在の写真などもあります。
<おまけ:「枕にダニ」の話が載っているBill Brysonの科学史本>
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12 月 08, 2008
恐れが非論理的な決断を産む
New York TimesのIn Hard Times, Fear Can Impair Decision-Making 。経済神経学者が、恐怖により人々の決断がどう捻じ曲げられるかについて書いた記事。
「将来に恐れを感じていると、人間は現状維持に走り、新しいものを探索する、リスクを取るといった行動は抑制される」ということ。そんなの当たり前じゃないか、と思うかもしれないが、ポイントは「非論理的なまでに」現状維持を図り、「非論理的なまでに」新規探索を拒むということ。
「将来の恐れがある際に取る非論理的な行動」としてはこんな例が。
we attached electrodes to the tops of their feet. Although not unbearably painful, the shocks were designed to be unpleasant enough that the individual would prefer to avoid them altogether.
The kicker was that they had to wait for the shocks. Every trial began with a statement of how big the shock would be and how long they would have to wait for it: a range of one to almost 30 seconds. For many people, the wait was worse than the shock. Given a choice, almost everyone preferred to expedite the shock rather than wait for it. Nearly a third feared waiting so much that, when given the chance, they preferred getting a bigger shock right away to waiting for a smaller shock later. It sounds illogical, but fear — whether of pain or of losing a job — does strange things to decision-making.
特定の合図の後に足に電流を流す。電流が流れると痛い。合図の後電流が流れるまでには1-30秒の間がある。多くの人は「どうせ後で痛いなら、今すぐの痛みのほうが良い」と言う。3人に一人は、
「後で痛いくらいだったら、今すぐ、より強い痛みを感じるほうが良い」
と。これ非論理的、非合理的でございます。生物としての人間としてみたら、今か将来かに関わらず、弱い痛みのほうが望ましい。恐怖により人はこのような判断をするようになる、と。
なぜなら「恐怖」と「痛み」は同じ脳の場所で感じる、ということで、「実際の痛み」ではない「恐怖」も、同じようなものとして脳は知覚する、と。で、その強度が人によっては異なる、と。
さらには
when our brains sense pain, or anticipate loss, we tend to hold onto what we have
「脳が痛みや起こるべき喪失を感知すると、今もっているものにしがみつく傾向がある」
「自分が今もっているもの」が、ほかの人から見るよりもずっと大事なものに見えてくるわけです。そういえば、昔、最初の会社を辞める前、
「こんなすばらしい会社のすばらしい仕事を辞めてしまったら、この世の終わりなのではないか」
と感じたものだが、辞めてみたらそこまですばらしくもなかった。いや、良い会社だったのだが、「辞めたらこの世の終わり」というほどではなかったと、そういうこと。当時は「辞めた先の将来」が怖かったんですな、きっと。
というわけで、合理的な判断を下すためにはまず脳を「恐怖」という概念から開放してあげる必要がある。そのためには
It means avoiding people who are overly pessimistic about the economy. It means tuning out media that fan emotional flames. Unless you are a day-trader, it means closing the Web page with the market ticker. It does mean being prepared, but not being a hypervigilant, everyone-in-the-bunker type.
「経済に関して大げさなまでに悲観的な人を避ける。悪い経済を煽るようなメディアを見ない・聞かない。デイトレーダーでもない限り、株式市場のサイトは見ない。準備を怠ってはいけないが、悪いことばかり重箱の隅をつつくように探って、全員防空壕へ退避しろという風になってはならない。」
これは、「世の中はどうあるべきか」という話ではなくて、個人がどう考えるべきか、というお話。
世の中のみんながどれだけ防空壕に隠れようが、「自分」は恐怖を退け、合理的な判断をすることによって、「自分」は正しいレベルのリスクをとり、正しいレベルのリターンを得ることができる、とそういうことです。
