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8 月 21, 2007

携帯アプリ開発テスト環境のMobileComplete

「日本市場のこと教えて」と大学院時代のクラスメートからメール。

彼女が働いているのは、携帯用アプリケーションがちゃんと端末上で動作するかをテストする環境を提供しているMobileComleteというベンチャー。

こう聞くと、「ああ、エミュレータ・ソフトの会社ね。ご苦労様」と思いませんか?私は思いました。しかし、これが違うのでした。

「ホンモノの携帯電話をデータセンターに並べて、その上で実際にアプリケーションを動かしてみる」

というのをリモートアクセスで企業ユーザーに提供する、というのが事業。百聞は一見にしかず、で、この写真を見てください。サーバ状の箱の中に、携帯電話が格納されています。

Mobilecomplete1

で、ユーザーはこの本物の携帯電話機で、開発したアプリケーションをリモートから動かしてみて、ちゃんと画像が表示されるか、指定のキーを押すと想定された画面に移行するか、といったことをテスト可能。スクリーンタッチもリモートからテストでき、iPhoneも近日導入予定だそうです。

携帯は、ちゃんと電話番号も割り当てられ、携帯キャリアに電話料金を払っている「普通の」電話なので、同じ端末でもキャリアごとにテストできます。こちらの写真にあるように、ちゃんとスクリーンに画像が表示されてます。(この実際の画像がリモートでも表示。)

Mobilecomplete_screenjpg

なんだかカワユイような怖いような。携帯電話さんが箱に納まってデータセンターに並べられている様は、映画のマトリックスのよう。が、それはさてはおきつ、「エミュレータをしこしこ作るのではなく本物の端末を使う」というのはコロンブスの卵的発想。

(余談ながら、「コロンブスの卵だね~」とMobileCompleteの知人に言ったところ、「それなに?」と言われてしまいました。「フランダースの犬」がフランダース地方で知られていないのと同じで、アメリカ人は「コロンブスの卵」を知らないものなのでしょうか?)

さて、MobileComlete、価格体系はいたってお手ごろで、キャリアごとにパッケージになっていて、1パッケージ目200ドル、2パッケージ目からは追加で100ドル、それ以外に利用1時間ごとに16-18ドル、とのこと。

「コロンブスの卵」だし「お手軽」ではあるのですが、果たしてこのようなビジネスがスケールするのか・・・という疑問は微妙にあります。微妙にあることはあるのですが、

  • 既に500社以上の有料顧客がいて
  • サンフランシスコ、フランス、ドイツ、イギリスにデータセンターを持ち
  • 160人の社員がいて、黒字

とのこと。で、携帯アプリの巨大市場であるところのアジア、特に日本にちゃんと進出したい、と。

さて、そこで日本の携帯業界の方に質問です。

1.携帯向けアプリケーション開発のうち、限られた数の大企業(端末メーカー自身、とか)で行われているものの比率はどれくらいでしょうか?
(MobileCompleteとしては、もし「大企業が殆ど」ということであれば、上述のASP事業ではなく、このテスト環境をユーザー企業内に設置する方の事業に注力したいとのこと。)

2.日本の激しい携帯製品サイクルの中で、端末が市場に出てからアプリのテストをするので間に合いますか?

これ以外でも何かご意見があれば教えてください。

(ご参考まで、同社のプレゼン資料はこちら→ MobileComplete.ppt 。
3時間無料で使えるお試しアカウントもあります。)

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8 月 20, 2007

米国サブプライム・バブル崩壊による取り付け問題

数日前も書いたサブプライム問題ですが、ついに銀行の取り付け問題が発生。全米最大の住宅ローン会社、Countrywideには普通銀行部門もあるのだが、銀行の先行きに不安を感じた人たちが預金引き出しのために支店に並び始めている・・・・と。で、今朝の朝刊を開けたら、こんな全面広告が。

countrywidebank

「うちの銀行は1000億ドル(10兆円強)の資産があり、かつ国の預金保険もついてるから大丈夫、心配しないでね」

という広告なんですが、いや、銀行がこんな広告出すようでは相当ヤバイ。

こちらの記事によれば、Countrywide銀行の預金者のうち、預金保険の限度額であるところの10万ドルを超す預金をしている人の比率は64%以上。その人たちにとっては、

