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12 月 27, 2006

ムスビ肖像画

日本で、Catfrogさんにムスビ肖像画をいただきました。フンっ(←自慢の鼻息)

下さったのはCatfrogブログの文章担当さんですが、描いていただいたのはCatfrog絵担当の樋口裕子さん。樋口さんの作品はCatfrogサイトにもありますが、こちらの個展の写真など、クリムトが爆発したようで大変アートでございます。

Musubi

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12 月 26, 2006

大卒が安定雇用を得られた時代の終焉

  • 日経産業に12月21日に掲載いただいたコラムをアップしました。中身は掲載文のまま。私が勝手につけたタイトルが「大卒が安定雇用を得られた時代の終焉」。
  • ITBizにインタビューを載せていただきました
    シリコンバレー発「日米をつなぐ働き方」
    (しかし、自分の写真を見てよく思うのだが、わたしって「白目がち」ですね)
  • FPNという団体がアルファブロガー2006の投票を募集中です。ブログをたくさん読んでいる方、是非参加してあげてくださいませ

というわけで、以下日経産業のコラムです。

***

シリコンバレーのハイテク産業では先端の専門性が求められる。しかし、技術の進化や興隆は激しい。「専門性」を深めるためには、特定の分野に没頭する必要があるわけだが、その一方で、没頭した対象がすぐに「時代遅れ」になるリスクも高い。エンジニアは高度な専門性と、技術発展の高速化との折り合いをいかにつけるのか。

最近日本に出張すると、いつも東京・汐留のホテルに泊まる。かつての国鉄清算事業団の跡地を再開発した場所で、最新の高層ビルが周囲に立ち並ぶ。私はかつて日本で大学を卒業した時、この汐留の再開発事業の一員になる予定で会社に採用してもらった。

ところが、その就職先は再開発事業のコンペに破れ、結局、私が汐留プロジェクトに関わることはなかった。そして十五年以上の歳月が流れた今、やっと開発が終盤に差し掛かり、多くのビルが完成したのを見たわけだ。開発に費やされた時間の長さに心を打たれる。

アマゾンもヤフーもグーグルも、何もなかった時代に始まった一つの建設プロジェクトが、今やっと完成に近づくという時間のゆっくりとした長さ。一人の人間がキャリアをかけるのに値する時間軸だ。

一方、ハイテクの世界はドッグイヤーの名の通り、一年で七年分進む。ひとつのプロジェクトに十年、十五年という歳月をかけるぜいたくは失われてしまった。実際、シリコンバレーのIT業界で働く人の一社当たり平均滞在年数は三年未満。アメリカの国勢調査のような大規模なデータを基にした統計数値である。

IBMやアップルコンピュータなどの大企業では、十年選手もたくさんいる。そうした企業の従業員も含めた統計なので、ベンチャー企業などでは実際には一年足らずで会社を移る人が多数いる。

働く側の意志による転職もあるが、会社側の都合によるレイオフも恒常的に行われる。一つの会社が大量レイオフと大量雇用を同時に行うことすらあり、例えばアドビではレイオフを実施する傍らで二百人超の求人募集をしたこともある。

変化の激しい技術の世界では、事業方針は常に変わる。そして、古い技術を新しい技術に入れ替えた瞬間に、「要らなくなった社内の人」と「新たに採用する必要がある人」が同時に誕生する。

「専門化」と「技術進歩の高速化」が同時に求められるシリコンバレーに起きているのは、高学歴化と給与の高騰だ。高学歴化は専門性の高まりの当然の帰結。「親の八割以上が大学院卒」という公立の小学校もあり、修士が日本の学卒と同等のイメージだ。博士号所持者も極めて多い。

就職年齢が上がる一方で、学歴があっても常に失職リスクを抱えており、実際、不景気の時は大学院卒の人でも一年、二年と仕事がないことはざらだった。また、努力を続けても、自分の専門領域が次第に時代から遅れる傾向は否めず、四十代で一線から退かざるを得ないことも多い。

となると、一生の間にバリバリ働けるのはせいぜい二十年ほど。結果として、本当に必要とされている短い間に一生分を稼ぎ出さなければならず、給料は高騰する。「サラリーマンでもスポーツ選手や映画俳優のような稼ぎ方をしなければならない」。それがハイテク王国シリコンバレーの実態だ。

***

[参考] 最近目にした関連記事:

HPが2002年以降世界で45000人をレイオフしたが、社員総数はレイオフ前と変わらない。なぜならレイオフと同時に大量雇用も進めているから。差し引きゼロ、という話。

churnは「激しくぐるぐる混ぜる」という意味だが、そこから転じて、人事関係では「レイオフしながらも雇用もする」みたいな状態をさします。bootはスラングで「クビにする」です。

Increasingly, economic insecurity is a major concern of Americans once thought to be beyond its cold reach: middle-class professionals who have gone to college, or even beyond, but who suddenly find that their education and skills are no longer a guaranteed safety net.

