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12 月 31, 2007
2007年のアメリカ・トップ5ニュース
私が考える2007年のトップニュースを順不同で5つリストアップしてみました。
- サブプライム問題
月収20万円の人に、月々の支払いが20万円のローンを貸してた、といったようなことが根元の問題。北欧の田舎町までサブプライムローン焦げ付きの被害が及び、世界が金融でつながっていることが明確化。
2000年のドットコムバブル崩壊後、ドットコム企業の株につぎ込まれていた資金が不動産に向かい、6年かけて住宅ローン問題として浮上した、とも言われる。
サブプライムで痛んだアメリカの銀行は、さっさと海外の国家資金(Sovereign Fund)から資金調達して財務体質を改善。Citibankは株式の5%をアブダビに75億ドルで売却、Morgan Stanleyは10%を中国に50億ドルで売却。
(一方、サブプライム崩壊を見越してヘッジしたGoldman Sachsは、無傷で記録的利益を更新し続け、無敵ぶりを発揮。)
ちなみに、サウジアラビアのAlwaleed王子が、 90年代に、当時痛んでいたCitibankに5.5億ドル投資したら、それが今では100億ドルの価値に上昇、という成功話あり。(全然関係ないが、 Alwaleed王子、なーんとシリコンバレーにあるMenlo Collegeの卒業生。この王子様、今では200億ドルの資産を持つ世界13番目の富豪だが、そのスタートは、1979年の大学卒 業時にお父さんに借りた3万ドルとのこと。)
金は世界を回る。
ちなみに、アメリカは80年代にも住宅ローン・バブル崩壊で痛い思いをしている。Savings & Loan危機。 この時は1500の銀行がつぶれたが、それでも、経済全体が崩壊しリセッションに落ち込むことはなかった。(S&L危機では1600億ドル、約20兆円が 消し飛び、うち1250億ドル、15兆円近くを政府が救済したのにも関わらず。)
今回はいくら何でもそんなにつぶれることはないでしょう。(過去3年でつぶれた銀行は3つ。)2008年半ばくらいまでは引きずるかもしれませんが。
[my過去エントリー:米国サブプライム・バブル崩壊による取り付け問題]
- VMWare上場
グーグルでしばらく打ち止めかと思われていたスーパーサイズIPO。が、たった3年でまた登場。VMWareの今年の売り上げは1000億円超、上 場時に1兆円超だった企業価値は、年末には3兆円に。テクノロジー関係IPOでは、12月19日にLarry Ellisonがメジャー株主のNetSuiteが上場、1億ドルを調達し快調。サブプライム問題で行き場を失った資金が不動産からテクノロジー株に移る ので、またテクノロジーバブルになると見る人もあり。
[my過去エントリー:全世界株安でも、熱いVMWareは明日上場します]
- エコロジーのメインストリーム化
頑迷なブッシュもついに地球温暖化が現実の問題であることを認める。(これまでは、「インテリ層のたわごと」と言ってたのが、「俺だって温暖化を気にしてるぞ」にトーンが変わった。)
2007年1−3月期のアメリカベンチャーキャピタルによるエコ関係投資は26億ドル、3000億円。これは、2006年トータルよりさらに5割多い。シリコンバレーのベンチャーキャピタルも多くがエネルギー/エコ関係に注力。
「不都合な真実」で注目されたAl Goreがノーベル平和賞受賞。
[my過去エントリー:テスラーロードスター再び ]
- Intelligent Designが大きな動きになる(が、その後下火化)
アメリカの敬虔なクリスチャン、特にカトリック教徒は進化論を認めない。で、進化論を義務教育の教科課程から外したい、と考えている。そこで編み出
した「進化論の代替説」がIntelligent
Design。「生物の進化は、神様があらかじめ意図した設計図に基づく」というもの。メジャーなマスコミでも真剣に論議され、諸外国から狂気の沙汰として恐ろしがられる。しかし、その後の共和党の勢力衰
えとともにIntelligent Designの声も小さくなった。
(後日訂正:プロテスタントも、カトリック以上に進化論を認めてないということで。ちなみに2005年に行われた米国の医師1472人のアンケートでは、進化論がintelligent designより正しいと考える人が63%しかいない、と。宗教別内訳も出ています。)
保守的なクリスチャンの多くが(ブッシュのいる)共和党支持ゆえ、共和党の力が強くなると、アメリカはキリスト教色が濃くなる。それが行き過ぎるとこういうことになる。政治はアメリカでは真 剣に大事です。いや、日本でも大事なんだが、アメリカの場合、政治のトップが変わると、短期間に大規模な変化が訪れるので。(学校で教わることまで変わってしま うかもしれない、という。)
[my過去エントリー:ダンナは(私からも)隠れキリシタン]
- 大統領の有力候補が女と黒人
どちらがなっても歴史的。個人的には、是非どちらかになって欲しいです。日本で女性、またはマイノリティが首相候補になる日はいつでしょうか。
[my過去エントリー:Barack Obama、Linkedinに登場]
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12 月 26, 2007
大統領選の熱いバトル
クリスマスと年末に挟まれた今週は、アメリカは静か。休暇を取っている人も多いので道路もガラガラです。さて、そんな「お休みモード」の今週も繰り広げられる熱いバトル。それは大統領予備選に向けた戦い。従来の大統領選では、さすがにクリスマスの週は選挙活動も下火になったが、今年は民主党のEdwards, Clinton, Obamaの3人がデッドヒート。この3人は今週も休まず選挙活動に躍起です。(1月3日にアイオワ州で行われる予備選が、続く他の州の勝敗を占うとされているので必死。)
しかし、当初はClintonとObamaの人気が高く、
「Edwardsはどうして諦めないんだろう?」
と不思議に思っていたんですが、12月20−23日にアイオワで行われた支持率調査では、Clinton34%、Edwards20%、Obama19%。いや、人間、諦めてはいけないんですねぇ・・・。
ここで、私の愛する映画Gladiatorから名セリフを引用:
Quintus: People should know when they're conquered.