「銀行がつぶれたら預金が全額返ってこない」

という不安はリアルなわけです。

というわけで、あっという間にここまできた米国サブライムバブル崩壊。

しかしですな、サブプライムバブル崩壊で、住宅が適正価格に戻る、というメリットは大いにある。これまで、

「今までだったら借りられないような信用の低い人も借りられるようになった」

「みんながんがん家を買う」

「住宅の値段があがる」

「ローン総額が増える一方、自分の収入では家を買えない人が増える」

「今までだったら借りられないような人にもどんどん貸すことでローン事業拡大」

という「安く住宅を手に入れたい」という人にとって見れば負の循環の歯車が回ってたわけです。(この歯車の間には、「ローンは貸したらすぐ債券化してヘッジファンドに売る」というテコもかんでます。はい。)

おかげ住宅価格は上昇。「自分の資産の価値が増した」という幻想に浸るのは楽しいですが、住宅の値段が上がって苦労するのはフツーの人。ローン引き締めで住宅の値段が下がれば、結果的にはよいことかと。(短期的には貸し渋りなども起こっており厳しいですが。)

ま、1年くらいは世界を巻き込んだ苦しい時期が続くと思います。(ヨーロッパの中央銀行までツケを払ってくれるって、アメリカはラッキー、とも言えますが。)

しかし、

「信用水増し→バブル崩壊」

というのは、避けがたい経済サイクルの一つ、という説もあり、私も3つのバブル崩壊を見てきて、結局はそういうことかな、と思います。

資本主義・貨幣経済というのは、結局

「将来は今よりいいだろう」

という期待と、

「社会はうまく回っていくだろう」

という信用に基づいて回っているフニャフニャしたもの。これをもって、「確実な真理(または絶対的価値)に基づかない嘘のシステム」と毛嫌いする人もいますが、これはこれで、大勢を見れば結構うまく回ってるわけで、いいんじゃないでしょうか。前も言いましたが、わたしは好きです。というわけで、インターネットバブル崩壊からたった7年で、またもや巨大バブルを崩壊させる懲りないアメリカ人も結構好きだったりします。

***

さて、余談ながら。

家を住宅ローン貸し出し元の銀行に明け渡して、家は失ったものも借金もチャラにしてもらって一安心、と思った人が、IRS(国税庁)から通知が来て

「返さずに済んだ分のローン額は収入とみなす。所得税払え。」

・・・という恐ろしい話もあり。ま、ローン全額背負って生きるよりマシですが、ホント税金と死神だけは逃れられません。

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8 月 16, 2007

スウェーデンの顔認識プラグイン・ベンチャー

スウェーデンのPolar Rose。「3D顔認識ソフト」の会社です。

この手のソフトは昔からいろいろあって、ハードコアのところでは、「空港の監視カメラでテロリストを自動認識する」とか。これは、間違った人を「この人だ」と認識してしまうfalse positiveが多すぎてイマイチ使えてない、、という噂ですが。

さて、Polar Roseは、ブラウザのプラグイン。3D認識のコア技術に加え、大勢のユーザーが写真に「これはXXさん」とタグ付けをしていくことで精度を上げていく、というweb2.0型顔認識・・・・らしい。

TechCrunchの説明では

The technology behind Polar Rose creates a virtual 3D image of a person, factoring out lighting and other conditions that can affect recognition. That 3D image is then used to try to guess when a person appears in a photo. The plugin, for example, will provide a link to try to find other images on the Internet of the person being tagged. At first, this data will be very thin. But if and when users adopt the Polar Rose plugin, the search feature could become a useful tool for finding additional pictures of people.

ただいま、250人ユーザーを対象としたベータテスト中。Polar Rose、米国では元FeedsterやMyBlogLogのCEOを務めたScott Raferを代表に迎えてプロモーション中。

海外のベンチャーが、シリコンバレーで自社の地位を早期に確立したかったら、この手のインサイダーな人を起用する、というのが大事かと思います。はい。これはこれで大変なんですが、海外からぽっとやってきた人が自分たちだけで切り開いていくのは、さらに一層ものすごく大変だったりするので。

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8 月 15, 2007

シリコンバレーオタク的出会い(または非出会い)

今朝のSan Jose Mercury NewsのSan Jose semaphore atop Adobe building solved: It is a novel

シリコンバレーで(たぶん)唯一の15階以上の会社がAdobe。San Joseの(名ばかりの)街中にあります。その最上階に光るなぞのライト。

「4つのライトで暗号を発信する」

というアートプロジェクトが去年から開始されていたらしい。毎日7時AMから2時AMまで、7.2秒おきにライトの形が変わる。いやー、こんなおしゃれなプロジェクトが1年間行われていたとは全く知りませんでした。

で、記事は、それを解読した二人組の話。

37歳と47歳の男性二人は、「女性をくどく方法」の講座に出席して意気投合。学んだことを実践に移すべくサンノゼのバーに行ってみるが、全然ダメ。ふと外を見るとアドビの最上階に謎のライトが。「これは暗号に違いない」と二人で解読に。ライトはこんな感じ:

The four disks, made up of 24,000 light-emitting diodes with a dark line through the center, could be seen from as far away as Highway 87. They would spin every 7.2 seconds, resulting in a different pattern.

