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6 月 30, 2006

ネゴ

年間購読していたアメリカのヘルスケア関係専門誌の期限が切れたので、セールスの電話が掛かってきた。

セールス 「1450ドルだけど、是非継続して。」
私 「うーん・・もうちょっと安くならない?」(Hmmm, is there any deal on that?)
セールス 「去年あなたが払った購読料が995ドルだったから、995ドルにしてあげる。どう?」
私 「OK」

だめもとで聞いてみただけなんだけど、あっさり500ドル近く安くなった。定価で払うほうがバカってことなんですね。日本で、日経BPに「高いからまけろ」って言ったらどうなるのでしょうか。・・・・何も起こらんわな、多分。

ちなみに、友達がこの間ラスベガスかどこかのリゾートに泊まりに行ってゴルフをした。ホテルを予約するときに、
「ゴルフのラウンド割引ある?」
と聞いたら、
「ありますよー。チェックインするときに、Super summer value!と一言言えばOK」

Super summer value・・・は、本当は違う言葉。聞いたけど忘れたので今私が作った。要は、「夏のお徳用プラン」みたいなパッケージの名前ですな。

友達「え、言うだけでいいの?」
「そう、言うだけ。Super summer value!」

実際、チェックインの時に、「Super summer value」と言ったらゴルフが半額ぐらいになったそうな。

ちなみに、ハワイで「カマアイナ」とつぶやくと、ゴルフとかホテルなどがものすごく安くなります。
「(観光客じゃなく)島の人たち=ハワイ州民」
という意味。普通は、「じゃぁ住所を証明するものだして」と言われますが。

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6 月 29, 2006

スクライドvs X-Men

スクライドってアニメ知ってます?

うちのダンナがNetflixでせっせと英語字幕のDVDを借りては見ていたのだが、ついに最近最終回を見終わったと喜んでいた。(日本のテレビ放送を6枚組みにしたDVD。)英語では、S-cry-edと書きます。「アルター使い」なる超能力者たちが戦うというもの。

ダンナいわく、アメリカのファンの間では「X-Menを髣髴とさせる」ということで、カルト的人気を持つそう。AnimeWebTurnpikeによれば

Ever wondered what X-Men would have been like if the Japanese created it?  You would have Scryed.

「日本人がX-Menを作ったらどうなるだろう、と思ったことはあるか?それがスクライドだ」

Netflixでのレビューでは、

I rented it because the synopsis made me think of the X-men but this show is nothing like that.

「X-Menに似ているかと思ったら全然違った」というコメントもあるが・・(でも、同じreviewerが「The art work is terrific 」ということで絶賛してます)なお、英語のインターネットコミュニティでは、J-pop風主題歌だけは総スカンだそうです。(ダンナ談)

しかし、スクライドとX-menの比較には無理があるように思うのだが。X-Menの映画のイメージが強すぎなのかもしれないが、スクライドはやっぱり中高生向けじゃないのか・・・みたいな・・・。(違う?)

しかし、たとえば大前研一さんはアメリカではマイケル・ポーターと並ぶ世界の頭脳として称されている。(日本だと、マイケルポーターの方がすごいと思われて・・・ませんでしょうか?)この、「海外のものの方が良く見えてしまう」という陥りがちな陥穽にはまり、私はスクライドを過小評価しているのだろうか。。。

***

スクライドに見入っているダンナに、

「これ、子供が見るアニメじゃないの?」

と言ったら、

「ポルノマンガ読んでる君に言われたくないね」

にゃに?!私が読んでいたのはExtra Heavy Syrupという漫画だったのだが、ピンク色の字で書かれた滴るようなタイトル、肌もあらわな女子が2人絡まりながらアイスバーを舐めているという表紙で、勝手にそう思ったらしい。いや、ごく普通の少女漫画なんだが。うーむ、確かに言われて見れば、そのように見えなくもない。・・・アメリカ人的には、これが目を覆うようなエッチな表紙に見えるんでしょうか。そういえば、日本の漫画の多くが暴力的描写や性的描写が多すぎて中々アメリカで普通の本として出版できないそうです。