Maximus: Would you Quintus? Would I?
時はローマ時代。ローマ軍はヨーロッパを支配、最後に残されたバーバリアンたちとの最終決戦を控えている。とはいうものの、バーバリアンに勝ち目は全くない。ローマ軍側は全員かっこいい軍服をビシッと着て、複数の兵力を組み合わせる優れた戦術を持ち、さらにテコを利用した火器まで持つ。(火の玉を相手の陣地の奥深く雨霰のようにふらせることができる。)一方のバーバリアンは見るからに野人的。マタギのような熊の毛皮のベスト(というか、チャンチャンコ、っていいますか)を着て、石斧を振り回す。その上数でもローマ軍が圧倒的に多い。
その最終戦を前にして、ローマ軍側のQuintusが、同じくローマ軍の将軍であるMaximusに言う。
「人間、負けたら負けたと諦めるべきだ。」
Maximusはそれに答えて
「Quintus、お前は諦めるか?俺は諦めるだろうか?」
(Maximusはこの戦いには勝つが、以降、圧倒的な個人的敗北へと追い込まれる。しかし、その運命に果敢に抗って最後まで戦い抜く、というストーリー展開で、このセリフが物語を暗示する。)
Would you? Would I?
ちなみに、Maximusを演ずるのはRussell Crowe。これがすばらしいんですな。この映画を見た後、Russell Croweが、本人として普通に話しているのを見てちょっとがっかりしました。
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12 月 25, 2007
書評:偽スティーブジョブスの大冒険(Options)
今年の半ばにアメリカギーク業界を賑わせた「偽スティーブジョブス」。
Fake Steve Jobs, 略してfsjと名乗る謎の人物が、スティーブジョブスが自ら書いているという設定の風刺ブログ、The Secret Diary of Steve Jobsを展開。それが大人気になり、あまたのメディアでも取り上げられた結果、「偽スティーブは誰だ」と大追跡が行われ、ついに、本職はForbes誌のシニアエディターのDaniel Lyonsがfsjであることが判明したのでありました。
fsjが誰かわからなかった頃は、コンファレンスのステージでビルゲイツが
「あ、偽スティーブジョブスは僕じゃないから」
と言って笑いを取ったり。そして、そのfsjが書いた小説がこのOptions。「偽スティーブジョブスの大冒険」は、私が勝手につけた邦題です。
今年あった本物の大事件である「オプションのバックデート問題」を巡るシリコンバレーとアップルとスティーブジョブスのドタバタの内幕を勝手にでっち上げた小説なり。
アップルの動向をフォローしてる人だったらかなり笑えると思います。というのも。
ジョブスは今や「天才」の名を欲しいままにしている訳ですが、そのマネジメントスタイルは、自己愛に満ちた強引なものとして有名。で、それをやたらと風刺しているのがこのOptions。
例えば。
出だしに、ジョブスのモノローグがある。いわく
I'm handsome, famous, spiritually gifted genius; and I wipe my ass with money. No wonder people are jealous of me. I understand. I'd be jealous of me,too.