ライトがどう見えるかは、この暗号プロジェクトのサイトに行き、Project、Overviewとクリックすると写真が出ます。

さてさて、二人は女性を口説くことなど忘れ去り、解読に没頭。

シークエンスを追うため、近くの駐車場から数時間もライトを写真に撮ったり、、、という苦労の末、ライト1セットがアスキーコードであることに気づく。その後いくつかの試練を経て、1966年に書かれた

「The Crying of Lot 49」

という小説の全文であることを解読。

この小説の筋はといえば

The book by Pynchon, a former Aptos resident, is set in a fictional California city filled with high-tech campuses. The story follows a woman's discovery of latent symbols and codes embedded in the landscape and local culture

「街並み、ローカルカルチャーの中に暗号が隠されていることに気づく・・・」ということで、暗号プロジェクトにぴったりの内容です。面白そう。ちょっと古いけど。

・・・・・・二人組のその後は、一人はガールフレンドができたけれど、もう一人はまだ探し中だそうです。いわく、

   "I keep talking about encryption on my dates and it doesn't seem to help," he said.

「暗号化のことばかり話しちゃうんで、あんまりデートがうまく行かないんだよね。」

・・・ううう、講習会で何を学んだんでしょうね。

暗号化という話題以前の問題として、そもそもデートで自分の話ばっかりしちゃだめですよ、男性諸君。デートを成功させることが目的だったら、ひたすら相手の話を聞く。これ基本です。。。。村上春樹の「ハナレイ・ベイ」にもでてきた(と思う)し、映画「40歳の童貞男」でも、

「とにかく、デートの会話は全て疑問文で押し切れ」

というアドバイスがありましたです。(で本当にうまく行って仰天する、というストーリー・・「こんな簡単なことだったのか?!」と。)

(ちなみに、「40歳の童貞男」の原題はThe 40 Year Old Virgin。昔「英語と日本語ー訳せない言葉」というエントリーで、童貞と処女の使い分けは英語にはなく、どっちもvirginだと書きましたが、この映画のタイトルもそうなってます。)

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8 月 14, 2007

Demoコンファレンスの卒業生パーティー

demo stand
今日、Palo AltoでDemoのアルムナイパーティーがありました。Demoは、ベンチャーが次から次へとがんがん新製品紹介をするコンファレンス。で、今日は、これまでに出展した企業の人たち、参加した人たち、メディア等々を招いたパーティー。多分300人くらいいたかなと思います。

今日のVMWareの上場も1日で80%近く上がったし、とりあえずは景気のいいことです。サブプライム問題もあって、これから何があるか分からないけど、とにかく景気の良さそうなときに景気の良さそうなことをする。これ大事。
「正しい起業のありかた」
とか優等生的に考えてる間に波も去り、自分の事業が盛り下がったりしがちです。

もちろん、他の人に迎合する必要は無いのですが。(みんながweb2.0だSNSだと言っている間に、綺羅星のごとく登場したVMWwareは、エンタプライズ向けハードコア技術企業だし。)しかし、考えすぎるのもよくない。

というわけで、とりあえず景気のよいDemo Partyでした。

Demo party
夜だったので、さすがに暗くてiPhoneのカメラではイマイチ撮れませんが、雰囲気は伝わるでしょうか。

christine and me
TechCrunchのパーティーでも会った大学院の時のクラスメートのChristineと。彼女はアーリーステージのベンチャー投資をやってます。

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8 月 13, 2007

全世界株安でも、熱いVMWareは明日上場します

VMWareが、「Google以降、最もエキサイティングなIPO」を明日果たすと期待されてます。

VMWareはバーチャライゼーションの会社。・・・と言っても、シリコンバレーのソフトウェア業界の人でも何をしている会社か理解できない人が多数。(勤勉に情報収集する日本のIT業界の人の方がずっと理解度が高いんじゃないかと思います。)

「バーチャルワールド経営会社」と間違われると社員の人が嘆いていました。

が、エンタープライズ向けで、今年の売上げはUS$1 Billion、1200億円になると予測されるビッグビジネス。Fortune100企業は全て、Fortune1000でも84%が顧客。成長率も半端ではなく、ほんの4年前の売り上げは$75 Million、たったの90億円だったのでした。その上さらに、想定市場規模は現在の100倍とも。

