« 2005年3 月 | Main | 2005年5 月 »
4 月 30, 2005
Larry Ellisonの家が売りに出ました
2500万ドルだそうです。いまどき日本でこんな純和風邸宅建てる人はいませんね。明治時代ならいざ知らず。
(下記ページの写真参照)
www.LarryEllisonAthertonEstate.com
さらに、次の家を建てるために、建築家を2年間日本に送って和風建築の勉強をさせたそうな。というのは、在ベイエリアの、元建築家、現ゼネコンのモザンさん情報。ってことは次も和風なんでしょうか。
Permalink | Comments (5) | TrackBack (2)
4 月 29, 2005
トカゲと糖尿病

こちらの記事にあるとおり、二型糖尿病の新薬が認可された。今後増大する二型糖尿病患者数に鑑みて、画期的な役割を果たす薬なのではないか...といったことはさてはおきつ、瞠目すべきは原料であります。
写真にあるGila Monsterというオオトカゲの唾液から抽出したそうな。(実際の薬として使われるのは、人工的に合成したバージョンですが。)
一体全体、どうやったらこのトカゲの唾液が糖尿病にきくことがわかったのか。
糖尿病の人がなめてみたのか。
誰か発見の経緯をご存知の方がいたら教えてください。
ちなみに、ご参考まで、通常、一型は子供時代に、二型は40歳以上に発病するもの。二型は(遺伝要因もあるが)肥満だとなりやすく、生活習慣病の傾向も強い。が、しかし、最近アメリカでは、子供の肥満が増えており、糖尿病と診断される子供のうち実は8-45%が実は二型ではないか、といわれている。このまま国民の肥満化が進めば、最近生まれた子供の二人に一人はいずれ糖尿病になるとも言われており、「ヘルスケアの成長分野」として大きな期待が寄せられている分野でもあります。
Permalink | Comments (7) | TrackBack (1)
4 月 28, 2005
blog的ニュース的広告的ユーコス石油
今日、Wall Street Journal(オンライン版)を見ていたら、こんな広告が。「ミハエル・ホドルコフスキーの『見せしめ裁判』でロシアは民主主義から後退」と。ホドルコフスキーといえば、ユーコス石油の元オーナー。Putinとの対立の後、現在入獄中の人。思わずクリックしてしまった。そうしたらこんなサイトへ。
Russia in Focus
Blog形式でロシアに関するニュースが掲載してあるが、右のほうにFeatured Commentaryとして、I am a Patriot of Russiaというホドルコフスキーの弁論が載っている。サイトの運営者が誰かなどはどこにも書いていない。
これはホドルコフスキーの地位回復キャンペーンか、とちょっとGoogleで調べてみた。
そうしたら、こんなニュース・リリースが見つかった。
APCO Online(R) Pioneers Innovative Web Campaign to Reach Opinion Elites
いわく
APCO Online, the online communication offering of APCO Worldwide, launched a new, exclusive online advertising feature that enables its clients to instantly communicate with opinion elites around the globe. The feature debuted on The New York Times on the Web, the number one newspaper Web site. According to Atlas Solutions, a leading online marketing management and research firm, more than 98 percent of NYTimes.com's International section front readers visited the target Web site (http://www.russiainfocus.com/) promoted in the series of advertisements -- a conversion rate unmatched in the industry.
The online program was created to help APCO's client, Group MENATEP Limited (GML), deliver near real-time news and events from the trial of its former core shareholder, Mikhail Khodorkovsky, to a global online audience.
やはり。
ホドルコフスキー裁判に関するニュースをリアルタイムでグローバルに到達させるため、広告会社が組んだキャンペーンだったのである。4月21日の発表時には、New York Timesのオンライン版であるNYTimes.comの国際欄で試したところ、98%がRussia in Focusのサイトを見に行ったとのこと。
Using sophisticated syndication technology, bilingual APCO staff in the Basmanny courtroom in Moscow input news updates directly into GML's "breaking news" Web site on the issue (http://www.russiainfocus.com/). In parallel, members of APCO's global staff augment the breaking news with third-party commentary and related geopolitical news.
