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5 月 31, 2005

先週のベンチャー投資とインサイダー取引

  • 先週のベンチャー投資総額:6億6165万ドル
  • 投資額最大のベンチャー:Pathology Partners - 今回の増資額:1億2000万ドル(最初1200万ドルと書いてあったのは間違いです。訂正しました。) (recap round)
  • 面白いベンチャー:SpikeSource - 今回の増資額:1,290万ドル シリーズA
  • 最大のインサイダー取引:SiebelのChairman Thomas Siebel、575万ドル ゲット

(情報ソース:VentureWire, San Jose Mercury News)

先週は結構投資額が多かったですね。700億円くらいか。Memorial Dayで5月30日が休みとなる3連休の前だったからかも。今週は休暇という人もちらほらいて、「その前に投資してしまえ」という駆け込みもあったかと。

ちなみに、日経新聞によれば  日本の主要ベンチャーキャピタル20社の2004年4-9月のベンチャー投資総額は714億円ということなので、大雑把に言って日本の半年分がアメリカ(プラスUKの一部などなど)の1-2週間分ということでしょうか。

  • 投資額最大のベンチャー:Pathology Partners - 今回の増資額:1億2000万ドル (recap round)

投資額1位はPathology Partners。recap roundです。recap=recapitalizationで、直訳すると「株主再構成」。平たく言うと、

「かなり増資しちゃったけど、思ったほど事業は進まない。だけど、このままがんばれば、目が出る可能性のある優れたネタ(技術とか)はある。とはいうものの、今のつりあがった企業価値ではとても新たな増資はできない。しかもこれまでの投資家はもう飽き飽きして、清算したいといっている」

といった状態のときに、企業価値をいったん限りなく小さく(0ということもある)してもう一回やり直す投資、のこと。

とはいうものの、Pathology Partnersの場合は、これまで、98年の2000万ドルの増資を皮切りに、99年、2002年にそれぞれ200万ドルずつ集めただけ。それで、今回1億2000万ドル集めているわけだから、既存投資家にとっては、結構よいリターンになったはず。今回の増資発表のプレスリリースを見ても:

Pathology Partners Inc., theindustry leader in comprehensive gastrointestinal (GI) diagnostic services and technology support systems, and Caris, Ltd., an investment partnership founded by David D. Halbert, founder and former Chairman and CEO of AdvancePCS, today announced that Caris has completed a $120 million recapitalization of Pathology Partners and has become a majority shareholder in the company. The cash proceeds of this transaction, net of transaction expenses, have been used to redeem the equity securities held by Pathology Partners' early investors, including Sprout Group, Salix Ventures and Alliance Technology Ventures. Current management is retaining a minority interest in the company.

ということで、1億2000万ドルは既存投資家の株を買い取るために使われたそう。ちなみにSprout GroupはCSFB(Credit Suisse First Boston)のベンチャーキャピタル。2000年に11億ドルのSprout Ⅸをスタートしております。

Pathology Partnersの事業内容はというと、胃腸の病気の診断サービス。

患者から採取した検体をホルマリン漬けにしてPathology Partnersに送ると、48時間以内にテスト結果が戻ってくる。1200人の医師が顧客とのこと。さらに、単なる診断のアウトソースのみならず、診断から診療費請求、調剤など、関連するプロセスを電子化するソフトウェアシステムも提供してます。

アメリカの病院でも、いまだに医者は手書きで薬の指示を出していて、その字が読み取れに間違った薬を出してしまう、といった困ったことも多々起こっています。さらに、健康保険も、老人と貧困層以外対象のものは民間で運営されているので、健康保険会社が1600社以上あって、保険料請求も複雑怪奇。こうしたいろいろな医療プロセスの電子化は今後望まれるところ。 (Hackensack University Medical Centerのような先進的な病院もありますが、これは例外)

