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6 月 27, 2004

アメリカでは警告が少ない方が危険

「酒酔い運転は危ない」とか「入ってくる電車に気をつけましょう」とか、当たり前のことを注意してくれる日本。それを普通だと思って暮らし始めると意外なことがあるのがアメリカである。

この国では、いろいろなものが莫大な文章で提供される。日本だったらせいぜい4ページの契約書が、同じ目的でも60ページとか。猫をもらってくるだけで50ページ近い文書がついてきたし。

何もかも全部読んではいられないので、すばやくその文書の重要度を見極める必要がある。そのために私が個人的に勝手に編み出した法則が「長々と警告が書いてあるものほど、重要度が低い」というもの。

つまり:

1)たくさん脅しの警告があるものは実は大して問題ないことが多い
2)さらっと何も言われないのに、甚大な重要度のものがある

1)たくさん脅しの警告があるものは実は大して問題ないことが多い

たいした問題でもなさそうなのに、著しい脅し文句がついていることがある。しかし、これは多くの場合、「さして重要でなく、みなが無視するようなもの」だから敢えて激しい警告が書いてあるのだ。

例1)予防接種

アメリカの大学院に留学したときのこと。外国から入学する人は各種予防接種が義務付けられているのだが、なぜかその項目に限って
「予防接種済みの証明を提出しないと入学を取り消すこともある」
などと、長々と警告が書いてある。「そんなに大事なのか」と、せっせとあれこれ注射して準備、現地について証明書を持っていったら
「日本人はいつも、きっちり予防接種証明を出してくれて助かる。ほかの国の人はなかなか出さなくて困る。」
といわれて呆然。

その後も、時折「これをしないと退学」みたいな指示が来たが、そういうときに限って実はどうってことなかったのであった。(「どうってことない」かどうかは、実際指示を守らないではじめてわかることなので割とリスキーでしたが、まぁちゃんと卒業できたから、どうってことなかったに違いない。)

例2)違反取り消しトラフィックスクール

先日書いたスピード違反の点を消してもらうためのトラフィックスクールだが、実際に一日つぶしていくリアル版ではなく、インターネット上でできるオンライン版に行くことにした。(民間企業にアウトソースされていて、いろいろなサイトがある。私が選んだのはGottaTicket.comという、胡散臭い名前のもの。)

スクール登録のための指示書には、
「We recommend that you sign up for the school within 5 days」
と書いてあり、実際に出向いた窓口では「少なくとも2週間前にはスクールを終了しないと処理が間に合わない」と言われた。「ということは、締め切りの最後の最後でも大丈夫なんだな、きっと」と放置してあって、でも、やっぱりぎりぎりはまずいかと、締め切りを10日後に控えたある日のこと、オンラインサイトで受講した。クレジットカードで申し込んで、1時間後には終了、翌日には修了書が送られてきて、これを裁判所に出せばおしまい。やっぱり。

(ただし「厳しい警告だから無視して大変なことになった」などということに関しては当局は一切関知いたしません:-) )

2)さらっと何も言われないのに、甚大な重要度のものがある

一方、指示に反すると大変なことが起こることに関しては、何気なく淡々とした表現で(しかし、だらだらと長々しく)書いてあることが多い。そもそも、脅す必要もないくらい罰が重いからだろう。

例えば、アメリカの入国審査で出す紙。「嘘をついたらだめよ」みたいな事がさらっと書いてある。あくまでさらっと。しかし、嘘が見つかると本当に本当に大変なことになりますので、気をつけましょう。「観光目的」とチェックしながら、「ちょっと語学学校に通うんです(ニコニコ)」とか答えちゃったりすると、いきなり強制送還で、将来の長きに渡りアメリカ入国時に別室に呼ばれ続けることになったり。

酒酔い運転もそう。「酒酔い運転は危ない」という標識はどこにもないが、見つかるとその場で後ろ手に手錠をかけられて牢屋に送られる。問答無用。これは本当に厳しい。(ただし、血中アルコール濃度0.08までOK体重50キロくらいだったら2時間でワイン一杯程度は大丈夫だそうだ・・とオンライントラフィックスクールの教材に書いてあった。)

***

全然関係ありませんが、トラッフィクスクールに行くための指示書みたいな紙をSuperior Court of Californiaからもらったんだが、いきなりスペルが間違っている(下記写真参照)。CaliforniaがCalifornaになってる。かなり恥ずかしいぞ、Superior Court。

court


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6 月 24, 2004

移民の地は間違いだらけ

シリコンバレーは世界から移民が集まっているので、それぞれの変な風習や間違いまで持ち込まれていたりする。風習関係では、最近インドでは中華料理が流行っているそうで、当地のインド料理屋のビュッフェでは、インドからやってきた本物のインド人が対象であればあるほど、なぜか中華料理が並んでいたりする。チャーハンや野菜炒めが、マトンカレーの横に。変ですが。