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12 月 03, 2008
年間最大のオンラインショッピングの日の売上は対昨年比15%増
12月1日はCyber Mondayであった。アメリカのオンラインショップが年間最大売り上げを記録すべき日でございます。comScoreによれば今年のCyber Mondayのオンライン売り上げは$846 millionで去年の15%増。めでたいめでたい。Wiiは依然超人気でメーカー希望価格の100ドル増しで流通、iPodですら品薄らしい。
リアルな店舗のほうは、先週の金曜日が最大のお買い物日なのだが、こちらの売り上げも昨年比3%増。まぁ、ちょっと先行きに悲観した小売側が値引きしすぎて利益率が悪いと推測されているのに加え、続く土曜、日曜が思ったほど伸びなかったこともあり、小売業の株は下落したが。
とはいうものの、恐れられていたほどの冷え込みはなかった、という感じ。ハタから思うほどアメリカ経済は死亡してないんですよね。
しかし、この手のニュースを伝える記事の多くが懐疑的なもの。Online Holiday Sales Making A Comeback, Or Barely Holding Their Own? とか。景気が悪くなると、見方によっては景気のいいニュースでもこういう懐疑的な表現になるんですよねぇ。ドットコムバブルがはじけた後のどん底 だった2002年のクリスマス商戦でも、実はオンラインショップの売り上げは向上していたのに、その報じ方が「たったXX%しか伸びていない」みたいだっ たのも懐かしい思い出。
***
ちなみに、なんで今が「一年で最大のお買い物」の季節かというと、それはクリスマスプレゼントを買うため。
11月の第四木曜日がThanksgivingで、これは盆と正月が一緒に来たような国を挙げてのお休みの日。親戚やらで集まってみんなで七面鳥を中心に膨大な量の食べ物を詰め込む日なり。この日ばかりは年中無休で24時間営業のお店まで閉まってしまい、ヨーロッパの日曜日のように街は閑散とする。
そしてその翌日がかの有名なBlack Friday。ありとあらゆるお店が一大セールを繰り広げる。朝の6時開店、なんていうのもザラ。3時とか4時などという非人間的な時間に開店するお店もある。今年はJ Crewが夜中の12時に開店しておりました。
時間や個数限定のセールがあるので、みな殺気立ち、今年はついに本当にWal-Martで死人が出てしまった。(なだれ込んできた客に踏み潰されてアルバイトのワカモノが死亡。)数年前はGoogleがあるMountain View市のWal-Martでもけが人が出る大騒ぎになった。(確かあの時は目玉商品のHPのラップトップが騒乱の元に)。
小売業は、1月1日からずっと赤字で、このBlack Fridayの一日で黒字に転じる、という意味でこの名前がついている。
そして、多くの会社や学校がThanksgivingと翌金曜はお休みで4連休となる。で、連休明けの月曜がCyber Monday。仕事場に戻った人たちが会社のコンピュータで買い物をしまくるのでオンラインセールスが激増する、と、まことしやかに語られた。実は本当じゃなかったらしいが、しかし、この日にセールをするオンラインショップが多数登場し、本当にオンラインショッピングの日になったのでした。
***
ちなみに、オンラインショップでは、なんらかの割引コードが使えるのが常でありますが、
「ショップ名(またはメーカー名、商品名など) code」
とGoogleで検索するといくらでも割引コードが出てきます。こういう風に、UGC型で割引コード情報を集め、さらにそれを実際に使ってみた人が成功した割合を%表示してくれるサイトまである。普段クーポンとか全部捨てちゃう私も、ここまで簡単だと軽く使える。買う側には便利だが、売るほうには辛い。
そうそう、「かもくんのシリコンバレー底値生活」っていうのもあります。シリコンバレーに住む「かもくん」さんの情熱のこもった底値情報サイトなり。しかし、昨日の記事で100ドルを切った!と興奮されているAmazonのi-SOBOT、今見たらすでに170ドルまであがっている。ダイナミック・プライシングの世界での底値道は厳しいですなぁ。
<UPDATE:このエントリーをセーブしてる間にもう一回Amazonのi-SOBOTのページをみたら、なーんと60ドルになっていた。なぜ1分で65%値下がりするのか!しかもToys"R"USでは300ドル。うーん、意味もなく買ってしまいたくなることよ。>
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12 月 02, 2008
書評:In The Woods
アイルランド、イタリア、アメリカ、マラウィで育ち、今はまたアイルランドに住むTana Finchのデビュー小説。暗いっす。最初の8割が桐野夏生、最後の2割がカズオイシグロ、という感じ。
話の出だしはアイルランドの森。12歳の少年少女3人が姿を消す。必死の捜索の結果、一人の少年Adam Ryanだけが見つかる。その靴はぐっしょりと血で重く、シャツは10セン チほどの裂け目が平行に4本ついている。靴と靴下の濡れ方から、脱いであった靴に血が注ぎ込まれ、それを後から履いたようだ。Adamには擦り傷はあるが、靴が重くなるほどの出血はない。残りの二人の行方は杳として知れない。二人の匂いを辿る警察犬は、Adamが見つかったすぐ近くまでは行くが、そこで痕跡を失い混乱してしまう。助かったAdamには事件の記憶はなく、結局迷宮入りする。
