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7 月 30, 2005
教えてPlease:日米間のインターネットの速さ
日本とアメリカでデータをやり取りする際、実効値でどれくらいが最高速でしょう?専用線じゃなくて、です。
(後日訂正:ご指摘いただいたとおり、T1は専用線でし。。「バックボーンをリースしてend to endで専用」というのだけが専用線だと思ってました。。。インターネット時代の通信はムズカシイ。)
とある日本の会社がシリコンバレーに子会社を設立します。日本のオフィスは東京で100M引いてます。が、子会社側の接続をどんなに速くしても、太平洋を越すところがボトルネックになるのでは、と。さすがにT1(1.5M)一本だと寂しいですが、「結局cross Pacificでせいぜい1Mしかでないよ」とかいうことだとT1で十分ですよね。うーむ。
ご存知の方がいたら教えてください。
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7 月 29, 2005
究極の成功報酬型サイト(お犬様・お猫様系)
「迷子の犬の飼い主」と「迷い犬を見つけた人」をマッチング、飼い主側が懸賞金をつけていたら、懸賞金が見つけた人に払われた時点で5%をサイト側が取る、というFidoFinder.com 。猫バージョンのTabbyTracker.comもあります。Listen-IT!でBlogをアグリゲートして広告を取るというWeblogs Inc.に関するニュースをネタにヒアリング問題を作ったんですが、その背景の解説を書いていてCNET経由発見・・。
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なお、Listen-IT!の方に書きましたがFidoFinder.comはこんな仕組み・・
飼い犬を探している人は、「見つけた人への懸賞金」をつけることができ、実際に見つかった場合は、サイトが懸賞金の5%をマージンとして受け取る仕組み。しかも、懸賞金が高いほど上に出るので、告知効果も高い、となってます。
郵便番号と犬の種類で、いなくなった犬と見つかった犬を自動マッチングしたり、ペットがいなくなる前にペットを登録しておく、というのも可能。意外に細やかです。
懸賞金なしでも掲載できますが、すごい下のほうになっちゃう。現在懸賞金ランキング一位のお猫様にかけられているのは 5000ドルなり。お犬様は2500ドル。5000ドルがかけられたBenson君は写真つきなのに、犬のRomy君はデフォルトのイラストのみ。。。 2500ドルもかけるんだったら、写真をつけたまえ、という感じですねぇ。
村上春樹の小説、海辺のカフカに、ペット探しを仕事とする人が出てきますが、アメリカではこれはちゃんと「Pet Detective」という職業として存在します。さらには、ペット探しConsultantという人たちもいます。DetectiveとConsultantの違いは・・・Detectiveは、自ら歩き回って探してくれるけど、Consultantは、探し方をあれこれ指示するだけ。ははは。
なんと、FidoFinderでいなくなったペットの情報を出している人たちに、「お前のペットは俺が預かっている。返して欲しくば・・・」と身代金詐欺を行おうとしたやからが出た模様。世の中怖いことばかりですね。ハンプティダンプティでございます。
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7 月 28, 2005
Affymaxの輪廻転生
先週一番たくさんベンチャー投資を受けたのはAffymaxでした。$60 millionなり。1989年創業、という老舗。もはやベンチャーとはいえないかもしれませんが、今のAffymaxは一応法的には、2001年創業ということになってます。というのも、「スピンアウトした子会社のAffymatrixが上場して一躍寵児に、その後本体のAffymaxは製薬大手のGlaxoに買収されるが、praivate equityから資金調達してスピンアウト」というながーい経歴があるから。
Affymetrixは、「半導体の製法を使った遺伝子チップ」のパイオニアで、その世界では知らぬものとてない企業ですが、Affymaxはかなり忘れられた存在で、「Affymetrixをスピンアウトした会社」という「富士通をスピンアウトした富士電機」みたいな扱いを受けていました。が、ここに来て、臨床試験段階の薬ができて躍進。
ITの世界では、Borlandなんかが、「えっ、まだ居たありますか。」という感じですが、(最近業績向上中で、売り上げ$300 million, 企業価値$500 millionもあること、ご存知だったでしょうか?)似たようなもんでもあります。
ちなみに、Affymaxの紆余曲折の歴史は是なり↓
1989年 オランダのAffymaxというベンチャー製薬会社の子会社としてAlejandro Zaffaroniにより設立される。