「大卒のプロフェッショナル、という中流階級」の雇用が不安定なものになっている、と。その結果、中流階級が、「社会保障軽視志向」の共和党から「セイフティネット志向」の民主党に流れ、結果として民主党が優位になってきている、という話。

[追記(宣伝)]

おっと書き忘れましたが、

「んなこた、わかっとるわい、だからどうすればいいんだよ」

と思った方は、私の本を読んでください。「ま、シリコンバレーはこうなんよ」という話が前半、「こうすればいいんじゃん?」という話が後半です。Amazon楽天、お近くの書店でどうぞ。あ、立ち読みエントリーもあります。

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12 月 25, 2006

ダンナ料理の鉄人化計画

クリスマス。皆さん、大事なパートナーにプレゼントはあげましたか?
私からダンナへのプレゼントは、「料理の本」「料理クラスのギフトカード」そして「椎茸ログ」です。
「椎茸ログ」
とは、椎茸菌が植えつけてある丸太でございます。
しばらくすると椎茸が生えてくる予定。

「ダンナよ、もっと料理がうまくなってくれ~」
という下心、もとい、親心、違う、思いやりに満ちたプレゼントの数々。

ちなみに、「料理の本」はいまや定番となった(のか?)Naked Chef。イギリスのJamie Oliver君が書いた軽妙な料理本。初歩からしっかり書いてあるし、それぞれの料理の紹介文も気が効いている。この手の本は日本には死ぬほどあるが。

Jamie君は、ダンナを
「やる気」
にさせるロールモデル。

本当は日本の「danchu」あたりの英語版があれば一番いいのだが。「ゆで卵の作り方」を写真入りで解説しつつも、レストランの高度なレシピが載っていて男心をくすぐるあれです。


なお、うちのダンナは、料理には興味があるし、揚げ物は上手。(好きだから。)ダンナの作るトンカツ、鳥のから揚げ、バファローウィングはかなり美味である。(バファローウィングがいかなる食べ物かについては、血管の詰まる音が聞こえるバファローウィングを参照願う。)揚げ物道精進のため「フライ専用機↓」も購入済み(byダンナ)。

ちなみにこれ、Amazonリンクしたが、命が縮まるから買わないほうがいいと思います。揚げ物するには便利ですけど。温度設定もできるし、周りが汚れないし、使った油を捨てる受け皿とかの構造もアメリカのものにしては結構気が効いている。でも揚げ物。これを買ったら、便利さに負けて揚げ物回数が増すことは間違いない。

関係ないが、今回このリンクを作っていて気がついたことが。Amazonの自動アフィリエイト・リンク生成で、 Amazon側が勝手に商品を選んで載せるタイプのものは、日本語で「おまかせリンク」と呼ばれているが、英語でも

「Omakase Link」

というんですね。確かに「何でもいいから選んで」という「おまかせ」というコンセプトが英語圏にはない。「適当にお願いします」というと、本当に(悪い意味で)適当なものが出てきて驚く。

昔、大学院に留学したとき、一緒に留学してきていた日本人の女の子が、クラスメートとレストランに行って、
「みんなと同じものでいいです」
と言って、周囲のアメリカ人をびっくりさせたこともあった。
(全員違うものを食べるのが普通なので、「みんなと同じもの」という選択肢は存在しない。アメリカ人の中でも我の強いビジネススクールに行くような人の間では特に。)

話を戻して、ダンナの料理。興味はあるが基礎がなっていない、というレベル。

結婚当初は、私が教えてあげるね、みたいなほのぼのとした光景もあったのだが、
「え、そんなことも知らんのか!」
と、私が数回口にしたら、へそを曲げてそれ以降絶対私と一緒に料理はしない。

あと、私が祖母に口をすっぱくして言われた
「片付けも料理のうち」

「You are done cooking when you are done cleaning」
と翻訳して教えたのだが、これも

「うるせー」

というリアクション。キッチン標語として、冷蔵庫かなんかに貼り出したい位なのだが。(何度か私がマジギレした成果で、最近はかなりマシになったが。)

というわけで、他力本願。料理教室へ行ってもらおう、ということです。料理教室は、インターネットで

「夫へのクリスマスプレゼントで料理教室のギフト券をあげたい。ベイエリアでどこの料理教室がよいか?」

という最近のスレッドを発見。複数が推薦していたSur La Tableのものにしてみました。インターネットってホントに便利ですねぇ。

日本だったら毎日外食でもいいんだけど、ここはアメリカ。外食のレベルは低く、選択肢は限られる。
「ダンナ料理の鉄人化計画」
を下心満載で進める私でした。

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12 月 21, 2006

クリスマスのorz

近所の家の前で発見。クリスマスにくずおれる男。

Christmas orz

「なぜ瀟洒なおうちの前に突然orzがっ??」

と驚いた。違う角度まで回り込んだら、熊と子犬(?)という二つの「電飾デコレーション」があって、それがたまたま重なり合ってこう見えていることがわかり納得。

  • バークレー実験のorz

えー、こちらは、最近のニュース。バークレー大学による「人間の嗅覚能力実験」。芝生の上にチョコレートの匂いをつけ、それを人間がくんくん嗅いでフォローするという劇的な実験である。


実験させられている人の姿がorz。

(「人間は、二つの鼻腔を利用、匂いがやってくる方角を判別している」ということを立証したそうな。音は聞いてすぐどちらの方向から来ているかわかるが、これは右耳と左耳が離れているから。鼻の穴は右と左があまりにくっついているので、同じことは不可能だと思われていた。しかし、実は可能だった、というのが発見だそうです。)

  • アメリカンなorz

ちなみにうちのダンナはどうしても、orzのoがお尻側に見えてしまうらしい。

以前、日本語ができないダンナにorzが何かを説明してあげたが、その後数回

「えっと、『o』側がお尻だっけ?」

と聞かれた。何でそんな風に思うか全然わからなかったのだが、「oが尻」、「oが尻」、と唱えてからorzを見てちょっと納得。

「巨体のアメリカ人がくずおれた姿」

に見えませんか?Oだけ大文字のOrzはよりリアル。くずおれたま起き上がれないかもしれない。

(海外在住歴が長い人などでorzを知らない人は、Boing BoingのAll about orzなど参照ください。私も最近まで知らなかったけど。ははは。)

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12 月 20, 2006

Michelle Wieがスタンフォード入学

ゴルファーのミッシェル・ウィーが来年の9月スタンフォードに入学。ご本人のコメント

"No one really believed me  (中略)Now that I got into Stanford . . . it was one of my dreams, and I want to go through with it. I definitely want to go there and really try to graduate.''