ここまでが最初の6ページ。
Adam Ryanはその後刑事となり、同じ場所で起きた別の事件の担当となる。そして、新しい事件と古い事件が絡み合って進んでいく。
「探偵モノ」じゃありませんので、すっきりくっきりの解決を望んで読むと落胆します。12歳という幼さで親友を二人失い、しかも、(おそらくあまりの恐怖で)どう親友を失くしたかの記憶すら失ってしまった少年が、その圧倒的な喪失に飲み込まれながら生きていくお話。暗いけれど、独特の世界観がある。
話の筋とは別に「なるほど」と思ったのは、1980年代のアイルランドに「失われた10年」があった、というようなプロットが出てくること。そのころ学校を出た人たちはまともに就職できず、出だしでくじけたために結局そのままうだつのあがらない人生を社会の辺境で送る。どこの国でもこういう「めぐり合わせの悪い世代」というのがいるんだなぁ、と。
それから、「大人を小さくしなびさせたような顔の赤ん坊」が登場するところがあって、実は日ごろからうちのダンナが「白人というのはごく小さいころから大人のような顔をしている子供がいて少々怖い」とつぶやいていたのだが、そうか白人同士でも同じように思うことがあるのね、という発見がありました。これまた筋とはまったく関係ないですが。
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12 月 01, 2008
博士課程・ポスドク交流会@早稲田大学
早稲田の院生の中田さんという方からの依頼で、下記イベント案内を転載します。現在博士課程在学中、またはポスドクの方でキャリア形成に興味がある方を対象とした交流会を開催するとのことですので、ご興味のある方はどうぞ。
以下転載です。
この度、2008年12月6日(土)に早稲田大学にて、博士課程大学院生・ポスドク向けの交流会を開催いたします。
ゲスト:保田隆明氏(ワクワク経済研究所LLP 代表パートナー)
他人と比較して、「自分のキャリア形成がうまく行っている」と満足することは間違っています。あくまでも、 あなたが設定した目標に向かって着実に進んでいるかが重要であり 、目標もバックグラウンドも異なる他人と比較して満足するのは、 筋違いです。満足のいくキャリアとは、 自分の軸に沿ったキャリア形成をしていくことです。
(著書「デキる人は皆やっている一流のキャリアメイク術」明日香出版社より)
・キャリアパスを、必要以上に不安に感じている人、無意識に狭く考えている人、 漠然とよく分からないものと捉えている人も多いかもしれません。 現在の社会では、 自身のキャリアパスの創造は一人一人の大きな課題となっています 。
・アカデミックにおいても一人一人のキャリアメイク戦略は重要とな ってきており、 キャリアパス戦略を持つことで様々なリスクに対応し、 自分の人生をワクワク出来るものにします。
・今回のPh.D.交流会では、外資系投資銀行を始め様々な業界を経験され、現在テレビ、書籍、 Webなど多くのメディアで金融、 経済の柔らか解説のコメンテーターとして活躍するとともに、 大学院にて経済・ ファイナンスを学ばれている保田氏をゲストとしてお迎えします。 自身の経験を交え、キャリアパスに関する考え方、 アカデミック修了者に向けたキャリアメイク戦略、 自分がワクワクするためのキャリア創造についてのお話を頂き、 参加者全員でディスカッションを行います。
(開催概要)
■第4回Ph.D.交流会テーマ:「博士のキャリアメイク戦略」
■日程:2008年12月6日(土)
■時間:17:00~20:00
■場所:早稲田大学
■参加対象:
1)(後期)博士課程の大学院生
2)ポスドク
3)大学院生・ポスドクとの交流に強い関心をお持ちの社会人(若干名)
■定員:30名程度
■スケジュール:
16:50~ 開場
17:00~17:30 交流(飲み物や食べ物をご用意致します)
17:30~18:30 保田氏のお話・ディスカッション
18:30~20:00 交流(飲み物や食べ物をご用意致します)
■ゲスト:保田隆明氏(詳細はhttp://wkwk.tv/profileをご参照くださいませ)
【プロフィール】
1998年:早稲田大学商学部卒業
1998年:リーマン・ブラザーズ証券会社東京支店投資銀行本部
2001年:リーマン・ブラザーズ証券会社ニューヨーク本社投資銀行本部M&Aグループ
2002年:UBS証券会社東京支店 投資銀行本部
2004年:Life On株式会社代表取締役(SNSサイト「トモトモ」を設立し、起業)
2005年:ネットエイジキャピタル(現:ngi capital)執行役員
2006年~:ワクワク経済研究所LLP代表パートナー
■会費:1,000円
■参加申し込み:
phdmeeting★yahoo.co.jp(★を@に変更してください)宛てに電子メールにて、 以下の7項目をご記入して申し込みをお願いいたします。
1)お名前
2)ふりがな
3)学校名
4)学部名/学科・専攻名
5)学年(もしくはポスドクetc)
6)電子メールアドレス(携帯メールアドレスは不可)
7)参加希望理由
■第4回Ph.D.交流会幹事:中田行彦(早稲田大学大学院博士後期課程)
■お問合せ先:
ご不明な点がございましたら、phdmeeting★yahoo.co.jp(★を@に変更してください) 宛てに電子メールにてお問合せくださいませ。(担当:Ph.D. 交流会事務局)
Blog: Ph.D.交流会~博士課程大学院生・ポスドクが主体の集い~ - livedoor Blog(ブログ)
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