間違い編で、最近笑った二点

arikato回転寿司屋。その名もARIKATO。(見づらいが、最後は赤い○)・・・・もしかして加藤さんが経営しているからアリカト?と前向きな解釈をして一度行ってみたら韓国人家族の経営でした。「おいおい、アリカトで正しいか、日本人に一回聞けよ」と思ったのだが、ま、日本でもこの手の間違いは多々ありますね。

kuma中国系美容院でされたトリートメント。「医療成分を応用した」まではいいのだが、「くま専用のアンサクル」とは何か。
私は熊か。
(その後各地で相談したところ、「くま」は「くせ毛」の「せ」が抜けて「毛」が「ま」になったのではないか、というコメントが。難しい間違いだが)

この手の間違いでは、日本も勝るとも劣らない・・・っていうか、劣らないとも劣らない栄光が。Engrish.comというサイトでは、日本で変な英語の印刷された商品や看板がざくざくと掲載されている。

"Fry me to the moon"のような子音系から、"Fack you"のような、母音系までいろいろあります。が、久しぶりに見てみると、数年前よりつまらなくなったような。日本人の英語レタラシーが向上して間違いが減ったとか?それとも偶然か?

もとい、Engrishは結構まじめなサイトで、FAQコーナーには、「なぜ日本人は英語がわからないのに英語を使うんですか」とかいろいろな非日本人の質問に真摯に答えている。「日本人は英語の勉強をしているのにどうして間違えるのか」に関してはこんな風。

Q. Why can’t they get it right? Don't Japanese study the English language?

A. The Japanese educational system is one of the best in the world - one of the primary reasons Japan was able build the world's second largest economy. It is not a perfect system, however - although most Japanese study English for anywhere from 6 to 10 years as a second language, they get little practical use since there are not enough native English speakers to practice with. The fact that the grammatical structure of the two languages is quite different does not help. The Japanese language also does not contain many sounds that you find in English.

まぁ、第二外国語を話せるアメリカ人だってほとんどいないからお互い様だ。

ご丁寧に日本人がしがちな間違いリストもついてます。

Q. What are common Engrish mistakes?

A. Regarding the Japanese use of English, common mistakes are most often attributed to the vast differences in their phonetic and grammatical structures as well as how the languages are used.

The most common mistakes due to phonetic differences are as follows:
1. The inability to differentiate between "R" and "L" (the Japanese "R" being closer to the Spanish "R" with a trill sound); samples found within Engrish.com include "Eric Crapton"and the word "Engrish" itself. Other famous examples include the misuse of the word "erection" (instead of "election").
2. The pronunciation "shi" (or "shee") vs. "see". Common mistakes found are variations on "shit" vs. "sit" - there have been a number of reported sightings of "baby-shitter" in place of "baby-sitter", and you can find one instance of "shituation" in place of "situation" within Engrish.com.
3. Lack of “th” or “v” sounds in Japanese - "th" is often replaced with an "s" sound, while "b" is most often substituted for "v".
4. The Japanese inability to pronounce various vowel sounds found in the English language. The Japanese language contains only 5 basic vowel sounds: "a" as in "ah", "i" as in "eee", "u" pronounced like "ooo", "e" pronounced like "eh", and "o" pronounced like "oh". Such confusion in vowel sounds can lead to examples like "fack you!" in place of "f*ck you", etc.

Grammatical mistakes vary but there are a few common errors that English teachers in Japan see on a daily basis:
1. Using a noun as a verb with "Let's" as in: "Let's beer" or "Let's Kiosk"
2. Redundant wording such as: "Let's play with me!"
3. Dispense with connecting words. Example: "I feel Coke"

You must be thoroughly bored by now.... no more examples

先日コメントで書いていただいたRoadsとRoseの違いもえぐいですね。

ではお後がよろしいようで。

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6 月 23, 2004

英語「丁寧はカジュアルを兼ねる」について

[インターネットで聞ける英語素材を利用したヒアリング練習サイトListen-ITを作りました。このblogの英語関係エントリーもそちらにまとめてあります(2005年5月)]
いろいろバタバタしたけれどSalesforce.comが今日上場。当初の予定より高値の11ドルで上場、一日で56.4%アップでめでたい感じ。

さて英語。

何度か「丁寧はカジュアルを兼ねる」と言ってきた。丁寧すぎて困ることは少ないが、くだけすぎて問題が生じることがあるので。母国語以外はニュアンスがわかり難いから、特に気をつけたいところ。私の普段の感覚では、ビジネスで初対面の人と英語でやり取りする際には、気をつけすぎるくらい気をつけてちょうどよい感じ。