「俺はハンサムで、有名で、高い精神性をもつ天才だ。その上ケツを札で拭けるほどの金持ちだ。世の民草が俺に嫉妬するのも仕方ない。よくわかる。俺が民草だったら俺に嫉妬するぞ。」
本には、スティーブジョブスのパーソナルアシスタントなるJa'Redなる小僧が登場する。このJa'Redは、Jobsがナンパしようとした女の子のボーイフレンドで、たまたま会ったSteve Jobsと握手して泣き出すほどにJobsに心酔している。がしかし、彼は全ての会話が「Dude」で始まる(=知能が疑われる)何の取り柄もない若者。しかし、JobsはJa'Redが自分に心酔している、というだけでパーソナルアシスタントとして雇うのでした。
(実はこのJa'Red、ストーリー展開に重要な役割を持つことになるのですが、それは読んでのお楽しみ。)
ノーベル平和賞をもらえるはずだと信じるJobsが、発表の日は必ず丸一日スケジュールを空け、電話の前でずっと待っている、とか。ノーベル委員会に「アップルの世界貢献」なるプロモーション資料を送ろうとして、会社の広報に止められたり。
自分の部屋にたくさん鏡を置いて、それをじっと見つめるのが楽しみ、とか。
U2のボーノと酔っぱらって車を運転し、むかついた車に(車で)体当たりしたり。(おりてきた相手のドライバーは、ジョブスとボーノを見ていきなり態度豹変、「You guys are awesome! I am soooo sorry」とひれ伏すのでした。うーむ、絶対ないとはいえないところが恐ろしい。)
本物のアップル社では、ジョブスはがんがん部下をクビにすることでも有名。アップル社内では、「Steve Jobsと同じエレベータに乗ってはいけない」という噂まであるとか。(難癖つけられてクビにされた人がいたらしい。ヤクザと目を合わせちゃいけない、みたいな感じでしょうか。)
これについても本では
fire people on a regular basis for no reason
というジョブスのモットーが語られています。「社員は恒常的に何の理由もなくクビにするべし」。
ちなみに、本には、様々な有名人が実名で登場します。いわずと知れたオラクルのラリーエリソン(実世界でもジョブスと交遊が深い。二人で毎週寿司を食べていたのは有名な話。)、グーグルファウンダー2名、クリントン夫妻、アルゴア、著名ベンチャーキャピタリストのジョン・ドアとか。ヒラリーは
「てめぇら、あたしに寄付しやがれ」
と、シリコンバレーの重鎮が並ぶ部屋でがなり立てる大統領候補として登場します。
が、インテルのアンディグローブらしき人は違う名前だったりして微妙。スティーブジョブスとラリーエリソンは、繰り返しひたすらコケにしてるんですが、アンディグローブは怖かったのでしょうか。
あと、ジョブスの奥さんは何度か出てきますが、子供たちは最後の方で「私学に入れた」という一行があるのみ。さすがに子供までコケにしたらジョブスの逆鱗に触れるのでは、という自制心でしょうか。ま、本人ならまだしも、子供までネタにしたら読む方も不快になりますよね。
というわけで、このOptions、シリコンバレーのあり方、強烈なCEOの個性、そのドタバタぶりのよいカリカチュアとなっております。ただし、元を知らずにカリカチュアだけ読んでも、あくどさばかり鼻について面白くないと思いますのであしからず。
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12 月 22, 2007
テスラロードスターふたたび
以下、12月3日に一旦載せたあと消したエントリーの再掲載です。GQの取材のお供でテスラモーターズに行った時の話。ただし、下記の内容は過去にメディアで語られたことばかりで、取材ではじめて聞いたことは全く入っていないので、それを知りたい人は今本屋で売っているGQを見てください。
なお、Teslaですが、今年10月の発売予定が遅れており、最近のWired誌が選んだ「2007年vaporware (話ばかりで製品が出てこない製品)」トップ10にも登場。来年春の発売が実現するか乞うご期待。
<<以下再掲>>
テスラモーターズに行ってきました。電気自動車のスポーツカーを開発するベンチャーでございます。「次世代の大自動車会社を狙う」というシリコンバ レーらしく気の大きいベンチャー。これまでに1億ドル、100億円超を調達して怒濤の開発を進め、うまくいけば近々発売の運びなり。デザインはロータスに 外注しているので、見た目はロータス・エリーゼ、時速60マイル(約100キロ)までの加速は4秒、というバリバリのスポーツカーです。