ちなみに、Alejandro Zaffaroniさんは、ドラッグデリバリーの草分けで1968年創業のAlzaという会社のファウンダー。ドラッグデリバリーは、たとえば「一回飲むだけで効果が1日持つ、といった、じわじわ薬が溶け出す錠剤」みたいな技術のこと。体内に埋め込んだカプセルから何週間にもわたって薬がでてきます、なんてのもそう。薬自体は既に認可がおりているものを使えばリスクは低い、ということで、目からウロコの大成功。シリアルアントレプレナーなんですね。
(参考:バイオの超シリアルアントレプレナー、タイプ別シリアルアントレプレナー)
1992年 Affymetrixスピンアウト
Affymaxは 「半導体の製法で、タンパク質をチップに生やす」という社内の取り組みがうまくいかない。しかしタンパク質ではなくDNAをくっつけるのであれば大丈夫、ということになり、DNAチップ開発を進める。で、それがうまくいきそうだったので別会社化。
1993年 Affymatrix、VCなどから資金調達。
1995年 Glaxoが$533 millionでAffymaxを買収。AffymaxはAffymetrixの株を65%所有していたが、これごと買収。
1996年 Affymetrix IPO
2001年 private equityから$51 million調達してAffymaxがGlaxoからスピンアウト
(以上参考:Duke大学のBiochip Technology)
バイオ系はこういう、「大企業に買収されたけど、またスピンアウトして資金調達」という何度も生まれ出る型のベンチャーが結構あります。「大企業に買収される」と「スピンアウトする」の間には数年が経過するわけですが、その間技術に価値があり続けないとできないこと。ITと違って技術のスパンが長いからこういう悠長なことがよくあるんでしょう。
ちなみに、先週のインサイダー取引一番!はVarianのdirector, Allen Lauerの$1.4 millionでした。科学機器老舗。AffymaxとともにSilicon ValleyはPalo Altoの会社です。
(情報ソース:VentureWire, San Jose Mercury News)
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7 月 25, 2005
債権取立屋と戦う - matter of principle
アメリカの日常生活はワイルド。野生動物が、寝ていても気配だけで起きられるように、普通に生活する時も、常に注意を払わないといかん。警察からの通知すら間違っているという話や、州の裁判所からの通知で、カリフォルニアのつづりが間違っていた話も以前書いた。ま、後者は単なるお笑いですけど。
さて、というわけで、ワイルドな日常生活の一環として、最近私はとある債権取立て屋さんと戦っています。写真は、その取立状であります。
保険の期限が過ぎたので、更新せずに放っておいたら、保険屋側が勝手に更新、「保険料未納」と称して取立屋が催促に来た、という次第。
確かに「期限が来るから、更新する?」という手紙は山のように来たのだが、更新するつもりはカケラもなかったので、普通のDM同様に無視していた。そうしたら、突然Credit Collection Servicesなるところから電話がかかってきた。
たいした額ではないので、一瞬その場で、クレジットカードで払いかけたのだが、
「むむ、ちょっと待て、勝手に更新して、勝手に請求するなんていうことが許されていいのだろうか。」
と思いとどまり、「確認してから電話します」とその場は切った。
そして、保険屋に電話。まずここで一苦労。いくつかの番号に電話するが、どれも、同じ自動音声回答システムに回されて人間にたどり着かない。ま、あれこれあって、やっと人間にたどり着くが、これが、とんでもない威圧的なねーちゃんである。私が淡々と事情を説明しているのに、居丈高に
「キャンセルを書面で申し出ない限り、自動更新と決まっている!!」
と声高。っていうか超大きな声で話すので、耳痛い。受話器を数センチ耳から離して話す。
基本的に、私はこの手の人にはなるべく丁寧に接することにしている。私だって、朝5時起きしてホカ弁屋で働いたこともあるし、マクドナルドでポテトいかがですかと言ったこともあるし、スーパーでヨーグルト売ったこともあるし、駅前でティッシュ配ったこともあるわけで。相手だって仕事なんだから。それに、苦情ばっかりのコールセンターって大変そうだよなー、と思うのですよ。
なので、今回も、淡々と客観的に事情を説明。
が、しかし、温厚な口調でも、私だって一応ちゃんと自分に非がないことを確認してから電話しているのである。30ページある保険の契約書に目を通して、
「最初指定された期間が過ぎたら契約終わり。更新するには書面での通達と受領が必要。」
という項目を発見しておいたのだ。通達しないと自動更新なんてことはどこにも書いてない。
・・・と説明したが、さらにでかい声で、
「いったいどこを見てるの!この契約書を見ろ!ががががが・・・」
とまくし立ててくる。ついに私も切れました。こっちだって素人じゃないんだぞ。で、相手に負けないくらい大きい声、かつひじょーに居丈高な口調で、