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6 月 28, 2006

お昼寝猫とMusubiもどき

お昼寝中の二人。

Musu and Chai

左は、YouTubeで見つけた、よそ様の猫が犬をしばく猫パンチ・ビデオ。右は我が家のMusubi。
Sumo Wrestler Musubi

こちらは、Flickrで見つけたまたまた別の猫のお昼寝画像。最初見たときは、うちのMusubiさんかとびっくり

全員ふっくらです。この柄がふくよか遺伝子と関連しているのか。

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6 月 27, 2006

アメリカは芸能界でも慈善が流行:ブラピ

昨日のGates、Buffettの二人に続いて、今日はBrad PittとAngelina Jolieのカップル。最近ナミビアで出産して話題を呼んだ。ナミビア政府じきじきの厳重な保護のもと、報道陣をブロック。二人の写真が撮れないので、ナミビアの海辺の風景などがやたらと欧米の雑誌やゴシップ紙に載った。おかげで、ナミビア観光はちょっとした人気に。

そして、「恵まれないアフリカの国に貢献した」ということで、Brad PittはNewsweekの「15 People who make America great (アメリカが誇る15人)」に選ばれた。Newsweekのインタビューに答えてBrad Pittいわく

It's the first time I've actually felt like we have some degree of control over it

大いに意訳すると「どうせパパラッチに追われるなら、それを利用してアフリカの恵まれない国の人たちが少しでも豊かになった方がよい。上手に貢献できて良かった。」

さらに生まれた子供の最初の写真を撮る権利をオークションにかけた。収益(数億円だそうです)は、全て寄付するそうでございます。

Angelina Jolieは、Brad Pittとの結婚前に、カンボジアとエチオピアから養子を迎えている。今回の子供が初めての自分の子供。(彼女の養子話があまりに話題になったので、以降ハリウッドでは発展途上国からの養子がミニブーム。)さらに、国連の難民救済活動のために世界各地でボランティアを行い、年収の3分の1を寄付している。

New York Times

It is always tempting to sneer at an actor's passionate embrace of charity work as a gimmick — method giving. But on Tuesday night, Angelina Jolie gracefully slipped past viewer cynicism

「芸能人のチャリティなど売名行為と思われがちだが、Angelina Jolieには真摯に心を打たれる。」

Angelina Jolieの慈善活動は、売名行為だけじゃここまでできないよ、と誰もが認めるレベルに達した、ということ。・・・そもそも、売名行為だろうがなんだろうが、本当に困っている人たちがそれで助かるならそれは素晴しいことだし。

Brad Pittも、これまでにもいろいろとチャリティはしていたが、Angelina Jolieと結婚してからは気合の入り方が違うように見受けられる。Angelinaと共に「また恵まれない国の子供を養子にしたい」とも発言。

「Brad Pittって、それほどカッコイイと思ったことが無かったけど、やっぱりかっこいいかも・・・・・。」
と思う私はミーハー。Angelina Jolieがあまりにいい女なので、その配偶者というだけでBrad Pittがかっこよく見えるのかも。親の七光りならぬ妻の七光り。

しかし、ミーハーだろうがなんだろうが、
「慈善がクール」
という風潮を作り出してるのは、なかなかいいじゃないですか。

ということで、今後当面の世界の流行は「慈善」で決まりだ。

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6 月 26, 2006

ウォーレンバフェットがビルゲイツに3兆円託して世界が変わる

Warren Buffettが、資産のほとんどをBill Gatesの基金に寄付することを昨日発表した。(Business Week: Buffett's Gift: "A Brilliant Choice")時価$30 billionなり。約3兆5千億円。これで、Bill Gatesの基金の総額はほぼ倍増、今後毎年$3 billion、3500億円を無限に使い続けていけることになる。(少なくとも理論上)ちなみに、ロックフェラーは慈善家で知られるが、その生涯の間に寄付した総額は、2005年の価値に直すと$6 billionしかない。)