スタートアップの最初の数十億円は、Elon Muskという人の個人ポケットから出ている。一つソフトウェアの会社を起業した後、さらにPaypalを起業→eBayに売って、30そこそこで数百億円の資産を築いた人です。詳しくはWikipediaを見てください。お母さんはモデルだったそうな。で、この人、宇宙が大好きで、SpaceXというロケット会社のCEO兼CTOでもある。
テスラのファウンダーとの出会いはMars Societyの会合。「火星探索を推進するための会」です。映画監督のJames Cameronもメンバーだったことがある純正ギークの会。しかし、Mars Societyで数十億円の投資ができる人と出会う、というのは、なかなかよその地では起こるまい。
(正確に言うと、出会った時のElon Muskは、Paypalを売却する前で、まだそこまでリッチじゃなかったようですが。)
テスラに投資した時のMuskは32−3才だったはずだが、やっぱりこういう若さがないと、「ベンチャーの自動車会社」なんていうリスキーなものにどーんと数十億出すのは難しいでしょうねぇ・・・。
ベンチャーが法外な価格で買収されると、「いかにそれが正しいビジネスの道を外れているか」、「単なるバブルか」、といった話になることがある。Paypalも、eBayに$1.5 billionで買収されており、それって妥当?というの疑念は誰しもによぎると思う。
しかし一方で、桁違いの金持ちが誕生、しかもその人は買収された後しばらくすると会社を辞め、忙しい仕事抜きのキャッシュだけが残り、他のことをす る余裕も出る。ということで、気が大きくなってどーんとリスキーなものに投資したりして、ま、その多くは失敗するのだが、なんと言ってもあちこちでそうい うことが行われているので、たまには大成功する案件も出て、さらに起業が促進される。・・・・という「起業のエコシステム」に貢献してるってことも大いに あるんですよね。
さらには、
「金持ちになる」
ことには興味がないワカモノも、
「金持ちになって、電気自動車のスーパーカーを作ったり、ロケットを作ったりする」
ことには夢を感じて奮起するかもしれないし。
「個別の事象は間違っていたとしても、全体のシステムとしては大抵の場合適切に回る」という超大雑把な仕組み。日本的システムの真反対、といいますか。
ちなみに、昨今のウェブ2.0系盛り上がりは、アメリカのベンチャー投資増に結びついていません。MoneyTree Surveyのヒストリカルデータなどご覧あれ。そもそもウェブ2.0系の事業は資金需要が小さい。Sequoiaと か一部のベンチャーキャピタルだけが優良(そうな)ベンチャーに投資できているだけで、後は、ベンチャーキャピタルなど関係ないところでちょこちょこ作っ てさくさく売却して終わり、というコトが多い。となると、IT業界は盛り上がっても、ベンチャーキャピタル業界は盛り下がる。ベンチャーキャピタルは投資 してなんぼの商売故。
もしテスラが成功すると、「100億円単位の資金需要のあるベンチャー」の成功事例となって、一気にベンチャーキャピタルは活気づくことでしょう。
シリコンバレーでは、例えばNanosolarという太陽電池を開発する会社も、これまでに$120millionを集めてますが、この辺りの「製造が必要なベンチャー」の成功が求められる昨今なのでありました。
ちなみに、テスラ、初年度分600台は予約で完売。Googleファウンダーのお二人、Larry Ellison、Schwarzenegger、などなど、有名人が予約顧客にはぞろぞろ。予約には、最初の100台は代金全額(10万ドル)、以降7万 5千ドル〜5万ドルが必要とあって、予約代金だけで4千万ドルを集めてしまったテスラ。もはや後には引けない。
しかし、第一号直営サービスステーション(ディーラー的なもの)はスタンフォードにほど近いMenlo Parkにできる予定な がら「年末にはオープン」と発表してた割にまだ気配もない。。。(Stanford Park Hotelの脇のシボレーディーラー跡地にできる予定。ここ1ヵ月くらい前を通っていないので、その間に改装していれば話は別ですが。最近あの辺りを通っ た方がいたら教えてください。)
車の発売予定も、今年の秋と言っていたのが来年春になったし。ファウンダーのCEOは今年の8月に降格になり、一旦interim CEOが来て、今日から本物のCEOが新たに登板するなど、内情は大変そう。がんばれテスラ。
全くもって余談ながら、テスラを見て感じたのが、
「ヘアドライヤーってすごいかも」