で、この悪しき例のような「カジュアルすぎて相手の気分を害する英文のメール」をとある国の人から受け取った。Orkutを見てメールしてきた方で、きっと悪い人ではない(多分)と思うのだが、やっぱりこれはまずいよね、という文面になっている。素性がわからない範囲で一部だけメールをご紹介、および「してはいけないことリスト」です。

I found u in the Mckinsey community. I graduated last yr from one of the best Univ. in (英語圏じゃない国)and get a not-so-ideal job in --, and Mck is the company I'm struggling to attend(u r so admirable to me). So I think we can communicate on career or maybe our culture if u r interested.  I also have a Japanese friend living locally,she's very nice and gonna back to Tokyo for college entry exam.

あああ・・・・せっかくメールを頂いたことだし、英語が母国語でない人だから英語のマナーもわからないだろうし、返事を出そうかと思ったけれど、やはりなんかちょっと。日本語にしたら
「去年大学でてさぁ、イマイチの会社ではたらいてるんだけど、どうよ」
とか言われてるような感じでございまして、まだ返事できてません。意地悪かな?でもなぁ・・。

というわけで、避けるべき事項としましては
1)ショートメッセージ型は使わない
u rはだめ。you are

2)短縮形は使わない
I'mじゃなくて I am
univ.じゃなくてuniversities

3)口語体は使わない
gonnaじゃなくてgoing to。

以下上記のメールにはありませんが・・・

4)全部小文字で書かない
仲間内で全部小文字のメールを出し合うのはちょっとクールな感じですが、ちゃんとしたメールでは、capsキーを押す手間を惜しまないで、文頭・固有名詞の最初の一文字は大文字にする

5)疑問文はなるべく使わない
Can you tell me? といった疑問文は子供っぽい。Please let me know.の方がよいです。もっと丁寧に言うならI would appreciate it if you could let me know. とか。

6)句読点の後はスペースを空ける
コンマ, の後は1スペース、ピリオド.の後はアメリカだったら2スペース。(イギリスはピリオドの後も1スペースと聞いたことがありますが本当でしょうか。)ただ、このスペース問題は、外国人だったら許される範囲かとは思いますが。

他にもtipsがあれば教えてください。

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6 月 22, 2004

宇宙はシニアビジネス?

今日、民間初の有人宇宙飛行が行われた。

MicrosoftのファウンダーPaul Allenが出資したScaled Composite社によるもの。快挙・・なのだが「宇宙飛行と呼ばれるために無理やりやった」感も。地上から発射するのではなく飛行機に取り付けて途中まで飛びそこから発射し(ロケット燃料節約のため)、宇宙飛行とみなされる高度より100メートルちょっと高く飛んだだけ。成層圏まで至らない中層圏の(間違えました。「電離圏まで至らない熱圏の」が正解。toru-sanのご指摘により6/28訂正。)100キロの高さが最終到達地点。

Ansari Xという1996年に設定された懸賞金があって、パイロットと2人の客(または人間二人分の重り)を乗せ、地上100キロの準軌道に2週間以内に2回繰り返し到達できたら1000万ドル出す、というもの。(SFの大御所、Arthur C Clarkも出資者の一人)今回の飛行はこれに向けたものだが、すでに2000万ドル使ってるとのことで、別に賞金目当てではない。Composite以外にもSpace Transport社など少なくとも27社がエントリーしている。Scale社に関しては、一応ゴールは「観光宇宙旅行」らしいが、ここはやはりWindows富豪、Paul Allenなくてはなりたたなかっただろう。

・・・とかなんとかいうことよりも、私が感心したのは、関係者のシニアぶり。Paul Allenだってもうそうそう若くはないが、マッハ3をこなしたパイロットは63歳。New York TimesのAt One Point, 'I Was Deathly Afraid,' New Space Visitor Admitsによれば

Mr. Melvill may be "old and decrepit," as he put it - commercial pilots have to retire at 60 - but he pointed out that many of the early jets were tested by relatively old pilots

「年寄りでよぼよぼ(本人の弁)だが、捨てたもんじゃない」
と。パイロットは通常60歳で引退だから、第二の人生、みたいなものか。

設計者のBurt Rutanの年齢は不明だが新聞に載っている写真を見る限り50代超。宇宙といえば全盛期は60年代だからさもありなんですが、なんだか元気がでるじゃないですか。

そういえば、先週土曜に78歳のグリーンスパンも5期目に任命されましたね。

では。

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6 月 21, 2004

ペット医療ビジネス

アメリカに帰ってまいりました。日本での話はまたおいおい。まずはペットビジネス。

Business Week 6月7日号のThe 100 Best Small Companies堂々一位はPetMed Express。ペット向け薬品通販会社(オンラインと電話)。記事いわく

Our top company, PetMed Express Inc. (PETS ), forged a whole new industry by selling pet medications via e-mail, phone, or fax. Though now under pressure from veterinarians unhappy with losing this profitable business, the company has already become America's largest pet pharmacy.

