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2 月 05, 2008

オバマへのインターネット献金は1月だけで2800万ドル

今日はSuper Tuesday。Googleの開票速報は、地図とtwitterを合体させててなかなか面白い。しかし、民主党側はあまりに接戦でよくわかりません。大方の予想通りではあるのですが。

で、オバマの政治資金集めの話し。

なんと、1月一ヵ月で、サイト上での募金が2800万ドル、30億円。クレジットカードを使って、小口献金した人たちのトータルです。オフラインでの募金は400万ドルということで、圧倒的にインターネットからの集金が多い。前回の選挙では、Howard Deanが総額2700万ドルをインターネットで集めて話題になった。オバマはその総額を1ヵ月で抜いてしまった訳です。25万人がオンライン募金をしたそうな。90%が100ドル未満とのことで、まさにロングテール募金。

100億円単位でガッサガッサとお金が集められないとアメリカの大統領にはなれないわけで、金持が優位なplutocracyになる危険は高い。が、しかし、インターネットを使って、多くのフツーの人から小額ずつ、トータルでは多額の政治資金が集められるとなれば、富豪、もしくは富豪に迎合する候補以外にも勝ち目がある。いいことです。

ま、それにしても大統領選の複雑なことよ。教育レベルの高い生粋のアメリカ国民でもわからないんですから・・・(メディアで盛んに解説をしている)。奇々怪々なことが多々起こるんですが、今日もHuckabeeとRon Paulがdelegates(選挙人)のバーター取引をした、、、というニュース。

なに、それ、そんなのあり???

どうも、West Virginiaでは、二度投票するらしく、一回目である程度の得票をしないと、二度目には入れない。で、1回目に10%しか票が集められず二回目に入らなかったRon PaulにHuckabee側が

「君たちのサポーターを2回目の投票で僕にまわしてくれるなら、僕のWest Virginiaのdelegatesを3人あげよう」

という取引をしたんだそうだ。そんなことが許されるのか?うーむ。摩訶不思議です。

(ま、現在の投票は、「各党が自分の代表を決める」ための、ある意味プライベートな投票なので、こういうこともある・・・のかな。それにしても変ですよね。)

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2 月 04, 2008

アメリカの保守

明日はついにSuper Duper Tuesday。24の州が同時に予備選を行う、上を下への大騒動の日。ここ数日、テレビは候補者のCMで満載。共和党の富豪候補、Romneyは、一日$1 million宣伝広告に使ってるという噂。

さて、で、共和党では、今のところMcCainがトップ、ちょっと離れてMitt Romneyという感じになっている。で、この二人の争いは「どちらがよりconservativeか」ということなんですな。「私は保守的!」と叫ぶことが選挙にプラスというのは変な気もするのだが、しかし、アメリカの「保守」は日本人がイメージする「保守」とは全然違うのであった。

「なるべく何もしないのが良い政府。産業界に干渉せず、税金はなるべく少なく。産業保護・育成なんてとんでもない。」

というのがアメリカの保守の王道。

日本だと、なんとなく自民党=保守、というイメージで、自民党と言えば、国家介入による産業保護、という印象がありませんか。

・・・とはいうものの、最近の自民党の「保守」は、アメリカ型の自由主義的保守が主流だそうですが、それにしても、アメリカの王道的保守派は極端。

こんな感じ。

「政府のやることは悪いこと。国が税金を集めて行う福祉は愚かな行為。年金も、貧困者向け保険(Medicaid)も、老人向け保健(Medicare)も、とにかく福祉は悪。ビジネスの自由な営利活動を推進するのが一番お国のため。」

ま、もうちょっとオブラートに包んだ言い方をしますが。

例えば、インターネット上では絶大な人気を持つ(でも、実際の選挙で選ばれることは絶対ない)Ron Paulは経済政策的にはスーパー保守。Ron Paulの主張はヘルスケアについて

  Our free market health care system that was once the envy of the world became a federally-managed disaster.(中略)Government health care only means long waiting periods, lack of choice, poor quality, and frustration.

「アメリカの自由市場に基づいたヘルスケアは、世界にうらやまれるものだったが、国が運営するようになってからは大惨事。(中略)政府によるヘルスケアは、長い待ち時間、選択肢のなさ、医療の質の低下、フラストレーション以外の何者でもない。」

さて、経済以外での「保守」の王道的信念としては、pro-life (中絶反対)、同性愛者の結婚は認めない、なんていうのもあり。その手の、

「結婚するまで純潔を守るべし」

みたいな伝統的な価値観を重んじる人たちが

「福祉は悪なり!」

「神の見えざる手、万歳。規制しなければ産業はどんどん発展する」

と信じてる訳です。ま、これは、ちょっと単純なステレオタイプではありますが、すごい国ですのぉ。

さて、で、conservative=保守の反対はリベラル、なんですが、リベラルの王道は、福祉万歳!政府は大きくしよう、中絶賛成、移民に優しく、、、といった感じ。で、共和党トップ争いのMcCainとRomneyは、わりあいリベラルな意見を持つ領域もあるため、「本物の保守じゃない」と言われることもあり、双方