「Look at the item J of the common policy conditions! Are you with me!? J-3 stipulates that....」
と該当箇所を思い切り読み上げた。
そしたら、
「ちょっと待て!!」
といきなりホールドにされ、しばらくしたら、天使のように優しげな声の別の女の人が出てきて、事情をもう一度説明すると
「あらー、そう、じゃ、バックデートして解約手続きする紙をファックスするから、それにサインして送り返してくれれば全て解決よ。Collection Agencyも私たちのほうから連絡するから大丈夫。」
とのこと。ああ、この絵に描いたようなgood cop, bad copぶり。マニュアルでこうなっているんだろうな。「かくかくしかじかと怒鳴りつけてもめげないやつは、部門Xに回せ」みたいな。この間約30分。
その後一応ちゃんとファックスが来て、送り返した。ここで、ダンナにこの話をし、
「とりあえず解決したけどさ」
と言うと、
「ふ、ふ、ふ、for now (いまのところはね。でもまだ解決しないよ、絶対、というニュアンス)」
で、それから1週間位して、最初の取立屋に電話したら、
「そんな話は聞いてない!そもそも、そんな風に本件は解決しない。あんたが保険屋とファックスのやり取りをしようが関係ない!!」
とでかい声で威圧された。・・・ま、予想された展開ではある。
で、取立屋のおねえさんは、居丈高に解約の経緯を聞いてきた。話し方、話す内容が、保険屋の威圧ねーちゃんとほとんど同じである。同一人物かと疑うほどだ。ということは、同じようなマニュアルで話をしているのであろう。ということは、そろそろ怒った口調でまくし立てると場面が前進するタイミングなのであろう。
なので、
「もう、同じ話しを以前に全てした。Why do I have to repeat it to you! あれこれあれこれ」
と怒ると、保険屋が同意したという証拠があるか、と聞いてきたので、ファックスが手元にある、といったら、それを送れ、と。
怪しいが送る。で、それから、2週間位したら、冒頭の取立状が送ってきた。で、ちょっとして電話したら
「この件は今Holdで再審査中だからあなたは何もしなくていい」
だと。ま、まだ100%解決ではないが。
一体全体どんな額で争っているかというと、たった100ドルちょっとなのですよ。正直なところ、今回電話して、またギャーギャー言われたら、さっくり払おうと思っていたのだが、さらりと「hold」といわれて拍子抜け。
なお、この手の、
「勝手に更新されて債権取立屋から支払命令が来る」
というの、非常によくある話です。ISP、各種携帯電話会社、長距離電話会社、雑誌など。AOL、AT&T、Business Week、Timeといった大手ですら例外ではありません。で、問題発生時に戦うときは、「紙で証拠を残す」のが大事。(私の例で言えばファックス。)コールセンターの人たちは、多分歩合給。大嘘つきもたくさんいます。「これで、もうあなたは解約できました」なんて穏やかに言われてもさっさと信じちゃいけません。怖いですねー。
ま、日本は、普通の人はこの手のトラブルに巻き込まれないものの、一旦危ない金融に手を出したりすると、裏の世界の人たちがすぐに絡んでくるわけで、どこに国にも怖いことはあるんですが。
ちなみに、この手のCollectionの仕事はどんどんインドに流れているらしい。インドのコールセンター運営会社が、アメリカの大手 collection agencyを買収した、なんてことも最近あった。債権取立てのvertical integrationですね。
***
アメリカに来た当初に、この手のトラブルに出会うと、本当にいらいらしたしがっくり来た。日本で培われた「こうあるべき」という社会の姿においては、企業や警察や電話会社は間違いを犯したりしない。間違ったら菓子折りもって謝ってくるもんである。それが、たくさんのことが堂々と間違っている。しかも、中には明らかに悪意を持った間違い・・・っていうか、虚偽もある。そして、クレームしても、何も解決しない。「こうあるべき」という信念が壊されるのは不快なものだ。それに、「なんで私がこんな目に・・」という不条理には、落胆する。
しかし、今回の債権屋との戦いでは、別にそれほどいらいらもしないし、がっかりもしない。むしろ、ちょっと楽しかったりして。アメリカに来たばかりの私と何が違っているのだろうか。分析するに多分こういうこと。
1.サバイバルが社会の掟であることを理解した。別に私だけが不条理な目にあっているのではなく、この手のミニバトルは、ちゃんと生きていくために必要なスキル。そこで生き残っている自分がカワユイ、ウフ。
2.世の中には(アメリカには特に)利益追求のためなら嘘をつくなどへっちゃら、という悪徳企業がはびこっている。そうした企業の一つである社会悪をやっつけるべく、面倒でも踏みとどまって戦うのが世のため人のため!という正義感。
この話を二人のアメリカ人にしたのだが、「それはmatter of principleだから、戦わないといかん」と二人ともprincipleという単語を使っていた。「信条」というのが一番近い日本語かな?