ということで、売上こそ8740万ドル、約100億円と小ぶりだが、過去3年間の売上増、利益増、株主利益率の総合点でトップとなった。(なお比較対象は、売上5000万ドル以上、15億ドル未満(55億円超、1600億円未満くらい)かつ市場価値が2500万ドル以上の公開企業)

ペット医療は最近伸びている事の一つ。

San Jose Mercuryの去年の記事Pets Get Photos With Santa, Holiday Itemsでは、ペット産業全体は310億ドル、3.5兆円とのこと。ペットオーナーの85%がペットににクリスマスプレゼントを贈り、16%は100ドル以上使うそうだ。ペットショップでは「サンタとペットの写真を撮るコーナー」が設営される。これ以外でも、ベイエリアには、老衰した犬・ネコの下の世話もしてくれて、ちゃんと遊ぶ相手もしてくれるデイケアセンターもある。

とはいうものの、このあたりはまだ理解の範囲内か。やはり注目は医療。人間並みのケアがある。我が家の近くのペット病院など、常勤の医師が10人以上おり、しかも24時間やっていて急患もOKという至れり尽くせりぶり。

Technology Review、2003年12月号のMedicine Goes to the Dogsによれば、獣医産業はいまや190億ドル、約2兆円強で、7年前の110億ドルから急増している。記事によれば、現在の獣医は、放射線科、癌科、心臓科など7000種類に別れているそうで、癌や腫瘍の手術など複雑な診断・治療が行われている。ペット保険も一部には出始めているが、基本的にはキャッシュ診療で複雑な手術ともなれば数十万円超。それでも、自分の子供以上にペットをかわいがる人もいるわけで、そういう人にとっては金には換えられない。

加えて、人間向けの医療行為は政府の許認可で規制されているが、ペット向けは緩いので、まず最先端の医療をペット向けで提供、そこからさらに人間に適用という流れも重要。獣医産業190億ドルは、アメリカの医療基礎研究の礎をなすNational Institutes of Health(国立衛生研究所)の総予算に匹敵し、この市場があることで、より一層医療研究・開発が進む、としている。

この「ペット→人間」を実践している会社にAbaxisがある。同社はまず獣医向け血液診断装置VetScanで市場に進出、6億ドルといわれる獣医の臨床診断市場(POC=point of careという。それ以外に、検査機関に送付してテストしてもらう方法もある)でトップになり、さらに今同じ技術を使った診断装置、Piccoloで人間向け臨床診断市場に参入している。VetScanは下の写真のような感じで、アルブミンだカリウムだ血糖だ、と人間でも普通の診断項目。
VetScan

fat_cat

このまま行くと、糖尿病をはじめ各種肥満病にかかりそうな我が家のデブネコ。ベッドの下で日がな一日惰眠を貪っている。今のうちにダイエットさせないと、恐ろしいことに・・・・。

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6 月 16, 2004

セミナーパワーポイント資料

昨日新日本監査法人主催、ベンチャー企業のための株式公開セミナーで話しをしました。人前で話すPublic speakingはいつも恐ろしいですが、なんとか乗り切りました。下記、当日使ったパワーポイントの資料です。クリックすればダウンロードできるはずです。最近のアメリカ・シリコンバレーのIPO統計、VC投資統計、事例など。ご参考まで。
Download seminar040616.ppt

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6 月 14, 2004

理想の英語教育

[インターネットで聞ける英語素材を利用したヒアリング練習サイトListen-ITを作りました。このblogの英語関係エントリーもそちらにまとめてあります(2005年5月)]
私は英語を勉強するのが嫌いだった。暗記科目は退屈なので。しかし、英語を勉強するのは嫌だったが、英語を話せるようにはなりたかったので、泣く泣く勉強した。

嫌々やったせいで、逆に教わり方の問題点が目に付き
「こういう風に教えてくれればよかったのに」
と、後から思ったことがたくさんあった。というわけで、今日は特に「聞く・話す」に関して、
「もし私が今10歳だったらこう教えて欲しい」
という視点での、理想の英語教育です。ご参考まで。

1)12歳になる前に、とことん「耳から聞く英語」を教わる

人間の脳というのは、最初は何でもできるように生まれてきて、その後だんだんできないことが登場する、という発育の仕方をするらしい。やらなければならないことを効率よくできるようになるためには、何でもできる状態は無駄が多すぎるのである。「できないこと」が確立することで、「できること」がすばやくできるようになる。

