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12 月 27, 2004
新年までお休み
皆様良いお年を。
津波にはお気をつけください。
ちなみに、「ツナミ」はインターナショナルに「ツナミ」とよばれますが、英語には「ツ」で始まる言葉はありません。。。。
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12 月 22, 2004
NPO製薬会社
San FranciscoにInstitute for OneWorld Healthという、薬を開発するNPOがある。社員35名。黒死病やマラリアなど、未開国特有の病気をターゲットとした薬を作る。こうした病気の薬は大きな利益が出ない。一方、薬を開発するには5億ドル以上かかり、薄利の薬を作っても損が出るばかりなので、製薬会社に見捨てられた領域だった。
そこで、非営利団体として、寄付で薬を開発しようと設立されたのがOneWorld。
こちらの記事にあるとおり
Hale founded OneWorld in 2000, and for the first two years, she and a few other OneWorld employees ran the company out of her San Francisco house. The biggest challenge was raising the money needed to get new treatments to market. After an initial drought, the company has managed to collect more than $16 million in donations, grants and in-kind services.
ということで、2000年の設立からこれまでに1600万ドルの寄付を受けた。
With just 35 employees, most of them scientists with experience in drug development, the company conducts none of the basic research itself. Instead, its scientists find new uses for drugs whose patents have expired or whose owners are willing to make them available to the fledgling institute at little or no cost.
OneWorldでは、既に開発された薬の再利用という方法で安上がりに薬を作ろうとしている。この方法はreindicationとも呼ばれ、通常の製薬の世界でも起こってきている手法。既に認可されている薬や、途中で研究がストップした薬を別の病気に使えないか試す、というのが主流。特に既に市場に出回っている薬であれば、認可も取りやすい。
さらに先週、Bill Gatesの財団が、マラリア薬の開発費としてOneWorldに4260万ドル寄付する、と発表された。毎年5億人がマラリアにかかり、そのうち100万人が死ぬ。毎年です。しかもその死者の殆どは子供という悲惨さ。
既にマラリアの薬はあり、製薬会社は原価で発展途上国に提供しているが、一人当たり2ドル40セントかかる。たった300円弱だが、それでも高すぎて普及していない。OneWorldの目標は一人25セントで治療できる薬の開発で、UCバークレーも開発に協力する。
"We were deluged with people who were still working in industry who wanted to spend time on these problems,"
「現在普通の製薬会社で働いているが、ボランティアとしてOneWorldで働きたい」という研究者はたくさん居るそうだ。確かに自分の力で毎年5億人が救えるってすばらしいよなぁ。
がんばれOneWorld、であります。
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12 月 20, 2004
く・車が、く・クレーンが・・・
友達からメールでもらいました。のどかな港町に何が起こるのか・・・。
続きはごゆっくりご笑覧ください。
人生ってこういう感じでしょうか。。
(後日追加:最後の写真は合成でした。上から4枚目とよーく見比べてみてください。ははは・・・)
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12 月 15, 2004
メディアミックス:インターネットとテレビ
ソーシャルネットワークのTribe.netがテレビ番組を作るとのこと。サイトで話題となった店や人を紹介するのだそう。