Warren Buffettは自ら設立した基金もあるが、
「Bill Gatesに任せたほうがずっと効果が期待できる」
ということで今回の決断に至ったとのこと。(Bill Gatesはマイクロソフトの経営を退き、基金運営・慈善活動に専念することを最近発表したばかり。)

Bill Gatesは、特に発展途上国のヘルスケア改善に非常に熱意を持っており、AIDSやマラリアの撲滅、予防接種などで様々なプログラムを展開している。これまででも、あまりにその活動規模が大きいため、

「Bill Gatesの基金は、発展途上国のヘルスケアで、マイクロソフト並のモノポリーを握ってしまうのでは」

と心配する声があったくらい。それが倍増。

ちなみに、Bill Gatesの基金が今後毎年使っていくとしている$3 billionは、いったいどれくらいの規模だろうか、、、ということで、おなじみCIAが集めた世界各国情報が満載のWorld Factbookを見てみた。大体こんな感じです。

  • アフリカの国の多くのGDPと同じくらい
  • コスタリカ、エチオピアの国家予算より多い
  • 日本のODA($8.9 billion)の3割強

日本のODAの3分の1と言っても、それを使うのはBill Gatesだからな。その効果たるや恐るべし。

Bill Gatesは、0から立ち上げたマイクロソフトを過去30年で世界の超優良企業に育て上げたわけだが、今回は最初から6兆円をしょって慈 善事業展開を図ることになる。まだ50歳だからあと20-30年はいけるだろう。もちろん、Bill Gatesが単なる慈善お大尽化するとは思えない。ビジネスとして、びしびしと「投資効果の最大化」を狙っていくのだろう。

資本主義は、中でハリネズミのようにクルクル働かせられる人たちは大変だし、変化の過程では「負け組」もたくさん登場する。(このあたり、昔私が書いた資本主義は気持ち悪い資本主義-続きを参照ください。)しかし、その一方で、全体のパイをがんがん増やすことに関しては圧倒的な力を持つ。その可否、、、、というか好き嫌いは大いに問われるところではあるが、富を増やした結果、こういうとんでもない規模の慈善活動もできるようになる。

なお、Bill Gatesはまだ基金に組み込んでいない自己資産$45billionのほとんどを死ぬまでには基金に寄付するとしている。総額$100billion、12兆円の慈善基金ができるわけです。すごいことだ。いったいこれから世界に何がおこるのだろうか。

南無阿弥陀仏・・(←興奮で自分でも意味不明)

■たまたま最近Bill Gatesの基金を調べました。その際に見つけた参考文献リスト。
Business Week: Bill Gates gets schooled
(Bill Gatesのアメリカの義務教育改革が難航している話)
McKinsey Quarterly: Battling AIDS in India
(Bill Gatesの基金のインドでのAIDS撲滅運動)
Economist: Foundation
(Bill Gatesの基金が世界のヘルスケアに占める重要性の分析)
Eonomist: To have, not to hold
(成功した起業家による慈善活動規模の巨大化についての分析)
Economist: The birth of philanthrocapitalism 
(起業家が慈善活動にもたらす影響)

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6 月 25, 2006

プレスリリース2.0

おとといは、BlogやらYouTubeを組み合わせたCM2.0とでもいうべき、Where the Hell is Matt?をご紹介しましたが、今日はWeb2.0型プレスリリースのテンプレート。BusinessWeekの記事で発見。ボストンにある中規模の広告代理店SHIFTが発表したテンプレート。テンプレートそのものよりも、「テンプレートを作りました」というSHIFT社のプレスリリースの方がわかりやすい。

アメリカのプレスリリースは三人称で、そのまま丸ごとコピーして記事にできるような形態で書くのだが、SHIFT社のテンプレートはこんな感じ。

  • マルチメディア対応。会社のロゴや、主要人物の写真、関連資料などがダウンロードできる
  • 見た人がdel.icio.usに登録できるボタン付き
  • 完成したプレスリリースを、ワンクリックでプレスリリースサイト、DIGGにアップロード可能
  • 関連するキーワードを列記、それぞれをクリックすると該当するTechnoratiのページへリンク