「卒業目指してがんばる」そうです。年収2千万ドルの新入生。

スタンフォードは、アメリカの大学としてはひじょーに珍しい「スポーツだけでは入学できない大学」。

他は、アイビーリーグでも、スポーツがずば抜けていればそれだけで入学できちゃうのが普通。アメリカの大学の多くは卒業生からの寄付に財源を頼っているため、
「スポーツで勝つ」→「卒業生が喜んで寄付をくれる」
という収入源が大事ということもあります。が、スタンフォードは成績もよくないと合格させないのがポリシーで、逆にそれを売りにして全米の「実は勉強もできるスポーツ選手」を集めている、というのは数年前alumni magazineかなにかで読んだ。

スポーツ選手側も、「スタンフォードに行けば、実は筋肉バカじゃないと証明できる!」というメリットがあるそうな。。。

(追記:ちなみに、Michelle Wieはもうプロなので、スポーツ推薦取れないです。よって、一般合格なり。「アメリカの大学入試では、スポーツでぬきんでた実績が有利」ということはありますが)

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ヒューマン2.0立ち読みコーナー

普通の「立ち読み」ではつまらないので、本に関する「サンプル討論テーマ」と「試験問題」、という形式での内容紹介を書いてみました。これ以外に、「詳しい目次」が末尾にありますので、大体どんなことが書かれているかがわかると思います。

「サンプル討論テーマ」の方は「この本を元に討論するとした場合の議題サンプル」です。アメリカでは「Book Club」というものが盛ん。グループで定期的に会って、毎回違う本について語り合う、というもの。本によっては「Book Club向け討論テーマ」をワザワザ筆者が本の最後に書いているものまであります。(なんと、大御所ジョン・アービング様まで。)「サンプル討論テーマ」 は、これをまねたもの。

試験問題は、普通の選択・穴埋めモノです。ではenjoy!

サンプル討論テーマ

  1. この本は、「シリコンバレーの変な人列伝」として面白おかしく読むのと、「来るべき過酷なハイパーリスク社会の先駆けともいえるシリコンバレーでの、キャリア・サバイバルのノウハウ」として背筋を寒くして読むのとどちらがよいか?
  2. 厳しくてリスクで一杯の社会で楽しく生きていくことは可能か?
  3. 終身雇用が崩れた後、個人はどのように自分を守っていくべきか?
  4. シリコンバレーの成功の究極のゴールは、なぜ社会貢献なのか?
  5. シリコンバレーには「イノベーション」に特化した独特の社会・経済システムが構築されている。このシステムは、どういうビジネスに適しているのか?
  6. なぜサブタイトルに(かもしれない)がついているのか?

試験問題

(1) 次の中から筆者の主張にあうものを一つ選べ

  1. 楽しくなければ仕事ではないので、心からエンジョイできる「天職」を求め続けるべき
  2. 「陰謀や策略を駆使して嫌な同僚を失墜させる」くらいだったら、小出しに発散させて健康的に働こう
  3. ヒューマン2.0は、「グローバル化の荒波にアップアップと流されながらもなんとか形になってきた かな、でも時々水没」といった、未完成なものである
  4. インターネットは「群集の叡智」が発揮される場なので、そこで得られた情報は、正しい調べ方さえすれば常に信頼できる
  5. 「不言実行」はプロの仕事人として当然心得ていなければならない基本である

(2) 次の文章は本書に書かれていることに合致しているか。合致していれば○、していなければ×をつけよ

  1. シリコンバレーには、インド人用に死体を蜂蜜とヨーグルトで洗うための専用個室を用意した墓地がある(  )
  2. 大きなリスクを取って世界制覇を目論むベンチャーは、こじんまり経営する万年中小企業より偉い(  )
  3. シリコンバレーは常にレイオフが行われるが、スタンフォード大学の博士号を持っていれば、さすがに失業することはない(  )
  4. 上手くいかないときのロスをいかに最小限に抑えるかが、シリコンバレーの大きなノウハウ(  )
  5. 人事、経理、マーケティングといった職種でもフリーランスが可能(  )
     

(3) 次の生き物のうち、本書に登場しないものを一つ選べ

  1. クーガー
  2. 鹿
  3. イノシシ
  4. キツツキ
  5. 出世魚

(4) 以下の文章は、本書で取り上げられた事項を抜粋したものである。下線の空欄を埋めよ

  1. 1998年の調査では、アメリカ国民の__%が「自分は国でトップ1%の稼ぎ」、その次ぎの__%も「一生のうちいつかはトップ1%の稼ぎができると考えている。
  2. アメリカでは生産性が1%向上すると___万人分の職が失われると試算されている。
  3. シリコンバレーのサンタクララ郡では、不景気だった2000年からの3年間で雇用が_割減った。これは、大恐慌以降のアメリカで歴代_位の記録。
  4. 中空のフリスビー、「エアロビー」もシリコンバレーのベンチャーの製品だが、エアロビー社は最近、新製品______を発売した。
  5. 公的年金が当てにならない世代は、30年間、毎年少なくとも税引き前収入の20-25%を老後資金として積み立てる必要がある。これは運用利回り_%、物価上昇率は_%を前提としたものだ。

(5)シリコンバレーの空港で走っているのを目撃した、と筆者が書いているのは誰か

  1. スティーブ・ジョブス
  2. ノーベル賞受賞者
  3. ラリー・ペイジ
  4. ミス・アメリカ
  5. リス

目次

1.はじめに

2.ワタシは誰でしょう

「オン」の経歴 / 「オフ」の経歴

3.インターネットで起こる変化
• オフショアリング
オフショアリングってなんだ / 敷居が低い英語という言語 / オフショアリングのこれから:どこでも何でも学べる時代 / グローバルな勝負が迫る
• ITによる生産性の向上
生産性向上って何? / アンナさんに負けるな
• 全体のパイの増加