ということと。というのも、時速100キロに4秒で達するテスラの出力は20万ワット。一方最近、ドライヤーも2千ワットなんていうのがある。とい うことは、テスラはドライヤー100台分。たった100台で、レースカー並みになるとは。うーむ、ドライヤーってすごいパワーだったのね。
(ご参考まで、新しいポルシェ(997)のGT2は、時速60マイルまでの加速こそ3.6秒とテスラよりちょっといい程度ですが、馬力はテスラの約2倍。テスラは車体の軽さでカバーしてたりはします。)
テスラ社では、「テスラロードスターはハイブリッドのプリウスより2倍クリーン(二酸化炭素排出量で)」と言ってますが、それが本当かどうか、という長大な議論は、こちらのブログのコメント欄などご覧あれ。最悪のパラメータを使っても同じ程度にはクリーンらしいです。
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12 月 20, 2007
美醜の感覚の違いに見る日米差
Beauty is but a skin deep(美しさはほんの皮一重に過ぎない)といいますが。前々回日本に行ったとき、何かの雑誌に
「日本ではごく平凡な外見だが、ハワイに短期留学に行ったら、『かわいい』と男の子たちに囲まれモテモテだった」
という女の子の手紙が載っていた。20才前後ぐらいの人みたい。ご本人いわく「目は大きいけど、鼻は無いも同然」だそうです。これを読んで、白人(や中東の人)の「鼻大きいコンプレックス」を思い出しました。
アメリカでは、「鼻が大きい」(she/he has a big nose)というのが、致命的なんですね。横に広がった鼻もbig noseにはいりますが、日本語で言うところの「高い鼻」もbig nose。特に鉤鼻で大きいのがダメらしいんですが、形が普通でも高過ぎる鼻はダメ。(普通の日本人の「だんご鼻」程度だったら高さが足りないのでbig noseには入らず。そういうのはbutton noseと言いますが、big noseの致命度に比べると、button noseは「見方によってはキュートよね」くらいの扱い。)
鼻は小さければ小さいほど良い、という訳でもなくて、程よいところがいいのですが、白人には「鼻が低すぎる人」というのはほとんど存在しないので、そっち側のガードが甘いと見た。
逆に日本では「鼻が高すぎる人」というのがあまりいないので、「鼻が低い」方ばかり気になり、「鼻が高すぎる」コトに関するガードが甘くなる、と。
ちなみに、私の東洋系アメリカ人の知人たちが時々
「うちの子鼻が大きくなったらどうしよう」
とか話してるんですが、
「アジア人の君たちの子供は、鼻が高くなりすぎる心配はあまりないと思うよ」
と心の中で密かに思っている私。言わないけど。
アメリカ人が、これ以外で気にするのが
「耳が横に突き出ている」
いわゆるダンボ耳ですな。なーんと、これの整形手術があるんです。耳をペタリと頭に寄せるのでした。
(例えばこちらのページに、この手術を受けた人の手術前と手術後の写真がありますが、「手術前」の耳のどこがそんなに悪いのか私にはわからん。言われれば確かに突き出てるかな、という感じはしますが、手術するほどのもの?ちなみに、一番左が「手術前」だそうです。(それくらい大差なし)。)
あと、特に女性が気にするのが
「唇が薄い」
これ、アメリカの女性雑誌とかで読んだ時は、頭の中に?マークが一杯に。何がいけないのか?と。でも、ヨーク白人女性を観察していると、確かに唇がものすごく薄い人が時々いる。上下5ミリずつくらいしかない、という。アンジェリーナジョリーの「ぼってり唇」は夢の唇。これまた「唇を厚くする整形手術」が存在。コラーゲンとかを注射するんです。「たらこ唇」があこがれなのでした。
以上、「鼻が大きい」「耳が突き出ている」「唇が薄い」を合体させると、これは「魔女」のイメージ。そうか、魔女って白人が考える醜い容貌を合体させたものだったんだ、と納得したのでした。
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12 月 17, 2007
サンフランシスコの家庭用風力発電

先週末、サンフランシスコのモデルハウスを見に行ってきました。Sunsetという雑誌が毎年西海岸のあちこちでやっているプロジェクトで、デザインや部材のアイデアを詰め込んだ家を建てて有料で一般公開。今回はエコ(アメリカでgreen)がテーマで、写真のような「家庭用風力発電機」がついてます。これ一つで、必要電力の40%がカバーできるそう。
写真でわかる通り、たいした大きさじゃありません。こんなので40%もカバーできるのか。東京みたいに冬は太陽が弱くて風が強かい場所だったら、太陽発電と組み合わせたら結構良いかも?
