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10 月 16, 2008
Obama vs McCainジョークの戦い
超面白いです。本日ニューヨークで行われたチャリティイベントでのObamaとMcCainのジョークスピーチ。毎年行われるイベントで、ジョークで満ちたスピーチをする、というのがお約束。ジョークスピーチはMcCainの圧勝。ジョークが捨て身です。
ちょうど、昨日最後の大統領候補のテレビ討論があった直後。かなり熱い議論を戦わせた後で軽やかなジョークのやり取り、ということで、間の取り方もよいイベントではあったのだが、McCainが自分自身をとことん笑い飛ばしているのはすごかった。負け気味な人が本当に自分を笑い飛ばすってのがすごい。「本当にいい人なんじゃないかな、この人」と思わせるものでした。
ただ、よほどアメリカの政治オタクでないと、ジョークの中身がわからないとは思うんですが。
ちなみに、McCainの「Joe the Plumberジョーク」は死ぬほど笑いを取っていたが、これは昨日のテレビ討論でな、な、なんと26回も名指しで呼ばれたJoeさんのこと。
英語的には「Joe」は、特に誰かをささずに「普通の人」という意味で使われることが多いのだが、実はこのJoe the Plumberは実在の人。「水道屋のジョー」ということで、「こういう普通の人のためになる政治を」とMcCainが好んで例として出す人物なのだが、昨日26回連呼されたこともあり、今日はなんとジョーさんはプレスコンファレンスを開く人気者ぶり。
そこで明らかになったのが
- ジョーは水道屋の免許を持たずに雇われて配管工事をしている
- ジョーは、やがて自分のボスの水道屋を自分のものにできると考えており、その暁には25万ドル(2500万円)以上の収入があると思っている
という二つ。前者はまぁいいとして、後者は、まさにアメリカのミドルクラス(の下の方)の大いなる勘違い。この人は、自分のボスの仕事を引き継ぐだけ、つまりワンランクアップするだけで国でトップ数%の収入レベルになれると思っている訳です。
で、Obamaのプランに「年収25万ドル以上の人の課税引き上げ」というのがあるのだが、ジョーは「自分が金持ちになった時に税金が高いのは困るから」ということでMcCainに投票しようかな、と思っているのであった。以前も能天気なアメリカ人というエントリーで書きましたが、アメリカ人は
国民の19%が「自分は国でトップ1%の稼ぎ」と思ってるのだそうだ。さらに、その次の20%も「一生のうちいつかはトップ1%の稼ぎができる」と思っている。つまり、国民の2人に1人近くが「今既に、もしくはやがて、大金持ちになれる」と信じているのである。
ミドル層が反福祉の共和党支持なのはよその国からするととても不可思議なのだが、こういう「いつかは自分も大金持ち」というアメリカンドリームがその理由です。
(まぁ、それだけでなく、「政府にお世話になるなんてごめん被る。年金も保険も国にしていただかなくて結構。自分のことは自分でするぞよ」という独立精神も強くあるのだが。)
さて、話しを戻してもう一つジョークの元ネタに、McCainはお金持ちで自分が何軒家を持っているかもわからない、というのがあります。以前インタビューで聞かれて答えられず、後になってから「7軒」と答えて話題になったのであった。
・・・・と長い背景説明の後でどんなジョークだったかと言いますと
「水道屋のジョーは25万ドル以上の収入になったりしない、とオバマは言うが、実は高収入の秘密がある。とある富豪の夫婦がジョーを好条件で雇って、自分の7軒の家全ての水道工事を頼むことにしたのだ。」
・・・って、書きながら自分でも面白くありません。「笑い」の国境の壁は高いのぉ。それでもチャレンジしてみたい方は冒頭のビデオなど見てみてくださいませ。
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10 月 10, 2008
シティバンクが魚市場のようにワサワサしていた件
今日、大手町のシティバンクで海外送金手続きやらドルの指値やらいろいろして来たのだが、とても混雑しててびっくり。担当してくれた行員のお兄さんに聞いたら