  • 面白いベンチャー:SpikeSource - 今回の増資額:1,290万ドル シリーズA

Kliner Perkins(KP)がインキュベートした会社。2003年に当時Entrepreneur-in-residenceだったMurugan Palと、同じくKPのパートナーだったKen Rayが生みの親で、Palは現CTO。CEOはMarimbaのKim Polese。今回の増資のリードはFidelity。KPももちろん加わってます。プラス、eBayファウンダーのOmidyar、Intel Capitalなど。AdvisorにはTim O'Reillyなどなど。

事業内容は、オープンソース・ソフトウェアの検証、認定、および企業に対する導入サービス。Linuxでよく聞いたモデルですが、やっぱりKPがインキュベートしたら皆注目。

  • 最大のインサイダー取引:SiebelのChairman Thomas Siebel、575万ドル ゲット

最近苦しいSiebelのファウンダー。Siebel株は、ずっと低迷。↓(下は過去5年分の株価。Yahooより)
「会社をオークションに出せ」という一部株主からのプレッシャーや、Oracleによる買収話も根強い、「会社が買収されたら、社員全員に対し、退職時の一時金・健康保険を増加する」という買収対抗策を打ち出しているが、どうなることでしょうか。

Siebel

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5 月 30, 2005

鳥ベビー誕生

本日はMemorial Dayで休日なので、先週のベンチャー投資は明日書きます。

さて、先日ガレージに鳥が巣をつくりタマゴを産みましたが、無事3つともベビーになりました。
結構不気味。


親鳥はこのヒト。


ついでに、雨の中のリス。いつもは遅くとも4月前半には終わる雨が、今年は5月の半ばになってもふり続けるという異常気象でリスも震える。


ついでに、雨上がりの猫。前足のシマシマがぴったり左右対称なのが自然の不思議。シャイだけど表情豊か。人の目を見て「ミー」「マオー」「ニー」など、様々な細い声で鳴きます。(意味不明なのがつらいところ)

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5 月 27, 2005

英語ヒアリングサイト・新しい問題アップしました

P2P訴訟についての新しい問題です。あと、インターネットとプライバシーに関するヒアリング問題のむずかしめバージョンもアップしてあります。

ではー

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5 月 26, 2005

ベンチャーキャピタリスト詐欺で逮捕

San Jose Mercuryの今朝の朝刊の記事Venture capitalist accused of defrauding Kodak

Palo AltoでAnila FundというVCファンドを運営するMoses Josephが、Kodakから370万ドルを騙し取ったとして逮捕。KodakとAnilaが、共同出資でベンチャーに投資する別ファンドを作るはずが、Kodakだけ出資、Anila側は約束した資金を出さなかった、とのこと。他にも書類を偽造していくつかの銀行からローンを騙し取っていることも判明している、と記事にはある。Lawsuits trail state venture fund recipientによれば、2003年にもNew Mexico州から1500万ドル投資してもらえることにもなっていたと。(が、その後New Mexico州が他の訴訟を発見し、この話は流れた、と冒頭の記事にある)。

他人が「Bill Gates of dishwasher」として取り上げられたForbesの記事を自分の名前に差し替えて人に見せたりしてたらしい。(しかし、すごいタイトルの記事だ。)

Josephは一応まともな会社でVPをしていたこともあるようだし、Harvard Business Schoolで2ヶ月のExecutive Programに参加していたこともある。(経歴としてはHarvard MBAという嘘を語っているが)

InternetNews.comの1999年11月17日付けのページには、Anila Fund(+インキュベータAnila.org)設立のプレスリリースも出ている。

PALO ALTO, Calif.-- Anila Corp. announced Anila.org, a full service "Venture Incubator." Anila.org is focused on incubating early stage companies associated with wireless communications and Internet enabled "business to business" commerce. Anila.org will provide "seed" capital to the incubated firms via the Anila Fund, which has been specifically formed for this purpose. A minimum of 10 companies are expected to be incubated at the current Palo Alto location. The company plans to add additional facilities in Palo Alto and has the ability to incubate additional companies in its Minneapolis, Minn., location.
http://www.anila.com or http://www.anila.org