ただしこの風力発電機、「うるさいのでは」という近隣の懸念もあり、1年間のみの暫定認可をサンフランシスコ市から受けてのモデルハウス開場でありました。当日、それなりにくるくる回っていましたが、特に音はせず。
ただし、絶対的ネックは蓄電。これができないので、余剰電力は普通の電気が来ている送電線に送り込む。電力計が逆回りする訳です。
グリーン関係の大きなビジネス チャンスがこの「蓄電」。電気自動車ベンチャーのテスラも電池に苦労しているし。発電そのものは結構いろいろできる道が広がっているので、蓄電 が効率的にできるようになるとかなり地球の温暖化に貢献するかと。
アイデアハウス、これ以外にも、LNG自動車用に、ガレージ内にLNGの供給ホースあり。
でも、メインのハウスと賃貸ユニットと二つが合体していて、それぞれ340平方メートル、110平方メートルなり。340平方メートルの家に住む事自体あんまりエコじゃない気もするが、それはそれ、アメリカということで。
家のデザインとしては、コンクリート、鉄、古い建物から回収したreclaimed wood、ガラス、を多用したコンテンポラリーなもの。コンテンポラリーが好きで、近隣にお住まいの方は是非どうぞ。普通の家でも使えそうなアイデアがあちこちにあります。
1月27日まで毎週金・土・日公開。サイト上で指定されている駐車場に停めると、シャトルバスで現地まで送迎してくれます。(家の近くにはあまり駐車場がないので。)ウェブ上の情報はいまいちあやふやなので、行く時は電話をかけて録音メッセージを確認した方がよろし。シャトルが面倒な方は、こちらのブログにしっかり住所が出ています。でも、パーキングを探すのは大変ですのであしからず。
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12 月 16, 2007
赤鼻のトナカイに見る日本語と英語の単位時間あたり情報量
街中はクリスマスムードでいっぱい。今日も「赤鼻のトナカイ」がどこかで流れていて、ふと、その英語と日本語の歌詞の情報量の差に呆然。
日本語で
♪真っ赤なお鼻の♪
と歌う間に英語はこれだけ入ってます:
♪Rudolf, the red-nosed reindeer♪
つまり、「真っ赤なお鼻のトナカイさんのルドルフが」。日本語に比べて、「トナカイ」と「ルドルフ」という2アイテム多い情報伝達がなされるわけ。
日本語の遊びの部分をなくして
「赤鼻トナカイのルドルフが」
と言ったとしても、♪真っ赤なお鼻の♪のメロディーのところにこれだけ詰め込むことは不可能ですな。
この先、曲全体でも、英語版の歌詞は物語の状況表現が多い。
「他のトナカイたちは、ルドルフを笑い者にし、ひどい名前で呼んで、トナカイゲームにも入れてあげなかった。」
トナカイゲームって何だろう。
あと、最後は
「赤鼻トナカイのルドルフ、お前は歴史に残るよ!と他のトナカイたちは喜びに満ちて叫んだ。」
長いね。逆に、日本語で新たに登場している情報が、ルドルフが「いつも泣いてた」ということ。そうです、元歌ではルドルフは泣かないのだ。
***
ドレミの歌、なんかでもこの「単位時間あたり情報伝達量の違い」が出ます。
♪ドはドーナツのド=Doe, a deer, a female deer
「ドゥは鹿、雌の鹿。」これくらいなら日本語も同じメロディに乗せられる。
♪レーはレモンのレ=Ray, a drop of golden sun
「レイは金色の太陽の一滴。」ちょっと厳しくなってきたぞ。
♪ミはみんなのミ=Me, a name I call myself
「ミィは私が自分を呼ぶ名前。」かなり苦しい。
♪ファはファイトのファ=Far, a long long way to run
「ファーは長く長く走る道。」む、無理です。。。
(ちなみに、残りは
Sew, a needle pulling thread
La, a note to follow sew
Tea, I drink with jam and bread
That will bring us back to do...oh oh oh
同じことを日本語であのメロディに詰め込んだら、早口の呪文みたいですね。)
***
この間日本で、日本のシティバンクのカスタマーサポートに電話したら、録音メッセージがナビゲートするタイプだった。しかし、アメリカで日頃使っているものに比べて、あまりに一つ一つの選択肢を言われている時間が長いので、イライラして途中でギブアップ。例えば、
「日本語をご希望の方は、1、を押してください」
というのに多分4秒強かかると思われ。同じことが英語の録音音声だと
「If you would like to proceed in English, please press one」
という感じ。長そうだが、多分3秒弱くらい。30%違うのね。これに耐えられず。(ま、そもそも、録音メッセージナビゲート自体が、言語に関わらずいらだつのですが。)
もちろん、同じものをさしていても、英語より日本語の方が短い時間で言える単語もある。あるのではあるが、一般的には、ある程度の長さの情報を口頭で伝えようと思ったら、少なくとも日本語の方が3割方長めにかかる気がする。(これ、きっとどこかにきちんとした調査・分析をされてる方がいると思うんですが、ご存知の方がいたら教えてください。)