そういえば、AuctionDropというeBay出品代行の会社(オークションで売りたい品物を持っていくと、写真撮影から料金授受まで全てやってくれる。大物はトラックで家まで取りに来たりもする)も、アンティークの価格査定テレビ番組をやっている。
テレビとインターネットのメディアミックスは、新聞や雑誌とインターネット、という組み合わせよりよいかも。新聞・雑誌とインターネットは、どちらも基本的には文字、というところが似ているが、テレビは随分違う。
メディアミックスといえば、テレビと雑誌を融合させたMartha Stewartはただいまインサイダー取引関係で入獄中。が、来年出獄したらすぐに新しいテレビ番組を始めると先週アナウンスして、彼女の会社の株価は一気に上昇した。
さて、インターネット×テレビ、のほうはどうなるだろう・・・・と考えてふと思ったのは、既に日本のテレビにはTribe.net番組のようなのがたくさんある、ということ。「人気スポット訪問」「噂の人インタビュー」みたいなの、たくさん見ますよね。アメリカってああいうのが今までテレビではあまりなかった(その手の情報は新聞で入手)から、受けるかも。
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12 月 13, 2004
2001年ドットコムオークション
2001年の5月に、NHKテレビのビジネス英語教材のコラムで書いた文章です。当時のシリコンバレーのドットコムバブル崩壊の様子についてのもの。ナツカシー。
***
インターネット・バブルが崩壊して久しい。去年(2000年)の4月にナスダック株式市場が暴落するまで、会社の名前に「.com」がついてさえいれば、資金が集まって上場できると言われ、数多くの「ドットコム」企業が誕生した。そして、できて間もないドット・コムに莫大な資金が投下された結果起こったのが、「コンピュータ機器バブル」「広告宣伝バブル」そして「オフィス家具バブル」である。
インターネット関係の事業は、かわいらしく見える物売りでも、実は裏側には大量の設備投資が必要となる。そこで、まずはコンピュータ機器の需要が一気に増大、機器製造の各種メーカーがみな増産体制に入った。さらに、消費者向け事業では、最初に知名度を上げた企業が勝つという迷信が広がり、100億円資金があれば50億は広告に使う、といった極端な宣伝合戦が始まった。シリコンバレーの動脈ともいえる101号線という高速道路の脇には大きな立て看板がたくさんあるのだが、この利用料も、一時期はニューヨークのタイムズ・スクエア並にまで高騰したらしい。
とどめは、オフィス家具バブル。ドット・コムの多くが、スタイリッシュなインテリアを整備、SF調あり、イタリアン風ありと、まさにバブリーなオフィスを作り上げた。ただし、これには一概に無駄遣いとは決め付けられない側面もあった。バブルの余波で失業率が低下、シリコンバレーの中心部であるサンタ・クララ郡では、なんと1%台前半まで落ち込んだため、人材確保の最後の手段としてインテリアが使われたのである。今はなきドット・コムの社長だった友人によれば、オフィスを改装したとたん、採用通知を出した相手が実際に入社する確率が、20%から90%に上がったとのこと。
しかし、奢れるものは久しからず。バブルのはじけた今、盛況を極めているのは、倒産企業の資産叩き売り、「ドット・コム・オークション」である。
出るわ出るわ。超ハイエンドのコンピュータ関連機器、社員の使っていたパソコン、そしておしゃれなオフィス家具。ありとあらゆるものが市場に出ている。そして私はといえば、ホームオフィス整備に向け、ハイエナのように虎視眈々と獲物を狙っている最中であり、待ってましたとばかり最近2件ほどオークションの出物を見に行ってきた。
まず一件目。Death of a Dot Com Number 5と銘打たれたオークションは、iSharpという会社の破産処理のためのもの。広大なオフィスビルの1フロアを占めていたiSharp社を、そのままオークション会場にするという、泣けてくる状態であった。がらんとしたフロアは、黒とグレーのモノトーンに赤のアクセントで統一されている。一角はサロンになっていて、冷蔵庫から皿洗い機までが、作り付けのバーカウンターに整然と並ぶ。黒くてふかふかの本皮の応接セットやら、赤い唇の形のソファーやら、インテリア雑誌から抜け出てきたような家具があちこちに点在し、社員の机はグレーの流線型に赤。オークションを待つホワイトボードの一つには、墓石の落書きがあり、墓碑銘としてWe were not that sharp after allと書いてある。入り口すぐの壁には横7-8メートルはあろうかという紙が貼られ、事業マイルストーンがすごろく状に描かれている。それによれば、もうすぐ最初の製品が世に出て、みんなで打ち上げをしている頃だったらしい。ということは、製品も出ていないのに、こんなすごいオフィスにしてしまったんだなぁ、とため息。そんなこんなで、中々素敵な家具がたくさんあったのだが、購買ロットが大きくて断念。机4台,本棚3つ、電話40台、などをまとめて落札しないといけないのであった。