で、その期待の星、VMWareの上場が明日なわけですが、発売時の企業価値は$10.9B、1兆3千億円なり。

VMWareのコア技術は、平たく言うと「PC上でもマックが動く、マック上でもPCが動く」みたいな感じですが、用途としてはデータセンターのハードウェア有効活用が大きくて、個別のアプリごとにサーバをあてがうのではなく、稼動状況に応じてダイナミックに必要なアプリに必要なハードウェア資産をあてがうことができる。おお、有効活用、ということで大市場に。

ちなみにVMWare、ストーレッジ大手のEMCが、2003年にキャッシュ$635Mで買収。最近、Intelに持分から2.5%をUS$218.5 millionで、Ciscoに1.6%を$150 millionで売却。上場でも10%しか株式を放出しないので、EMCは$10.9B企業の90%近くを持ち続けることになります。

EMCから見ると、

「700億円出して、3年ちょっとで500億円戻ってきて、しかもその上1兆円超の資産が残る」

ということになるおいしいディール。

(追記:よく見たら、さらにIPOで集めた資金のうち$350 millionはVMWareからEMCへの借金の返済に当てられる、とあります。ということは、$635 millionで買ったものが、3年ちょっとで$720 millionになって、その上$9 billion超の資産が残るんですね。というわけで正確には

「700億円出して、3年ちょっとで850億円戻ってきて、しかもその上1兆円超の資産が残る」

ですね。ジャックポットですなぁ。)

ちなみに、今回EMCは10%しか株を売り出さないので、機関投資家からは文句も出ている模様。(普通は、15-20%はIPOで放出して欲しい、という のが市場ニーズ。じゃないと、ガバナンス的に100%子会社とあまり変わらないじゃん、と。)が、あまりにホットな技術・ビジネスゆえ、ロードショーでは「それでも IPO株が欲しい」という投資家続出で、IPO価格はどんどん上方修正されたのでした。

景気がいい話しってのはいいですねぇ。

VMWare、ちなみに、激しい性格のCEOがいることで有名です。

「彼女の逆鱗に触れないのが社員サバイバルの秘訣」

というのが地元の密かな噂。VMWareは、Stanfordのprofessorであるところのだんなさんと、ビジネスマインドを持った奥さんが夫婦で起業した、というCiscoと同じような起源の会社。技術の元はダンナでも、成功戦略の源泉はCEOの奥さんとのことで、誰も止められない状態らしい。やっぱり、そういう激しい人がトップじゃないと、技術系ベンチャーが成功するのは中々厳しいですよね。

***

(余談ですが、Second Lifeも早くサーバのvirtualizationしてくれないかなぁ?ワールド内には、誰もいなくて無駄なまでにサクサク動く場所と、混み混みで歩くのもやっとな場 所があるんですが、空いてる場所に使われてるサーバを混んでる場所用にダイナミックに持ってこれればもっと快適になるのに・・・・)

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FeedburnerのPublisherBuzzに掲載していただきました

ちょっと前からRSSフィードをFeedburnerに変更しましたが、このたび、「Feedburnerを使ってるサイト紹介」という感じの、Publisher Buzzというページに掲載して頂きました。Feedburner、Googleに買収されて、これまで有料だったプロアカウントも無料になり、本とスバラシ。

RSS配信、アクセス解析のみならず、リーダー側がウェブでもデスクトップアプリでもモバイルリーダーでも、一つのフィードで最適化してくれるとか、ものすごく多機能。Feedburnerアカウントを取り消しても、読み手に影響を与えないよう配慮してくれたり。。。結構感動して使ってます。はい。

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8 月 12, 2007

toleranceとpatienceの違い

ダンナが

「君は自分がpatientだと思うか?」

というので「ダンナよりはpatientだと思う」と言ったところ、例えば?と聞かれたので

「うーん、ダンナはよく、食べた食器をディッシュウォッシャーに入れずに放置するでしょ?あれ、私は過去数年間ずっとそのたびにむっとしてるんだけど、一度も言ったことない。I'm patient。」

と答えたら、

「いや、それはpatienceじゃなくてtolerance。だって、怒ってるんでしょ」

ダンナいわく、

「patienceは、嫌なことでも、怒らず平静心のまま受け止めること。toleranceは嫌なことに怒りを感じても、それを殺して平静に対応すること。」

ほほー。

ということは、私はpatienceゼロ。でも、toleranceは割とある。(怒りをあらわにすることは結構あるが、しかし、それ以上に常にいろんなことに怒っているのですよ。)