4. シリコンバレーって何だ
• テクノロジーしかないシリコンバレー
• ギークはアウトドアがお好き
• ギークのサポート機能産業
• ギークがギークだからこそ金持ちになれる場所
• エンジニアは神様です
• ベンチャーは中小企業にあらず
• 大企業社員よりベンチャー社員が尊敬される
• 石を投げれば移民に当たる
• 犬も歩けばノーベル賞受賞者に当たる
• 「技術」秘密結社に入れば誰でもシリコンバレー人
• 移民関係あれこれ

5.人生と仕事
• 終身雇用は会社にとっての贅沢
マクロ的全体不景気的レイオフ / ミクロ的うちの会社だけ的レイオフ / クビ
• 働く側の都合
• シリコンバレーのメリット:必要に駆られて実力が身につく
• シリコンバレー株式会社
忠誠を誓うのは会社ではなく地域 / 職位のスタンダード化 / リファレンス命 / ネットワークは命綱
• リタイア・ライフ
ひたすら走り続ける仕事中毒・シリアル・アントレプレナー / 若くして引退

6. 人生とお金
• シリコンバレーの給料は高い
• シリコンバレーのケチ
• シリコンバレー生活コストの基本レベル:自分と家族が食べていく
• シリコンバレー生活コストの応用レベル:失業や退職後など「雨の日」のために
• シリコンバレーの最終ゴール:慈善活動で世界を変える

7. シリコンバレーで誕生する4つの働き方:ヒューマン2.0
• 企業向けフリーランス
なぜフリーランスが多いのか
• 個人向けフリーランス
• ライフスタイルワーカー
• チャンクワーカー
• ポートフォリオワーカー

8. ヒューマン2.0のルール
• 仕事のルール
自分と異なる人を受け入れる / 大事な情報はソースに当たる / オープンソースな人になる / 多くを期待される場に自分を置く / 英語を身につける
• 転職のルール
理論上の「本当の自分」を探さない / 時にはあきらめる / どれほどムカついても鉛筆をバキっと折らない
• なるべく楽にやっていくためのルール
体力を身につける(または無駄なパワーを極力惜しむ) / 文句を言わない/人生のハッピーを最大化する
• 人生のリスクを楽しむためのルール
ラッキーになる/波に乗る(おっちょこちょいな人になる) / 直感を大事にする
• サバイバルのルール
現実をありのままに認識する

9. 最後の友達は家族
• シリコンバレーのスローライフ
• 最後の友達は家族
• 共働きを前提に人生を組み立てる

10. おわりに


→ 面白そうだから買う Amazonへのリンク  楽天へのリンク
→ いや、もうお腹一杯です


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12 月 19, 2006

イジメを減らすにはイジメられっ子側を特訓すべきではないか

本題に行く前に日本のAmazonの方にお願い。拙書ヒューマン2.0、もっとたくさん在庫してください。発売以来、在庫があったことが殆どありません。せっかく出版記念ブロガーパーティーまでしたのに。。。しくしく。。。。読者の方でAmazon Japanの社員の方などいましたら是非よろしく。(注文数はAmazon側の判断で、出版社側ではどうにもできないそうです。)

さて、本の話はそのくらいにして、「いじめ」です。日本の最近のいじめ自殺問題はアメリカでもニュース報道されてましたが、私の持論は「いじめられっ子側をトレーニングするのが、いじめを減らすには最も有効」というもの。

私は何を隠そう、大変ないじめられっ子であった。いじめられたのは幼稚園と小学校高学年。

幼稚園のときは、どうしても幼稚園に行きたくなくて、当時我が家の主婦だった祖母を随分困らせた。幼稚園バスの入り口に両手を突っ張って

「絶対行かない」

と大泣きするも、その場にいたお母さんたち数名に押し込まれたことも。逆に言えば、祖母1人の力では押し込められない位のパワーで突っ張った模様。「私が泣きたかった」とは祖母の弁。5分ほど行くと、バスの左手に園芸店があったのだが、その前を通る頃には諦めて泣き止んだのを覚えてます。

ま、幼稚園のはいいんだが、結構陰湿だったのは小学校高学年の時のいじめの方。以前もちょっと書いたことがあるのだが、きっかけは転校。転校先の学校で、転校直後のテストに1人だけ100点を取った。そしたら、担任の先生が

「転校生に負けるなんて、だめじゃないか」

とクラス全員に宣言。「あ、そういうこと言われると、私が孤立しちゃってヤバイ・・・」というようなことを思って、さささ、と背筋が寒くなったのだが、時既に遅し。

その後はまぁ案の定、上履きを隠されたり、いろいろあったのだが、一番悔しかったのが、泥棒の濡れ衣を着せられたこと。

朝礼の時に私の机のあたりでいじめっ子グループの何人かがこそこそ何かしてるな、と思ったら、朝礼後、いじめグループのリーダー格の子が

「私の国語の教科書がなーい」

と大声を上げた。で、突然矛先は私に向き

「あんたが取ったんでしょ!机の中見せてよ」

と、私の机の中のものをががっと全部取り出し。一番上になくなったはずの彼女の教科書がもちろんあって

「泥棒だ!泥棒だ!」

と大勢に囃し立てられた。クラス中が私の周りに輪になって立って見ていた。私は自分の席でワナワナするだけの塊と化し、一言も反論できなかった。くやし~!!!今でもこうして書いていると涙が出てきそうなくらい悔しいな。

ここで私はこう言うべきだったのだ。

「さっき朝礼の前にAとBが私の机の周りでこそこそなんかしてたと思ったら、こんなバカなこと仕掛けてたんだ。くだらない。大体、何で私がCの教科書盗まないとなんないわけ?そんなのいらないよ。ホント、バカじゃないの?レベル低すぎ。」