モスクワの裁判所で、バイリンガルのスタッフが傍聴、そこからリアルタイムで英語のニュースをアップロードしているのだそうだ。さらに、他のスタッフが関連する世界の政治ニュースやコメンタリーを加えているとのこと。
New York Timesで成功したら、他のメディアへの出稿も増やす、と書いてある。なので、Wall Street Journalにも手を伸ばしたのだろう。
私がウェブ広告をクリックしたのは二度目だ。(ちなみに、一回目は、手が背中をマッサージする動画で、手をカーソルで動かすことができ、新しい場所を揉むと「オォォウ」などとものすごく気持ちよさそうな声がする、というバージン航空の宣伝であった。)多分今までに何万ものウェブ広告を見たと思うが、クリックしたのは二度だけ。それくらいインパクトがあった。New York Timesの98%もうなずける。グローバルにメッセージを訴求、世論を動かすには効果的だろう。前述のリリースでは、8週間で500万人がサイトを見に来ると予測している。
世界中の政治犯(やそれに類する人)が同じことをやり始めたら、「またか」と広告も見向きもされなくなるのだろうが、とりあえず今のところ目新しい。
画期的なBlogの使い方ではないでしょうか。
Permalink | Comments (0) | TrackBack (1)
4 月 27, 2005
M&Aのお値段
JuniperがPeribit NetworksとRedline Networksを買うことを発表した。「この買収のシナジーやいかに」といったことは、リンク先の記事をお読みいただくとして、未公開企業を買う値段について。
発表によれば、Peribitは株+ストックオプション+キャッシュで3億3700万ドル、Redlineは同じく株+ストックオプション+キャッシュで1億3200万ドル。ちなみにこの二社で売上は計4000万ドル位とのこと。
ふむ。ということは。
企業価値の合計(3億3700万+1億3200万)の4億6900万ドルを4000万ドルで割ると11.7。これが売上マルチプル。(このあたりの計算については、未公開企業の価値の計算エントリーをご参照くださいませ)
ちなみに、Juniper本体の売上マルチプルは、企業価値が1242億ドルで、昨年度の売上が13億ドルだから9.3。小さい会社だから成長を見込むということもあるとは思うが、取引の一部が株やストックオプションで、流動性が低い。その分のプレミアムを載せて価格に至ったのでありましょう。
ちなみに、Peribitの社員数は55名でRedlineが35名。ということは、買収額を社員数で割ると
3億3700万÷55=613万ドル/人
1億3200万÷35人=377万ドル/人
本体、Juniperでは社員一人当たりの企業価値は
1242億ドル÷2948=414万ドル/人
ということで、結構近い数字。
こういう風にM&Aの価格が公表されると、将来別の未公開企業を買うときの価値算定に大いに利用できる。
***
ちなみに事業内容はそのままでも、社員がやたら多いと、高く買ってもらえる、という謎もある。昔Yahooに企業IRの配信サイトを売った(もっと正確に言うと、売った相手の会社がさらにYahooに買収された)人が
「うちの事業はとってもプロフィタブルだったが、組織がリーンすぎて社員が少なかったため、会社を高く売れなかった。もっと社員を雇って置けばよかった、というのが最大の後悔」」
と言っていた。
一方、4人の会社をYahooに売ろうとしたら600万ドルといわれ、その根拠を聞いたら、「マイクロソフト方式で一人150万ドルで換算」と言われ(マイクロソフトが買収するとき一人150万ドルで計算するんだそうな)、それなら、と20人くらい人を増やして、再度Yahooに掛け合って5000万ドル超の売値での売却に成功した、という人も。
M&Aにおいても、「人は石垣、人は城」なのでしょうか。
Permalink | Comments (7) | TrackBack (0)
Bloomington高校を卒業したワタナベチカさんへ
ミネソタはミネアポリスのBloomington Kennedy High Schoolから卒業20周年記念同窓会(20 Year Reunion)のお知らせが郵送で届いた。私宛です。名前のスペルも住所も正しい。
が、しかし、もちろん、私はそんな高校に行った覚えは全然ない。ダンナが「You have a secret from me! You were actually an American」と言っていたが、嘘じゃないです。