日本語は全ての音が「子音+母音」で成立しているが、英語では、子音が母音と独立して存在、一つの母音に、様々なバリエーションの複数の子音をくっつけられる。一方で、一つの母音を発音している時間は日本語と英語でそれほど変わらないので、単位時間あたりの情報量に差が出ると、そういうことだと推測してるんですがどうでしょうね。2進法と3進法、みたいな差でしょうか。
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12 月 14, 2007
安定稼働の重要性
RockYouの石塚さんの今日のセミナーでの一言。
「最近RockYouアプリの人気が急上昇している最大の理由は安定稼働」
フェースブックがAPIを公開した5月には、RockYouはトップの座に一瞬あって、その後、Slideという会社にNo.1の座を奪われていたのが、最近またトップになったことについて。Slideは100人体制で、Rockyouは30人体制、というところで安定したシステムがなかなかできず・・・・と。Second Lifeも安定稼働せずにずっとガタガタしてるし。ああ安定稼働。やっぱり大事な安定稼働。しかし、安定稼働しなくてもビジネスになってしまうところがITビジネスの面白さでもあるのですが。
■■JTPAシリコンバレーツアー締め切りは26時間後です。
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12 月 13, 2007
○と×
この間、ロシア人の知り合い♂と話していて、「彼女関係は最近どうよ?」と聞いたら、「全然ダメ」ということなので、「ロシア人の若い女の子とかいっぱいいるんじゃないの?」と言ったところ、「ロシア人とは絶対つきあわない」ときっぱり。その理由は
「共通の母国語があると、すぐ相手の本性がわかって喧嘩になり関係が長持ちしないから」
だそうです。ま、ちょっとわかる。うちのダンナと私も、「違う国で育ったんだから、お互い知り得ない、わかり合えないところがあって当然」という暗黙の了解があるゆえにうまくいってるところもあるかも。これが母国語を同じくする同じ国で育った相手だと「なんでこんなこともわかんないの?」となる。
「違う国で育った故にわかり合えないこと」の一つが「○とX」。
日本人的には
○=OK、よい
X=NG、だめ
というのは常識ですよね?でも、アメリカ育ちのダンナにはこれが通じないんだなぁ。
そもそも、アメリカには、テストの採点で、回答があっていたら○、間違っていたらXという習慣がないのでした。(正解にV字型のチェックを入れる、というのが多いと思います。)オーストラリアもそうだったけど。
日本人同士だと、遠くにいる人に「大丈夫だよー」というサインを送るべく、両腕を上に上げて肘を曲げ指先をくっつけて「○」を作ること、ありますよね?
で、「だめだ」という合図は両腕をクロスさせて「X」。
でも、これが通じない。なんのこっちゃ、となるらしい。ちなみにダンナの解釈は(前もちょっとコメントで書いたことがありますが)
両腕を上に上げて肘を曲げ指先をくっつけて「○」を作った状態 = 天使
両腕をクロスさせて「X」を作った状態 = 戦い(フェンシングの試合)
だったそうです。全然通じてないし。
所変われば「○X」まで通じない、という話でした。
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12 月 12, 2007
Harvardの戦略的学費値下げ:年収2000万円までのミドルクラス対象
イシューてんこもりのタイトルですみません。
月曜に発表されたハーバード大学の学部生向け学費値下げ。正確には学費の「正札価格」は変わらないのだが、親の世帯年収次第で、学校が多額の奨学金を出すことにした、ということ。結果、学生の負担はこうなる:
- 世帯年収6万ドル(約700万円まで)だと無料
- 世帯年収18万ドル(約2000万円)までだったら、世帯年収の10%以下
前者の方は、2004年からある奨学金。(ただし、年収制限は最初4万ドルだったのが、去年、6万ドルまで引き上げられた。)今回さらに18万ドルまでの収入の家庭に救済策がもうけられたわけです。
この結果、「現在の生徒の半分以上が値下げメリットを享受する」そうな。つまり、「半数弱の生徒の親の世帯年収は18万ドル以上」なんですね。
で、あちこちのニュースで、10万ドル台の年収の「ミドルクラス」に救いの手が、となっている。まぁ、全国平均世帯収入が4万8千ドルの国で、10万ドル台をミドルクラスというか、という気もするが、親の実感には即してるんだろうなぁと思います。
というのも。
ハーバードの学費は今年間3万ドル強。寮費等入れると4万5千ドル、ということで、子供を一人卒業させるのに2000万円超かかるわけです。
日本ではちょっと誤解があることもあるのですが、別にハーバードが他の大学に比べて学費が高い訳ではありません。これが全米相場。「全米大学、学費が高いトップ10リスト」にもハーバードは入ってない。(このリストには、イェールもプリンストンもスタンフォードもどこも入ってません。)
子供が一人だったらまだしも、アメリカ人は子だくさん。複数の子供が、みんな大学進学した暁には大変でございます。アメリカの家計を圧迫する最たるものが子供の学費と言われるゆえんで、年収10万ドル超でも悪戦苦闘、という感じになる。