「今日はもう魚市場のように混んでいます」
とのこと。
「それはやっぱりこの世の終わりだからですか?」
と聞いたら
「そうですね。やはり市場のせいですね。世の中が終わると困るのですが。」
とのこと。
いずれにせよ、行員さんたちは皆小走り気味で顧客対応に明け暮れておりました。
そして、対応してくれた行員のお兄さん(仮名「田中さん」)が
「この先、お電話でご指示いただく場合は担当の森(仮名)までご連絡ください」
とのことで、自分の名刺に森さんの直通電話番号を書いてくれて渡してくれたのだが、それをわたしに手渡しながら
「わたしが森です」
と名乗ってくれた。
いえ、あなたは田中さんです。
ベタな間違いですがテンパっている雰囲気が伝わりました。お疲れさまでした。田中さん。
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10 月 08, 2008
10日のセミナーで話すこと「現場がイキイキする人材マネジメント」
10日昼は一人でお話しするセミナーをします。「現場がイキイキする人材マネジメント」ということですが、わたしとしては非常に簡単に「イキイキした職場」は「やりがいがある」か「労働時間が短い職場」職場である、と定義し、シリコンバレーの会社はどのようにして「やりがい」と「時短」を実現しているのかをお話ししたいと思います。
ちなみに、「やりがい」と「時短」はor条件でつながっています。どちらかだけでよいわけ。もちろん「やりがいが皆無」というのは問題ですが「やりがいがそれほど大きくなくても、さくっと9時5時」というのもあり、と。
この、「やりがいがイマイチでも労働時間が短ければイキイキする」、というのは疑問を感じる方もいると思いますが、人間、体が疲れると心も疲れる。体力さえあればかなりのことは元気に乗り切れるものです。で、体力温存には労働時間を短くすることが一番、と言い切らせていただきましょう。
ということで、「時短」に関しては
- コアタイムがないどころか、会社に来ても来なくても良いフレックスタイム
- 「ほう・れん・そう」を排して効率化ー全員社内にいても電話会議のすすめ
- 出張への家族同伴、休暇合体の推奨
- 数ヶ月〜数年のサバティカルの導入
といったことをお話しします。
やりがいの方は
- ギークは会社に取って最重要アセットと認識しギークならではのリワードを導入
- 現場に採用権をもたせ、人のマッチング、仕事内容のマッチングの精度を上げる
- 業績を上げる(人事の枠からは外れるが、実はこれで全ての問題が解決すること多し、「拡大経営」の大事さをおまけでちょっとお話ししたいと思います)
こんな感じでしょうか。さらに参加者の皆さんからの質問も目を通していますので、そうした疑問へのお返事も交えながらお話ししたいと思います。
セミナーの詳細、お申し込みはこちらのサイトへ
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11日のパネルディスカッションの質問項目
11日の昼にパソナテックのイベントで行う女性限定パネルディスカッションですが、私、モデレータなので、質問項目を考えました。こんな話しをする予定です。
- ファイナンス
- みなさん自分の生活は自分で支えていらっしゃると思いますが、
いつ頃からそうしたい・そうなりたい、と思いましたか?
出会い<キャリアと恋愛のバランス>
- 女性のキャリアというのはパートナーに左右されることが多いのではないかと思います。パートナーがいるからこそ安心してリスクある挑戦ができることもあれば、パートナーがいるために挑戦が阻害されることもあると思うのですが、以下のそれぞれで、何かご経験があればお話いただけますか?
# パートナーがいるからこそできたリスクある挑戦
# パートナーがいないからこそできた挑戦
# キャリアアップを図ったらおのずとパートナーが現れた経験
- 考え方
<運>
- ご自身の経験の中で 「運」はどれくらい大事でしたか?
-これまでで「運がよかった」
と思われることはどんなことがありますか?その時、
その運をつかめた理由は何だと思いますか?
<リスク>
-これまで「リスク」だと思われたことは何ですか?
そのリスクを軽減するためにどんなことをされてきましたか?