(Anila.com、Anila.orgとも、もうありませんでした)

一応、最初はちゃんとやろうと思っていたけど、だんだん道を踏み外したのだろうか。

Mission Impossibleなどの、「知的な泥棒が知力・体力・技術の限りを尽くして数十億円騙し取る」という映画を見るたびに、「あんなに大変なことをするくらいならアントレプレナーの振りをしてVCからお金を騙し取る方が簡単ではないか」と思っていたのだが、VCの振りをする、という手があったのであるな。よく考えたら、VCだったらビジネスプランもいらないし。VCの振りをする方が簡単かも。。。

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5 月 25, 2005

アメリカで通じないカタカナ英語

この間、ダンナが運転、私は助手席に乗っていた。すると、急に隣のレーンの車がこちらのレーンに入ってこようとした。私たちの車には気づいていないようだ。そこで、
「クラクション」
と言ったが、ダンナは「へ?」。えっと、クラクションはclaction, craction, cluction, cructionの4パターンがありえる(スペルはともかく、LかR、つぶれた「ア」か、あっさりした「ア」の組み合わせ)と、全部言ってみたが通じない。そうこうしている間に危機は過ぎ去ってしまった。で、思い出したのだが、アメリカでは「クラクションをならす」はhonkなのであった。(クラクションそのものはhorn。だが、クラクションを鳴らす、という意味でblow a hornとはまず言わない。ネイティブの人(ダンナ)いわく、通じないこともないが、「ホーンを口につけて吹く」みたいでちょっと変な感じに聞こえるとのことである。)

Googleで「クラクション」を調べてみたらklaxonという商品名なんですね。

車関係では、そのままだと全く通じないカタカナ名称が多い。

ハンドル→steering wheel
フロントガラス→windshield
ボンネット→hood (イギリスではボンネットで通じるという噂も聞いたけれど本当でしょうか)
ナンバープレート→license plate
バックミラー→rear-view mirrow

車と関係ないところでは、アメリカ・日本、どちらかでのみ、商品名が一般名詞として使われる例もある。たとえば:

ホッチキス:これは日本だけ。アメリカではstapler。Hotchkissという会社が20世紀の初頭にホッチキスを作っていたらしいが、今では(少なくともアメリカでは)ほとんど誰も知らない。

半田:半田ごての半田。英語だとsolder。

Kleenex:日本の「ティッシュ」はアメリカでは「クリネックス」と呼ばれる。tissueでも通じなくも無いがkleenexと呼ばれることが多い。

phillips:スクリュードライバーのプラスはphillips。マイナスはstandardかslotted。「プラス」「マイナス」は通じません。プラスのスクリュードライバーはこちらにあるとおりPhillipsさんが発明したらしい。

ちなみに、コピー機はちょっと前まで「Xerox machine」と呼ぶのがアメリカでは普通で、「コピーをとる」という意味でも「xerox」が動詞として使われていた。が、その後、ゼロックス社の業績が悪化、市場シェアが激減するにつれ、photo copyphotocopy(動詞:コピーをとる), copier(コピー機)という言い方が普通になってしまい、今ではxeroxは一般名詞として流通しなくなっている。

商標が一般名詞化するのは、企業にとっては困った事態なのだが、(「一般名詞だからもう商標として守ってあげない」と法律に見放されてしまうので)一旦なってしまった一般名詞から見放されるのは寂しい。

アメリカ以外の国の商標の一般名詞化の例では、去年メキシコはコスメルの空港で、カップヌードルが売っていたが、そこには手書きで「Nisshin Maruchan」と書いてあった。売っているのは日清が作っているカップヌードルのみ。(マルチャンの製造元は東洋水産)。かの地では「マルチャン」が「カップめん」という意味で一般名詞化してしまったのであります。

有名なところでは、東南アジアで「Honda」が「バイク」という意味になってしまっている、というのもある。また、一時期ベトナムでは「IBM」=パソコンとなっていたようだ。富士通のPCを売る商談をしにベトナムに行ったら、

