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2005/06/04

Off | Pitch Black・萩尾望都

ちょっと前、Pitch BlackをDVDで見たら、
萩尾望都のA-A’スターレッドが読みたくなって、San Joseの紀伊国屋で買って読んだ。

Pitch Blackの続編、 The Chronicles of Riddickは大々的に宣伝されたが、全然流行らなかった。実際、見たけどどうしようもなかった。見ない方がいいです。が、Pitch Blackはいい。宇宙モノ正統派SFがお好きな方には心からお勧めします。太陽が三つある謎の砂漠の惑星に緊急着陸した宇宙船の乗組員の出会う恐怖のお話。太陽ごとに光の色が違って、太陽の出入りで、全体がセピア色の画面から、一転してブルーが強烈な色みにかわる。さらに、リングを持った土星のような惑星が地平線全体を覆うほどの大きさで上ってくる、という異星の情景だけでも見る価値アリ。土星(のような星)がのぼってくるシーン、私は何度も繰り返し見ました。これだけで見る価値があった。

で、なんで萩尾望都かというと、A-A’に収録されたX+Yに、土星の衛星、ミマスから見る巨大な土星のカットがあってそれがもう一回見たくなったので。スターレッドは、四角い小型トラックで地球から火星までワープするシーンがあって、それも見たくなったのでした。

もう一度読んでよかった。。。萩尾望都こんなにレベルが高かったか、、、と改めて感動。「少女漫画なんてー」という人も、宇宙モノSFが好きだったら、騙されたと思ってスターレッド読んでみるあるよろし。最後の100ページは時間と空間が宇宙規模で錯綜する難しい流れだが、一気に読める。一級のSFです。

萩尾望都って、何かに昔書いてたけど、お話を頭の中で構築しているときは、完全に周囲の世界から遮断されるんだそうだ。全く何も聞こえなくなり、目の前が真っ白になって、そこに漫画のコマがワーッと浮かんでくる、と。それが、人と話しているときに突然起こることもあって、そういうときは、現実の世界に引き戻される際に、真っ白い情景の中から、ぼわぼわぼわっと相手の人が浮かび上がってくるとのこと。白昼夢もいいとこです。芸術家ってのは大変ですなぁ。。。

07:17 午後 Offアーカイブ | 固定リンク | コメント (13) | トラックバック(5)

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Tracked on 2005/07/22 8:43:02

コメント

萩尾望都さん、いいですよねぇ。
サンフランシスコで手に入るかわかりませんが、いま連載中の「バルバラ異界」(コミックは3巻まで出ています)もおすすめです。

Posted by: GNUE(鵺) at 2005/06/04 23:22:11

あっと、サンフランシスコじゃなかったサンノゼですね(^^;

Posted by: GNUE(鵺) at 2005/06/04 23:23:55

The Chronicles of Riddickは、史上最強のご○映画 と
友達とたどり着いた結論でありました。
PitchBlackは、間違いなくB級なのでありましょうが、
Vin Dieselが、とてもいい味を出しているので
(何を考えているのか分からない、危ない存在であること)
救われるのでありますな。

この傾向はFast Furiousも言えていて
設定その他も全て B級見えミエなのですが、
やはりVin Dieselに救われている次第であります。
(だから続編の2Fast 2Furiousは.......)

同じくVin DieselつながりでSaving Private Ryanの
フランス上陸後の 教会からのスナイパー監視の下 
少女を救出するシーンは 私の印象に残っている
シーンの一つであります。

まとまり無くなってきたところで、どっとはらい。

Posted by: Hellsing at 2005/06/05 0:23:42

こんばんは。
はじめまして。
いつも記事を拝見しています。

少女漫画はあまり読まないのですが、萩尾望都さんでは
『地球へ...』という作品が好きです。映画にもなって
いたので早くDVDにならないかと思っているのですが...

『スター・レッド』も読んでみようと思います。

ではでは。

Posted by: lysander at 2005/06/05 5:37:39

『地球へ...』は竹宮恵子さんです。

Posted by: at 2005/06/05 22:38:34

> 『地球へ...』は竹宮恵子さんです。
ごめんなさい。間違えました...