アメリカでprincipleを守るのは時として面倒くさいことなのです。
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7 月 21, 2005
バイオの超シリアル・アントレプレナー
新日本監査法人のIPOセンサーという季刊誌に最近書いたコラムです。
たくさん起業してしかも成功している人の話。でも、この手の人たちの中には、実際あってみると、「大嘘つきスレスレ」という人が時としているのも確か・・・(全員じゃないですよ)。そういうアントレプレナーを称してDelusionalといっている人がいましたが、まさにそういう感じ。先日、Worldcomの元CEO、Ebbersが25年の判決を受けて奥さんともども涙を流していましたが、「delusionalなアントレプレナーの人が、激しく成功して、どこかで道を踏み外すとこういう風になるんだろうか」と思いました。
というわけで、以下本文。
***
バイオ・メディカルの領域では、「超」の付くシリアル・アントレプレナーがたくさんいる。
シリアル・アントレプレナーとは、連続殺人犯をシリアル・キラーと呼ぶのにもじり、連続して起業し続ける人を指す言葉。ITの世界でも、複数のベンチャー
を起業し上場させたKamran
Elahian氏のようなシリアル・アントレプレナーがいるが、それでも興した会社の数は一桁。ところが、メディカルの領域になると、10社以上の会社を
興した「超」シリアル・アントレプレナーがあちこちにいるのである。
たとえば、Larry Bock氏。一番最近の起業はナノテク・ベンチャーのNanosys。Nanosysは、ナノテク初のIPOを計画して昨年話題を呼んだが、利益どころか製品もないのに上場しようとした野望が市場から嫌われ、上場は取り消しとなった。しかしこのBock氏は、10数年の間に14社のバイオ系ベンチャーを起業、何社をも上場・売却し、40代初めにいったん引退、しばらくしてNanosysで起業道にカムバックしたというツワモノなのだ。一方、Mir Imran氏は、過去25年で起業に携わったベンチャーが19社。うち3社がIPOし、8社は他社に売却というトラックレコード。取得した特許は100を超す。「夜寝る前に問題を考え、夢の中でアイデアを編み出す」というのが本人の弁で、現在は、In・Cubeというインキュベーターも手がけている。さらには、40年で30社起業したというThomas Fogarty氏もいる。業界標準となったFogartyバルーンカテーテルなど、手術関連の特許を70件持ち、今は様々な業界団体や企業の役員を務める傍ら、風光明媚なSanta Cruzで自らの名前を冠したワイナリーを経営。
さて、一体全体なぜ、こんな膨大な数の起業がメディカル・バイオでは可能なのか。
一つにはIPOの容易さがある。もちろん「ITに比べて簡単」という意味で、誰でもできる訳ではないが、バイオ系ベンチャーは利益がなくとも上場できる。動物実験や、臨床試験を経て複雑な許認可を受けた上、さらに保険が適用されなければならない、というハードルの高さから、世に出る製品の数は限られており、 大手の製薬・医療機器メーカーは、常に新しい技術の種をベンチャーから取り入れようとしている。こうした大手企業とライセンス契約や共同開発契約を複数結べれば、前途有望と認められて上場が可能になる。前述のBock氏も「大手製薬会社と5つくらい契約を取り付ければ上場できた」と豪語している。
しかし、超シリアル・アントレプレナー輩出の最大の秘密は人材の希少性だ。バイオ・メディカル業界は、博士号を持った学究的な人が大多数を占め、ビジネス感覚を持って事業を推進できるタイプの人が少ない。そこに、商才を持つ人が乗り込むことで、学級肌の人材と持ちつ持たれつ、効率よく起業に携わっていくことができる。
他人のやらないことをする人には福がある。「医学×ビジネス」は、その好例と言えるだろう。
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7 月 20, 2005
黒字でもVC投資で打って出る
先週のベンチャー投資とインサイダー取引ですが、先週一番たくさん増資したのは、Omniture。サイトのアクセス解析の会社です。Eコマースが拡大するとともに延びている領域ではありますが、大勢プレーヤーがいて競争が激しい。そこで、どーんと$40M集めて、R&Dと海外進出で大きくなろう、という挑戦増資。去年の4月に$15.4M集めており、その時点で既に四半期ベースで6期連続黒字。しかし、増資して以降は赤字になるまで事業投資をし続け、ヨーロッパにも進出、来年にはアジアにも出て行くそうな。
懐かしのRed Herringにも記事が出ています。
Omniture had its second round of funding in April 2004, in which it raised $15.4 million from Hummer Winblad. The company said it had been profitable for six quarters when it received that funding. It has used the money it raised for investments in research and development, even as it has doubled its engineering, sales and marketing staff, and expanded internationally.