どうしたらこういう通知が来るか考えたのだが、きっとワタナベチカという人がこの高校を卒業しており、同窓会運営委員会みたいなのの人たちが、Googleとかで調べて私の住所に至ったのではないか、と。というわけで、同高校を卒業されたワタナベチカさんに告ぐ。20周年記念同窓会は下記の場所で運営されます。
2005年7月29日 7pm
Metropolitan Ballroom
5417 Wayzata Boulevard
Minneapolis, Minnesota
オンライン登録は www.minnesotareunions.comだそうです。
Permalink | Comments (3) | TrackBack (0)
4 月 25, 2005
花と空港
今日は、南カリフォルニアはOrange CountyとCarlsbadで打ち合わせ。通りかかったCarlsbadの花畑。
Orange Countyからの帰りの飛行機はこんなコミューター便。気配としては、大阪→東京の夜の新幹線、てな感じです。携帯電話のカメラで撮ったのでピンボケですが。朝5時45分出発、夜10時帰宅。お眠でございます。
Permalink | Comments (0) | TrackBack (1)
4 月 24, 2005
ダンナパパ・レシピ
うちの義父は料理が上手いのですが、その豊富なレパートリーの中でも簡単かつおいしいレシピをご紹介。
ちなみにダンナの両親は、ともに中国本土生まれ、共産党革命時台湾に逃れその後アメリカの大学院に留学、現在に至る。父親は既に引退しているが、働いている頃から、昼は働き夜・週末は家事にいそしむという人。母親は、殆ど家事をしないので、今でも手なんか30代のようでございます。
これは、「結婚したら、たまたまダンナの両親がそういう人たちだった」というわけではなく、そういう親御さんであることを確認してから付き合った、という努力の賜物。
人間何を「普通」と思うかは、生まれ育った家庭環境で決まる。
私は10歳くらいまで、世界中の全家庭に必ず「ダスキン」があると信じていた。なぜなら物心ついた頃から我が家にあったからである。。。。というのは、どうでもよいことなのだが、男性が「女性とはこういうものである」と思う基準は、母親で決まるところが大きい。別にマザコンとかそういうことではなく、生まれ育った家で起こった出来事を「それが普通」と思うだけのこと。(きっと女性の男性観も同じようなものだろう)
私は、少なくとも日本女性としてはかなり普通でない自覚があったので、普通の期待をされると相手も迷惑、私も迷惑。なので、20代半ば以降、付き合うときは相手の家庭環境をまず確認することにした。私にとっての理想の相手とは
1)仕事をしている母親がいる
2)お姉さんがいる
3)できれば母親もお姉さんも気が強い
というもの。こういう人は、女性に三つ指幻想を抱いていないので。
ダンナと知り合った当初も、そっと確認。(ダンナは日本人ではないが、常に注意を怠ってはいかん。)
私「きょうだいは?」
ダンナ「一つ上の姉が」
私(やった!)「で、お母さんは何してるの?」
ダンナ「専業主婦」
!!私はここで席を立って家に帰ろうかと思った。が、それも唐突だ。仕方ないからもうちょっと聞いてみることにした
私「お母さんどんな人?」
ダンナ「いやー、ボクと姉が生まれたとき、『疲れるから』という理由で母乳で育てなかった、という人」
私(突然元気に)「え、まじっ!で料理とか上手いわけ?」
ダンナ「いや、うちでは料理も掃除もオトウサンの仕事。朝ごはんも父親が作ったし。パパは毎日外で働いて、家に帰れば家事をして、それなのにママの命令には勝てない。うちは女が気が強い家系なんだよね・・・。」
私はここで目がハートマークになり、ダンナが3段階くらいかっこよく見えた。そして現在に至る。
残念ながらダンナは家事が得意な人ではない。家はゴミダメのようでも平気だし、料理も特に秀でたものはない。しかし、別に私にやって欲しいとも思っていないし、当然やるだろうとも思っていない。ま、可もなく、不可もなく、といったところか。
しかし。
この間日本に帰って女友達と話していたら、
「ダンナさんが出張行くときとか、荷物詰めてあげたりするの?」
と聞かれてのけぞった。そんなことするわけないです。。。。2人で一緒に旅行に行くときですら荷物を詰めるのはダンナの役割なのに。(私も自分の洋服くらいは詰めるけど、共有のものはダンナが詰める。)ちなみに、質問した友達はバリバリ総合職で働いている人なんだが。そういう人でも、「結婚したら、ダンナさんの出張の荷物は詰めてあげるもの」とか思っているのであろうか?きっと彼女の両親はそういう風だったのであろう。(か?)