これは、この事件の後、ハタチ過ぎまでこのときのことを思い出しては私が悶々とシミュレーションしたセリフである。「ちくしょー、どうして反論できなかったんだ」と。

こんな反論したら、さらに激しく突っ込まれるかもしれないが、そこで言葉に詰まったら、机を振り回して殴りかかればよかったのだ。

「っザケンナ、てめー」

とか叫びながら。

***

一方、これは仕事の知り合いの人のいじめ経験談。彼は中学の頃ひどいイジメにあっていたそうだ。

「素っ裸でサッカーゴールに逆さ張り付けにされた」

こともあるとのことで、私の会ったいじめより格段に高度である。私が会った頃は、仕事のできる快活なサラリーマンだったので、「どこで立ち直ったんですか?」と聞いたところ、

「妹が同じ中学に入学したら、自分の妹だ、というだけでいじめられるようになった。妹がいじめられたことで逆上、逆ギレして、激しい反撃に出て大暴れしたところ、いじめられなくなった」

と。

***

さらに、この間日本で読んだ雑誌の一つにあったエッセーで、どなたが書いたものか失念してしまったのだが、同じく「子供の頃イジメを克服した話」があった。

いわく、毎日いじめられて家に帰る。そこでお母さんと「いじめっ子反撃訓練」をする。

「こんなコト言われた」
「そうか、そういう時はこんな風に言い返せ。」

実際に、お母さんとセリフの応酬で反復練習。時には、

「思い切り蹴ってやれ」

といった過激なアドバイスもくれるお母さんだったとのこと。そうはいっても、中々本番となると言い返せなかったのだが、ある日訓練の甲斐あって、ズバッと気の効いた反撃で相手を言い負かすことができた。その日以降風向きが変わり、気が付いたらいじめられなくなっていた、というお話であった。

***

さて、イジメ減らしのための正論は

「イジメはいけない」

とイジメる側を教育、イジメない人たちを増やすことである。しかし、中々世の中はきれい事ではすまない。そもそも、今現在イジメられている子供にとっては、来年イジメが減るかどうかなんてどうでもいい。問題は、今日のイジメを生き延びるかどうか。

それに、イジメには、

「イジメる側の喜び」 < 「イジメられる側の苦しみ」

という側面もある。大抵、いじめる側はそんなに大したつもりもなくイジメているが、イジメられる側は人生の一大事というくらい辛い。だから、現状改善のための「動機付け」はいじめられる側の方がずっと大きいわけで。だったら、イジメられる側に解決策を伝授する方が効率的。

「最小コストで成果を出せる当事者がコトをなすべきである」というのは資本主義の原則でもある。(今日の本題とは関係ないが、これ結構知られてないですよね。アメリカでは、なんでも自己責任、と思っている人がいますが、「コスト最小となるヒトの責任」という原則もあるのです。だから、「それ、使う側の責任でしょ」というようなことでも、製造者責任が問われる。熱いとわかっているコーヒーでやけどした人のためにマクドナルドが賠償金を払う。薄く広く消費者を教育して自己責任を追及するより、製造者に責任持たせた方がトータルコストで見たら「安上がり」だから。・・一件一件の訴訟が厳密に審査されているわけではありませんが、原則としてはこういう理念があるのでした。あ、脱線、脱線。)

さて、アメリカでは、友達と上手く遊べない子供に「社交性トレーニング」をすることがある(日本でもあるかもしれませんが)。著しくシャイな子供、わがままを言って人のおもちゃを取り上げたりして嫌われている子供などを対象にロールプレーイングをする。
「おもちゃ貸して」
「うん、貸してあげる。その代わり一緒に遊ぼう」
とかなんとか、とにかくリアルな「子供の社交会話」を、トレーニングする側の大人が「友達役」となって実地のやり取りで訓練。「いい子にしなさい」なんて抽象的なコトを言っても、現実の場面でどう行動するのが「いい子」かなんて、子供にはわからない。それを
「こう言われたら、ああ言う」
と超具体的に特訓するわけです。

(このあたり、ビジネススクールのケーススタディも似た手法。ってことは、これ、アメリカンな発想なんでしょうか。)

同様に、いじめられっ子に「こういわれたらああいう」と訓練するのがいいのでは、と。前述のエッセーに登場するお母さんがやったのはまさにこれ。

いじめられた経験から言って、いじめられる子は何かいじめられる原因があるんだと思う。だからイジメてもいい、とは全く思わないが。私は、やっぱりちょっと変な子供だった。読むものも、考えることも、全然周りの子と違った。それなのに小心者だった。「違う」ことが「イジメの種」となり、「小心者」なところが「イジメ甲斐」を生んでいたのであろうと推測。「イジメの種」をなくすのは難しいが、「イジメ甲斐」を減らすことはできる。正しい反撃をするのもその一つ。

(イジメられても馬耳東風、というのも「イジメ甲斐減らし」には有効であるが、これを年端も行かない子供が会得するのはかなり難しい。)

***

それ以外のイジメ対策としては、「転校」もある。私は

「このまま同じ学区の中学に行ってあと3年いじめられたら死ぬ」

と思って親に頼んで塾に通わせてもらい、私立の中学校に進学してイジメを逃れた。(結局小学校を卒業するまで、正しい反撃をすることはできなかった。トホホ。)

イジメが問題になっている今だったら、頼めば別の学区の学校に入れてもらうこともできるんじゃないでしょうか。とにかく、本当にダメな時は場所を変えてみる、ってのは大事な戦術。

ただし、転校までしてまたイジメられたらかなり辛いので、一応転校前に上記の「反撃訓練」とその「実践」を繰り返し、反イジメの基礎体力をつけておくことをお勧めします。基礎体力が向上しても、同じ人間に囲まれていると中々イジメの輪から抜けられないこともあるかと思うので、そしたら転校、と。