(質問の背景:私は「どうやって転職・留学・
海外移住etcのリスクをとったのか?」というようなことを聞かれることがままあるのですが、私としてはそうした転進は、無意識にリスクを軽減するためにとってきたことでしかない、と思っています。たとえば、日本の大企業にいるリスク、専業主婦になるリスク、などいろいろな「リスク」があるわけです。個人的に変なところでは、「新宿駅の構内を歩いているときに大地震があり、逃げ惑う群集に踏み潰されて死ぬリスク」というのを昔からリアルかつビジュアルに感じており、「早く東京を脱出せねば」とも思っていました。 一方、私の知り合いで、東京に住んでいる女性で、だんなさんがMBA留学するに当たり、「サンフランシスコだけはいや。地震があるから」と言っていてビックリしたことも。東京の方がサンフランシスコよりずっと地震の危険は大きいのに。結局多くの人が「リスク」だと思っていることの中には、「単に知らない・親しみがないだけ」のことがたくさんあるのではないかと思います。
以上「本当はリスクなのに気がつかない」「本当はリスクではないのに怖がる」といったことがいろいろあると思うのですが、皆さんがこれまでの人生でどんな「リスク」があると考えてこられてきたかをお話した抱きたいと思います。)
<価値観>
大学を出たての頃は「あれもこれも欲しい」と思うのが、だんだんと「全てのことは両立しない」と自覚し、「本当に欲しいものはなにか」という風に「自分に取って大事なもの」の核ができてくるように思います。これは、「本当に大事なもの」以外は捨てることでもあり「失う」ことでもある、と思っています。そうした「変化」は頭の中で考えてできることではなく、何かを経験し体感して始めて起こることではないかとも思います。皆さんはこれまでどんな「価値観」の変化を経験されましたか?その変化を促した出来事はなんでしたか?
(上記設定自体が皆さんの経験と違う、ということでしたら、そうしたご意見でよいですのでお話しください)
- 夢
- 夢はあまり非現実的だと、そこに向かうための努力の仕方がわからないし、まり具体的で狭いゴールだとかえって運をつかみ損ねることもあると思います。(狭いゴールから少しでも外れる「運」だと目もくれないので)。皆さんのこれまでの夢でかなったものはどんなものですか?その夢はいつどんな風に生じたものですか?
何かご意見があればコメントください。
セミナーの詳細、お申し込みはこちらのサイトで
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10 月 07, 2008
大恐慌の今昔
渡辺@東京です。サンフランシスコからの飛行機の中で見た映画、Kitt Kittredge。
時は大恐慌時代の1930年代アメリカ。新聞の記者になりたいKittは10歳の女の子。オハイオ州シンシナッティで父親が経営していた車のディーラーが倒産、父親は400キロほど離れたシカゴに職を探しに行き、母親は下宿人を家に入れてなんとかローン返済を続け家を守ろうとする。そこに事件が発生し、それをKittが解決しようとして・・・・・というお話。
いやー、不吉だなぁ、大恐慌か、また来そうだし、と思いつつ見たのだが、
「これが大恐慌だったら、まぁそれほど悪くないんじゃないの?」
という感じでした。
オハイオということもあるが、ベッドルームが6つも7つもあるようなステキなお家で、食事の時間になると下宿人もダイニングルームに集い粛々と晩餐会のようにディナーを食べる。下宿のオバサンが作った賄いご飯を食べるだけなのにスーツなんか着てたり。
・・といったことは、当時はきっと普通の生活習慣だったのだろうが。しかし、お父さんがシカゴで職探しに挫折して戻ってくるまでに1年もかからないし、なんだかんだで豪華な家はキープしている。挫折して戻ってきたお父さんがその後仕事があるかどうかはわからないのだが、それにしても、そんな数ヶ月仕事がないくらいでなんじゃい、と思ったのですよ。
あれほどみんなが大騒ぎする大恐慌ってこんなものなの?だったら全然対応可能なんですけど。というか、既に対応したんですが。
シリコンバレーのドットコムバブル崩壊後は1年くらい無職などごく普通のことであった。あのときはバブル崩壊と9−11ショックが重なったこともあり、我が家のダンナだって2年職がなかったし。ビジネススクールの同級生でシリコンバレーにいる人たちは、2−3割が無職&職探し中だったと思う。ちょうどその頃卒業5周年同窓会というのに行ったのだが、開き直って「いやー、もうずいぶん仕事がないよ」と気楽に参加してた人が相当数いました。
当時は、壮年の男性が平日の昼間に10人くらいの集団でバイクウェアに身を固めサイクリングという情景もシリコンバレー的には日常茶飯事。(さすがに失業期間が1年、2年と続くと精神的に参ってくるので、同士で集まって健康的に汗を流そう、ということだったよう。)
プロフェッショナルなキャリアの人が、貧困層向けの慈善団体から缶詰などの食料品をもらう列に並んでいる、とか1ヵ月ほとんどカップヌードルだけで過ごしたとか、そんなニュースもありました。
しかしながら、あの時と違うのは、逃げ場がないと言うことでありましょうか。当時は世界の中でシリコンバレーだけが突出して不景気だったので、他の地域に行けばそれなりに仕事があった。ので、ドイツとかシンガポールとかいろいろな場所に移っていった人が沢山いた。レイオフされてビザを失った移民の多くは自分の国に帰り、そこで職を見つけた模様。しかし、今回は世界中同時なので行くところがないですなぁ。