Omniture opened an office in the United Kingdom and plans to launch operations in France and Germany by the end of this year. It also plans to expand into Asia in the first part of 2006.
The company says it could be profitable again if it chose to scale back its investments. But for now, it’s investing the money it makes as well as the money it raises in future growth opportunities, believing, as do many analysts, that the demand for such products is only going to increase in the days ahead.
前回のラウンドのリードインベスターはHummer Winblad。ソフトウェア専門に投資するVCで、 その名の通りHummerさんとWinbladさんがやってます。Hummerさんのほうは、Yale大学を卒業後、NBAでプロバスケ選手として活躍(・・・したかどうかは定かではないですが、とにかく6年間プロ選手活動をした)後、スタンフォードでMBAを取得、ベンチャーキャピタリストとなり現在に至る、という人。以前「背が高いのはビジネスに有利」という仮説(眉唾です・・・あしからず)についてのエントリーを書いたけど、関係あるかな。
Winbladさんについては、以前とある日本人男性が、
「サイトの写真がちょっと女優のファラ・フォーセットみたいだから、すごい楽しみにしてミーティングに行ったんだけど、全然違った・・・がっかり」
と語っていた。うーむ。写真が誇大広告という件について少々忸怩たるもののある私はどきっとするんですが。
しかし、黒字の会社がVCからお金を集めて、赤字になるくらいガンガン事業投資、というのは結構勇気がいるのでは。これで失敗したりすると「VCの口車に乗せられた」ということになるのでしょう。
対極にあるのが、儲かっていてもプライベートのまま邁進するSAS。1976年創業で、VCからの投資を受けることもなく成長、世界最大の非上場ソフトウェア企業となりました。先週のSan Jose Mercury Newsの記事に、founder兼CEO氏のコメントが出ていましたが、いわく:
"Explain to me why somebody would be public?'' he asked during a visit to Silicon Valley last week. "It's a bad marriage between Wall Street and innovation. You can't innovate on a quarterly basis.''
(中略)
The 6-foot-5 former professor of statistics, a multibillionaire, has little patience for Wall Street.
"Being private gives us such an ability to think of the long term and not listen to some 25-year-old kid on Wall Street telling us he's not happy because we aren't making our numbers,'' he said.