「富士通のIBMと、IBMのIBMはどう違うのか」

と聞かれて呆然とした、という人に会ったことがある。
「ペプシのコークはコカコーラのコークよりおいしいのか」みたいな質問でしょうか。

おあとがよろしいようで。。。

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5 月 24, 2005

癌の話

タバコ・ワクチンと乳がん撲滅計画の話です。

  • タバコ・ワクチン

Economist 5月21日号のLifestyle Vaccines
タバコをすっても気持ちよくならないワクチンの開発の話。タバコは肺がんの元。アメリカでは肺がんは癌増加の最右翼。(詳しくはこちらをご参照あれ→American Cancer Society: Statistics for 2005

タバコを吸う人が減れば肺がんも減る。というわけで、タバコ・ワクチンの登場。

People who are vaccinated should develop antibodies that bind to the nicotine in their bloodstreams, disabling it. If no nicotine reaches the brain, there will be no pleasurable reward for having a cigarette. So vaccinated individuals should—in theory—be less likely to relapse.

ワクチン接種によってニコチンの抗体が体内にでき、ニコチンが脳に作用するのを防ぐ。理論的にはタバコをすっても気持ちよくならないので、簡単にやめられるはず・・・・なのだが、現在のところトライアルの結果は

--ワクチンを接種した人のうちタバコをやめられた人=40%

まぁいいではないか、という数字のようにも見受けられるが、ワクチンだと偽って何の効力もないもの(placebo)を接種した人でも、タバコをやめられた率は31%。これだけしか違わないのでは意味がないので、まだまだ研究中。

ちなみに、この手のワクチンでは、コカイン・ワクチンというのもあります。Scientific American MIND 2004年11月号のCocaine Vaccine

Cocaine molecules are coupled to an inactivated cholera toxin and are injected like a regular vaccine. The immune system produces antibodies to the toxin and the cocaine attached to it. Later, if a person uses cocaine, antibodies bind to it in the bloodstream, acting like a sponge, so it doesn't reach the brain's addiction and reward centers.

効力を失わせたコレラにコカイン分子を合体させてワクチンとして接種すると、コレラのついでにコカインにも効く抗体ができるそうな。

  • 乳がんの予防

先週、Professional Women's Healthcare Allianceという団体のAnnual Galaにお呼ばれして行って来たのだが、Keynote Speechは乳がん予防NPOのPresidentのSusan Loveという人でした。非常に面白く、会場も大うけでした。例えば:

乳がん自己触診は全く意味がない。

「えー」という感じで、参加者(99%女性)はどよめき。片手をあげてうんちゃらこうちゃら、という面倒くさい方法で毎日だか毎週だか必ずチェックするように、とお医者さんに耳タコで言われるわけですが、実は意味がないことが最近判明したそう。というのも、生真面目に方法を守ってチェックして気づくのも、普通に生活してて「あれ、変だな」と気づくのも、結局大差ない、と。中国で大々的な調査を長期間行って判明したんだそうです。

そもそも、乳がんでは早期発見自体それほど効果的ではないとのこと。(ここでも、参加者一同「えー、まっじー、どよどよっ」でした)そもそも、癌に良性のものと悪性のものがあって、良性のものは発見が遅れても治ることが多く、悪性のものはどんなに早く見つけても治りにくいとのこと。(だからといって、全く検診する必要がない、ということではなく、スピーカーの方も毎年マモグラムを受けているそうですが。)

一方で、「実はmilk duct (乳管でよいのかな?母乳が出る管です)が乳がんの原因では」という仮説に基づき、乳がん予防を行う方法を模索中とのこと。将来乳がんになる確率が高い場合、milk ductを何らかの方法でつぶしてしまえば乳がんにならない可能性がある、と。実際に6つあるマウスの乳房のうち、3つのmilk ductをつぶしておいて、発癌物質を与えたら、つぶしていない3つは乳がんになり、つぶした3つは乳がんにならなかった、そうです。これが人間にも適用できれば、乳がん撲滅も可能、ということで、NPOとは別に営利目的のベンチャーを設立準備中だそうです。