ということは「可もなく不可もなく」なんてありがたみのないことを言っていてはいけないのかも。私に対し、何の家事労働も期待しないというだけで大変ありがたいのかも。(か?)
というわけで、ありがたいダンナのパパのレシピを一つご紹介。蒸魚です。(我が家ではダンナが作る。私は食べる専門。おいしいです)
<材料>
A) 6-700グラムくらいの魚丸ごと一匹。内臓・ウロコはとってもらう(中華スーパーで、「Please clean」と言えばやってくれる)
B)
- わけぎ(green onion) 3-4本くらい (細かく切った状態で3分の1カップ)
- しょうが 2かけくらい (細かく切った状態で6分の1カップ)
- しょうゆ 3分の1カップ
- 酒 小さじ1杯
- 酢 小さじ半分
- 砂糖 小さじ半分
C)
- 油 3分の1カップ
(しょうゆと油が同量というのが大事。それ以外の分量は適当でOK)
1)魚を蒸す (蒸気の上がった蒸し器(スパゲッティなべでOK)で12分くらい)
2)Bを全て耐熱性のボールに入れてひと混ぜ
3)Cの油をフライパン等で煙が出るまで熱する。上記2に一気に注ぎいれ、蓋をし、じゅーじゅー言うのが収まるまで待つ
4)3を蒸した魚にかける
簡単ですが、しょうゆと油が1対1というのだけはくれぐれも守るように(とダンナ・パパからの注意書き)。
ご飯に汁もかけながら食べるよろし。
Permalink | Comments (25) | TrackBack (1)
4 月 21, 2005
サーチ・独立・株式市場ー2
「独立し」、「分散して」、「それぞれが勝手な理解の仕方をする」という三つの要素を満たす個人がたくさん集まると、その全体は構成する個人各々より優れた知恵を生み出す。GoogleのPage Rankが優れた結果をもたらすのは、ここのウェブサイトが(おおむね)この3つの条件を満たしているから
という話であった。
その続きで、資本主義と株式市場について。いずれも、量子力学みたいなもの。「位置を知ろうとすると、速度がわかならい。速度をはかろうとすると位置がわからない」というわけのわからないのが量子力学なわけだが、株式市場もそういう感じなのだよ、と。
Google IPO:未公開企業の価値の計算というエントリーで、企業価値の算定方法を書いたのだが、そこでこんなコメントを頂いた
「簡単で公平」に見えるComparable(類似企業比較法)についてもどうも、生理的に受け付けないというか、
うさんくささを感じるというか、要するに納得できないものがあります。株価は所詮、需給関係で決まり、時にはovershootしたり博打の対象になるものという考えからすると、Comparableの対象の価値も「砂上の楼閣」に感じてしまうというか。
株価の妥当性を測る指標は色々あれど、後付けで正当化しようと色んな理屈が出てきますし。
まあ「市場のお約束事」に乗れないなら、投資しなければいいだけですが。
これは、多分アメリカ的資本主義的株式市場を見た日本人の多くが思うことではないか。(っていうか、多分、日本人じゃなくてもアメリカ人以外はこう思うんじゃないか。)
確かに、個々の企業の価値については「砂上の楼閣」的感じがすることは多々ある。基本的なビジネスの内容が何も変っていないのに、流行り廃りだけでその会社の株価が上下したり。
しかし、株式市場はたくさんの会社が上場し、非常にたくさんの「独立」「分散」「勝手」な人たちが投資している。この「たくさん」というところがミソ。たくさんの人がそれぞれ「きっとこの会社の価値はこれくらいだろう」と推定して、「この値段だったら買う」という株価を算出する。そうすると、その時点で「独立」「分散」「勝手」な大勢の人々が入手できる情報に基づけば、確率統計的にはかなり正しい企業価値が算定できるはず。
(おまけ1:なので、大勢の人に同時に情報が出る、というのは大事。一部の人が「この会社の値段はAです」と言って、周りがそれにどっとフォローするのでは意味がない。なので「不特定多数の大勢の株主に対し、同時に情報開示をしろ」というルールがある。インターネットで投資家説明会をストリーミングするときも、世界中に同時配信できないと駄目で、90年代半ばは結構インフラ整備が大変だったと聞きました。)