***

以上、独断に基づく意見を長々と述べましたが、果たしてこの方法に本当に効果があるかは未検証です。肯定でも否定でも「私はこんな経験をした」という方がいれば教えてください。

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12 月 17, 2006

お食事券的ヒューマン2.0感想リンク集

シリコンバレーに帰ってまいりました。出版記念パーティーは大勢の方にご参加頂きました。まだ参加いただいた方にお礼も差し上げておりませんが、ご足労いただいた皆様、大変ありがとうございました。

そもそも、パーティー開催の経緯は、元日経BP、今Sixapart日本代表のSさんから、ウェブマーケティングの秘儀を伝授いただいたこと。いわく、

「発売日にAmazonで150冊位オーダーすると、Amazonの売り上げトップ5に入る。で、その本をブロガーに配ることでダブル効果。」

そうか、そうか、と出版元の朝日の担当の方に言った所、

「それは大変良いですね。郵送はこちらでしますからブロガー150人の住所を教えてください。」

えええっ、そんなの知らん。。。調べるのも大変そうだ。。。ということで、ま150人つーのは無理としても、80人くらいお招きしてパーティーを開催、その場で本を配るほうがラクじゃないか、という結論に達したのであります。(この結論は「大変さ比較」において大いに間違っていた可能性高し)。お手伝いいただいたmicaちゃん、ジョージ、進ちゃん南さん、そして、王さん、mica弟さん、また、ブロガーへの告知に協力いただいた百式の田口さん、などなど、皆さん大変ありがとうございました。catfrogさんには、愛猫ムスビのイラストをいただきましたが、これはまた改めてご紹介します。

さて、というわけで、以下、パーティーに来ていただいた方、来ていただけなかった方を含め、ワタシが発掘した本の感想リンク集です。これ以外に「オレも・ワタシも書いたぜ」という方は、ばしばしトラックバックしていただければ幸甚です。

なお、

「いい評価ばっかじゃねーか」

と思うあなた、ふふふ、それはなぜなら、感想を書いた方の多くがパーティー参加者だからですよ。パーティーでは、本を贈呈するのみならず、酒とオードブルも振舞ったのです。つまり「買収」。

汚職事件だ。

・・・・いや、お食事券??

Osyokujiken_3

↑「汚職事件」を「お食事券」だと勘違いするイラスト。『バカ日本語辞典 全国のバカが考えた脳内国語ディクショナリーより。

『バカ日本語辞典』はパーティーに来ていただいた借力.netの谷口一刀さんの著書。パーティー当日いただいたのですが、これ、かなりおもしろいです。いろんな言葉の勘違いを辞書形式で掲載してるんですが、何が面白いって、劇画調のイラストが付いていること。台風一家のイラスト、何度見ても笑える。子供のころ本当に「台風一家」だと思っていて、この言葉に耐性が付いてしまっている私でも笑えるのはイラストだからこそ。真剣に

「ワタシのブログにももっとイラストが必要だ」

と思いました。はい。(谷口さん、本の面白さを伝えたくて、イラストを拝借しましたが、まずかったら消しますので言って下さい。)

閑話休題、以下、ヒューマン2.0の感想リンクと、内容の一部抜粋です。順番は、ブログ名のアルファベット順です。

蒼と碧の幻想

2006年に読んだノンフィクションの中でぶっちぎりの面白さだった。人によっては人生変わるよ。

akiyan.com

まるでシリコンバレーの先輩とお茶しながら話を聞いたような気分でした。すっきりとした読後感です。

Catfrog

いやーお世辞抜きに、まあお世辞込みでも良いんですが今年読んだ新書の中で一番面白かった。(中略)かなりコストパフォーマンスの良い一冊

Cazperのつれづれ日記

文章が豪快だ。シリコンバレーをバサバサ斬ってる印象を受ける。

Hajime:Diary

本の下欄に千賀さんによる注がついているのですが、すごいゆるーい感じで僕は好きです。「マンガは捨てると後悔する」とか耳よりな情報満載
(渡辺注:本に載っているURLのリンクあり。便利。ありがとうございます。)

ひとりシリコンバレー男

「シリコンバレーってすげぇ!」
ってのが正直な感想。

頬杖ブログ

日本もいずれこうした「会社に依存しない働き方」が一定の割合で浸透するようになると思うし、なって欲しい。

isologue

「今までベンチャーについて書かれた本の中で、一番面白い」と言って過言ではない

霞雪月花

(渡辺注:出版パーティー参加録。当日のワタシの写真あり。おほほほ。)

masato everyday log

シリコンバレー滞在記として読むほうがおもしろい・・・(中略)この本は「シリコンバレーのおかしな人々」というタイトルのほうがよかったんじゃないかなぁ。売り上げだけを考えれば、絶対にそっちのほうが、買う人多そうだよなぁ。
(渡辺注:がーん、そうですか・・・ちなみに、masato-sanは、別に広告2.0を実践中、 というエントリーも書いていただいてます。本書のキャッチフレーズ「一人5冊買わないとお仕置きよ」は、このエントリーからの盗用であり、私が個別に思い ついたシンクロ現象ではありません。masato-san、盗用すみません。でも、報告しようにもコメント欄ないし・・・・・何を言っているかは広告2.0エントリーを見ればわかります。)

[mi]みたいもん!

わかりやすく、簡単な口調であるにもかかわらずここに書かれていることはひどく骨太の内容。

ニピオの研究者を探して三千里

視野が広がるのは間違いありません・・(中略)・・ もしかしたらシリコンバレーで働くきっかけになるかも!!