Posted by: lysander at 2005/06/06 6:55:51

GNUE-san,

San FranciscoもSan Joseも一緒なようなもんですので、どちらでもOKです。っていうか、私、どっちでもないので・・・。San Joseの方が近いですが。萩尾望都、ここ10年くらい全然新作を読んでいないので、随分追いつかないとならない作品があります・・・。

Hellsing-san,

えー、Pitch Black、B級ですか!!!結構由緒正しいSFだと思ったんだけどなぁ・・・。あれがB級だと、StarWars1-3あたりもB級??やっぱり。。。。

lysander-san,

ははは、竹宮恵子と萩尾望都は同じ時期に人気を博したので、ごっちゃになるのはよくわかります。少年愛ものをメインストリーム化したのもこの2人の功績は大きいかと。

Posted by: chika at 2005/06/07 0:08:46

ちょっとばかしB級の定義について考えておりました。
といいますのも、ちょうど話題に出てきたスターウォーズで
久々に4を見たのですが、今見直すと
なんとなくB? っぽい雰囲気を感じさせるのであります。
三船敏郎がキャストを申し込まれた時に
「なんぞ分からん冒険活劇になぞ出ん」と断った理由が
分からなくも無かったです。 

そこで、この際B級の定義を見直すと
一.知名度が無い。(環境的要因)
二.ストーリーに魅力が無い。(内的要因)
(独自性が無い;既視感のある登場人物・背景設定
 一貫性が無い;強引にTheEndする。)
という二つの根本的因子があると考えられます。
とすると PitchBlackはどちらかというと
一.知名度が低い という意味でB的であります。
二に関しては、姿が見えない恐怖ということで
エイリアンっぽいですが、ぐいぐい引き込む面白さを
感じました。ですので、むしろこの場合カルト的という表現を使ったほうがよかったですね。
(VinDieselが出る映画は数年前まで
あまり日本で知られていない映画ばかりでありました。
PitchBlackも日本公開時はプロモーションをあまりしていなかった;比較対照 Ridick)

また、スターウォーズの1-3は二において当てはまるわけでしょうね。

Posted by: Hellsing at 2005/06/07 21:45:13

千賀さんこんばんは。

スターレッドの感想を書いたので、TBさせていただきます...

Posted by: lysander at 2005/06/25 7:46:53

こちらのエントリーをきっかけにスターレッドを読んだので、TBしたら、派手に文字化けしてしまいました(T-T)

Posted by: Seiran-kai at 2005/07/23 6:37:43

あ、TB文字化けよくありますのでお気になさらず。

つっこみどころ、とはどんなところでしょうか・・・。気になる。しかし、スターレッドが30年近く前の作品って信じられます??私は二巻目の単行本が出たときに、池袋のターミナルの本屋で買って、そのまま喫茶店に直行して読んだのを覚えてます。

ちなみにスターレッドに出てくる「死の惑星ネクラパスタ」の再生というテーマを再度練り直して書かれているのがマージナル、です。要は「愛は地球を救う」って感じなんですが。個人的にヨイナァと思ったのは、スターレッドでは割合単純な悪役のベープマンが、より深みのあるマルグレーブというキャラクターに進化したところ。しかし、ネクラパスタといいベープマンといいすごいネーミングだなぁ。

Posted by: chika at 2005/07/26 15:24:42

訂正。ベープマンじゃなくて、ペーブマンでした。

「ふまきらー」とかの仲間のベープじゃなくって、舗道のペーブ。どっちでもすごいネーミングだけど。

Posted by: chika at 2005/07/28 17:53:11

>つっこみどころ、とはどんなところでしょうか・・・
つっこみどころというより、違和感と言ったほうがいいのかも。
ロケットという言葉の使い方や、火星との距離感だとか、そういう部分に「うーん…」と思ったりしました。

>スターレッドが30年近く前の作品って信じられます??
絵柄とかデザイン面はともかく、内容面での古さは全然感じなかったですね。独創的なアイデアと、普遍的なテーマとが、上手い具合に混ざり合っているからなのでしょうか。個人的には、長編アニメーション映画として観てみたい気もします。今なら、原作のイメージに負けない映像がつくれると思うのですが。

Posted by: Seiran-kai at 2005/08/03 9:01:28






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