ま、とはいえ、我が家的には、前回も夫婦共働きのうち約50%の労働力が2年アイドル状態でも特になんということもなかったので、今回も何とかなるでしょう。
+++
余談ながら、職探しが長引いたらせっせと家事をしましょう。
というのも。
片付け嫌いな人が家にいると、それだけでエントロピーが増大し室内がカオス化する。当然家人は
「仕事してないんだから家くらいきれいにしてよ」
と不平たらたらとなるわけだが、職探しがうまく行かずに腐ってる本人には
「どうせ俺(私)は仕事がないよ」
という風に取りがち。本当のメッセージは「家くらいきれいにしてよ」の方であっても、だ。
ドットコムバブル崩壊当時、「職探し中の無職の夫が、PRコンサルタントの妻と子供2人と無理心中」なんていう事件も当地ではありました。報道された周囲のコメントによれば、妻の方は仕事は順調で経済的には何の問題もなかったが、上記に似たような類いの争いがあった模様。我が家でも全く同じ問題が生じた経緯あり、状況は容易に想像がつく。
夫婦共働きだと経済的には大恐慌でも何とかなることが多いが、こういう問題がおこることもあるわけです。
というわけで、大恐慌をのりきる教訓は「夫婦共働き」と「無職の間は家事に勤しむ」でしょうか。
<参考>:ドットコムバブル崩壊時のシリコンバレーの様子については2003年1月のシリコンバレーは復活するかというエントリーなどあります。
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10 月 01, 2008
Twitter+Current.tv=リアルタイム・ニコニコ動画
明日の副大統領候補同士の討論会で、UGC型サイトとケーブルテレビ局を合体させたCurrent.tvとTwitterの協業を見ることができます。Twitterで文中に#currentと入れてコメントすると、それが中継ビデオの下の方に次々に表示されるというもの(ただし全部ではない)。
current.tvはインターネット上でのユーザーからの投稿/コメントを元にテレビ番組を作り、ケーブル局として放映するというビジネス。
日本からでも、tiwtterコメントもcurrent.tvサイトでのリアルタイム放映視聴もできるはず。
先日のMcCain/Obama討論会で同様の試みをした際にどう見えたかはこちらにサンプルビデオあり。
ちなみにCurrent.tvはあのAl Goreがファウンダー。サンフランシスコが本社で、ちゃんとAl Goreも来て地元の他ベンチャーとミーティングをしたりしており、ちまたでは
「なんていい人なんだ」
と感銘を呼んでいる模様。今年の1月に上場申請もしています。(まだ上場していないが)。
ということで、複数メディアの統合実験が着々と進んでいるのでした。
current.tvのサイトで見るのはこちらから、のはず。アメリカ、イギリス、イタリアではケーブルテレビで放映されます。
開始時間は、カリフォルニア時間10月2日6時PM、日本時間の10月3日10時AMです。
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クリスティーナ再び
4年前のエントリーに書いた元隣人クリスティーナ。スタンフォードのロースクール出身で高級コールガールをしていて、その収入の税金を払わなかったので国税に追われていた、というのが当時の話し。
今朝の朝刊を見たらまた登場。いまだに国税に追われている模様。
Feds: Stanford law school grad failed to pay taxes on prostitution earnings より
In court papers filed Tuesday in San Jose federal court, prosecutors allege that Cristina Warthen failed to pay taxes on more than $133,000 she earned as a prostitute in 2003, jetting off as a call girl for clients in Washington, D.C., Chicago, New York and other cities. The government has charged her with felony tax evasion for failing to pay about $25,000 in federal income taxes.
2003年の売春収入133,000ドルの国税滞納、が問題と。
ちょうどその頃ASK JeevesのファウンダーのDavid Warthenと結婚、記事によれば今でもまだ結婚は継続しており、弁護士を立てて夫婦で税務署と戦っている模様。麗しい。
ちなみに、今日本屋に行ったらこんな本が売っていました。
The Dot.com Call Girl: A Silicon Valley Escort's Memoir「シリコンバレーのコールガールの回想録」
「おお、まさかクリスティーナの書いた本?!」
と手に取ってみましたが違いました。国税に追われている人が、それを自ら暴露するようなことを書く訳ありませんね。
4年前のエントリーはこちら:隣人はコールガール


