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6 月 20, 2006

フケツ道のその後

ちょっと前に、不潔に強い人間になるという強い覚悟というエントリーを書いた。

私の人生のメジャーなゴールは「冒険に満ちた自由な人生を送る」ことである。
このゴールをサポートするマイナーなゴールが
「不潔に強くなる」
ということだ。

という私のポリシーに関することだったのだが、その後の私のフケツ道精進のお話。

あのエントリーを書くことで、不潔について深く考えてしまった。

そうしたら、10年分くらい「フケツ道」を後進してしまったのだ。せっかく随分不潔に強くなってきたのに、急にまたいろいろなことが耐えがたくなった。
「書く」
というのは偉大なことである。目標を紙に書いて壁に貼るっていうのは実は効果があるのかもしれないな。私の場合は、「逆効果」だったわけだが。

さて、なので、その後また原点に戻って精進を続けているわけだが、その私の成果が試される出来事が2件続けてあった。

1.2週間前の惣菜

「残り物の日」(冷蔵庫内の残り物を集めて夕食にする日のこと)に、2週間以上前の「大根の葉っぱとジャコの炒め物」が発掘されたので、「さすがにもう捨 てよう」と出しておいたら、だんながラップを取って食べようとした。だったら、ということで、再度フライパンで炒ったら大丈夫そうだったので食べた。

フライパンで再度炒るところが弱い。弱いです。

2.猫のトイレスコップ

最近の猫トイレは、液体や湿度を持った物体(つまり猫のブツ)に出会うとその周囲にカチッと固まってきれいに捨てられるハイテク砂でできている。その砂をすいて、ブツ1やブツ2だけ捨てるための、プラスチックでできた網状スコップがあるのだが、ある日ダンナがそれをキッチンのシンクに置いていた。その下には洗ってない皿なども2-3あったが、見なかったことにした。

その後再度見ると、スコップはきれいに洗われてシンクの脇においてあった。皿も洗ってあった。

ダンナに
「もしかしてキッチンのスポンジでトイレスコップ洗った?」
と聞いたら、
「ほーっほっほっ」

・・・・・ついつい、キッチンスポンジおよびシンクそのものを漂白してしまった。弱い私・・・・。

フケツ道の教祖様、私はまだまだ行けてません。トホホ

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6 月 18, 2006

IKEAのAnnaさんボット

最近のお気に入り、それはIKEAのAnnaさん。(こちらのIkea米国サイトの左下に鎮座ましましてます)
"What time is East Palo Alto store open until?"
とタイプすると、「9時まで開いてるわよ」と答えてくれる。(いや、本当はもっと長い答えなんだけど、まぁ要するにそういう答えです)それ以外の質問にも0.5秒くらいで的確に答えてくれます。

いつでもニコニコ、小首をかしげてマバタキしたり。こんなアメリカ人いないよ、というくらいかわいらしい。それもそのはず、Annaさんはボットなんですな。つまり単なるデータベース&ソフトウェア。

CIO.comというサイトに説明が載ってます。
Provide a Human Touch

Anna is a bot, or software agent—a software program that "intelligently" answers text-based questions. Ikea created a knowledge base for this feature consisting of 1,600 questions, each with at least 10 variations and 2,100 answers altogether (because there can be more than one answer to the same type of question).
(中略)
The software development took four months. Robinson considers the development costs moderate and says a company looking to do the same can probably expect to pay less than $500,000.
(中略)
Between 5,000 and 10,000 people use Ask Anna each day. In the year after the feature was first launched, Robinson says, call center volume grew a mere 7 percent, compared with 20 percent growth the previous year. Robinson also says Ask Anna has been "especially efficient for reducing incoming e-mails, which are most costly to manage." The software paid for itself in less than a year.