(おまけ2:McKinsey QuarterlyのThe right role for multiples in valuationでも「世の会社の株価が正しいとして、じゃぁ自分の会社(や部門)の株価はいくらが妥当?と逆算していく方法が延々と書いてありますが、これも、「世の有象無象の投資家が勝手に至った結論であるところの株価の方がより正しいであろう」という大前提に基づいて、逆算が行われている。)
(おまけ3:この「大勢で勝手に考えればより正しい結果」という原理で、中東情勢先物市場を国防省が設立、首相暗殺やテロ勃発などをネタに実際に金銭をかけて取引してもらい、その市場の動きから実際の中東情勢を占おうとしたということもあった。)
とはいっても、ここでいう正しさは、「大勢の人がそれぞれ考えた結果は、それ以外の方法で導いたものより正しいだろう」といういい加減なものでもある。間違いだって多々ある。しかし、個々の企業価値や個々の株取引が時として間違っているということと、総体としての株式市場が上手く機能するかどうかはまた別の話。っていうか、投資家が「独立」「分散」「勝手」である限り、個々がいい加減でも、全体はそれよりましになるはず。
量子力学で言えば、電子や陽子、中性子のように、モノの構成単位のごくごく小さい方までいくと、「位置と速度を同時に観測できない」「どこにあるかは確率でしか示せない」という、わけのわからない状態になる。しかし、粒子レベルではそんな風に不思議な振る舞いをしても、それがたくさん集まって私たちの眼に見えるような物体になれば、その動きはわかりやすいニュートン力学の世界となる。速さも位置も同時に測定できる。(だからスピード違反でお巡りにも捕まる。)
粒子レベルが不確かでも、それが集まった物体レベルは確かなものになるわけで。そういう意味で「量子力学=株式市場」(ちょっと比較がApples to Orangesであるが)。
(あー・・・上手く説明できてない。が、夜もふけたので、またいつかトライします)
**
ちなみに、最初のエントリーへのトラックバックいただいたこちらのサイトでは
『構成員が「独立し」、「分散して」、「それぞれが勝手な理解の仕方をする」』ていう状態だとシナジーとかコラボレーションが全く生まれなさそう
ということなのですが、集団でことをなすには、「状況を正しく理解する」「その状況に基づき正しい解を導く」と「その解の方向に進むべく、多くの人の力を結集する」というのは三つの段階があると思うのですが、まずその最初のプロセス、「状況を正しく理解する」では、大勢で意見を出し合って誤解がないようにする必要が。また、最後の「多くの人の力を結集する」でも、一致団結の必要あり、みんなが共通認識を持ってることも大事。この二つのプロセスでは、コラボレーションが大事。プラス、大勢で話し合うのは「帰属意識を高める」という「儀式」という側面もあるかと。
でも、真ん中の「解をだす」ところは、大勢でわいわいやってもしょーがないことが多く、ここは「独立」「分散」「勝手」の方がよいってことでしょうか。
Permalink | Comments (3) | TrackBack (1)
4 月 20, 2005
教えてPlease(キョンシー)
昔はやった「キョンシー」が出てくる台湾のコメディー映画の英語タイトルがわかる方がいたら教えてください。Zhang Ziyiのデビュー作、Road Homeを見たら、俄然見たくなったので。
Road Homeでは、遠くの街で亡くなったお父さんの亡骸をどうやって故郷の村まで持ってくるか、というのが大問題。それを見て、
「そうか、キョンシーのやってたことは本当の中国の風習だったのか」
と膝を打った次第。ちなみにRoad HomeはZhang Ziyiのカワユラシサを褒め称えるための映画。ひたすら瞳孔開き気味のZhang Ziyiが大映しに。確かにかわいいです。が、しかし、その相手役はネズミ男風。(写真参照)
「This is a disservice to the female audience!」
と私が憤慨していると、ダンナが
「次はHouse of Flying Daggers借りてあるから、どうどう」と。
(House of Flying Daggersには金城武(=口直し的美形)が登場)
しかし、中国、12億人も人間がいるのに、なんでどの映画もZhang Ziyiなのでしょうか?