・・って、まぁ考えれば誰でもできることのオンパレード。だからどうした、という感じも無いではないが、確かにこういうプレスリリースの方が見やすいし面白いですね。

SHIFTは、「テンプレートはコピーライトなし。誰でも使ってください」ということです。

ちなみにDIGGは「ユーザー参加型プレスリリースサイト」。誰でもプレスリリースを送付できる。見た人がCOOL、と思えば「DIGG」ボタンをクリック、DIGG数があがるとトップページに出てくる、というもの。

DIGGも含め、del.icio.usやTechnorati、どれひとつとっても、コンセプトだけ聞くと
「だから?」
という感じはするのだが、大勢が使うとパワーが出る。しかも異なるサービスを連携させるとさらにパワーが出る、というまさにWeb2.0的サービス群でございます。

SHIFTのテンプレート、今日からでも適当にアレンジして使えそうですね。コンシューマ・エレクトロニクス製品とかゲームソフトなんか、こういう発表の仕方をすると結構効くと思いますです。

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6 月 24, 2006

猫を食べるアライグマ

アライグマは草食動物かとばかり思っていたら、雑食だったのだ。今日の朝刊より:
Raccoon suspected after 3 cats eaten
Cupertinoで、アライグマに猫が食べられる事件が既に3件。。。食べた後の残骸として頭と肩だけ残していくんだそうである。恐ろしい。普段はプラムやアプリコットを食べるアライグマだが、今年は冬の雨が長引き、いまだにプラムもアプリコットも少ないので、猫を狩って食べていると。「アライグマがジャーマンシェパードを襲った」という事例も過去にはあったそうだ。

アライグマって、うちの周りにも徘徊してるんですよねぇ・・・我が家の猫は、猫ドア経由出入り自由なんですが、夜の間は閉めておくべきか・・・うーむ。

Musubi rolling on carpet

↑絶対勝ち目のないムスビ

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6 月 23, 2006

YouTubeでコマーシャル:Where the Hell is Matt?

これを見てください。マットハーディングなる人が、7大大陸・39カ国でダンスしながら撮ったビデオのコンピレーション。
Where the Hell is Matt?
神がかったオープニングもよいが、真ん中あたりから
「え、まじ?こんなとこまで本当に行ったの」
という場所が続出して結構感動。イースター島とかルワンダとか南極大陸とか。行った場所の量にも圧倒される。

・・・・素人ものにしてはすごい気合が入ってるねー、というビデオなのだが、これ実はStrideというチューインガムのコマーシャルなのだよ。テレビCMの違法アップロードじゃなくって、YouTubeを含めインターネット上で流通することを目的に作られた新しい形態のCM・・・というか、スポンサードビデオ

ダンスをしているMatt君ご本人のサイトいわく

「コネチカット出身、高卒のマット君は、オーストラリアで働いてお金を貯めた後、世界を旅してダンスしたビデオをインターネットに載せた。それを見たStrideから、
『金を出すからもう一回世界を旅してダンスビデオを撮らないか』
と申し出があり、再度6ヶ月の旅へ。今はシアトルでゲームライター・デザイナーを時々している。」

とのこと。ええ話じゃ。Strideもよい宣伝になったであろう。

実際、このビデオ、BGMの浮揚感もあって、見てるとなぜか
「人生いいこともあるさ。気楽に行こう」
と、じんわり良い気持ちになる。昔「心を亡くすと書いて忙しいと読む。忙しすぎるのはよくない。」というアサヒビール(たしか)のコマーシャルがあったがあれもよかった。似た感じ。

余談ながらこの人のダンス、最初見たとき
「走って世界を旅するということを現すパントマイム」
かと思ってしまいました。いやー、ダンスだったとは。・・・いえいえ、人のことをとやかく言えるワタシではないんですが。

***

ちなみに、冒頭のビデオが載ってるYouTube。テレビとかのコピーライトがある映像のアップロードがすごい問題になって、Napsterの再来と言われますが、ワタシはそういうのより「素人っぽい映像」の方が好きだなぁ。先日のMatrixもそうだけど。素人の猫映像とかも好き。