ニューズ・ツー・ユー社長のブログ:minako's blog

とっても楽しい会でした。
(渡辺注:パーティーにご参加いただいた感想。)

お気楽極楽ブログ

オイラ、広告・放送業界の人なんですけど、こっちではもう昭和の時代からそういうフリーランスな生き方してるひとがいたりして。

[R30]:マーケティング社会時評

・・・・実際には常日頃から刷り込まれてきた「とにかくがんばれ、為せば成る」という自意識の脅迫観念にさいなまれて、どうにもできないことが分かっている状況に突撃を繰り返し、燃え尽きてしまう優秀な人が後を絶たない。  そういう、本当は蒙るべきでないはずの不幸を蒙っている多くの日本のビジネスパーソンに、1人でも多くこの本を読んでもらいたいと思う。

Ryu2 Republic

何も考えずに、ショッピングカートにいれなさい!

Seeking for my unique color

自分の中では結構ヒットしました。シリコンバレーで働くのもいいかもとこっそり思い始めました

社長ブログ ヘッドハンター岡島悦子のインサイト

ヒューマン2.0的働き方は日本にもやってくる

yoshiaki's blog

「かもしれない」というのはここに書かれていることを鵜呑みにするのではなく、ここに書かれたことをヒントに自分の頭で考えて欲しいということなのかもしれない。
(渡辺注:そうです。)

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12 月 10, 2006

ヒューマン2.0:代官山サイン会は今日です

日本では最近「スルー力」というものが語られている。わたしはてっきり「するーか」だと思い、「Suica」とかその手の新しいICカードかと思ったのだが、「スルー」の「ちから」なんですね。意味のない批判や情報を無視するスキル、みたいなものらしい。確かに情報過多な日本では「スルー」は大切。私も、日本にいたころは「心の中にビーグル犬が住んでいる」というイメージトレーニングをしてました。聞きたくないことを耳にしたら犬の耳がぴたっと閉じる、そして「音は聞こえても心には入ってこない」と自己暗示をかける。割と有効。いや、本当は猫にしたかったんだけど、猫だと耳がぴたっと閉じないんで。。。。

というどうでもいい話はおいておいて、今日は代官山でサイン会のようなものをします。本は持ってきていただいてもいいですし、その場で朝日新聞の人から買うこともできます。こじんまりしたもんなので、お暇だったら雑談でもしましょう。

  • ヒューマン2.0サイン会(のようなもの)
    12月11日(月) 5時-6時半
    ヒルサイドバンケット代官山
    ヒルサイドテラス C棟 B1F (行き方

以下は、写真でつづる京都のサイン会およびセミナーの顛末です。

  • 京都到着、「サインします」と言っておいた三条大橋のスターバックスへ

三条大橋は、その名のとおり「橋」なのだが、とんびが大量に飛び回っている。多分100羽くらいが非常に低く旋回。それ以外に鳩(かな?)やカラスも数百羽おり、「ヒッチコックの鳥かっ」という感じ。橋の上でテレビの撮影のようなことをしていたので、「もしかして撮影用レンタルとんび?」と思ったのだが、そうでもなさそう。
京都の方いわく、観光客などが食べているお弁当を狙って飛んでいるのだそうだ。手に持っている食べ物を取られた人もいるとのこと。危ないですなぁ。シリコンバレーのリスが凶暴、なんて目じゃないですね。京都に行かれたらぜひ三条大橋へ。

Birds of prey in Kyoto

Birds of prey in Kyoto 3

Birds of prey in Kyoto 2

  • スターバックス三条大橋店

小さい店でかつ超混雑。座るところもない・・・さらに、「この店で」と決めてくれた奥村さんも登場しない。うーむ。最初に来てくれた方と地下に席をゲット、その後なんだかんだで7-8人いらっしゃったので、1時間ほどお話しました。途中お店の方がやってきて
「店内での物販は困るんですが・・・・」
と。。いや、売ってないです、と弁明。(本当。本を持たずにきた方には私の手持ちのを差し上げましたです)。すまん、スターバックスのお店の人。きっと売れない漫画家かなんかだと思っただろうな。ははは。

(ちなみに、奥村さんとはすれ違ってしまったようですね。私2時ちょうどに店に入り、「カフェイン抜き」などという日本的にはありえないオーダーをしたため、5-10分待つことになり、店を入ってすぐ左手の、豆を売っているカウンターの手前にずっと立ってたんですけど。。。やっぱりサイトの私の写真うつりが良すぎなのか・・・。)

  • セミナー

京都の伝統的な住宅「町屋」を京大が持っている。入り口はこんな感じ。

Kyoto Seminar Venue (Machiya)

で、その町屋の二階でセミナー。なかなかゆかしい感じです。30名強の方が参加。大学生が半分くらい。

Kyoto Seminar @ Machiya

セミナー後参加者の方と。女王様風に真ん中にいるのが私であります。

「京都の職人は古来からフリーランス。ヒューマン2.0的働き方をしていた。」とのコメントもあり。実際大企業で終身雇用って、戦後の働き方ですよね、確かに。

参加者には本をプレゼントしたのですが、

「一冊もらったら、5人に買わせないといけない。これが販売2.0」

と話したところ

「それって、単に『ねずみ講』じゃないんですか?」

というするどい指摘。

Harry Potter 1 & Harry Potter 2

参加者にまぎれてハリーポッターが二人。

ちなみに、セミナーでパネルディスカッションということで一緒にお話してくださった西尾さんという方が今、「研究者図鑑」と称して、日本の研究者1000人のインタビューを行い、そのビデオをインターネットに掲載するというプロジェクトを進めているそうです。1年365日、毎日一人アップし続け3年間で完成させるという荒行。インタビュー候補者を募集中ということですので、ご興味のある方は研究者図鑑サイトをご覧の上申し込んであげてくださいませ。