いわく、「1600の質問と、それぞれの10のバリエーション、および2100の答えをベースに開発された。開発期間は4ヶ月、50万ドルくらいと軽量だが、それまで毎年20%ずつ増えていたコールセンターへの電話が、7%上昇に抑えられた。費用回収は1年でできた」と。

Fedexのサイトでは、本物の人間担当者がチャットで質問に答えてくれますが、私はAnnaさんの方が好き。なんといってもリアクションが速い。Fedexのチャットは、相手がなかなか出てこないこともあるけれど、AnnaさんはいつでもスタンバイOKで、しかも秒速で返答してくれます。

コールセンターに電話しても、ボットさんが返事してくれるのもあります。これも結構リアルで、本物の人間より役に立つこと多し。携帯電話のVirginMobileとか楽しいです。質問の電話のパターンなんてタカが知れてるものねぇ。

アメリカは、何かを問い合わせたり、登録したり、といったことが、ことごとく電話で進むんですが、
「まず有能なソフトウェアが答えてくれて、それでカバーしきれない質問だったら本物の人間へ」
というのが、消費者としては一番ストレスが少ないです、はい。

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6 月 17, 2006

すばらしい英語勉強法

YouTubeでこんなの発見
English Lesson - Matrix in Japanese Accent

素晴らしい!

日本人がマトリックスのDVDをみながら、ヘッド フォンで聞きつつ画面と同じスピードでせりふを言ってます。。超カタカナ発音なので「お笑い」扱いなんだけど、実はこの人の英語はわかりやすい!しかも、これ、とっても優れた英語の練習法であります。

実はこの人の英語はわかりやすい
- はっきり全部の音を発音している
- 声が大きい

の二つが特に大事!

このままで十分アメリカで通用します。(もうちょっとゆっくり話したほうがわかってもらいやすいとは思いますが)。

ハリウッド映画に出てくる日本人っ て、わざとこういう英語にさせられてることがありますが、逆に言えばそれは
「きつい日本語なまりで異国情緒満載であるにもかかわらず、何を言っているかが観客に明確に伝わる」
ということなのだ。これでいいのじゃー。

(追加:100%わかってもらえる、とは言ってません。「通用する」、ですのであしからず。「th」「f」あたりを練習して、最後に母音が入らないようにすれば、格段に理解され度は向上しますな。)

きわめて優れた英語の練習法である

この練習法、シャドーイングというんですが、これがきくんですわ。ほんま。これやってると、話すほうもさることながら、「英語を聞いて理解する力が飛躍的に向上」するのでした。(正確に言うと、字幕を見ないのが正しいシャドーイングと思いますが、私は字幕みながらをお勧めしてます)。

興味ある人はだまされたと思ってやってみるあるよろし。難しいですけどね。

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6 月 15, 2006

ビルゲイツ引退!

おお、ついに、ビルゲイツがマイクロソフトの経営から手を引く。段階的にではあるし、アドバイザーとしては残るようであるが。一時代のオワリを象徴するようだ・・・・。

Microsoft announced that Chairman Bill Gates will begin transitioning out of his day-to-day role at the software company he founded to spend more time on his charitable work. He will remain chairman of the company and serve as an adviser on key developments.

しかし、やはりIT産業は目減りが激しいんだなぁ。ビルゲイツ、まだ1955年10月生まれだから50歳です。日本の大企業だったら「これから本部長向けてがんばるぞ」という年では。

ただ、これからは慈善活動に専念するということで、慈善活動でマイクロソフト並の革命的事業をやってくれると世界が喜ぶと思うし、そういう可能性は十分あ るのでは。マイクロソフトを作ってまだ30年くらいだから、これからの30年、マイクロソフトに費やしたのと同じだけの労力を慈善活動にかけたら世界が変わる。エイズとか発展 途上国のヘルスケア改善なんかにかなり熱意を持っているようなので、かなり期待しています。はい。

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6 月 14, 2006

ここまで行くとアメリカでもさすがにモテないようだ

朝刊に週一回載るMale call。男性による男性のための人生相談として始まったのだが、人生相談する男子不足のためか、面白い相談が何もなかったためか、
「男性問題について女性からの質問を受け付ける人生相談」
になってしまったもの。宗旨替えしてからはそこそこ面白いです。で、昨日のものがこちら
Male call: The problem with just being one of the guys.