もう一つは、eHomeという会社の残余資産。こちらはゲットしました、ハーマンミラー社のアーロンチェア。Design of the Decade賞を受けたこともある椅子の逸品である。今もこれに座って原稿を書いているのだが、とても快適。オンラインで売りに出ていたものを、市価の30%オフで落札。倉庫まで取りに行って、まだビニールに包まれた新品を、現金決済で入手してきた。
ちなみに、私は普段は買い物に無頓着で、価格を比較したりすることはまずなく、見る→欲しい→買った、という非常に単純な3段階のステップで購買行動が終わる。一応、自分では「一期一会」と称しているのだが、本当は単に面倒なだけである。私の家人は、世界一の締まりや集団の誉れも高い華僑なので、私の個人的商活動を見て、いつも頭をかきむしっている。しかし、倉庫でキャッシュで個人からモノを買う、という行為はまるで賢い消費者のようではないか・・・。我ながら感動した。
(実のところ「オフィス家具って、最近はオークションで安く売ってるんじゃないかなぁ」と何回かつぶやいたところ、全てのリサーチを家人が行い、私は最後の入札をしただけなのだが。)
ちなみに、椅子のおまけで、販促用の人工皮のバインダーをもらった。原価は一冊75ドルだったそうだ。イベントのために、8千ドルかけて作ったというプラスチックの人形も4体ほど倉庫にはいたが、これを買う人はまずいないだろう。そういう意味では,「広告宣伝バブル」で垂れ流されたのが、最も意味のないあぶく銭だったのだ。
こうして、バブル崩壊の損切りが一気に進んでいく様子は、日本の過去10年間とは全くの別世界である。日本でも、これが92年ごろできていれば・・・・。
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12 月 11, 2004
テレビがフリーズ
ちょっと忙しいので、Blogをサボっておりますが、うちのテレビについて。
下記のような構成であります。
ダンナが家庭内手工業にて制作したWindows PC(テレビ受信カード入り)
ステレオレシーバ
DVDプレーヤ
プロジェクタ
スクリーン
壁のスクリーンに投影するので、明るい昼は見られない。(もう一台別の部屋に普通のテレビも一応あるが)
それはいいんだが、テレビを見ていると時々フリーズする。毎週月曜にKQEDというテレビ局で放映する動物番組を時々見るのだが、毎回一回は突然画面も音もフリーズ。テレビはPCのウィンドウズ上で動いている。なので、フリーズしたらPCをリブート。家電の世界がウィンドウズで制御されるようになると、こうしてテレビまでリブートしなければならなくなるのである。
VoIPを使っているオフィスだと、「電話システムをリブートするのでしばらく使えません」というようなことが時々あると聞く。
今に、車もリブートしないとならなくなるのであろうか。
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12 月 06, 2004
Googler不動産市場参入
Googleの上場は今のところ大成功。今日時点で一株176ドル。一ヶ月前は200ドル突破寸前だったことを思うとちょっと低いが、上場時には「100ドルでも生意気」とか言われてたことを思えば、大したもの。
で、Googleの社員が不動産市場に参入してきた雰囲気。
通常上場しても、社員(やファウンダーやVC)はすぐには株を売れず、Lock-upと言われる期間は待たなければならない。Lock-upは普通6ヶ月。が、Googleは、異例の分割解除で9月2日、11月16日、12月15日、1月16日に分けて徐々にLock-upが解除されている。
Lock-upが解除されると、ストックオプションで得た株を売った社員たちが不動産を買いあさり始めるのでは、とささやかれていたが、この週末に聞いた実例二つ。
1)高級住宅地の瀟洒な一角に建つ家々に「ビラ」が。そこには
「このあたりで家を買いたいので、売る気があったら連絡してください」
と。即座に「売る」と返事をした人がいて、話してみたらGoogle社員だった、という話。この家は、ちょっと前に書いた建たない豪邸のすぐそば。
2)以前も書いた、Googleの二番目の社員(founder2人、Craig Silversteinのその次、だそうです)の知人(ダンナの高校の友達)がタホにウン百万ドルの家を購入。もうすぐ引っ越すとのコト。引退、です。ちなみに、去年彼が企画したスキーはヒジョーにスパルタンで辛いものがあったが、今度はリッチなスキーができる(のか?あまり瑣末なことにこだわらないオタク君ゆえ怪しい。家具も無くて震えたりして。)
去年「来年Google社員が不動産市場に出てくる前に家を買うか」と思ったのだが。果たしてこの後どうなるでしょうか。
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12 月 01, 2004