で、「日常聞き分ける必要がない音を聞き取る能力」がなくなるのは、どうも10歳前後のようだ。このあたりまでに英語圏で暮らしたことがある人は、RとLの差が聞き取れる。13-4歳を越したらまぁNGである。

もちろん、個人差はあって、大人になってからでもできるようになる人もいるんだろうが、私の周りの帰国子女・バイリンガル・トリリンガルな人たちを観察すると、一般的には10歳あたりが峠のよう。

聞き取れない単語の正しい発音を覚えるのがいかに難しいか。VocabularyのようにLとRが混合する単語など、特に超難易度が高い。頭の中にスペルのテロップを流しているような感じだが、未だに時々どっちがどっちだかわからなくなって間違う。vocabularyは「vocab」のところにアクセントがあって、「lary」の方はどうでもいい感じなのでまぁよいのだが、LとかRを強調する単語など悲惨。

というわけで、12歳になる前に、文法もスペルもどうでもいいから、まずは耳から入る英語をひたすら学ばせる。ひたすら歌の練習だけでもいいかも。「ABCの歌」でもブリットニースピアズでもなんでもいい。中身はまぁ適当でいいから、丸暗記で覚えさせる、歌わせる。日本語にない音のところ(th/s, f/h, R/L, g/zなど)は特に重点的に聞きわけらられるまでゲーム形式でやってもいいかも。

このあいだどこかで、
「小さな子供に英語教育をしても無駄。I don't know をI donnoとスペルしたりするようになる」
といったようなことを読んだが、いやはや何を言っているのやら・・・・。。。
「I donnoはI don't knowと書くんだよ」
と教える方が、一生聞き取れない音があるのに比べたらずっとハンディ低いと思うんですが。

2)中学以降は、毎日10分でもいいから毎日リスニングの時間を設ける

普通の英語授業を一こま減らしてもいいから、その分を毎日に分散して、英語の文章を聞き取って穴埋めするとか、聞いたとおりに話すシャドーイングするとか、そういうことをする時間にする。

もちろん、この教育ができる先生を開発すること自体大変だと思う。

高校生のときホームステイから帰ってきてすぐ、英語のリーディングで当たった。当時の私は、日本の人が殆ど聞いたこともないオーストラリア英語バリバリであった。(私がホームステイに行く前など、オーストラリアがどこにあるか知らない」とか、「オーストラリアとオーストリアが同じ国だと思っている」なんてごく当たり前だった。私が行ってる1年の間にオーストラリア観光局が非常に力を入れて日本でPR活動を行い、一挙に人気渡航先になったのだった。帰ってきたとき「えー、オーストラリアに行ってたんだ、いいなぁ」といわれて驚いた。)

さて、リーディングの授業だが、読み始めたはいいものの、いつまでたっても先生からのストップがかからない。普通は、1-2段落で一旦きって訳に入るはずなのに、1ページを過ぎ、2ページ目も半ばになっても何も言われない。変だと思い、スローダウンして、上目遣いにちらちら先生を見ながら読んでいたら、
「あー、どこ読んでるのか、わからない」
と先生が告白。

まぁ、いきなりオーストラリア英語はハードル高すぎだとは思うが、それにしてもどこを読んでるかわからないほどわからないのは、英語教師としてはまずいんじゃなかろうか。

しかし、その辺の問題はテクノロジーでカバーできるはず。インターネットに接続したPCルームがあって、音声で流す教材は適宜配信される、とか。さらに、音声認識を使って、生徒が話した英語がどれくらい正しいか自動採点もできるかも。カラオケ自動採点ゲームのようなものだ。音声認識のコア技術は出来合いのものを使って、あとは採点方法とか、間違ったときの助言とかをカスタマイズすればいい。

この方法のもう一つのメリットは、一人でひっそり英語発音を学べること。
「英語を英語らしい発音で話すのは恥ずかしい」
という、謎の学習障壁がある。私も、上記のリーディングを当てられたとき、日本語風のカタカナ発音で言うべきかどうか迷ったのだが、なんだかそれもわざとらしいと思い、オーストラリア英語のまま押し切ることにしたのであったが、かなり迷った。しかしこの問題も、一人ずつブースかなんかでぼそぼそ練習するんだったら問題ない。