I am an absolutely straight woman who smokes like a chimney, drinks like a fish, is not interested in cleaning unless something is moving that should not be, loves football, NASCAR, even golf. I don't want kids and never have. The problem is, I can't ever find a man who is interested in that. All of them seem to want someone who has higher standards of behavior. But I have exactly the same standards they do. I want a partner, not a son. What is it, are all guys looking for Mommy?

「煙突のようにタバコをすう・鯨飲・虫がわくまで掃除はしない・フットボールとカーレースとゴルフが好き・子供いらない、という男のような私は、男友達がたくさんいるが、デートの相手が見つからない。どうしたらいい?」
という質問です。返答は、リンク先にありますが、

We're certainly not saying you should remake yourself just to attract a guy. There's bound to be someone out there who meshes perfectly with your sensibilities. It's just that you might have to start up a prison pen-pal correspondence to find him.

「男を見つけるために自分を変えるべきだといってるんじゃないし、きっと君にぴったりな男がどこかにいると思うが、それを探すには囚人との文通プログラムにでも参加したほうがいいかも」
ということで、つまり、「さすがにもうちっと女らしくしないと無理なんじゃない?」というアドバイスですな。ははは。

[追記]

不朽の名作Battlestar Galactica(リメイクのほう)では、この相談者そのまま~という戦闘機パイロットStarbuckが出てくる。飲みすぎてゲロゲロになったり、制服を洗濯せずに着続けたり。なんですが、これがモテるんだな。アマタのかっこいい男と深い関係に。どうしてかなー、とダンナと話したんですが、
1)Starbuckは美形(なんと言っても女優さんだからな)
2)Starbuckはpromiscuous (やり〇〇)
ということでは、と。ま、Battlestarは架空のお話だし、相談もヤラセかもしれないけど、世の中、やっぱり真実は厳しいんですかねー。

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6 月 13, 2006

オープンソースと中年パワー恐るべし:wikiCalc

先週、wikiCalcのベータ版がリリースされた。オープンソースで、Windows、OS X、Linux/Unixバージョンあり。ブラウザーベースで動く。Perlで書かれており、GPL2.0でリリース。

開発者は史上初のスプレッドシートVisiCalcをつくったDan Bricklin。distribution等はおなじみRoss MayfieldのSocialtextが行う。ベータ版を使うなら、Socialtextのページからはじめるのが判りやすいと思う。スクリーンショットとかを見るに楽しそう。

開発者Dan BricklinによるAbout wikiCalc 0.1によれば、

I knew there was a need for sharing lists and tables of data online through the web. (中略)I wanted something a kid's soccer team, small office, or PTA could use.(中略)Then one day it hit me. What is, reportedly, the most common type of database system for maintaining and sharing simple databases? A spreadsheet.

「シンプルなデータを、カスタマイズしてきれいな表形式で見たい、というニーズはあると知っていたが、それにはプレッドシートが一番、と気づいた」
そうな。

確かに
「エクセルを四則計算すらないただの表作りに使ったことある人、手をあげて」
といったら、多分100%手があがりそう。簡単な足し算くらいの表も含めたら、エクセル利用のほとんどがカバーできるのではあるまいか。

10年近く前に、「当時の普通のラップトップだと、スタートしてから計算が終わるまでに1時間くらいかかる最適化プログラム」という涙ぐましいものをエクセルで作ったことがあった。(1時間の間にPCがダウンして泣いたことも多々)そのときは
「ほー、エクセルとはこんなことまでできたのか」
と驚いたものである。それ以降さらに進化してるんじゃないでしょうか。時々関数の式とか眺めて、その豊富さにびっくりするし。そんなのいりません、という感じ。