このCMは、YouTubeのそういうところがよく活用されててスバラシ。

これぞWeb2.0型CMか。

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6 月 22, 2006

シリコンバレーのスーパーエンジニアとソープ店長の給料は一緒

いやー、すごいサイトを発見しちゃいました。それは関東のソープランド・チェーン、トゥルース・グループの求人サイト。マンガで紹介-0からの風俗アルバイトなるものまである。素人OLさんが、ソープを経て最後は貯めたお金で海外留学に旅立つまでの感動の物語だ。

そこで発見したのが、「スタッフの給与体系」。女の子じゃなくって、ボーイさんとか店長さんとかの方。それによると、店長さんの年収は3356万円だそうです。・・・って、おお、それは、シリコンバレーの脂が乗り切ったスーパーエンジニア(フェローとかシニアプリンシパルとか)の年収レベル!いや、通常は、ストックオプショ ンでもらう分、キャッシュ分は4割くらい少ないのだが、「オールキャッシュ」という会社(たまにある)だったらそれくらい出る。

なるほど・・・・興味深い比較だ。シリコンバレーでスーパーエンジニアになるには偏差値90級の能力が必要なのだが、きっと人気ソープの店長をやっていくには、同じくらいの経営手腕・人間手腕が必要なんだろうなぁ。。。

ソープランドなるところがどうなっているか良く知らないが、リテール・接客管理っていうのはものすごーく大変な仕事である。

私の矮小な経験としては、マクドナルドでバイトしたことがあったが、これはもう体育会。やる気もスキルもそれほどない100数十人のバイトをうまく操作して、バリバリ働かせ、しかもお客様に気持ちよくお食事していただくってのは、なまじなことではできません。店長のさらに上にいるエリアスーパーバイザーの人なんて、ほとんどクレージーだった。スポ根マンガの命かけた監督みたいでしたから・・・。マクドナルドでさえそれなんだから、いわんやソープをや。

***

しかし、冒頭のソープのサイト、読めば読むほどすごいです。「後ろめたい下品な感じ」は全然ありません。超まじめにこのビジネスをしていることが、ひしひしと感じられる。

収入シミュレーションでは、身長・体重・ルックスなどを入れると、想定収入が出てくるし。女の子の物欲を膨らますため、「この店でこれだけ働くとこれが買えます」というものが写真つきで載っている。6ヶ月働くとポルシェ・カイエン ターボ・ティプトロニックが買える店もあります。同様に6ヶ月で三井住友銀行・銀行員の平均年収(平均37.4歳)になる店、というのもある。平均37.4歳というのが細やかだ。(三井住友銀行の行員平均年齢のことだと思います、はい。)

FAQでは、「私太ってるから」と心配する女の子には、「実際にお会いすると、そんな感じではない人が多いと思います」ということで、ご丁寧に「身長・体重チャート」まである。地方から応募したい人は、なーんと、社員がその地方まで出向いて面接してくれるんだそうです。来店面接だと、近くの駅まで車で迎えに来てくれるそうな。

寮もあって、ペットや友達同居がOKなところまであるぞよ。講習はすべて女性講師。一度辞めた人も、いつでも気軽に戻ってきてね、とか。インターネットに載せる写真は、プロのメークさんとカメラマンがついて撮ってくれて、しかも辞めたら2時間以内に消してくれると。

夢の職場であるが、それだけ良くしてあげないと働く人が集まらない、つらく厳しい仕事なんだろうなぁ・・・。

お客様向けページのほうに行くと、予約電話の想定会話サンプルまである。しかも、そのサンプルには、「状況により(会話の内容が)異なる場合がございますのでご了承くださいませ」という但し書きまである。思うに「緊張して電話するのが怖い人」でも、これをプリントアウトしてそのまま話せばOK、という思いやりではあるまいか。

日本では売春が非合法であることをうっかり忘れそうになる、素晴しいサイトだ。こういうのを英語で紹介したらバカ受けするんだろうけど、でも、「外国人はお断り」だそうなので、紹介したら怒られそうですね。