エイズの日:Angels in America
今日はWorld AIDS Dayであった。これを記念してAngels in Americaについて。
Angels in Americaは去年HBOというケーブルテレビで放映された6時間のドラマ。HBOは元々は映画を一日中宣伝なしで流すというチャンネルだったのが、ハイレベルのドラマを独自制作するようになった。Sex in the City(後日訂正、Sex and the City)とかThe Sopranosが代表作かな。で、去年放映されたのがAngels in America。DVDになったので、まずレンタルして見たのだが、どうしてももっと見たくて買ってしまった。少なくとも通しで3回見て、それ以外に好きなシーンを何度も何度も見た。「通しで3回」というだけで18時間もかけたことになる。我ながらオタクぶりに唖然。
ゲイコミュニティーの人々がエイズでバタバタと死んでいく1985年のニューヨーク。その中で繰り広げられる様々な人間模様と葛藤の物語。元々舞台演劇で評判を集めていたものをテレビ番組化したものだが、まるで舞台のようなセリフや設定を多用。キャストも、メリルストリープ、アルパチーノ、エマトンプソンと豪華絢爛。
日本でも最近Wowowで放映されたらしいですが、誰か見た人はいるでしょうか。ちなみに、私の周りには見た人が一人もおらず、うちのダンナも「6時間?No way!」と見ていないので、誰とも中身について語れないのが悲しいところ。
というのも、語りたくなるようなことで一杯なのであります。
- 難解さ
例えば、いろいろな役者が複数の役を演じる。敬虔なモルモン教徒の母親とスパイ容疑で処刑された女性の幽霊役がメリルストリープ。(これ以外にもメリルストリープは2つ端役で登場するが、ひ・み・つ)エマトンプソンは天使役と医者。(プラスこっそり端役一つ)ジェフリーライトは、ドラッグクィーンのゲイの看護士と、ゲイの夫を持った妻が見る幻覚の中での旅行案内人。これ以外にも「え、この人、あの役者だったの」という驚く種明かしが最後にでてくる。
で、複数の役を一人の役者が演じるのにはもちろん理由がある。が、その理由は明確には語られない。解釈は、見る側にまかされる。
また登場人物の役名も暗示に満ちている。ジェフリーライトは非常に重要な物語の案内人として要所要所で登場、しかも人間離れして冷静で、時として慈愛に満ち、時には厳格に周りの人々を導く。で、その彼がゲイの看護士として登場するときの名前は「Norman 」なのだが、これは彼が実はno-man、という暗示?とか。預言者となるエイズ患者の名前はPriorだが、これは過去に戻れないことの逆説的象徴?などなど。
タイトルがAngels OF Americaじゃなくて、Angels IN Americaなのにもちゃんと意味がある。これは、Part2の最初の章で「of the world」「in the world」に関する会話をよく聞くとわかることになる。
- 舞台風セリフ回し
さらに、セリフ。私は舞台演劇が好きではない。何度か挑戦して見に行ってみたのだが、
「ウーム、役者の皆さん、がんばっているなぁ」
という感じしかしなかった。残念ながら。
にもかかわらず、時に誇張され、時に文学的、時に気取ったAngels in Americaの舞台風セリフを何度も何度も聞いているうちに、なんだか感化され、
「舞台も面白いかも」
と思ってきた。今度また挑戦してみようかな。
あー、でも、舞台でこんな複雑で難解なストーリーを見てもついていけないかもしれないな。牛が食べ物を反芻するように、DVDで何度も何度も繰り返し見て、やっといろいろな意味合いとか関連がわかってきたくらいだから・・・。
- 演技力
メリルストリープ、アルパチーノ、ジェフリーライト、メリールイスパーカーの演技は鳥肌もんである。メリルストリープ演じる幽霊は、死んでなお恨み続けた相手がいるが、彼は結局エイズでのた打ち回って死んでいく。その死に際に、勝ち誇ったように語りかけるところなど圧巻。アルパチーノの末期エイズ患者ぶりも鬼気迫る。ジェフリーライトが「サンフランシスコに似た天国」の情景を語るシーンも、夢見るようだ。メリールイスパーカーは「バリウム中毒で精神的に限界をふらふらし、幻覚と現実の間を行き来している」という難しい役だが、圧倒的な説得力で演じきっている。
いずれにせよ、ストーリーは全部置いておいても、こうした役者の演技力を見るだけで感動。アルパチーノとメリルストリープのやり取り、ジェフリーライトとメリールイスパーカーのやり取りもすごいです。飴玉を嘗め尽くすように、何度も何度も何度も同じシーンを見てしまった。
しかも6時間もあるから、ストーリー展開に追われることなく、とにかく役者の力量を堪能できるのです。
- 映像
DVDカバーの天使の登場シーンなど、幻想世界の特撮がものすごくきれい。
以上、Angels in America中毒患者の告白でした。