そのニーズをよーく理解していそうなwikiCalk恐るべし。

(これでさらにオンラインかオープンソースでパワーポイントの代替プログラムが出たら、MSオフィスは死に体ではなかろうか。)

wikiCalcについては、いろいろといいたいことはあるのだが、時間がないので肝だけ言うと

1)オープンソースは、マーケティングのツールとして非常に強力だ。これまでもSunのオフィススイートなど、MS
オフィスに対抗するものはあったが、それと比べて市場訴求力が強い。オープンソースの商用を妨げるようなライセンスも、上手に使うと、「試用版はただでGPLとかで配り、商用版は別ライセンスで」という方法が取れる

2)アメリカの開発者には年取っても現役で頭のやわらかい人がいるんだな。Dan BricklinがvisiCalcを最初に作ったのは1979年だそうで、すでに25年たっているが、単に新しいスプレッドシート開発をするだけでなく、それをオープンソースにして、しかもSocialtextのお兄ちゃん(オジサン?)と組んで商業化するとは、見上げたものだ。

どうでもいいことですが、VisiCalcはVもCも大文字、wikiCalcの最初のwは小文字、のようです。ああややこし。

参考:
ZDNetの記事
もうひとつZDNetの記事

発表時のプレスリリース

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Musubi


 ダイエット進行中。やや皮膚にたるみが出てきた気がするのは中身が減ったから?
体重計を買わないと確信はもてませんが・・・。しかし、猫のためだけに体重計買うのもなぁ・・・

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6 月 11, 2006

魔性の女Google

Google Desktopを使い始めてしばしたつ。かなり便利。いや、別に何一つ、「これはすごい発明だ!」というものはないのだが、パッケージとしての使い勝手がよろしい。

中でも、意外に愛用度が高いのがスクラッチパッド。はっと思いついたこととか、ちょっと読んで面白かった情報を適当にメモる。

特に、最近は、後で役に立ちそうな情報に出会ったときには、キーワードさえ覚えていればよろしい。詳細は、インターネット検索をすればたいてい出てくる。しかし、そのキーワードを覚えておくのが難しい。

漠然とイメージは覚えているのだが、固有名詞がトンと出てこない。

「あのあのあの、ほらほら、あの、あれのあれで、ほら」

老人化したようだが、私は子供のころからこうだ。自慢することでもないが。だから固有名詞をたくさん暗記しなければならない文系科目はいやなのだよ。ぶつぶつ・・・

もとい、こういう時用に、スクラッチパッドに会社名とか、製品名とか、作者名とか、何か手がかりになりそうなものを一言だけメモ。コピーペーストでもOK。

で後ほど

「あの、あれが、ほら」

となった時にスクラッチパッドをずらずらと眺めると見つかる。(無からは思い出せなくても、同じ言葉を見れば一目でわかる)で、検索ボックスでインターネットサーチをかければだだっと情報が世界から集まる。

便利~。

できれば、スクラッチパッドを内容別に2-3個同時に表示したいのだが、今のところひとつしか使えないみたいで残念。

スクラッチパッド以外でも、デスクトップ検索用のサーチボックス、To Doリストは愛用アイテム。アナログ時計も表示し始めたら、デジタルより心に響いてよろしい。

Sidebarとして、常時デスクトップに表示しているのだが、この「土地の使い方」がキモと見た。控えめすぎず、でしゃばりすぎずちょうどよし。(画面サイズにもよるが)

今までも何度かTo Doリストをデジタル化しようと、「デスクトップ ポストイットプログラム」とか、PDAのTo Doリストとか、いろいろ使ったけどだめだった。しかし、今回は常時デスクトップにあるので、ちゃんといつも目に入り、使えるTo Doリストとして機能してマス。

また、通常使うPCが3台あるのだが、その3つの間でGoogle様のサーバ経由Desktopの内容がシェアできるのもすばらし。自分の情報がGoogleにとられる、と心配する方も多いと思うが、私の場合、Google様に盗まれるより、自分がなくしたり忘れたりする危険の方がずっと高い。一応、Googleさまも「盗みません」と言ってるし。

Google様のご提供なさるオンラインアプリケーションでは、スケジュールは、自分用には使ってないが仕事上でちょっとお世話になっている。Palmとシンクできるようになったら、自分用にも使っちゃうだろうなぁ。ワープロ、スプレッドシートは今のところ使ってないが、いつか引き込まれていく予感。