Permalink | Comments (12) | TrackBack (1)
4 月 19, 2005
ゲームで勉強を
Technology ReviewのGame for Learning コンピュータゲームやテレビゲームで遊ぶ子供の方が学業成績がよく、またゲームをカリキュラムに組み込むとより成果が上がる、という話。
以下、いずれもイギリスでの調査ですが: 2001年の調査によれば
those who play computer and video games regularly are more likely to be academically successful, to go to University and to have better employment prospects.
1998年の調査では
children who were taught reading and comprehension tasks via interactive entertainment improved their abilities more rapidly than a cohort engaged in tutorial-based activities.
2004年のUniversity of London's Institute for Educationの調査では
computer games are useful in the development of critical thought, and could be used as a text, in a similar way as traditional literature, to examine character development and narrative structure. The results also suggest that game play promotes social development, during both in class exercises and on the playground.
ということで、ゲームをする子供の方が成績がよく、就職率も高い。また、ゲーム形式の学習は成果が出るのが早く、しかも分析力を養う、と。
Kids report leaving because traditional subjects don't "speak" to them or are irrelevant in their increasingly tech-centric lives. "What stands in the way is what I call the 'fact fetish'," explains James Paul Gee, author of What Video Games Have To Teach Us About Learning and Literacy. "For me, learning an area like biology should be about learning how to 'play the game' of biology, that is, learning to think, act, and value like a biologist." Gee argues that the learning supported by computer gaming could replace traditional teaching models -- where teachers speak and students take notes -- with arenas in which students are active consumers who are engaged by simulations that literally allow them to interact with and manipulate virtual worlds.
通常子供がよく言う「学校の勉強がつまらない、実生活とかけ離れていて興味がわかない」という不満は、丸暗記的な(本文ではfact fetish。意味もなく事実を愛するファクト・フェチ)教育方法のせい。現状のようにファクトをひたすら教えるのではなく、例えば生物だったら「どうやって生物学者のように考え、行動するか」という「生物というゲーム」を教えるべき、と。
***日本のゲーム市場はここ5年横ばいで、今後も伸びる可能性は殆どないそうだが、これまでに培った開発スキルを生かして、真剣な教材が作れるかも。
MITは全カリキュラムをオンラインで公開して話題を呼んだが、高等教育をさらに高度にするのはアメリカに任せておいて、日本は、得意とする「普通の人の底上げ的教育」で世界に打って出られるのでは。既に塾の「公文」はアメリカや東南アジアでもかなり流行っている模様。(我が家の近くにもあるし、ハワイの姪も5歳の頃から通っている)。
ゲーム教材で世界中の子供たちの学習意欲が増し成果が上がれば、世のため人のためでもあります。
(追加:「ゲームをする医者の方が、手術のミスが少なくてしかも速い」という内容のエントリーも以前書きました)