大きいところはこんなところでしょうか。これだけで相当成果に違いがでると思うんだけど。

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6 月 10, 2004

移民的珪素谷

シリコンバレーの住民の40%近くは海外生まれだ。もはやどんな人種がメインストリームなのか、よくわからない。

先週金曜日は、ダンナの会社のCTOがMITのtenureになった記念パーティーに呼ばれていった。

(Tenureは終身教授と訳すのだろうか?tenureになると、首になる心配はないらしく、教授稼業においては大変めでたい昇進らしい。しかし、彼はカリフォルニアに家族も引っ越させて暮らしているのに、なぜかまだMITの教授なのである。)

CTO氏はスリランカ生まれ。スリランカで最初のISPを作ったのも彼なのだそうだ。当日は、CTO氏のスタンフォード時代の同僚が「カメラ係」として写真を撮っていたが、その人は英語に著しく不自由する中国人研究者であった。ダンナの会社のCEOはインド人だし、マーケティング担当のうちのダンナは中国人だし。移民だらけなのは、こういう技術系専門職の人たちだけではない。クリーニング屋は韓国人、マニキュア屋はベトナム人が多い。しかし、さらにバルクで流入して、最低時給の仕事を支えるのがメキシコ系移民である。

というわけで、そうした当地において私が遭遇したメキシコ移民的できごとをいくつか。

1)パン屋的観察
2)アミーゴに追いかけられて涙
3)Palo Altoのブラックホール

1)パン屋的観察

メキシコ人が住んでいる地域のパン屋はめちゃめちゃ安い、という話。Los Altos Bakeryというパン屋で、クロワッサンは1ドル60セントほどするのだが、そこからホンの車で10分ほどのLa Original Bakeryでは65セントである。Originalの方は、メキシコ人移民がたくさん住むアパートが密集したところにあるからだ。

ほぼ同じ金額を出しても、買えるパンの量はこんなに違います。
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クリックすると拡大。StartがOriginal Bakery、EndがLos Altos Bakery。

2)アミーゴに追いかけられて涙

La Originalからもうちょっと北に行ったあたりに、San Antonio Shopping Centerというところがあるのだが、このあたりに朝行くと、メキシコ系移民の男性が大勢たむろしている。まだスタンフォードに留学する前、出張で日本から来た頃、早朝に車で通りかかった。道を間違えたので、一旦方向転換しようと、そういう人たちがたくさんうろうろしている駐車場に車を突っ込んだところ、突然大勢が、何かを口々に叫んだり、手をブンブン振りながら私の車に向かって走ってきた。
「助けてー」
とばかり、蒼白になって車を加速して逃げ出した。

いったいなんだったのかというと、彼らは日雇いの仕事を探してたのだ。日本でも山谷なんかでそういうことがあると思うのだが、当地では普通の人も、庭仕事やら家の修理やらでそういう人たちを直接雇用することがあるので、彼らは私が見込み雇用主だと思い
「俺を雇ってくれー」
と、駆け寄ってきていただけだったのだった。でも、そんな事情は全く知らなかったのであせった。

3)Palo Altoのブラックホール

Stanfordに隣接するPalo Altoという街の、そのまた隣にEast Palo Altoという街がある。ここは、かつては黒人が多く住み、今はメキシコ系移民が大勢住む地である。貧しい街だ(しかし、それでも家を買うには6-7000万円はかかるのがベイエリアの恐ろしいところ)

以前、Palo Altoの中でも、そのEast Palo Altoに程近いアパートに住んでいた。このアパートの玄関の前は、粗大ゴミを置くと、一瞬でなくなる、というブラックホールのような便利なところであった。

East Palo AltoとPalo Altoの間は高速道路で隔てられており、この二つの市を繋ぐ道路は非常に限られている。私が住んでいたのはその一つに面していたので、多くの人がPalo Altoで働いて、East Palo Altoで戻るためにそこを通る。そして、ちょっと使えそうなものがあるとさっさと持って行ってくれる。

使い古した家具は、救世軍などに寄付することもできる。電話するとピックアップしてくれるので便利なのだが、木製のもの以外はだめ、といったルールもあるし、そもそも電話して時間を設定するのも面倒ということもある。そんなときは、アパートの前の道路際に置くと、あっという間になくなる。超便利だった。一度など、ソファーを出して

「そうだ、Freeと書いた紙を貼っておかなきゃ」

と部屋に一旦戻って書いて、テープとその紙を持って出たら、もうソファーはなかった。驚いた。

***

と、こう書くと、メキシコ移民はただただ貧乏なだけなように聞こえるが、彼らだって、社会の階層を登るべくいろいろトライしているし、ちゃんとした教育さえ受ければ十分あがれる可能性はある。既に大人の人でも、英語の授業を無料で受けられたり、またその授業を受けている間のベビーシッターを無料で提供してくれる福祉もある。勉強するのは大変だけど、がんばれヒスパニック!

