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8 月 06, 2008
Yahoo!に関するいろいろな驚き
Yahoo!が揺れている。Microsoftに攻撃され、Icahnに攻撃され、ユラユラしている大事なときに、役員信任投票の株主投票の数え方を間違えた、という非常にアメリカンな事件。
間違いを起こしたのは、株主投票の委任状(proxy)を数えるのが事業のBroadridgeという会社。リストされている事業の最初の方に「委任状処理」とあるので、これが本業。売上$2 billion、2000億円プラス、という会社です。
で、委任状を数えて資料を作るときに、一番大きい桁の一文字を間違えて消してしまった・・・ということらしい。
「一番大きい桁」
ですよ。さすがアメリカ人だ。すごい。
こういうときに陰謀説を唱える人もいると思うが、まぁ、アメリカ人の場合、悪気のない単なるミスの可能性の方が大きい・・・と思いませんか。私は思います。
Yahoo!に関して言えば、数えなおしても信任投票の結果が変わるわけでは無いのだが、思いのほか現役員を嫌がっている株主が多いことがわかった。
「新たな投票結果を、Yahoo!の現在のマネジメント・役員を除いて集計しなおしたら」、というNew York Timesの試算では、信任する・しないの比率は
Jerry Yang - 61:39
Roy Bostock(会長) - 54:6446
ということで、Jerry Yangの方は数えなおしてもまだまだOKだが、Roy Bostockの方は結構ぎりぎりだ。
以前、超有名アナリストのMary Meekerが「3桁間違える」というすごいミスで、「YouTubeの売上はすぐにでも5000億円!」というレポートを発表してしまったことがあったが、今回の方が深刻ですね。Broadridgeの社内品質管理は大丈夫なの?という・・・。
余談ながら、これまでマイクロソフト買収攻撃にさらされてからのYahoo!の一連の動きとそれに関する報道を見て、私は二つ驚いたことがあります。それは
- Jerry Yangって本当にYahoo!に必死なんだ
- David FiloはまだYahoo!にいたんだ
Jerry Yangについては、お飾りCTO的存在で攻撃されたら簡単に諦めるのでは思っていました。David Filoは、もう一人のファウンダーですが、とっくの大昔にリタイアして、アリゾナでハンググライダーに乗ったりしてるのでは(←特に根拠はない)、と思っておりました。
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8 月 03, 2008
ムスビ近況報告
最近さらに巨大化しているムスビ。現在7.75キロ、17ポンドなり。もともと骨格の小さい猫ゆえ、飼い主の人格が疑われるサイズになってきています。
しかし、これでも努力しているのだよ。
今、家を改築中で借家住まいなんですが、引越し先では外に出していない、というのも肥満化を促進しているかと。
引越し時、猫ダイエット中で、獣医に言われたとおりドライフードをやめ、ウェットフードオンリーにしていた。しかし、驚いたことに猫はドライフードが大好き。どう見てもウェットフードの方がおいしそうな気がするのだが、ドライフードを出せ、と鳴くこと鳴くこと鳴くこと。
ドライフードは炭水化物が多いので、猫がドライフードを欲しがるのは人間が甘いモノを食べたがるようなもの、と誰かが言っていたが本当でしょうか。
いずれにせよ、とにかくドライフード。しばらくしたら、少しやせた(7.4キロ→7.2キロ、くらい)。
しかし、本猫からの要求は激しい。ミャーミャーミャー、というのは
「ちょうだ~い」
という感じだが、
「ミャッ」
としかりつけるようなトーンを連発することも。ミャッ、ミャッ、ミャッ。
「ヨコセ、ヨコセ、ヨコセ」
という感じでしょうか。
無視していたら、家の中でおしっこをするように。
最初は引っ越したから落ち着かないせいか、と思っていたのだが、そのうち、私たちが見ているときを狙ってチャーっとするようになってきた。
抗議かなぁ、、、と思い始めた頃、ついに、朝、ベッドの掛け布団の上に飛び乗って、ダンナの胸の上でチャー・・・・・・。するやいなや、どーんとものすごい音を立てて飛び降りて去っていった。
これは絶対に嫌がらせ。
ということで、ついに根負けして、ドライフードをあげるようになったら、見る見る太って、ついに7.75キロに。8キロ間近である。
食事を減らせないなら運動しかないでしょう、ということで、子犬用のリーシュを買ってきて、散歩、をしてみることに。こんな感じで前足の前後を包み、背中で一つにしてそこから紐が伸びる。
しかし、猫というのは犬と違って体が柔らかいので、するりと胸当て部分から抜け出てしまう。その上、ムスビは足が短い猫なので、ちょっと体をひねるとすぐ取れちゃう。
また、怠惰な猫を飼っている方ならご存知だと思うのだが、猫というのは動きたくないときはテコでも動かない。紐をどんなに引っ張ってもダメ。名前を呼んでもダメ。ムスビの場合オモチャやエサをちらつかせてもダメ。(オモチャは興味なし。エサは目の前に出さないとエサと認識できない。)
