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3 月 04, 2005
鶏リコール
スーパーマーケットSafewayが鶏の人形をリコール。Cluck(日本語だったら「コッコッコ」かな)と音が出ることになっていたのだが、ClがFに聞こえてしまうということで、これはまずい、と。
こちらで実際に音が聞けます。
こちらでは、聞いた人がFに聞こえるかのアンケート。220人のうち75%が聞こえない、としています。
最初の二回ぐらいは「これはやばいかな」という感じですが、その後はMuckと聞こえるような。
という訳で、必ずしもFには聞こえないこともあるが、Safewayでは"Out of an abundance of caution"でリコールしたとのことです。
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3 月 02, 2005
Craigslist宇宙進出
Craigslistは偉大なる無料地域情報掲示板。月間10億ページビュー。以前のエントリーで書いたとおり、「Craig's Listは、これだけで恋愛相手から、住む所から、家具から、車から仕事まで、全ての生活情報がただで入手できてしまう恐るべき情報集積掲示板である。ベイエリアに住んでいる人は必見。」
そのCraigslistが宇宙に掲示板情報を発信というニュース。E.T. may want your PC
3月15日に、人工衛星経由、全情報を1光年の彼方まで発信してくれるそうです。シュワッチ。ファウンダーのCraigさんのグリーティングメッセージのビデオもオマケで流すそうです。宇宙への発信は、eBayのオークションで1225ドルで買ったそう。楽しい。
しかし、本当に返事があったら笑えるなぁ。「無駄な情報を発信しないでくれ。うるさい」とか。宇宙スパムフィルターにインタセプトされたりして。
ちなみに、Craigslistへの情報掲載は求人情報以外は無料。これまで地元の新聞に有料で掲載されていたような賃貸情報とか、中古車販売情報などがCraigslistに流れてしまうため、ベイエリアの新聞が失った広告収入は6500万ドルと推定されているそう。危機ですね。私も前の車を売ったのはCraigslistでした。
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3 月 01, 2005
ノーベル賞受賞者4人講演
Stanford大学で行われたNobels for Tsunami Reliefというイベントに行って来た。津波被災者向けの募金集めのセミナーで、学内に10数名いるノーベル賞受賞者のうち4人が話をする、というもの。
話をした順に、名前、分野、受賞年は下記の通り。
Martin Perl, Physics 1995
Richard Taylor, Physics 1990
Kenneth Arrow, Economics 1972
William Sharpe, Economics 1990
ノーベル賞の対象は古い研究。映画、Beautiful Mindのように、若い頃発症した分裂病がひどくなる前に理論を発見、その後分裂病が悪化し、滅茶苦茶になり、長い年月を経て何とかそれなりに普通の生活を送れるようになってから、大昔の発見で受賞しする、みたいな。20-30年くらいたはたっている。なので、あっと驚く面白い話を期待していったわけではないのだが、4人もまとめて見られるなら面白いかな、と思って。
結論から言うと、まぁ、皆さん普通のアメリカの大学の先生、という感じでした。複数の人が「よい発見ができるかどうかは運」と強調していたが、(失礼ながら)その通り。
物理の先生たちはドライなユーモアでくすくす笑わせてくれる。ビジネススクールで長年教えているSharpeは話が上手い。(とうのも、話が下手なビジネススクールの先生は生徒にボコボコにされるので。狼の群れに放り込まれた羊みたいなもの。ヘタな人はコーチを雇って特訓したりしてます。自分の講義をビデオにとって復習してる先生もいた。)
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あんまり関係ないが、人間には新しい挑戦が好き(novelty seeking)かどうかを規定する遺伝子があって、これの繰り返し回数が多いとnovelty seekingだそうだ。イスラエルとアメリカで調べたら、7回繰り返しがある人はとってもnovelty seeking、というのが発見されたが、日本人には2回と4回の繰り返ししか居ないとのこと。どんぐりの背比べではあるが、4回の方が2回の人よりnovelty seekingらしい。
で、novelty seekingな人は、子供の頃からリスキーな行動に出やすい。novelty seekingなのは、実は「新しいもの(知らないもの)=危険」と感知する感受性が弱いからで、そもそも危ないと思わないからどんどん新しいものに挑戦してしまうようだ。
振り返ってみるに、子供の頃の私はいつも怪我ばかり。深いどぶを飛び越えようとして落ちたり(ぐちゃぐちゃ)、階段の手すりを滑り降りようとして反対側に落下したり(これは痛かった!!)。滑り台を走って降りようとして転んで膝を木の割れ目に突っ込みグサグサにしたり。ということは、私は「4回繰り返し組」か。(単に運動神経が切れていた、という説も大いにありますが)
novelty seekingな人は、人を平等視する傾向が強いんだそうだ。
これはなんとなく納得。「上の人に立てつくのはリスクがある」と下の人が思えば、上下関係が維持しやすい。一方、「上の人とか言ったって、結局同じ人間じゃない」と思えば、権威者にチャレンジしたり、与えられた教えの枠を超える何かにトライしよう、と思うはず。つまり「novelty seeking」=「リスク好き」=「平等好き」ということか。
ということは。ノーベル賞受賞者4人見て「ただの大学の先生だな」と思ってしまうのは、私の4回繰り返し(と決め付けている)のnovelty seeking遺伝子から生じた(勝手な)平等思考の賜物でしょうか。
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ちなみに、Martin Perlの「よい発見をする秘訣」は「取り付かれたようにする(Obsessed)」「他人がやっていないことをする」「ラッキーになる」だそうです。Kenneth Arrowは高校の数学の先生になりたかったけれど、職がなくてなれなかったのでエコノミストになったそう。