アメリカのNPOってこういう風に営利と非営利が隣り合わせなことが多くて面白いですね。

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5 月 23, 2005

先週のベンチャー投資とインサイダー取引

「先週のベンチャー投資とインサイダー取引」第二回です。第一回はこちら

  • 先週のベンチャー投資総額:3億4450万ドル
  • 投資額最大のベンチャー:Zelos - 今回の増資額:4250万ドル シリーズB
  • 面白いベンチャー:FastMobile - 今回の増資額:120万ドル シリーズB
  • 最大のインサイダー取引:YahooのTerry Semel CEO、1983万ドル ゲット

(情報ソース:VentureWire, San Jose Mercury News)

  • 投資額最大のベンチャー:Zelos - 今回の増資額:4250万ドル シリーズB

Zelosは骨粗しょう症の薬を開発するカナダのバイオベンチャー。National Institutes of Health(国立衛生研究所)によれば、アメリカ人のうち、1000万人が既に骨粗しょう症で、3400万人が骨密度の低い予備軍。骨が失われていくのを防ぐのが現在の処置の主流ですが、Zelosでは骨の生成を増加するというアプローチ。現在250人の患者による臨床実験中で、毎日薬を注射しているそうです。しかし、この「毎日」というのはなかなかハードルが高いですね。

なお、骨粗しょう症関係では、結果として背骨が骨折してしまった、というシビアなケースに対し、「風船で治療するデバイス」を開発しているKyphonという会社もあります。こちらは数年前に上場済み。背骨の折れているところに挿入して、中でプーッと膨らますことで、へこんでしまっている部分を元通りにするという仕組み。

(イラストは、Kyphon社のサイトにあるBalloon Kyphoplastyのイメージ図)

こういう風に体をメスで切り開かずに穴を開けるだけで手術をしてしまうminimally invasive surgeryというのは、今後の注目領域であります。

さて、Zelosに話を戻すと、こちらはデバイスでなく薬。カナダ政府の研究機関National Research Councilのスピンアウト・ベンチャー 。カナダもがんばってます。今回のラウンドのメインVCはアメリカはSan FranciscoのAlta Partners。Altaは、総額15億ドルになる7つのファンドをマネージしており、主力はライフサイエンス関係ですが、IT系もちらほら。

  • 面白いベンチャー:FastMobile - 今回の増資額:120万ドル シリーズB

FastMobileは、push-to-talk技術を開発するベンチャー。同社のsolutionページを見てみると・・・・・

fastmobile® is dedicated to creating the products and services our customers need to succeed. Our solutions deliver an exceptional user experience that are customized and branded to our customers’ specifications and are extendible across device platforms and network technologies.

という風に始まります。一体全体何を売っているのか、よくわかりませんね。少なくとも私はよくわかりません。で、こういうのは大体ミドルウェアっぽいソフトウェアのことが多いです。このよくわからないFastMobile社の「Solution」とは何なのか・・・。PCWebの2003年のニュースがわかりやすいです。こんな感じ。

携帯電話のディスプレイには、インスタントメッセンジャー画面が表示され、友だちリストやアドレス帳に登録されたユーザーがオンラインかどうかを一目で確認可能。(中略)単にテキストメッセージを送受信できるだけでなく、「push-2-talk」機能により、送信先を指定し、通話ボタンを押しながら話すと、携帯電話やMSNMessengerには自動的に録音された音声メッセージが届けられる。

要は、携帯電話でインスタントメッセージングできます、相手もオンラインだったら、トランシーバー的にボタン一つ押すだけでさくっと話せます、というもの。私はいらないけど、25歳くらいまでの人にはニーズが高そう。