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6 月 21, 2006

イギリスAIMは上場のオフブロードウェーです

1.昔「ナボナはお菓子のホームラン王です」という宣伝があった
2.AIMはロンドン証券取引所の新興市場。(マザーズとかジャスダックとかみたいな)
3.ブロードウェーはミュージカルの王道。オフブロードウェーはちょっとブロードウェーを外れたところ。ミュージカルの二軍、みたいなもの。
1+2+3=「イギリスAIMは上場のオフブロードウェーです」

っていうか、昨日行ったセミナーのメモ。「アメリカの本場ナスダック上場は敷居が超高いが、AIMだったら簡単。こっちの水は甘いぞ」と、AIMの人たちが、シリコンバレーに営業に来たセミナーなのであった。証券取引所も海外営業しなきゃなんないんですね。大変だ。

というわけで、以下メモです。営業(講師)の皆さんが強調してた内容別に分けてみました。

AIMは小粒会社が上場しても大海の一滴にならない

  • AIMの上場企業は1501社と多い
  • 平均企業価値は$80Mー$90M(M=百万。8千万ー9千万ドル)程度。ただし、バルクゾーンはそれよりもっと低くて$20-45M程度。
  • 2005年の1年間に335社が上場し、56億ポンド($10B)を調達、一社平均の調達額は$30-50M
  • このうち英国企業は259社、76社は海外企業
  • 一方でナスダックの平均企業価値は$1.2Bもある。企業価値$90M程度の企業が上場しても、誰も見向きもせず、忘れ去られる

AIMは上場のハードルが低い

  • 上場時の会社の条件は、企業価値5千万ポンド、調達金額が千万ポンドかもしくは企業全体の25%
  • ロックアップ(マネジメントやベンチャー投資家がIPO後に自分の株を売れない)の必要はない
  • マネジメントも上場時に持分の30%程度まで売れる。ただしこれは、すでに利益が出ている会社のとき。売り上げもないような会社だとマネジメントは売れないことが多い
  • 米国は今381件のS1ファイリング(上場準備書類)が提出されているが、そのすべてが上場できる可能性は皆無。が、AIMだったら去年1年でそれくらい上場している
  • アメリカでは上場前はquiet periodとして関係者はマスコミ等に話ができないが、AIMでは、「Loud Period」として情報告知を奨励

AIMだったら、IRが楽

  • 機関投資家は、ほとんどがロンドンにいるので、飛行機に乗って時差を超えてあちこちを飛び回ってロードショーをする必要がない
  • AIMの投資家の95%が機関投資家。年金ファンドなどが主で、450の投資機関がある。リテールの一般投資家は4%強しかいない。よってIR活動でも、相手にしなければならないのはプロばかりで、レタラシーは高い。うわさレベルで会社の価値が乱高下することはない。
  • 一方、Nasdaqの投資家の25%はリテールの一般投資家

AIMは、数字で見えるよりも流動性が高い

  • AIMの一日取引高は2億7240万ポンド(5億ドル)
  • しかし、ほとんどの投資家が機関投資家なので、機関投資家間で直接決済する株が多く、取引高として表面に出る以上の額が常に取引されている

AIMだったら、上場コストも上場維持コストも安い

  • IPOにかかるコストはNasdaqが517万ドル程度、AIMが380万ドル程度。
  • 米国では、Sarbanes Oxley準拠費用が国家全体トータルで1.4兆ドルかかっており、売り上げが10億ドル以下の会社だけで見ても、SOXコンプライアンス費用は一社平均190万ドル
  • それ以外の上場維持コストは、Nasdaqが230万ドル程度、AIMが92万ドル

AIMだったら、上場後の買収も簡単

  • アメリカは独禁法が厳しいが、イギリスならどんどん会社のお買い物ができるので上場株をCurrencyとしたM&Aが容易

AIMでは、Nomadが懇切丁寧にお世話

  • NomadはNominated Advisorの略で、ロンドン証券取引所に認定されたアドバイザー会社。AIMのルールを説明したり、上場が可能かの審査をしたりする。上場後も、どうやって株価を維持するかなどのアドバイスを行う。Nomadがいなくなった会社は上場取り消しになる可能性もある。