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ITと生産性向上

<日経産業新聞2004年6月1日に掲載されたコラムです。>

インターネットバブル崩壊を経て、ついに情報技術(IT)による生産性の向上が数字になってあらわれ始めた。

一九八〇年代から米国はばく大なIT投資を続けてきたが、その結果はなかなか数字にあらわれず、ノーベル賞を受賞した経済学者のロバート・ソローは「コンピューターエイジはありとあらゆるところで明らかだが、生産性統計にだけは見えない」とまで言った。

しかしやっとその成果が表れてきたのだ。実に、一九七一年にインテルが最初のマイクロプロセッサーを発表してから三十年以上かかったことになる。

九〇年代後半の生産性向上はニューエコノミーと呼ばれ話題を呼んだが、バブル崩壊とともに、ただの幻想だったと片付けたられたかに見えた。

しかし、九五年から二〇〇〇年のブーム時には年間二・五%に過ぎなかった労働生産性向上率が、二〇〇〇年以降は三・四%に上昇。バブルとは関係ない、本当の長期的な生産性向上が起こっていることが明らかになってきた。

しかし、生産性向上は失業者増という恐ろしい結果をもたらす。少ない人手でより多くの仕事ができるからだ。結果としてアメリカは、景気が回復しているにもかかわらず、雇用がなかなか伸びないジョブレス・リカバリーのただ中にある。

生産性が一%向上すると百三十万人が失業する。米国で過去三年間に失われた約二百七十万の職のうち、そのほとんどが生産性向上によるものとされている。

ITによる生産性向上は、長らくIT産業そのものに限られているといわれたが、現実には多くの分野に広まりつつある。好例は電子商取引の拡大だろう。通常の小売業では三―一〇%しかない利益率は、オンラインでは二〇%を超す。

Shop.orgが五月二十五日に発表した調査結果では、〇三年の電子商取引の売上額は前年比五一%増加の千百四十一億となったが、一方では競争力のない小規模な店舗が米国の街角から姿を消しつつある。

アマゾン・ドット・コムの余波で独立系書店が街角から姿を消して久しいが、さらに今、宝石店が同じ運命をたどり始めた。街の宝石屋の大きな収益源だった婚約指輪の購入者がオンラインに流れているからだ。値段が安いだけでなく、ダイヤモンドの選択に必要な知識もオンラインなら自分で納得いくまでゆっくりと学ぶことができる。

こうして、ITとは全く関係ないように見えた宝石販売という業種にまで、IT導入による効率化が起こり、結果として非効率な仕事をしている人たちは職を失う。

この過酷な生産性向上を是とするか否とするかは、経済が成長し続けると信じられるかどうかにかかっている。「常に新たな技術革新が起こり、新しい産業が誕生する」という信念があれば、生産性向上により職を失った人も、必要なスキルを身につけることで新たに誕生する産業に移ることができると考えられる。

しかし、「新たに移っていくより良い産業が誕生しない」、つまり全体のパイは変わらないまま必要な人間の数だけが減るという「ゼロサム発想」に基づけば、生産性向上は悪でしかない。

あなたはどちらを信じますか?

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6 月 09, 2004

Bio 2004コンファレンス

月・火とBio2004というサンフランシスコで行われているコンファレンスの周辺に行ってきた。「周辺」の意味は、月曜は、コンファレンスにちなんでいろいろな企業・団体が行うパーティーに行っただけで、火曜はコンファレンスに来ているベンチャーと、クライアント企業とのミーティングをしただけで、コンファレンスそのものには行っていない、ということ。

ちなみに、バイオは「製薬」についたファンシーな新名称ではない。製薬は伝統的には化学品を作る産業。バイオでは、遺伝子を利用してたんぱく質を作る。シリコンバレーのGenentechが先駆けとなって誕生した産業だ。薬以外に、農作物の改良にも使われる。改良の結果できた作物が遺伝子組み換え食品。用途が薬の時はred biotech、農業の時はgreen biotechとも呼ばれる。加えて、洗剤などの性能向上のために酵素を作る、という工業用途のバイオもあり、これが密かに注目株だったりする。

今回のコンファレンスはred biotechが主体のもの。以下見たこと・思ったこと、です。

1)世界中から人が集まっている

このコンファレンスはバイオ界のワールドシリーズみたいなもので、ありとあらゆるところから人が集まっていた。昨日会議をした会場のホテルでも、ドアの前では大勢がスパスパとタバコを吸っていて、インターナショナルな集客を実感した。ベイエリアの公共の建物(つまり、個人の家でないもの)の中は禁煙。ベイエリアの人はタバコをすわないし、それ以外でも、アメリカ人のビジネスマンでタバコを吸う人は少ないので、普段はそれほど気にならない。しかしヨーロッパやアジアから来た人はドアの外で休憩をかねてタバコを吸うので目立つ。