外に出ても、ドアの前から動かず。一瞬でも早く家に入りたい模様。
そこで編み出したのが、
「だっこして庭のはずれまで行き、そこで地面に下ろす」
という技。家に入りたいムスビは一心不乱にまっすぐドアに向かうので、一応歩くことになる。
もちろんドアにたどり着いたらまたテコでも動かなくなる。
また抱き上げて庭のハズレまで行く。
と、まぁこうすれば一応歩きます。一方向にしか進まないので、なんかスキー場のリフトみたいですが。
しかし、こんなんで運動になるのでしょうか。ムスビがやせる前に私の方が疲れてしまうよ。
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8 月 01, 2008
上を見たらきりがない:Del Biaggio詐欺事件
しばしブログを休んでいた間にシリコンバレーで話題になった事件がDel Biaggioという人の詐欺事件。
「嘘ついてお金を借りた」
という、まぁありがちな話なのだが、その桁と目的とで話題に。Del Biaggioは、親の代からの当地の資産家で、本人も銀行やらベンチャーキャピタルやらをもち、慈善活動にも熱心、見た目もさわやかそうな40歳。架空の担保を捏造したりしてお金を借り、最終的に今年の6月に自己破産した時には、資産5千万ドルに対して借金が7千万ドル、と2千万ドル、約20億円強足りない状態だったのでした。
そして、そこまでして借金して買ったのが「ホッケーチーム」。
ホッケーチームを買ったのが去年の11月。総額$193 millionのうち、27%をDel Biaggioが買ったとのことで、彼の分は$52 million (50億円強)。これさえなければリッチなままだったのに・・・・、という痛恨のお買い物。少なくともハタから見る限り
「なぜそうまでしてホッケーチームが欲しいかな?」
という疑問が。
昔Economistに、
「世界のサッカーチームの値段を足すと、サッカーからの収益総計から算出される価値より高くなってしまう。オーナーがエゴで欲しがるので、実際の価値以上に値段が上がってしまうから。」
といった記事がありましたが、価値以上の値段を払うのもさることながら、それを払う元手が無くてもうっかり買ってしまう位、ある特定の人たちにとってスポーツチームというのは大事なものなのでありましょうか。
もとい。
「あぁ、あとXYZくらいお金があれば、こんなことで頭を悩まさずに済むのに・・・・」
と思ったことがない人、いますか?いますか。そうですか。
私は今家を改築していて、あれこれ部材やらデザインやらを選定してきたのだが、建築にはかなり無限にお金をかけることができる。そして、多くの場合高い値段を払えば払うほど良いものが手に入る。きりが無いので、あれこれ妥協しつつ選ぶことになるわけだが、その過程において
「あぁ、あとXYZくらいお金があれば、こんなことで頭を悩まさずに済むのに・・・・」
と思うわけですわい。
ここからは勝手な想像だが、Del Biaggioさんも
「あぁ、シリコンバレーの大金持ちのように$1 billion(1000億円)くらい資産があれば、ホッケーチームの一つや二つ、何も悩まずに買うことができるのに」
と思ったのではあるまいか。昔、元インテル重役が、New York Timesの取材に答えて、
「シリコンバレーで本当に自分が金持ちだと感じるには自己資産$100 million以上必要」
と言っていたが、確かにDel Biaggioの資産$50 millionっていうのは、なんとなく微妙かも。華やかにビリオネアと交流しつつも、彼らのような金遣いは無理。
というわけで、人間上をみたらきりがないというありきたりな教訓です。
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・・・ちなみに、小学校の2年か3年の頃読んだお話でこんなのがありました。
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あるところにてっぺんが見えないほどの高い塔がある。中に入ると、どこまでも螺旋階段が上に伸びている。あるワカモノが
「この塔の一番上まで行く」
と宣言。しかし、それを聞いた老人が
「無理だからやめろ」
と止める。しかしワカモノは
「いや絶対に行く」
と言い張る。老人は
「それならこれを持っていけ」
と、小さな小さな金平糖を渡す。
いぶかりつつも金平糖をリュックサックにいれ、水と食料も詰め、ワカモノは階段を登り出す。上にあがるにつれ、だんだん塔は細くなっていくが、いくらたっても螺旋階段の頂点は見えない。
そうこうするうちに、リュックサックの金平糖がだんだん大きくなっていく。そのうち、水や食料をリュックサックから出さなければならないほどに金平糖は大きくなる。
そして最後には、リュックサックは金平糖で一杯になる。そこでワカモノはついに気付く。
塔を登れば登るほど自分が小さくなっていくので、一番上に達することは決してない、ということに。
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・・・・てか、これ、小学生に読ませる話か、と今にすれば思いますが。あんまり夢がないですよね。確か学校の図書館で借りた本に入ってた短編でした。