SASの売り上げは$1.5B、約1600億円。「投資銀行のコドモにああしろこうしろといわれるなんて真っ平だ」と。ま、これも一理あります。上場したくなかったらVCの投資を受けない。これも一つの会社の生き方であります。しかし、このCEOも190センチ超ということで、結構長身。
さて、話を元に戻すと、Omnitureはアクセス解析の会社の訳ですが、Eコマースの効率向上ということでは、こんな会社もあります ― LivePerson
要はEコマースサイトに組み込むインスタントメッセージのインフラ。従来は、オンラインショップでの顧客の質問にチャットで答える、といった風に受動的に使われてきました。(答えるのはカスタマーサポートの本物の人間)それを、顧客からの質問がなくても、能動的に語りかける、という利用方法が出てきています。一定時間同じ商品のサイトがひらきっぱなしになっていたりすると、
「どんな商品をお探しですか?」
と本物の人間がスクリーン上で語りかける、とか。アクセス解析の結果、「商品検索をなんどもするのに、買わないで去ってしまう客が多い。」とか、「支払い画面まで来て去ってしまう人が多い」などという問題点が明らかになったら、そこをなんとかするために使えるわけです。コストはかかりますが、言葉がなまっていても大丈夫だから、海外にアウトソースするのも簡単そう。
なお、この「オンラインセールスパーソン」に、初めて語りかけられるとかなりドキッとするらしい。私はまだ出会ったことはないですが。(こちらから積極的に質問してカスタマーサポートの人とチャットしたことはありますが。結構便利。)
一番たくさんストックオプションをキャッシュにしたのは、Network ApplianceのOfficer/DirectorのJeffry Allen。$4.18Mなり。
なお、先週だけだと$1.5Mと小額ですが、Yahooのストックオプションを、トータルで$95MこれまでにキャッシュアウトしたのがYahoo取締役のArthur Kern。パートタイムの取締役がこんなに儲けるのはけしからん、と批判しているのはGraef Crystal。executiveの報酬評論家です。そんな職業が成り立つところがアメリカ。Bloombergにもいろいろ報酬周りの記事を書いてます。
***
単位:M=100万ドル=約1億円 B=10億ドル=約1000億円
(情報ソース:VentureWire, San Jose Mercury News)
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7 月 19, 2005
制約されないメディアの未来
日経産業新聞7月19日に掲載されたコラムです。Podcastingなどを含んだメディアに関してですが、関連して、「アメリカでは映画興行収入もDVD売り上げも下がってきて大変」というのを書いたDVDと映画の未来もあります。ご参考まで。
******
インターネットによるコンテンツ(情報の内容)流通が、米国のメディア産業を大きく揺さぶっている。何よりも「音楽はインターネットからダウンロードするもの」ということが常識になりつつある。
米パソコン大手アップルコンピュータでは、携帯型音楽プレーヤー「iPod」の販売が絶好調で、業績をけん引している。一方、ネット上で音楽や映画を交換するファイル交換ソフトが著作権の侵害行為を助長した場合、ソフト開発会社にも責任があるという判断を米連邦最高裁が下した。コンテンツ流通がしっかり利益を生むビジネスとして成長する素地も整ってきた。
コンテンツを制作する側にも変化が起こってきている。自主制作したコンテンツを誰でも簡単に発信できるようになってきたのだ。
その一つが昨年後半から一気に人気が高まったポッドキャスティングだ。作り手は自分で作った音声をインターネット上のサイトに載せるだけ。聞く側のコンピューターにインストールされた専用ソフトが登録されたサイトを自動的にチェックし、新しいものを自動的にダウンロード、iPodに転送してくれる。ポッドキャスティング対応のラジオ局まで誕生した。
音楽だけでなく、動画の世界でも同様の動きが広がっている。たとえば個人から投稿されるコンテンツを放送することにフォーカスした放送局だ。ゴア元副大統領が支援するカレントTV(サンフランシスコ)や、カナダのZeDなどが始動しつつある。
映画の興行収入が前年同月比比を下回るなど、影響も出始めた。視聴スタイルが「映画館で封切時に」という伝統的な見方から「ホームシアターで好きなときにDVDを」へ変化しているため、というのが有力な見方だ。
また、ブロードバンド(高速大容量)通信の普及とともに、ネット経由で好みの映画をダウンロードして楽しむことも可能になる。テレビ番組の自動録画サービスを手掛けるティーボも、映画をダウンロードする事業を始めると発表している。
こうした様々な動きの一つの共通項は「コンテンツ事業で時間や場所、資本力の制約は弱まった」ということだ。店舗の陳列棚や開店時間、映画館のスクリーンや上映時間といった制限は、ネット上でのダウンロードでは関係ない。
流通コストも安いから、ほとんど誰も見ないコンテンツでも、ひっそりネットワークの片隅で誰かのリクエストを待つことができる。コンテンツ制作に必ずしも資本の多寡は関係なくなる。小規模なチームや個人でも参入が可能になる。