***
なるほどー。日本の上場って、数は多いけど、一個一個が小粒だよね、と思っていたのだが、ロンドンもそうなんだな。そしてそれを優位性として押し出して

「ナスダックはビリオンダラー会社のもんでっせ。そんなとこにいくのに苦労するより、まずはこじんまりAIMでがんばって、力がついて世の中の感じもわかってきたらナスダックに鞍替えしはったらどうですか。企業価値5千万ドルくらいだったら、十分上場できまっせ」

という感じのセールスなんですな。

とはいうものの、「イギリスでの事業がある。イギリスにボードメンバーがいる」というのがAIM上場成功の条件とのことで、誰でもいいわけじゃないようですが。機関投資家たちが経営陣の顔がわかるようでないと、やっぱり厳しいのであろう。当然だが。

日本や韓国、台湾の新興取引所との違いはという質問が出たが、答えは

  • AIMはインターナショナル。アジアの新興取引所はリージョナル
  • AIMは10年の歴史があり、アジアの新興市場より成長している
  • アジアの市場はニューヨーク・ロンドンという金融の中心から遠く離れており、時差が大きいので、夜ウトウトしている間にアービトラージを取られる危険がある・・・(これはつまり、アメリカとかイギリスの会社が日本などで上場したら、という意味ですが)

規模的には、アメリカの会社が同様に日本で上場、「まずはオフブロードウェーで実力をつけて」ということも可能ではある。あるが、やはり日本での事業は必要だろうなぁ。IRも日本語でやらないとならないし。日本の投資家はほとんどがリテールの一般人、と聞いたんですが本当でしょうか。だとすれば、これも上場する会社にとっては結構頭の痛い事態。普通の人向けIRって大変だものね。

さらには、日本で上場しちゃうと、アメリカに比べて著しく企業価値が高くなるので、買収されにくくなるという問題もあるだろう。上場した後、さらに買収を受けるという、二段階エグジットはよくあるのだが、上場した日本の会社が外国の会社に買ってもらう場合は、相当のプレミアムを相手が覚悟して買ってくれないとならなくなる。もちろんん、高企業価値を武器にがんがん世界の会社を買収して回る際には、高バリュエーションは有利に働くのだが。

なお、証券取引所というのは、なんとなく公営のもののような気がするが、民間企業なんですよね。自らの株を、自分の市場で公開したり、証券取引所がM&Aで他の証券取引所を買収したりとかいうことが起こる。AIMの24%は米国Nasdaqが所有しているんだそうです。

AIMの人たちは、「アメリカに比べて基準がゆるいからといって、なんでもしていいということではない。ガバナンスは重要」と力説していた。なんでもありか、と、とんでもないのに出てこられたら困るからでしょうか。

昔、「とあるシリコンバレーのベンチャーを、日本の上場したてのベンチャーが買う」、という話でアメリカ側の会社の側をサポートしたことがある。日本側の会社はごく限られた分野だけにフォーカス、それ以外はパートナーに依存した事業できっちりと利益を出す事業体となった会社。アメリカ側の経営陣は

「うーん、ああいうやりかたもあったのか。スマートだ。われわれも、何から何まで自分たちでやらない方法を考えるべきだ」

と結構激論を交わしていた。「営業から製造から、何から何まで自分たちでやり、売り上げも大きく、コストも大きく」というのがアメリカのベンチャーの成長形態の基本形。そうじゃないと、上場できる規模にならないから。上場したら、最低でも$300Mくらいの企業価値は必要なので。

しかし、企業価値$70-80Mでも上場できるとなったら、別のビジネスの育て方ができることになる。

いずれにせよ、Sarbanes Oxleyでますます上場が大変になったアメリカの隙をついて、営業にやってくるロンドン証券取引所も、なかなかやる~という感じでした。

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