「私はホントの保守」

主張してるのでした。それだけ「保守」の有権者が多いと言うことでありましょう。

たとえばMcCainの広告(YouTube)

John McCain:A Clear Record of Conservatism

「John McCainのクリアな保守の記録」という文字が出たあと、他の人がMcCainについて語っているコメントとして、

"He wants flatter, fair, simpler tax rate system."
"Senator McCain is a genuine conservative."

「金持ちと貧乏人の税率に差を付けない、公正でシンプルな税率を支持」
「McCain議員は、筋金入りの保守」

金持ちからたくさん税金を取って貧乏人に還元する、いわゆる所得の再配分は「保守」に反する。なので、フラットな税率、と。

アメリカの自由市場への信念は筋金入りであるのぉ、としみじみ思う今日この頃なのでした。

とはいうものの、保守の方々の名誉のために言いますと、保守派は

「貧乏人は死んじまえ」

と思っている訳ではなく、

「政府が税金で集めて福祉をするより、民間の寄付による慈善活動で困った人を助ける方が良い」

つまりcharity > taxと考える傾向が強い。こちらにある通り、

Not only do conservatives give more to charity than do liberals, they give much more: a whopping 30% more, and this while conservative's income is less as a whole than liberal's

「保守の人の慈善団体への寄付金額は、リベラルを圧倒的に凌駕する。しかも、保守の収入は総額で見ればリベラルより低い。」

というわけで、アメリカの保守は慈善活動で社会のバランスを取ると。実際国中で慈善行為がものすごく盛んな訳ですが、これを見過ごして自由市場だけ導入したら殺伐とした社会になりますですよ。はい。

+++

ちなみに、選挙資金が無尽蔵にある富豪Romneyに対し、McCainは去年の7月頃には選挙資金が底をつき、スタッフが解雇され、もはやこれまで、と世の中に思われたのに、その後、地道な活動で巻き返した、という偉い人ではあります。

ヒラリーはもはや声が出ない状態になってますが、さて、明日はどうなることやら。

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2 月 01, 2008

ホールアンドオーツのJohn Oatesにギターを教えてもらえるサイト

今週行われていた、ベンチャーがひしめくコンファレンスDemo 2008でlaunchした新サービス、iVidesongs。プロミュージシャンがギターを教えてくれるビデオを有料配信。今は亡きホールアンドオーツ、、もとい、まだ生きてたJohn Oatesが、自ら、自分の曲の弾き方を説明するビデオが見られたり。

Erik Mongrainという人(すみません、私知りません)がlap tapなるギターの曲を披露しているのもあります。lap tapはギターをお琴のようにひく方法・・・といってもわからないかもしれませんが、こちらのビデオを見れば一目瞭然。(全ビデオ、触りの部分は無料で見られます。)

ま、プロのアーティストが自らやってるのは、全体から見ると少なくて、後はインストラクターが教えているもの。でも、その世界では有名な人らしいので、本当にスキル向上させたいと思っている人には垂涎ものでありましょうか。

一曲あたり5−10ドル。ギターのレッスンを受けることを思えば安い。アーティスト本人が作曲の経緯など語っていたりするし。ギター以外にピアノ、ドラム、バンジョー(!)なんかもあります。

2006年起業、これまでにangel fundingで$3 million集めて、とりあえず有料50曲、無料25曲で開始。年末までには1000曲をアップしたい、とのこと。(via TechCrunch )

似た事業では、NowPlayItというのもあって、こちらはPaul McCartneyが教えてくれるビデオもあります。

いや、いい時代になってきたもんですなぁ。

ちなみに、こういうのが出てくる背景には、ギターを演奏するゲームのGuitar Heroがすさまじく売れているということもある。Guitar Hero3は、一年間での売上げとしてはゲーム史上最高だったとのこと。去年11月にリリースされたRock Bandも、ギター、ドラム、ボーカルがあるゆえ、セットで買うと170ドルもするのに、既に100万本以上販売済み。ま、ようは「太鼓の達人」みたいなものなわけですが、本物のバンドのオリジナル演奏にあわせてプレーできるところがポイント。会社内余暇としても大流行り・・・だそうですが、シリコンバレーの会社で働く皆様、ホントに会社にありますか?

バーやクラブで「Guitar Heroの日」があるところまであるらしいです。ステージで恥をかかないよう家で日夜練習してる人も多々いるらしい。暗いのか明るいのかよくわかりません。

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