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2007/07/18

Off | 腐葉土作りに見るコミュニティ形成

腐葉土作りが好きである。

My dear compost bin

↑庭の隅にある腐葉土つくり用いれもの。この中には、微生物、昆虫、両生類といった生き物が膨大な数ひしめいている。この生態系をコミュニティとみなして考えると、実は腐葉土作りはコミュニティ構築に似ている。

その心は。

  • 親和性は高いが異なる種類のものをたくさん混ぜあわせるのが大事

腐葉土作りの第一歩は、枯れた茶色い葉っぱと、緑の葉っぱまたは生ごみを混ぜること。前者が炭素、後者が窒素を提供する。これを高さ50センチ程度(できればもっと)積み上げて混ぜ合わせる。

コミュニティも、ある程度の参加者をまず最初に集めることが必要。またあまりに同質の人ばかりだと長期的には息詰まることもあり、ちょっと違うタイプの人がいるほうがよくないですか?

  • 破壊分子は排除する

腐葉土容器には肉、魚、油は入れない。害虫が湧いてしまって、腐葉土に役立つ正しい微生物・昆虫類が増えないので。

これは、コミュニティ構築においては当然の注意事項ですね。

  • 触媒的存在を導入するとコミュニティ構築が早まる

正しい配分で正しい葉っぱと生ごみを混ぜても、最初のうちは中々反応が進まず、温度が上がらない。

腐葉土作りでは、内部の微生物が活性化すると湯気が出るほど温度があがる。そうなると一気呵成に土ができていく・・・と本に書いてあったので、楽しみに待っていたのだが、最初のうちは、待てども待てども何も起こらない。最初の1年は「何も起こらないねー」と眺めていて終わった。

ところがある日、近所のスターバックスでもらったコーヒーカスをどっと大量に入れてみたところ、ほんの数日でモウモウと湯気が!!その後は冬でもほんのり暖かい腐葉土最適環境が出来上がった。今も、時々コーヒーカスを入れると、活性化する。

コミュニティも「核となる人」「核となるアクティビティ」を導入することで一気に広まることがある。

  • 思いがけないコミュニティ構成員が登場しても暖かく受け入れる

なんとなく、腐葉土というのは微生物だけが働く静かなものかと想像していたのだが、結構大きな虫が湧く。ふたを開けると、いろいろな虫がうごめく音がシャクシャクとするくらいだ。一番多いのが、ミミズ、団子虫、ナメクジ。あと、アリ、ムカデ、謎の硬そうな芋虫なども。しかし、いろいろ読んでみると、こういう虫たちがせっせと生ごみや葉っぱを消化することで、腐葉土環境はより優れたものになるようだ。なので、ちょっと怖いものもいるが、ありがたく住んでいただくことにする。

コミュニティも、成長の過程で、最初のマッタリ感を打ち破る変わった人が登場するかもしれないが、それを受け入れると厚みが増すんじゃないでしょうか。

↓腐葉土容器内の大量のミミズの塊。虫が嫌いな人は決してクリックしてはいけません。
earthworms

↓ムカデ君。こちらも嫌いな人は決してクリックしてはいけません。体長4センチくらい。
centipede

  • 上質のコミュニティができると、それに惹かれて新たなヒーローも登場する

さて、腐葉土作りで昆虫が増えると、食物連鎖でさらに上位の生き物が登場する。

去年から新たに加わった構成員がカエル君。多いときは、ふたを開けると4-5匹いる。

foggie on hand froggie1 froggie3 froggie2 froggie4

今年はさらにサラマンダー君も登場した。体長8センチくらいの大きいのが一つと、3センチくらいの小さいのが大勢いる。大きいのがメスでタマゴを生んだのではないかと推測。
salamander

  • 時には遠慮も大事

最近、サラマンダー見たさで、頻繁にふたを開けて中身をひっくり返していたところ、姿が見えなくなってしまった・・・。すまない、サラマンダー。

ちなみに、サラマンダーはサンショウウオの小さいみたいなもので、ぬるぬるしていて弱そう。腐葉土作りでは時々盛大に全体をシャッフルする方がよいのだが、サラマンダー(とカエル)のために最近はそっと混ぜる程度にしている。

というわけで、構成員の皆さんに対する遠慮も大事、というのはコミュニティなら当然ですね。

07:21 午後 Offアーカイブ | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック(0)

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コメント

するとチカさんは、コミュニティの構成員にはならず、そのサポートと行く末を見守る位置がお好きということでしょうか。神様のような視点かな。。

Posted by: haha at 2007/07/18 22:05:19

いや、私も殆ど腐葉土の一部ってことで(笑)

Posted by: chika at 2007/07/18 23:06:45

そういえばひところ熱中なさっていたNASAのアリの巣は構成要素が余りにも単調だったのが破局の原因なのかも、多様な構成要素からなる卓上バイオスフィアを作って売り出したら案外売れるかも(IPOはどのくらいになるでしょうか)

Posted by: のりたま at 2007/07/19 3:50:19

いやぁ素敵なコミュですね!
機会があればぜひ我が家のチビ達にも見せたいです
(というか僕が興味津々)
虫好きの彼等にはベイエリアは結構シビアな土地ですからね 
こっちじゃあアリとかガとかダンゴムシとかそんなんばっかですから 
それでも喜んでる子供もまた凄いんですけどw

Posted by: DrGIANNI@戻りました at 2007/07/19 10:55:11

Chikaさんスゴっ!
うちの容器はこれなんですが
http://www.cleanairgardening.com/tumcombincom.html
たぶん配合が悪かったんでしょう。最初のうちはうまくコミュニティが作れませんでした。お隣の生菜食主義者のおじさんに生ゴミ投入を許可したところ、彼は生ゴミを一旦冷凍してしまう人で、カチンカチンの半割グレープフルーツとかズッキーニ丸ごととか入れちゃってたからかも知れません。そのうち色んな虫がいっぱいわくようになって、フタ開けて投入する腰が引けてるのがおかしかったです。(笑)
試行錯誤しているうちにどうやら土らしくなったので猫額サイズの野菜畑にすき込んだとこです。
ところでその固そうな芋虫って、もしかしてウジがサナギになったやつでは? ウチ、肉とか入れてないのにハエみたいなやつがわいちゃったんですよね。

Posted by: さぼてん at 2007/07/19 21:18:42

chikaです

>卓上バイオスフィア
う、、、卓上にあると、結構グロイかもしれません。w

>それでも喜んでる子供
友達の子供が来ると、必ずコンポストへご案内。ミミズに喜んでますからね。(見たこと無いのかも)。

>うちの容器はこれ
あ、タンブラー式。うちのコンポストが活性化しなかった最初の1年は欲しいと思ってました。。。

ちなみに、コンポストですが、ベイエリアは乾燥してるせいかもしれませんが、茶色いものと緑のもの、1:5~1:10位の割合が良さそうな気がします。(1:1で混ぜてる間はホントに何も起こらず・・・)。ただし、一番上は5センチくらいかさかさの茶色い枯葉をかぶせると、ハエが湧きません。。

>固そうな芋虫
数年観察してますが、芋虫のまま一生を終えるヒトみたいなんですよね。。。果物の皮とか、喜んでシャクシャク食べてます。コンポストのために生まれてきたような虫なのか?

Posted by: chika at 2007/07/23 23:46:04






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