FastMobileがインフラソフトをまず携帯キャリアに販売、キャリアが導入してそのうえでエンドユーザーに提供、という流れのようです。

使えるキャリアは、というとこちらのページにあるとおり、スリランカ、中国、韓国、イタリア、ドイツ。テレコムバブル崩壊後の氷河期を世界を放浪して生き延びてきた営業の苦労がしのばれます。

しかし、キャリア向けアプリケーションというのはちょっとつらそうなビジネスだと常々思うんですが。買ってくれるお客さんの数が世界でも限られているわけで。もちろん、市場は大きいし、いったん導入が決まれば、かなりの安定収入は見込まれるものの、Porterの5 forces的には、顧客の数が限られるというのはしんどい業界。

  • 最大のインサイダー取引:YahooのTerry Semel CEO、1983万ドル ゲット

説明するまでもありません。Yahooです。最近、音楽ダウンロード販売を始めると発表してAppleに戦いを挑みましたが。

ちなみに先週の土曜のSan Jose MercuryにはCEO報酬特集が。相当数のexecutiveの報酬が縦横無尽に掲載されています。

What the boss makes

Terry Semelは昨年のシリコンバレーexecutive報酬でも一位。2億2千万ドルなり。以下、Yahoo CTO、eBay COO, Oracle CEO(ラリー殿)、Ciscoと続きます。

では。

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5 月 19, 2005

JTPAセミナー CJKV 日中韓越情報処理来週開催

マルチ言語処理ソフトウェアエンジニアの皆さんにはとても関係あるテーマ・・・のはず。(私は門外漢なのでちょっと心もとない「のはず」を付記)来週シリコンバレーで行われます。日本の法政大学にもテレビ会議中継され、どなたでも参加可能です。シリコンバレーは27日金曜の夜、日本は土曜の午前。以下案内から抜粋:

あの「フグ本」の著者、Ken Lunde(ケン・ランディ)氏によるシリコンバレー講演を法政大学東京キャンパスで同時生中継!

その表紙の絵から「フグ本」と呼ばれる「日本語情報処理」の1993年の出版は、コンピュータの世界ではまだまだ英語しか考慮されていなかったといっても過言ではなかった当時、日本語情報処理の歴史上画期的な事件でした。その続編「CJKV日中韓越情報処理」では、日本語に加え中国語、韓国語、ベトナム語をコンピュータで処理する方法についてが包括的に解説され、マルチバイト言語処理の教科書として世界中の技術者に広く利用されています。

詳細・お申し込みはhttp://www.jtpa.org/event_in_silicon_valley/000285.htmlまで

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英語ヒアリング新しい問題アップしました

インターネットで聞けるラジオ番組を利用したヒアリングサイト、Listen-ITに、新しい問題文をアップしました。
インターネットとプライバシー ZabaSearch.com and Personal Privacy on the Web

あ、あと、前回の問題のヒアリングの「難しい版」もアップしてあります。→オープンソース・ラジオ(むずかしめ)

ではー。

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5 月 18, 2005

Googleの社食シェフ退社・独立

タイトルのままです。元Grateful Deadのシェフだったこと、食にこだわりを見せていたこと、投資家説明会にまで登場して「食事メニューの説明」をしたことなどで、有名だったGoogleのスター社食シェフが退職してレストランチェーンを起業するそうな。5年前からGoogleの正社員だったので、ストックオプションで起業資金もOK。(+投資家も既に集まってるそうですが)

新聞記事にまでなりました - Key departure at Google

ハイテクの仕事をする人が、会社から会社へと移ろうことが多いのは知られているが、当地では、美容師とかエステのお姉さんとか、そういう人たちもどんどん他のサロンに移ってしまうので困る。(人によってできばえは全然違うので、ちゃんとどこに行くか抑えておかないと、いきなりせっかく探しだした任せられる人材がいなくなってしまうのである。)シェフも同じなんだなぁ。。。

しかし、Grateful Deadなんて、もう知らない人が多いかな。メンバーの一人は、シリコンバレーはMenlo Parkの名物本屋、Kepler'sでバイトしていたこともあるんですが。

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