Bio 2004主催者発表によれば61カ国、アメリカの49の州、カナダの10プロビンスから1万7千人近くが参加したとのこと。コンファレンス会場に行かずに周囲のイベントに参加したり、コンファレンスに来る会社を目当てに会議をしているだけの私のような人にも大勢会ったので、実際にはもっといるはず。San Francisco市のホテル、レストラン、タクシーはこのコンファレンスで3500万ドル、約4千億円の増益とのこと。

2)少々お門違いのデモが行われている

バイオ研究に反対するデモが会場周囲であり、150人以上が逮捕される事態になっている。デモをしている人の殆どは、遺伝子組み換え食品に反対しているのだが、コンファレンスのメインは製薬目的のバイオであり食品は関係ない。この記事のような感じの、ちょっとすれ違うデモが。

Most of the protesters, such as Kamala Stuart, 53, of Oakland, were demonstrating against genetically modified food. ``They should label the food, if they think it's so good,'' she said. ``We want people to know, to question this stuff.''

But conference organizers said most attendees were affiliated with the pharmaceutical industry.
``This is a protest rooted in ignorance,'' said Jeffrey Feldman, a merchant banker from Philadelphia attending the conference.

3)警備が厳しい

デモを行っている人より警備にあたる警察官の数が多い。パトカーも数多く徘徊、5-6台列になって走っているパトカーも見た。おかげで会場周囲は激しい交通渋滞で、すっかり「細長い駐車場」と化した道路で瞑想にふけることができた。

恐らくテロ対策。ホテルでも、「今は地下のホールでは厳重警戒中のイベントが行われているから入れない」などといわれた。恐らく政府要人などが来ていたのであろう。Bio 2004は、世界中から要人が集まっているので、テロに成功すれば告知効果は高い。プレスリリースにあるとおり、少なくとも15カ国の50人のかなり偉い人(首相や大臣)が集まった。

アメリカでは、「今秋の大統領選前に、深甚なテロが起こる危険大」という諜報情報が公表されており、各種イベントは著しい警備がひかれており、今回の措置もやむなしか。(危険大でもイベントを中止しないガッツが私的には気に入っている。)

3)あちこちでみなアクセクミーティングをしている

いつものことながら、コンファレンスそっちのけであちこちでみな会議を行っている。以前も書いたとおり、

「アメリカの展示会は、会場でブースを見て回るよりも、そこに集まってくる企業とのミーティングを近くのホテルなどでひそひそと行うためにある。広大な国土に分散して企業があるアメリカでは、face to faceのミーティングをするのは結構大変。たった2時間程度のミーティングでも、往復で丸一日つぶれることも多い。東海岸の会社だったりしたら2日はかかってしまう。ということで、対象業界のコア的な展示会では、その業界に属するほとんどの企業が集まってくるのを利用して、一気にこれはと思う多くの企業とのミーティングをこなすのが米国企業がよく使う技だ。」

国土が広く、産業が点在しているのはアメリカの特徴だが、その裏には、移動コスト(時間もお金も)もある。そのせいでコンファレンスに活気が出るというのは副産物か。

4)展示する側は企業誘致、企業側はお客さん、という風情

上記3のせいで、金のかかるブース出展などもうやめて、ただ単に会場の周辺を回ってミーティングをこなしているだけの会社も結構あるのが通常のコンファレンスなのだが、今回のコンファレンスはそれが極まっていて、出展する側は、バイオ企業誘致を狙う世界の自治体が殆どという感も。私は会場は行ってないのだが、行った人からは「あんまり見る製品のネタはなかった・・・・」と聞いた。出展者リストにも世界の自治体、企業誘致団体、リサーチパークなどが名を連ねる。

今回会議をしたベンチャーのうち1社の事業開発担当者は、
「先週木曜から入って、今週木曜までひたすら会議続きだ」
と目をくぼませていた。(コンファレンスは日曜から水曜まで)しかし出展はしておらず。

一方世界の国や自治体はこの記事の通りパビリオンを設け、バイオ産業誘致に気合が入っていた。

The overseas companies and governments are coming to BIO 2004 to convince U.S. companies to consider opening manufacturing plants and research facilities on their shores. They also want to attract investment for their own emerging companies, and to find partners who can help them develop and market their products in the huge and lucrative U.S. market.

Every developed country in the world wants to have a biotech cluster like those in the Bay Area; San Diego; Cambridge, Mass.; and Cambridge, England, says Lorna Jack, the North American director of Scottish Enterprise.

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世界の交流は高まり、その心理的距離は狭まり、産業はグローバルに奪い合う時代になった。insularではいけませんね。

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