そこで、今回の値下げとあいなったわけです。
- なんでこんなことができるのか
ハーバード大学はお金持ち。寄付金による基金であるところの「endowment」が350億ドル、4兆円近くある。(今年6月末時点の価値。)endowmentというのは、これを元手に運用して、運用益を使いましょう、というもので、基本的に元本は減らない。ハーバードでは、逆にどんどん増えてしまってます。2年前には250億ドルだったし。2年で1兆円増えちゃったわけです。
一方、今回の措置で、ハーバードが出す奨学金は年間9800万ドルから1.2億ドルに増えると試算されており、差額2200万ドル、約24億円なり。これは、endowmentの運用利回り0.06%分でしかない。ちなみに、2007年のハーバードのendowment運用利回りは23%。0.06%くらい屁でもない訳です。
(っていうか、「こんなに儲かってるなら、ケチケチ言わずに学費ただにしたら?」という気もする。)
ちなみに、2004年には、ハーバードのendowmentを運用するファンドマネジャーのうち、トップ6人の年収合計が1億ドルを超していることが判明、寄付をしている卒業生等の間で「ちょっとひどいんじゃないの?」という声も上がっていた。ま、でも、ファンドマネジャーたちはそのサラリーを補ってあまりある儲けを大学にもたらしているわけでもあります。
- アメリカの有名大学のビジネスモデル
さて、かように多額なendowment。この出元は卒業生の寄付。もちろん、卒業生じゃなくても寄付して全然かまわない。(ラリーエリソンがハーバードに約束した$115 millionの寄付を取り下げ、てなニュースもありました。)でも、やっぱり卒業生からの寄付は大きい。大学にとって学生は、卒業してからこそが大事な顧客だったりする。以前「大学が卒業生を値踏み」というエントリーを書いたが、そこから引用すると:
アメリカの大学は
「この卒業生は生涯総額いくらの寄付をくれる可能性があるか」
ということを、見積もっているのだ。どの大学にも専門のチームがいて、世の公開情報を常に分析、どの卒業生がどれくらい公開企業の株を持っているか、どこかの会社で重要な地位についていないか、などを調査し、それに基づき「卒業生の(大学から見た)生涯価値」を決めているのだそうだ。
「生涯価値」が高い人には特別な寄付のお願いが行くことになる。「学長とのランチ会にご招待」とか。
で、(スタンフォードでは)「これまでの寄付金額」「過去3年間の寄付金額」などと「生涯価値」が一覧で出るようなデータベースがあって、「ふーむ、このあたりを攻めよう」などと戦略を練っているのである。
つまり、アメリカの有名大学のビジネスモデルはこうなってるんですな:
1.将来成功しそうな生徒を集める
2.教育/研究活動を充実させる
3.成功した卒業生に、2の成果を見せて、寄付してもらう
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もちろん、過去ずっとこんなだった訳じゃなくて、endowmentの巨大化はここ10−20年の話。ついつい過去のやり方に引きずられて学費をあげることに躍起になってきた訳だが、ふと「あれ、endowment収入が桁違いじゃん」と気づいて、それを原資に学費を下げた、ということでしょうか。
学費を下げることによって、上記1で、いっそう優秀な生徒が集められるようになる、という狙いも大いにあるでしょう。
一方で、endowmentが何千億円とか兆円単位であるのは、ごくごく限られた一部の大学のみ。しかも豊かな大学とそうでない大学の格差は広がっている。で、ハーバードがいくらスバラシイ教育をしても、毎年の卒業生は1700人に満たない。(アメリカの大学は学生数が少ないのだ。)「こんなことでええんか、それより、世の中の多くの大学に広く資金を行き渡らせて、平均レベルの底上げを図るべきではないか」という意見はもちろんあります。
あるのではあるが、今回の学費削減措置はもちろん、やらないよりやった方がずっといい。
- 何が起こるか
今回の措置の一環としてハーバードは、ローン型奨学金を撤廃、返済不要な奨学金に全て切り替えたそう。アメリカの学生は、親にも学費を出してもらいつつ、自分もちょっと借金して、就職してから働いて返す、ということも多い。学費が激しく値上がりし続けた結果、ローン返済用に高給の仕事につかざるをえない卒業生が増えていたが、返済しなくてよい奨学金が多額に出れば、NPOやら教育やら、収入の低い仕事を選ぶ自由もできる。
で、さらに、他の大学も学費値下げに追随すると想定されてます。競争上仕方なく。実際、ハーバードの発表の翌日には、イェールが「1月に新プラン発表」するとし、Caltechは年収6万ドル以下の家庭用にローンを返済不要奨学金に切り替えることを発表。
競合製品の値下げが発表され、あたふたと値下げ発表するソフトウェア会社みたいですね。
アメリカの大学というのは、世界から優秀な人材を呼び込んで、その人材と、人材の研究成果の知的資産を国内に広めるというサイフォンとして、アメリカ経済の発展になくてはならない存在な訳ですが、その陰には、こういうビジネス的カイゼン・カイカクの努力が常になされているのでありました。


