凶暴なリスとリス料理

うちから車で7-8分行った所にCuesta Parkという公園がある。そこでリスが子供に噛み付いて怪我をさせたので、市がリスを退治することになった、というニュース。もともと、リスにえさをやる人もたくさんいたし、またゴミ箱もリスの主たる食料源であった。そこで、リスがあされないようなゴミ箱を導入したところ、飢えたリスが乳母車に飛び乗るなどして、幼児の口から食べ物を奪ったりと凶暴化。ついにけが人が出てしまったのでありました。

何度か書いたが、もともとリスは凶暴な上に意地悪である。(うちのチャイ猫は、時々リスに「ゲゲゲゲ」と、せせら笑われれている。本当だぞよ。)

さて、一方でJoy of Cooking。アメリカで、「一家に一冊」というくらいスタンダードの料理書らしい。(ダンナ談)。我が家にも1973年出版のものがあるのだが、その453ページに「リス料理」が載ってます。皮の剥ぎ方の図解付き。

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gray squirrelの方がよいそうな。red squirrelは小さくて味がより野性っぽいと。ハト同様に詰め物をしてロースト、シチューにする、といった食べ方が推奨されている。ちなみにこれ、Game(猟獣)という章の一部なのだが、他にどんな変り種が載っているかと言うと、オポッサム、熊、ビーバー、アライグマなど。アライグマが猫を襲うという話を以前書きましたが、こんなものまで食べちゃう人間って、やっぱりすごいですね。(言われ尽くされてることですが)。

リスに話を戻すと、ここで気になるのは、「リスを殺しても合法?」「合法であっても、動物保護団体の逆鱗に触れないのか」という点。数年前、Pacificaかどこかで、アライグマを水につけて殺していた人が動物虐待法違反で逮捕されてたからなぁ・・・。Palo Altoの市営ゴルフ場で、リスが増えすぎたので毒をまいた、という時も大問題になっていた。リスはまぁ殆ど害獣で、このあたりには腐るほどいる。よって退治すること自体はOKだったようだが、毒を食べたリスが長い間苦しんで死ぬ、というところが問題だったらしい。

さて、Cuesta Parkの方は、後日の記事を見ると、「痛くない罠で捕まえて、苦しまない薬品を注射して安楽死」、みたいな面倒くさい方法を取る模様。それでも、やはりクレームする人はたくさんいるようだ。

ちなみに、前書きましたが、うちの猫(ずんぐりムスビじゃなくて、ほっそり敏捷なチャイの方です)は、よく野ネズミを捕ってくる。(チャイとムスと地ネズミの戦いはこちら)。家の中でしばらく追い回して痛めつけ、動かなくなると興味を失い、野ネズミが動き始めるとまた爪と牙でグリグリといぢめる。「がんばれ」と励まして勝手に遊ばせているのだが、野ネズミ愛好家の方から訴えられる日は近いかもしれない。むむむ。

凶暴なリスとリス料理」への5件のフィードバック

  1. 「どこかで見たような絵だ」と思ったらやはりその本でしたか。
    結婚した頃義母の遺品の中にその本を見つけ、「Game」のページをめくりながら「ひええ」と思った記憶があります。「ビーバーのしっぽは皮が固いがこうやって剥けば食べられる」とかね。
    狩猟の獲物を料理した経験はありませんが、本の中のレシピはいくつも試してみました。いずれもなかなか美味しくできました。とても古いペーパーバックでばらばらになってしまったのでついに捨てましたが、新しいの買おうかなと思っていたところでした。最新版でも「Game」のページがあるんですかね?

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  2. Cuesta Parkって超ご近所じゃないですか!?
    確かにリス多いですよねぇ・・・
    しかし動物保護団体はシャレになりません
    遠くない将来、動物実験がかなーり困難になるんじゃないかと
    心配している一人です
    こわいよー

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  3. リスは可愛らしい小動物ですが、ばい菌を持っていると言われたことがありますが? むかし息子の勇の記事を書いてぅださりましたね!昨年日本に帰り、今は半導体の研究所で働いています。

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