ちなみに、ダンナはpatienceもtoleranceも、どちらも非常に低い。ただし、多くの物事を「どうでもいい」と思っているので、嫌だと感じることすら少ない模様。しかも口数が少ない。ゆえに、多くの人に

「怖い奥さんと優しいダンナさん」

というカップルだと思われがちで、ちょっとずるいなぁと思うんですよね。瞬間湯沸し器的にむっとする回数は、ダンナのほうがずっと多いのに・・・。

というわけで、toleranceとpatienceの違いでした。

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8 月 10, 2007

アメリカ住宅バブル崩壊が日本と違うところ

アメリカの住宅ローン問題で、世界株安となってます。

一番問題になっているのはsubprimeと呼ばれる、クレジットスコアが低い人用のローン。(クレジットスコアは、その人の人生における借金活動の歴史=クレジットヒストリーを点数にしたもの。クレジットカード支払い怖いを参照下さい。)

普通の審査を通らないような人向けに、高金利で貸し出すもの。昔からあったものだが、最近さらに、住宅ローンを貸し出すや否や債権化、ヘッジファンドとかに売却するのが一般化。住宅ローンの貸し手と、そのローンが貸し倒れになった場合のリスクをかぶる主体(ヘッジファンド)が分離してしまいモラルハザードが起こった。

いくつかの住宅ローン会社がつぶれ、大手投資銀行のBear Stearnsのヘッジファンドが二つ傾くなど、ここ数ヶ月、問題は可及的速やかに拡大していたが、さらにここ数日、アメリカ国内のみならずオランダやフランスの銀行までリスクをかぶっていることが判明、大変な騒ぎになったわけです。

日本も90年代初頭に住宅バブルが崩壊、お蔭様でその後15年くらい失われたわけで、

「ほーら、アメリカも日本と同じ目にあってるじゃん」

と思うかもしれないが、微妙に違う。

まず、バブル崩壊のスピード。日本はゆるゆると何年もかけてじわじわ崩壊していった感じだったが、アメリカは不良債権が一気に顕在化、ばっさばっさと競売にかけられる家が出ている模様。ひどい地区では、近所に複数の競売物件があるとか。

(さらにその競売を行う会場で、落札した人相手に営業しているsubprime住宅ローンの貸し手がいるとラジオのニュースで言ってました。で、実際借りる人もいると。さすが懲りない国の懲りない人たち。)

もう一つの違いは、連帯保証人の有無。

日本でもまっとうな会社勤めの人だったら保証人なしで住宅ローンが借りられる。が、ちょっとでも「普通の勤め人」から外れると、連帯保証人を入れさせられるのでは?(私は昔、大企業退職時にローンを借り替える時、親を連帯保証人にし、かつ親の家まで抵当に入れてやっと借りられました。ひー。知り合いの自営業の人は、親戚が連鎖式に連帯保証人になっていて、にっちもさっちもいかなくなっている、といってました。)

が、アメリカの住宅ローンでは、subprimeでも保証人はいりません。親子で借りるローンみたいなのもないではないが、まぁ相当変化球。普通は、本人のクレジットスコアと、過去数年分の納税申告書、プラス対象物件の査定価格だけで決まる。

ということで、ローンが返せなくなったら、家を銀行に明け渡せばいいわけです。

もちろん、家を失うのはつらいことだが、「本人だけじゃなく、親兄弟、親類縁者にまで害が及ぶ」ということがない。ゆえに連帯保証人への気兼ねなく、自分の問題として判断できる。

だからこそ、一気に貸し倒れが起こっているわけでもありますが。それゆえに、一気に膿が出て、無駄になる時間も少ない。

ちなみに、私の日本の知り合いが、最近某日本の大手金融機関に転職するにあたり、40歳間近なのにも関わらず「保証人」を求められて困ったといっていた。両親が早くに亡くなり、兄弟もなく、親戚とも疎遠、ということで、保証人になってくれる人がいない、と。結局遠い親類に頼んだようですが。

そういえば、全くもって忘れてしまったんだけど、大学を出て就職するとき私も保証人を提出した・・・のであろうか?それとも銀行の特殊事情?

保証人って、止めた方がいいシステムだと思うんですけどねぇ・・。

<参考:住宅ローン関係過去エントリー Bay Areaの住宅相場・金利・日本経済

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8 月 09, 2007

ムスビ猫7.3キロ~

あああ、なぜ!!!最近一気に体重増加中のムスチャンです。食べ物も控えめにしてるのに。ついに7.3キロに。しくしく。

IMG_0235

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