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12 月 08, 2006

日本でしか買えないもの

アメリカになくて日本にあるもの。それは、無臭の防虫剤、冷蔵庫の防臭剤、質の良いヘアワックスである。

1.無臭の防虫剤

アメリカには、昔懐かしナフタリン(だか樟脳だか・・ちなみにこの二つ違うもんなんですね。鑑別法はこちら)しかないのだ。じゃないと、ヒノキの切れ端みたいなものやラベンダーを乾かして袋に詰めた、というナチュラルだけどあんまり効かなそうなものしかない。

私が住んでいるところには、「蛾」がたくさんいて、家の中でびしびしと卵を産む。卵が孵ると、幼虫が周囲にあるものをワシワシと食べる。去年、セーターを着ようとしたら、複数枚が蛾に食われて穴がぽつぽつ。しかもムカーシ無理して買った高いものだけ。

「ああっ、だから、蛾(モス)がなくなる防虫剤で『モスノー』っていうんだ」
と納得。

その後、防虫剤を探し回ったのだが、くさいナフタリンと効かなそうな自然系しかない。「なかなか探せない生活お役立ち商品専門」と銘打ったメールオーダーとかいろいろ見たのだが。しかたないので、引き出しやらクローゼットやらにこれでもかとばかりラベンダーの袋を並べた。吸血鬼を恐れる乙女が家中にニンニクを数珠繋ぎにして配置するような感じ。でも、なんかダメそう。

で、日本人の人に聞いたら

「あら、私は防虫剤は日本でまとめ買いするわよ」

・・・そうか、そうだったのか。というわけで、今回は「ムシューダ」を買い込みました。

2.冷蔵庫の防臭剤

いわゆる「キムコ」とかああいうやつです。ないんだな、これが。ま、冷蔵庫そんなに臭くないからいいんだけど、どうもアメリカ的にはせいぜい「ベーキングパウダーベーキングソーダ」のふたを開けて箱ごと冷蔵庫に入れる、くらいしか処方がないらしい。スーパーで売っているベーキングソーダの箱には、冷蔵庫に防臭剤として入れる方法が明記してあり、ふたの開け方も、防臭剤として利用するのに最適化されている。どうも、アメリカではベーキングソーダの主たる用途は料理ではなく防臭剤のようだ。

この間、アメリカのオレンジページ的雑誌を読んでいたら「冷蔵庫の消臭には、猫トイレの粒粒を入れるのが効く」と書いてあった。確かに猫トイレは最近とってもハイテクで、匂いを水分ごと一瞬で固める、といった高機能が当たり前。色も白など清潔そう。

しかし、猫トイレ粒を入れないとならないってことは、やっぱり「キムコ」ないんですね。っていうか、猫トイレ粒メーカーが、パッケージを変えてマーケティングすればいいのに。そういう小技ができないのがアメリカらしい。

これは、まぁ日本でわざわざ買って帰るほどのニーズは私は感じないのだが、アメリカに住み始めたころ結構探したのでした。

  • 後日追加:コメントでいただいたとおり、ベーキングパウダーじゃなくってベーキングソーダでした。すまぬ。「だいだい色のパッケージに力こぶの盛り上がった腕のイラストがかいてある」という商品を想定して書いています。アメリカのスーパーに行くとどこでもある・・と思います。

3.質の良いヘアワックス

昔通っていた美容師(白人)に、

「Chika、日本に行ったらワックス買ってきて~」

と言われた。「どこのメーカーのなんてブランド?」と聞いたところ

「なんでもいいの。とにかく何でもほしい」

なんのこっちゃと思ったが、実際彼は、別の客に買ってきてもらったという日本のヘアワックスを後生大事に持っており、ものすごい大事そうにちょっとだけつけてくれたりしてた。しっとりするとか、つやつやするとか、軽いウェーブを保つとか、そういう微妙な用途別、しかも本当にそのとおりの効能がある、というのが日本のワックスのすごさとのこと。

今は日本人の美容師であるショージさんに切ってもらっているのだが、ショージさんがいる美容院はBambooBumble & Bumble(注)というブランドのヘアケア製品を使っており、そのラインナップには「Sumo Wax」という商品がある。

「Sumo?相撲取りのSumo?なんすか、これ?」

と聞いたところ、ショージさんいわく

「ああ、これねぇ。日本のヘアワックスがあまりに高品質なんで、このメーカーがわざわざ日本まで研究しに行って、『日本のワックスが良いのは、伝統的に相撲の鬢油があり、その技術が引き継がれているからである』っていう、なんか間違った結論に達して、そのハイレベルの技術を踏襲したという意味でSumo Waxと命名したんですよね。」

そうなのか。「で、日本のどんなヘアワックスがいいんですか?」と聞くと

「もうなんでも。100円ショップとかで売ってるのとかでもすごい。」

そうか、そうなのか。というわけで、ホテルの隣にある薬局で「ルシード エル パールメイクワックス」300円なり、というのを買ってみた。確かになんかベタベタしないのにツヤツヤでよいかも・・・と思うが、暗示効果のような気もする。

  • 後日追加の注:最初、ショージさんとこで使ってるヘアケア製品屋の名前をBambooと書いたが、正しくはBumble & Bumbleであった。子音しかあってないし。同社では、Sumo Wax以外に、Sumo Techというワックス上の製品もあるのを発見。日本人的には、つけただけで「ドスコイ」と言ってしまいそうなとんでもないネーミングだが、きっとアメリカのサロンでは

    「日本のワックスは古来からすばらしく、それはなぜなら相撲取りが激しく動いても崩れない髷を結うための技術が発達したからで、うんぬんかんぬん」

    とか、もったいぶって客に効能書きを説明してるんでしょう。(か?)

***

というわけで、日本だと簡単に手に入るのに、アメリカにないもの3点でした。今から京都に行ってきます。

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