この結果、音声や動画で従来より格段に多数のコンテンツが世の中に誕生しつつある。これと並行して「マイナーな音声や動画でも見る、聞く」というユーザーも増えている。
文字メディアが、従来の「一部の発行者と固定的な読者」という形態から、「世界中にあふれるウェブサイトとその間の自由なリンク」というネットワーク構造へと移行したのと同じような変化が、音声・動画メディアでも起こりつつあるのである。
この新しい構造のコンテンツ流通社会では、果たして人々は何を見て、何を聴くことになるのだろうか。
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7 月 15, 2005
猫は寝る子
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7 月 14, 2005
Engrish Flench
日本の英語の間違いを集めたサイトはEngrish.com
昔のエントリーには、「Fry me to the moon」など抱腹絶倒の強烈なものがきら星のようにある。しかし、最近は、日本人の英語力が上がったせいか、日本が国際化したせいか、間違いがこじんまりしててつまらない。
最近近くの中華スーパーで買った中国製のそうめんの袋には、
「しらねしじらね・・・・」
と、まるで椎名誠の未来SF小説に出てくる壊れかけたアンドロイドが話す言葉のような日本語が書いてありました。昔、移民の地は間違いだらけという、シリコンバレーで発見した間違いのついてのエントリーも書いた。
で、アメリカで流通するフランス語の間違いについての記事がTelling Lessons: French Sells
化粧品のパッケージとか、英語とフランスが併記してあることが多いのだが、このフランス語がフランス人が見たら笑っちゃう間違いだらけなんだそう。「フランス語があるとかっこいい」というだけの理由で書かれているかららしい。ランコムですらそうなんだと・・・・。えー、ランコムってフランスのメーカーじゃないのか?
ということで、これ、世界中、みんながやっちゃう間違いなんですね。
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7 月 12, 2005
通信デバイスはクルシイ
先週の増資額トップのベンチャーはFiberxonでした。額は$20M。Fiberxonは光通信のトランシーバを作ってる会社で、今回のラウンドはシリーズC、投資家はGreylock、Apax Partnersなど。ポイントは、この会社が中国はShenzhenが本拠地なこと。デロイト トーマツが売上げ成長率で企業をランキングした、Technology Fast 50というリストでは5,696%成長して環太平洋で5位。対象期間は2001-2003年。(ただしこのランキングは、入りたい企業が自己申告で応募する形式。もっと成長している企業はたくさんあると思う。)
中国にあって、売り上げがどんどん伸びている、ということ以外は・・・書くことあんまりありません。通信系デバイスって、この業界の方には大変、大変、申し訳ない
のですが、個人的にあまり興味がわかないんですよね。地味っていうか。売り先が主に通信会社で、数が限られているということもあって、ダイナミックな感じ
がしないっていうか。それで「クルシイ」というタイトル。別に通信デバイス企業が苦しいわけではありません。テレコムバブル崩壊以降でみると、だんだん光
が見えてきている、というところでしょうか。アジアではブロードバンド投資も盛んだし。
ちなみに、インサイダー取引一位は、またもThomas Siebel。業績不振で、SiebelのCEOの座を追われた、ファウンダーのシーベルさんです。彼は、今年の2月に、1千万株を、条件次第で自動的に売っていくプログラムに入れ、これまでに500万株売却済み。こちらでちょっと説明した、blind trustというシステムですね。今回の利益は$5.4Mだそうです。
それにしても、どこへいくのかSiebel Systems。Tom Siebelの後に来たCEOも1年もしないうちに首になったし、先月には「配当金を出せ」と怒った株主が迫ってきているし。ちなみに、SiebelのサイトのAbout Companyのページには、でかでかと「資産20億ドル・無借金」と書いてあります。Siebelとしては、業績不振が長く伝えられる中、「この会社大丈夫か」という顧客の不安を打ち消すために、こんな数字を宣伝してるんでしょうが、株主側は「自分たちのキャッシュを無駄遣いしている。返せ」となったわけで。ああ....
***
うーん、通信デバイスというカウンターパンチで、なんだかノリの悪いエントリーなので、以下おまけ。子供がAppleのSteve Jobsと同じ小学校に通う方から聞いたのですが、小学校(公立!)の寄付金集めのイベントで、10ドルの券を買うか、20ドルの券を買うかでSteve Jobsが奥さんと議論してたそうな。。。。Steve Jobsは「10ドルでいいんじゃないか」と。真偽のほどは置いておいて、多分こうでなきゃいけないんでしょうねぇ・・・・。金に細かくない日本民族は、職人芸で生き残るしかないのか。