そういえば、Picasaも愛用。「あれ、こんな写真あったんだ」みたいな昔の写真が発見されるのは私だけでしょうか。ただ、Picasaクンはちょっと独特なインターフェースなので、サイズ変更とかセーブの仕方とか、どうもよくわからないところがあり、ACDSeeに慣れた私はちょっと苦労してますが。しかし無料だ。えらい。(ACDSeeのご冥福を祈る)

こんなことをしていると、どんどんGoogleに絡めとられていくのはわかっているがやめられない。魔性の女Google。

そういえば、MSオフィスを買って5年くらいたつんだけど、次のMSオフィスを買う日は来るのかしらん。

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6 月 10, 2006

サンフランシスコでナメコ

Nameko at Ferry Building

今日、サンフランシスコでナメコを買ってきたので、久しぶりにナメコの味噌汁を作って食べた。不ぞろいでしっかりしてて、いかにも
「大自然で育てたナメコだんべ」
という感じでかなり期待したのだが、うーん、やっぱりなんか、子供のころ食べた「小さくてキョトキョトしてて一袋100円の日本のナメコ」の方がいいなぁ。

ちなみに、買ったのはFerry Buildingきのこやサンである。ナメコ以外にも、シイタケとかマイタケとかシメジとか、日本のきのこが高価なプレミアムきのことして売っております。しかし、アメリカ人はナメコをどうやって食べてるのであろうか?シラタキのような不幸な目にあっていないか心配である。

同じビル内のRecchiutiのチョコレートは、ベイエリアでは珍しくアートっぽくておいしいです。

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6 月 09, 2006

日本の夫婦別姓と辛子

日本でも、外国人と結婚すると夫婦別姓でOKです、という話。ワタシのダンナはカメ星人・・じゃない、アメリカ国籍なのだが、そのダンナとの婚姻届を日本で出した際には、
1)親の戸籍から独立して、ワタシ個人の戸籍を作る(名前はそのまま)
2)一応、備考欄に「夫、米国カリフォルニア州カメ」などと書かれる
3)終わり
という感じ。(婚姻関係は「備考」だから、消すのも簡単なのか。それとも、やっぱり離婚届が必要なのか。不明である。)

ちなみに、親の戸籍から出て自分の戸籍を作る際、私の苗字は本来、渡邉という字だったのだが、

「あー、この『邉』の字はもう戸籍で使えないんですよー。この中から選んでください」

と、7つくらい似たような難しいナベの字が並んだ紙を渡された。

「これなんか、近いんじゃないですか?」

とひとつの字を指差しながら言われたのだが、そんな理由で、また面倒くさい新たなナベという漢字を他人に強要するのはいかがなものか。ということで、

「いえ、だったら、一番簡単な『辺』でお願いします」

ということで、ワタシは正真正銘、渡辺千賀になった。

(ちなみに、この申請をしたのは港区役所だったのだが、外国人との婚姻届を出す人が多いようで、「婚姻届けだしたいんですけど」と言ったら、最初の質問が「日本人の方とですか、外国人の方とですか?」で、外国人ですと答えたら、即座に「外国人との婚姻届サンプル」をくれた。さすが日本のすばらしいefficiency!)

かように、ごくごく簡単にワタシは日本国民のまま夫婦別姓となった。非常に得した気がしたんですが、考えてみると、このように普通とちょっと違うことをすることで、ワープ的ソリューションにたどり着くことは多分にある。少なくとも、それがワタシの日本国に対する印象である。

***

ちなみに、ワタシの母は幸子というのだが、昔まだ戸籍が手書きだったころ、戸籍上は

辛子

になっていた。結婚して戸籍を動かした際に、担当者が間違えて書いたようである。その後直ってしまったようだが、どちらかといえば辛子という名前のほうが似合っていたので残念だ。

渡辺の「なべ」という字は、何十個もあるのだが、その多くは、こういう人間のミスが積み重なってできたんじゃないかなぁ、と思います、はい。

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